作り手たちの祭典「デザインフェスタ」運営者インタビュー!その魅力と20年目を超えたこれからの新たな挑戦とは?

デザインフェスタインタビュー

7万人以上もの人々が集まるアジア最大級のアートイベント、デザフェスことデザインフェスタ、モノづくりを行っている方であればその名前は一度は聞いたことがあるでしょう。アクセサリー、雑貨、アート、ファッション、さらにはバンド演奏まで様々なジャンルのクリエイター約1万名が、一同に集まる一大イベントです。

これまで実際に足を運ばれた方であればわかるかと思いますが、デザフェスの熱気は本当にすごいものがあり、様々なジャンルの商品が展示販売されている様は圧巻の一言に尽きます。

デザフェス
BASEとしても過去数回出展をしたことがあり次回の5月の開催においても、こちらのキャンペーンサイトにてBASEのブース内で出展を行っていただくクリエイターさんを募集しています。すぐに定員に達してしまう人気イベントというだけあって、多くの出展応募を頂いています。(約半年前には応募を締めきってしまうという人気ぶりです!)

昨年20周年を迎えたばかりのデザインフェスタ、出展者クリエイターさん達にスポットが当たることはあっても、その運営を支える中の人のことを知る機会はあまりないのではないでしょうか?そこで今回のBASE STORYではそんなデザインフェスタの中の人であるお二人へ行ったインタビューをご紹介いたします。


運営者から見るデザインフェスタの魅力について

デザインフェスタインタビュー1 ※左:鮫島さん 右:伊藤さん

まずは簡単にお二人の自己紹介をお願いしてよろしいでしょうか?(太字が筆者)

伊藤さん:
こんにちは!私はデザインフェスタの広報をやっている伊藤と申します。デザインフェスタ以外にもこのインタビュー場所であるデザインフェスタギャラリーや新しいイベント「學展」の内容や魅力を多くの人達に伝えています。また出展アーティストへの取材対応なども行っています。

鮫島さん:
はい、僕はデザインフェスタのWEBを担当しています。サイトのデザイン、制作から學展におけるブログの執筆など行っています。デザフェスや學展のサイトをご覧になる方は何かを制作している方ですので、その方々に対して有益な情報を発信できるよう努めています。


ありがとうございます!デザフェスについて詳しくお伺いできることを楽しみにしています。それでは早速ですが、運営者の立場から改めてデザフェスについてご紹介頂いてもよろしいでしょうか?

伊藤さん:
はい、デザインフェスタは1994年の9月に第一回が開催され昨年20周年を迎えたイベントです。「一人ではなかなか作り出せないチャンスを、みんなでやることによって大きなチャンスが生まれるのでは?」という発想の元、スタートしたのがデザインフェスタの始まりです。当時は今に比べ、作った作品を自由に表現できる場が少なかったのですが、デザフェスがそういった場になろうということで始まりました。今は3,400ブースほどの出展ですが、始まりは800ブースほどでした。


おお!そのようなキッカケでスタートだったんですね!今や本当にすごい規模のイベントまで成長したと感じますが、デザフェスの魅力などお二人はどう感じていますか?

デザインフェスタ鮫島さん
鮫島さん:
運営の立場としても、その熱気にはいつも圧倒されています。やっぱり当日の会場の雰囲気はすごいものがありますね。開場の数時間前から長蛇の列ができていたり、なんというか、祭が始まったぞ!というイメージ。来場者にとってはプロアマ問わず本当に様々な作品やクリエイターさんが集まっているというカオスさがデザフェスの魅力の一つだと感じています。

また、出展者としても気兼ねなく自分の作品を展示販売できるイベントだと思います。

「こういったイベントに自分の作品を出してもいいのかな?」と不安をお持ちの方もいるけど、そういった方も安心してもご出展頂けますし、ジャンルだけでなく作品のクオリティなどの対比も一度に会場内で楽しめますね。

僕もBASEとして過去に2度出展したことがありますが、本当にカオスなお祭りという表現がぴったりな気がします。見渡すかぎりユニークな作品が並んでいるだけでなく、ブースの装飾や出展者のファッションも面白いですし、何より来場者の方の面白い商品を見つけるぞ!というモチベーションがすごいと感じます。



デザインフェスタが作り出すさまざまな繋がり

応募開始からすぐに定員に達するなど人気をもつデザフェスですが、出展者の方は主にどういったところに魅力を感じていると思いますか?

デザインフェスタギャラリー

伊藤さん:
そうですね、やはり出展をする理由として作品を展示販売するという以外に、他のクリエイターさんや来場者の方々との交流という点に価値を持っていると感じます。

鮫島さん:
そうですね、それはあると思います。今の時代、作品を作るノウハウや資材の導入コストなどは以前に比べとても安くなっていると感じます。また作品を発表する場所も今は主にWEB上ですよね、デザフェスは作品を作って、世の中に発表を行った後に出せる場所として機能していると思います。

伊藤さん:
やっぱりお客さんと直接コミュニーケーションできて嬉しいという声はよく頂きますよね。また、クリエイター同士の横の交流も活発です。ここで仲良くなって一緒にデザインフェスタギャラリーに出展される方もいますし、デザフェスで出会って結婚することになった方もいます。(※デザインフェスタギャラリーは原宿にあるギャラリーで「毎日がデザフェス」というコンセプトのもと、様々な作家さんの作品が展示販売されています。)


おお!デザフェスがキッカケで結婚とは!それは面白いですね。確かに出展していて思ったのですが、出展者同士のコミュニーケーションは行いやすい雰囲気ですね。


20年目を超えるデザインフェスタが持つ課題

有名人も出展するなど、すごい盛り上がりを感じるデザフェスですが、逆に今の課題などあったりするのでしょうか?

デザインフェスタ伊藤さん
伊藤さん:
出展希望者が増えるのは嬉しいのですが、やはり実施する場の大きさに制限がある以上、全員にその枠を提供することが難しいというのを課題として感じています。多くの人に出展してもらうには場所を大きくするかイベント回数を増やすしかありませんが、すぐに対応できないのが現実問題としてあります。今のブース数以上の応募がきている現在、そこを改善していきたいと強く思っています。

なるほど、、それにしても倍の応募とは、すごいですね..!!次回は41回目の開催ですが随分前からそのような状況なのでしょうか?

伊藤さん:
2年前の38回目くらいからそういった状況になっていますね。やはり理由としてはデザフェス以外にもこのようなイベントが増えてきたことと、SNSやブログなどの普及で作品をインターネット上で誰でも気軽に発表できる場が増えてきたことが挙げられると思います。

鮫島さん:
地方でも作家さん向けのイベントが増えてきていますよね、実際次回のデザフェスも46の都道府県からの出展者がいますし、海外からの参加もあります。


デザインフェスタが打ち出す新たなイベント「學展」

SNSやスマホだけでなくYouTubeなど作り方を学べるツールが増えるにつれ、クリエイターの人口が増えてきている背景がデザフェスの課題に結びついているところなんですね、そういった状況を踏まえて昨年から始まった「學展」というイベントがあるとお伺いしましたがこれはデザフェスとどう違うものなのでしょうか。

學展

伊藤さん:
はい、學展(がくてん)は主に若い方や初めて作品を展示される方を対象とした イベントとなっています。作品の販売やファンとの交流がメインのイベントだったら「デザフェス」、作家同士の交流や、ファンを作りたい、純粋に作品を魅せたいというイベントだったら「學展」という感じですね。新しい何かにチャレンジをしている方、多くの人に作品を魅せたいと考えている方にぜひご出展頂きたいイベントです。

學展は今年の夏8月に開催するのが2回目で規模としてはデザフェスの1/3の規模といったところでしょうか。場所は(デザインフェスタと)同じくビッグサイトです。

鮫島さん:
デザフェスはその歴史が長い分、認知が広まり、半年前には定員に達してしまうなど、最近ものづくりをして初めてデザフェスに出展しようとするもキャンセル待ちで残念、という状況になっているので、ぜひそういった方には學展にご出展頂きたいと考えています。


※學展の公式ムービー


學展には小学生の出展も!?

なるほど、デザフェスに比べより若手のクリエイターにフォーカスしたイベントが學展なのですね、やっぱりその名称通り学生のためのイベントなのでしょうか?

デザインフェスタインタビュー3
伊藤さん:
メインのターゲットとしては学生ですが、学生といっても教育機関に所属をしている方じゃないと参加できないというわけではありません。何かを学んでいる方、新しいことにチャレンジしている方であれば誰でも参加頂けます。そうは言っても第1回を振り返るとやはり学生が多いですね。

前回は美術学校やデザイン系の専門学校の学生さんばかりと思いきや、一般の大学の学生で美術サークルなどに所属している方も多くいたのはビックリでした。

鮫島さん:
それはありますね!特に筑波大学の学生さんのブースには驚かされましたね。VR(バーチャルリアリティ)の研究を行っているゼミかサークルのブースで、ビッグサイトをモデリングしたバーチャルリアリティを楽しめる展示をされていました。運営スタッフみんな行きましたよね 笑

学びやチャレンジをコンセプトとしているイベントなので、學展ではデザフェスにはない最先端の展示が見られるかと思います。


それは確かにすごいですね。アートもありテクノロジーもあり、さらに若い方たちのアイデアやパワーを感じられるイベントというイメージが伝わってきます。ちなみに学校としての出展もあるのでしょうか?

伊藤さん:
はい。學展はデザインフェスタにはない、「キャンパスブース」というエリアがあります。たとえば文化学園大学さんや東洋美術学校さん、またジュエリー制作の学校や服飾の大学などが8月の學展に参加する予定です。

おお、名だたる学校がたくさんご出展されますね。若い方が多いと聞きましたが、高校生による出展などもあるんですか?

伊藤さん:
はい、もちろん高校生も出展されますし、来場者としてしても多いですよ。

ちなみにもっと若い方の出展もあるのでしょうか?

鮫島さん:
昨年の學展では小学生も3組みほど出展していましたね!本当にかわいい感じで、自分で絵を書いたポストカードや紙粘土で作ったお寿司などを販売していました。

伊藤さん:
小学生のブースは人気でしたね、やっぱり自分の作品が売れたことに対する喜びを人一倍感じられていたのが印象的でした。


小学生の出展とはまたすごいですね!年齢制限もないとは..!!親の支援にも関心するばかりです。デザフェスと學展、またデザインフェスタギャラリーもそうですが、それぞれに共通するミッションなどはどういったものになりますでしょうか?



デザインフェスタが掲げるぶれないミッション

デザインフェスタ伊藤さん
伊藤さん:
はい、私たちの軸としては「場所の提供を通じて人と人を繋げる」ということです。デザフェスをはじめ人と人を繋げるという事を念頭において學展やデザインフェスタギャラリーもやっています。

鮫島さん:
そうですね、僕達としてはどうやって出展者と来場者のコミュニーケーションを活性化していければいいかというのはずっと考えています。ここ2,3年はデザフェスの初日が終わった後に交流会を行うなどして、横の繋がりを強くすることも推進していたります。あとは各国の人たちももっともっと絡めていきたいという想いはありますね。

ありがとうございます。仰るとおりデザフェスという「場」で本当に多くの繋がりをこれまで作りだされているかと思います。このデザインフェスタギャリーも賑わっていますよね。



今と昔のクリエイターの表現活動の変化について

リアルな繋がりを作る「場」におけるクリエイターさん達の支援を長らく行ってきたデザインフェスタですが、インターネットの登場によってクリエイターさんたちの表現活動などについてどのように変化されたと感じていますか?

デザインフェスタ鮫島さん
鮫島さん:
やっぱり今はハウツーサイトや動画などで作品作りのハードルがグンと下がっているのは事実ですし、SNSやブログなどのサービスの出現もあって、作品を世の中に出しやすくなってきました。

一昔前のインターネットが出現する前は作品を作ろうとも、作り方をどう調べればいいかわかりませんし、そもそもそういった需要というか、認知が無かったと思います。

伊藤さん:
昔はブランド物など共通のモノを持つのがステータスだったけど、今はインターネットによって人々の趣味が多様化してきており、一点モノの価値があがり、そしてそれはネット上で見つけられるようになってきましたよね。そしてBASEのようなサービスに代表されるように、売れるようにもなってきた。

インターネット上で自分の作品を見てもらえ、また認めてもらえる環境が整ってきたところで、今度はリアルな場での受け皿としてデザフェスが機能していると感じます。

鮫島さん:
そういう流れはありますよね、もともとスタートしたばかりのデザフェスはどちらかというとパンクや裏原などのサブカルの受け皿として機能していたけど今や、アクセサリーや陶器などの雑貨に変わってきた。

伊藤さん:
そうですね、90年代モノを求めていた人々は雑誌などで情報を見てそれを買いに行っていたけど、周囲の情報が増えてくると同時に、様々なモノの選択肢も増えてきた反動で、その商品以外の付加価値を重要視するようになってきたというところなんですかね。モノに付随するその人柄的な側面というか。

確かにその通りだと感じます。BASEで人気の作り手さんの例を見てもその商品やブランドのストーリーをしっかり伝えていますし。

伊藤さん:
様々な商品を簡単に探せて買えるわけですからどう差別化を行っていくかというのか、自分でしっかり考えていかないといけないですね。


ありがとうございます!それでは最後にデザフェス、または學展に出展するクリエイターさんたちに一言お願いします。


デザフェス、學展の出展者さんへのメッセージ

デザインフェスタ鮫島さん
鮫島さん:
色んな人達がものづくりを初めていると思うけど、デザフェスや學展は色々な方々に見に来てもらえる場所なので、ぜひ物怖じせずに展示、販売を行ってくれれば嬉しいです。

伊藤さん:
デザフェス、學展は共に個展とは違って、2日間限りのイベントで非常に多くの人が一度に来ます。ぜひいい機会だと捉えて自身の可能性を色々と試して、自分なりの実験をしてほしいと考えています。不安などもあるかと思いますが、ぜひデザフェスや學展という場を充分に活かしてチャレンジしてください!


ありがとうございました!


以上、デザフェスの中の人である、お二人のお話はいかがでしたでしょうか?

あの規模のイベントを少数の運営チームで全て行っているという事実に大変驚かされました。お二人も話している通り、本当に凄まじい熱気を持つイベントなので、まだ足を運ばれたことがない方は一度行ってみるのをおすすめします。(次回は5月16〜17日開催です)

注目を浴びすぎるが上に出てきた課題についても真摯に向き合い、デザフェスとしても進化をすべくチャレンジを行っているという点も印象的でした。これからの時代を創り出していくクリエイターを支援するイベント「學展」もどこまで大きくなるかとても楽しみです。(BASEとしても教育機関との共同出展を考えていますので、ご興味がある方はこちらまでご連絡ください)

20年以上、「場を通じて人と人を繋げる」というミッションをもつデザインフェスタ、インターネットが当たり前になってきた今だからこそ、その価値がより多くの人を惹きつけているのでしょう。スマホの画面上ではなく、実際のコミュニーケーションを通じて作品の魅力を感じてもらうという体験、そして作家さん同士のやりとりから生まれるクリエイティブなアイデア、そういった新たな価値を生み出すデザインフェスタと學展を、ぜひあなたも今年こそは体験してみませんか?

デザフェスについて
學展について
デザインフェスタギャラリーについて



ライター紹介

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