はじめに

BASEを使って活躍しているオーナーズお招きし、ブランディングのノウハウやファンとのコミュニケーション、ものづくりに対する思想などをざっくばらんにお聞きするクローズドトークイベント「これからのブランドとEC -powered by BASE-」。

今回はチェリーをモチーフにしたピアスで大人気のアクセサリーブランドLiquemのディレクター若月円佳さんにお話を聞きました。本記事はイベントでの大切なポイントをぎゅっと濃縮したイベントレポートとなっています。

 

Liquemを始めたきっかけ

若月さんはもともとプレスの仕事をしていて、商品に付加価値をつけて、それをきっかけに手に取ってもらえることが好きだったといいます。

世界的なブランドでも派手なものやカラフルなものが流行し始めた時期に、Instagramで目に飛び込んできたキャッチーなアクセサリーから着想を得たのがチェリーピアスだったそう。

「Liquem」とは、「Liquid」と「Gem」を掛け合わせた造語。宝石を溶かした架空のカクテルがコンセプトです。ほんのり甘くて、ちょっといい気分になれるカクテル”リキュエム”。身につけた人の気分が高揚するようにとのこと。 オトナでロマンチックなコンセプトが特徴です。

 

ブランドを運営する上で大切にしていること

お客様が増えるにつれて様々な課題が出てくるオーナーズも多いのではないでしょうか。Liquemがブランド運営をする上で大切にしていることをお伺いしました。

「Liquemではお客様に丁寧に接することを常に心がけています。ブランドはお客様からの信頼によって作られていると思うので。SNSでのコメント返しや言葉遣い、売り切れの商品を再販売するときは必ず事前に告知を行うなど、Liquemをずっと好きでいてくれる人を大切にするようにしています。」

また、”Liquemをずっと好きでいてくれる人を大切にする”ためにも、商品のクオリティを高く保ち続けることも重視しているそう。「お客様が増えて大量生産になると、クオリティの管理が課題になります。既存のお客様にも常に満足していただけるよう、良いものを提供する為の環境作りにも力を入れています。」という若月さんのお話に納得のオーナーズも多いのではないでしょうか。

 

商品説明までこだわってブランドのイメージを統一

Liquemのショップページで特徴的なのが商品説明文。商品説明はブランドの個性が出るポイントではありますが、長さ・内容・文調など悩む点もたくさんありますよね。

Liquemでは、商品説明内を通常の商品説明と”Director’s voice”に分けています。説明文にはアクセサリーを構成するパーツや色、コーディネートの提案といった客観的な文章。反対に”Director’s voice” には商品のコンセプトやメッセージなど主観的な内容が綴られています。どちらもシンプルで、ショップページの雰囲気に合ったニュアンスのものが多いです。

“Director’s voice”が生まれたのはお客様からの声があったからなんだとか。「言葉まで読んでくださる方はきっと商品やブランドに興味がある方。だからこそ細部までこたわりを持ち続けたい」と若月さんは話します。

LiquemがSNSに込めるコダワリ

1. ビジュアルに投資することで見え方が変わる

 

 
 
 
 
 
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Liquemでは立ち上げ当初からモデルを使った写真撮影をおこなっているそう。写真やショップページなどのビジュアルにこだわりを持っていると、お客様からの見られ方も変わってきます。

モデルを起用した商品の着用画像は2枚、商品にグっと寄ったものと引きのものをプロのカメラマンに依頼しているのだとか。ブランドイメージを左右する重要な撮影なので、カメラマンやモデルをはじめスタッフのブッキングに力を入れています

ネットショップでは「商品と実物に差があるとお客様の満足度が下がる」という仮説が持たれていましたが、Liquemの場合、Instagramの写真は世界観を体現するために加工を施し、BASEでの商品写真は実物の色などが伝わりやすいものを掲載しているそうです。

ちなみに商品の物撮りはiPhoneを使っての撮影とのこと!ぜひ皆様もチャレンジしてみませんか?

2. タグ付けしてもらいやすさ

新しいブランドが次々と立ち上がるこの時代では、Instagramを使った集客が課題となります。お客様がInstagramにブランドをタグ付け投稿したくなるような商品やきっかけを作ることが大切ですね。

また、リングなどはおしゃれなドリンクの写真と一緒に撮影されたり、新しいネイルと一緒に投稿されるのが増えているそう。

Liquemではロゴ入りのZIP袋に商品を入れて発送するため、袋と商品を合わせて投稿するお客様も多いとのこと。

また、Liquemでは商品の台紙の色を毎シーズン変えています。これによりファンの中には様々な色の台紙を集める台紙コレクターも存在するそうです。

シーズンテーマに合わせた台紙にセットすることでより世界観を伝えられるーー 小さな部分にもこだわりを持つのがLiquem流です。

毎週のBASEライブがブランド運営の原動力

Liquemでは、毎週木曜日の20時からBASEライブを行っています。BASEライブをどのように利用しているのか伺ってみました。

「LiquemではBASEライブ=わざわざAPPをダウンロードしてフォローしてくれるコアなファンが見てくれるもの、という認識で濃い内容を配信する場所として利用しています。BASEライブでは新しい商品をサンプルの状態で早めにお披露目して反応をもらったり、一緒に商品の新色をつくったり、お客様のリアルな声を聞ける場として重宝しています。毎週同じ時間におこなうのってすごく大変ですが、それでもいつも反応が楽しくて、それが原動力になっているんです。」

また、BASEライブでしか聞けないお話をすることもファンとしてはたまらないですよね。Liquemファンの方たちの中では、BASEライブを通じてコミュニティができているのだとか。

毎週続けることで、お客様と丁寧なコミュニケーションが取り続けられる点も、愛されるブランドの秘訣かもしれません。

 

Liquemの考える「ブランド」とこれから

LiquemではBASEライブでお客様にサンプル状態の新商品を公開するなど、コアなファンがよりブランドを好きになるサービスを実施しています。サンプル状態を知っているお客様ほど、できあがりの商品を見た時の感動は大きそうですよね。

「コアなファンがよりブランドを好きになるきっかけにもなっています。」と若月さんは話します。

冒頭にあった”ブランドをずっと好きでいてくれる人を大切にする”ことを突き詰めることこそが愛されるブランドを作るカギなのかもしれません。

Liquemは今後、限定商品やコラボ商品に取り組んでいくのだそう。

 

会場のオーナーズにひとこと

最後に、会場にいらっしゃるオーナーズの皆様へ向けてアドバイスをいただきました。

「ブランドを立ち上げるのはその人しかできないこと。常に高い熱量で発信しつづけるため大変なことが多い反面、お客様からその熱が返ってきたときはすごく幸せを感じます。お客様やファンの方々を大切に、楽しみながらショップ運営をしていくのが良いと思います。」

 

おわりに

今回は、BASEを代表するオーナーズお招きし、ブランディングのノウハウやファンとのコミュニケーション、ものづくりに対する思想などをざっくばらんにお聞きするクローズドトークイベント「これからのブランドとEC -powered by BASE-」にて、大人気アクセサリーブランド「Liquem」を運営する若月さんにお話を聞きました。

「Liquem」で実際に行われているSNS活用術やポップアップショップの開催、BASEライブを使ったお客様とのコミュニケーション方法など、ぜひ参考にしてみてください。

BASEでは、ショップオーナーの皆さまのためになる様々なセミナーやイベントを定期的に開催しています。記事には書ききれない、当日はイベント来場者だけが聞けるお話が盛りだくさんなのでぜひ参加してみてください。