(※2021年2月24日現在、アラート表示はおこなっておりません)
ネットでのお買い物の機会がいちだんと高まってきた現在、クレジットカードでの決済を利用される購入者が増える一方、クレジットカードの不正利用における被害額も大幅に増えています。日本クレジット協会の発表によれば、2019年の被害金額はおよそ256億、2020年も上半期で100億を超え(※)、きわめて高い水準で推移しています。
※出典:日本クレジット協会
そもそも、不正利用って? くわしくはこちら
「チャージバック」とは? くわしくはこちら
残念ながら、「BASE」でのお取引においてもその傾向は見られ、さまざまな方法でオーナーズの皆様に注意喚起をおこなっておりますが、すくなからず被害が発生しているのが現状です。
そんな注意喚起の取り組みの一環として、この2021年2月より、「BASE」ショップ管理画面の注文管理画面・注文詳細ページに、不正利用の疑いがある注文ごとにお知らせを掲載するようになりました。
不正検知のレベルに応じて、2段階のアラートを表示
注文データの分析により、クレジットカードの不正利用の疑いがある注文と検知された場合、該当の注文の注文詳細ページに、レベルに応じて2段階のアラートが表示されます。
– 不正購入の疑いが検知されました

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過去に検知された不正注文とやや似ている傾向のある注文と検知された場合、表示されるアラートです。
注文情報をよく確認し、ほんとうに発送してよい注文かどうかをご判断のうえ、商品の発送処理をおこなってください。
– 不正購入の可能性が高い注文です

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過去に検知された不正注文とかなり近い、非常に高い確率で不正利用と思われる注文と検知された場合、表示されるアラートです。基本的には発送処理をおこなわず、注文キャンセルにすることを強くおすすめいたします。
不正と検知される注文の内容とは?
なお、不正と検知される注文の内容は、たとえば以下のようなものになります(検知内容の一部からの抜粋)。

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– 過去に検知された不正注文と似ている注文です。
– 国外のIPアドレスで決済された注文です。
– 決済されたIPアドレスの国名と配送先の国名が一致しない注文です。
– 一時的に作成された可能性の高いメールアドレスでの注文です。
ここでご紹介したものは、あくまでも検知内容の一部。とはいえ、いずれもとても不正利用のリスクの高い傾向のある条件ばかりです。
いわゆる「捨てアド」などと呼ばれる、誰でもかんたんに作れるフリーメールのアドレスからの注文や、日本国外からアクセスされた注文など。注文がおこなわれた条件自体が不正利用の確率の高いものをこまかく分析し、注文ごとに表示するようにしています。
不正検知表示を参考に、商品発送前にくれぐれもよく確認を
クレジットカードの不正利用の対策として日に日に認知が高まっているチャージバックとは、そもそも購入者(クレジットカード保有者)が安心してカードを使えるよう、不正利用や取引内容への不満が発生したさい、購入者を守るための制度。
つまり、商品を販売したショップ側を守る制度ではありません。最悪のケースになると、商品は発送しているにも関わらず、クレジットカード会社に利用代金を返金しなければならない場合もありえるのです。
「BASE」では、そんな不正利用の被害からショップを救済するための保険「不正決済保証 App」もご用意しておりますが、まずは受注後、発送処理をおこなう前に、注文の不正検知内容をご確認いただくことこそ、もっとも有効な不正利用対策です。万が一の不正利用の被害を最小限に食い止めるためにも、ぜひこのアラートをうまく活用してください。