強固なコンセプト設計や素晴らしい商品開発(仕入れ)、そして愛を込めた顧客対応や継続的な集客活動を地道に行なっていくことでネットショップの売上は軌道に乗っていくものですが、年末商戦やハロウィン、バレンタインなど人々の需要が喚起されるタイミングで適切なキャンペーンを行うことも大切です。(定期的な企画演出は”人の気配”を打ち出し、信頼感を得ることにも繋がります。)
キャンペーンを適切に行えば、新しいお客様の獲得(認知向上)だけではなく、既存顧客の掘り起こし(リピーター獲得)や、在庫処分、売上アップにまで繋げることができますが、あなたならどのような方法でキャンペーンを設計しますか?今回のBASE Uではネットショップにおけるキャンペーン設計の考え方についてご紹介したいと思います。
目次
どういった文脈でキャンペーンを行うのか?
クリスマスや夏休みといった季節ネタからくるものか、それとも売上◯◯突破、ショップOPEN1周年記念といったショップに基づくものなのか、キャンペーンを行う際にはそれを行う何かしらの理由をたてましょう。そのキャンペーンを行う”必然性(=文脈)”をそのキャンペーンのコンセプトとして打ち出すことで人々に受け入れてもらいやすい企画となります。
特に理由もないキャンペーンに人は共感を寄せないものです。後付けでもいいのでそのキャンペーンの軸となる文脈を考え、それを元にキャンペーンのインセンティブなど具体的な概要を考えていくのが大切です。ショップ運営もそのコンセプトが重要なのと同様です。
キャンペーン成功のカギは参加アクションとインセンティブの組み合わせ
キャンペーンの文脈を決めたら後はそれにマッチしたキャンペーン参加方法とそのキャンペーンに参加する理由(インセンティブ)を決めましょう。キャンペーン設計においてはこの見出しにもある通りその参加方法とインセンティブのバランスがとても重要になってきます。例えばキャンペーン参加のためのハードルが高すぎれば誰もそのキャンペーンには参加しない(できない)でしょうし、インセンティブが低すぎてもまたその然りです。
NG例:
キャンペーン参加のハードルが高すぎる:
5万円分の購入者から抽選で◯名様に◯◯◯があたるキャンペーン
あなたの紹介で10名様が購入をしたら◯◯◯があたるキャンペーン
インセンティブが低すぎる:
抽選で10名様に100円のキャッシュバックキャンペーン
期間限定!購入者にもれなくステッカーをプレゼント
上記のようなキャンペーンが開催されていても、あまり魅力的ではないですよね。もちろん出来る限り参加のハードルを下げたり、インセンティブを強くすればいいのですが、そこにもバランスというものがあります。その適切なポイントを見極めるのがキャンペーン設計の肝と言えるでしょう。
キャンペーンの参加方法について
例えばキャンペーンの参加方法としては、そのキャンペーンを行う”目的”をしっかり達成させつつも、できるだけそのハードルを低くすることが重要です。認知向上なのか、顧客単価のアップなのか、リストの獲得なのか、それぞれの目的を達成しつつも可能な限りシンプルな方法に落としこむことが重要です。
キャンペーンの目的例:
認知向上の場合:ツイートやリツイート、Facebookでいいね!やコメントなど
顧客単価アップの場合:3000円以上お買い上げ
リスト獲得の場合:メルマガ登録など
「商品紹介ツイートをRTして、その商品をあてよう!」という認知向上を目的としたキャンペーンはBASEのショップさんもよく行なっている手法ですが、スマホのTwitterアプリからボタンひとつで参加でき、ハードルの低いキャンペーンということで効果的な印象です。参考:簡単に出来る!Twitterを使ったオススメの販促キャンペーンをご紹介
キャンペーンのインセンティブについて
次に、インセンティブについてですが、それを極限まで強くすれば「購入者全員に現金10万円のキャッシュバック」というキャンペーンも考えられるのですが、(大きな反響が得られるのは間違いありませんが)その分のコストや運営を考えると現実的とはいえないでしょう。通常業務にプラスしてのキャンペーン対応となるわけですから、コスト含めそのリソースをどこまで割けるかによってそのインセンティブも変わってくるでしょう。
インセンティブ例とその懸念事項:
値引き、送料無料(赤字にならないか?、お客様にとって魅力的な値引き価格か?)
ノベルティプレゼント(ノベルティのクオリティはどのくらいまで高めるか?数をいくつ用意することでどのくらいの金額が必要なのか?利益を切迫しないか?)
ポイント提供(ポイント管理はどう行うのか?)
キャンペーン特別商品(その商品開発、撮影など行う時間はあるのか?)
以上、まとめると”キャンペーンの目的に則した参加のハードルをどれだけ下げて、そのインセンティブをどれだけ大きくするか”にキャンペーン成功のカギはかかっているといえるでしょう。もちろんせっかくのキャンペーンですから、広告やバナーなどを活用して、その宣伝をしっかり行うのも重要です。ソーシャルメディアへの投稿が参加となるキャンペーンであればその参加自体がキャンペーンの拡散になるので宣伝としては効率的です。
キャンペーン当選者への対応
最後に重要なのがキャンペーンにて当選された方への、対応をしっかり行うことが重要です。しっかりと丁寧に対応することで、その方々はあなたのショップのリピート顧客になりえたり、さらには周囲の友人へショップを宣伝してくれることでしょう。(自分に報酬をあたえてくれるブランドを嫌いになる人はいません)もし可能であればなるべく影響力をもっている方を狙って当選させるのがキャンペーンから最大の投資効果を生むコツかもしれませんね。
以上、いかがでしたでしょうか?クリスマスや年末商戦など特に大きい需要が換気されるタイミングを狙って、あなたなりのキャンペーンを考えてみてください。送料無料設定ができる送料詳細設定Appsや、クーポン発行機能Apps、GoogleプロモーションコードAppsなどがキャンペーンに有効なBASEAppsです。ぜひこちらのページからご確認してみてくださいね。