商品の販売価格を決めるさい、「しっかりと利益を出したい!でもいくらだと買ってもらえるのかな…」と悩んだことはありませんか?

販売価格は、お客さまが商品を購入するかどうかを決めるさいに重要なポイントとなります。

お客さまのためにもショップのためにも、適切な価格設定をしてうまくショップ運営を行っていきたいですよね。

そこで今回は、適切な販売価格をつけるための3つのポイントをご紹介します!

 

目次

1.「原価」を計算する

2.「販売価格」を考える

3.「適切な価格」であることを確認する

 

1.「原価」を計算する

販売価格を考える前に、まずは販売する商品の原価を計算しましょう。

ここでの「原価」は、仕入れ価格や材料費、配送費、梱包材代、人件費など、商品を作るのにかかった費用の合計のことを指します。

ショップ運営を継続していくためには、しっかりと利益を生み出す必要があります。

そのためにも、商品自体の価格だけでなく、配送費や人件費など全ての費用をふくめた原価を出すことがポイントとなります。

たとえば、オリジナルトートバッグを販売する場合の計算方法はこちらです。

<例>
・仕入れ価格:1,000円 × 10点
・仕入れ商品の配送費:500円
・梱包材代(ラッピング袋:100枚で500円):1枚あたり5円 × 10点
・人件費:1時間1,000円 × 2時間(加工作業と梱包に掛かった時間)
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◯合計:10,000 + 500 + 50 + 2,000 = 12,550円
◎原価:10点で12,550円、1点で1,255円
※今回の例では、場所代や光熱費など間接的な費用はのぞいています。
 

この場合、1点あたりの原価は1,255円となりました。

仮に商品の仕入れ価格だけを考慮して1,200円で販売してしまうと、1点あたり55円、10点で550円の赤字となります。

つまり販売すればするほど赤字の数が大きくなることになり、利益を生み出すどころかショップ運営をすればするほど損をしてしまうのです。

販売価格を考える前に、まず大前提として「原価 = 商品の仕入れ価格」ではないということを覚えておきましょう!

 

2.「販売価格」を考える

BASEで商品を販売するさい、販売した商品に対してかんたん決済手数料サービス利用料の二つが掛かります。

そのため販売価格は、原価・手数料・利益の3つを考慮した上で決める必要があります。

下の計算式に当てはめながら、適切な価格を考えていきましょう。

 

<販売価格の計算式>
販売価格 = 原価 + 手数料(かんたん決済手数料 + サービス利用料) + 利益

 

※BASEで商品を販売するさいに掛かる手数料(送料も対象です)

 かんたん決済手数料…(販売価格 + 送料) × 3.6% + 40円

 サービス利用料…(販売価格 + 送料) × 3%

 詳細についてはヘルプページ「BASEかんたん決済に手数料はかかりますか?」をご覧ください。

 

一般的に、販売価格は原価の3〜4倍に設定するのが適切だと言われています。

3〜4倍と聞くと、ちょっと高くないかな?と思う方もいるかもしれません。

ちゃんとお客様に購入してもらえる金額であるかどうかももちろん重要なポイントですが、ここではまず「基準となる販売価格と、ショップの利益を理解すること」だけに焦点を当てて考えてみましょう。

今回は、販売価格を原価の3倍に設定して計算してみます。

<例>
販売価格:3,765円(原価1,255円の3倍) + 送料300円 = 4,065円
手数料(かんたん決済手数料 + サービス利用料):308円
 かんたん決済手数料:4,065円 × 3.6% + 40円 = 186円
 サービス利用料:4,065円 × 3% = 122円
利益:3,765円 – 1,255円 – 308円 = 2,202円

 

商品を3,765円(別途送料300円)で販売すると、そのうち2,202円がショップの利益となります。

さらに以下の計算式をもとに利益率を計算してみると、ここでの利益率は58.5%となりました。

<利益率の計算式>
利益率 = 利益 ÷ 販売価格 × 100

<例>
2,202円 ÷ 3,765円 × 100 = 58.5%
 

販売価格を決めたら利益と利益率の2つを確認して、ショップ運営を継続するために適切かどうかを考えるようにしましょう。

もし、販売価格が高い割に利益率が低く、その値段が適切な価格(後述参照)である場合は、原価を見直しましょう。

仕入れ価格や梱包材代を削減したり、作業時間を短縮したりするなどして原価を抑えることで、同じ販売価格でも利益率をより高めることができます。

 

3.「適切な価格」であることを確認する

利益や利益率を考慮してだいたいの販売価格が決まったら、次は、お客様に購入してもらえる金額であるかどうかを考えてみましょう。

利益という面だけで販売価格を決めても、実際に購入してもらうことができなければ意味がないですよね。

そこで、以下の2つの視点から「適切な販売価格」であるかどうかを確認することが重要です。

販売価格の市場調査

まず1つ目は、同じような商品に他のショップではどのくらいの価格がつけられているかを市場調査すること。

インターネットやSNSなどを使って自分のショップと同じような世界観のショップを探し、どのくらいの価格帯で商品を販売しているのかを確認してみましょう。

仮に、同じようなトートバッグを3,765円で販売しているお店と、5,500円で販売しているお店があったら、お客さまはどちらの商品を購入したいと思うでしょうか。

ショップの世界観など商品以外の要素に共感して高い人を選ぶ方もいるかもしれませんが、同じクオリティの同じようなデザインの商品だとしたら、安い方を選ぶ人が多いはず。

同じような選択肢がある場合でも自分の商品を選んでもらうようにするためには、しっかりと利益は出しながらも高すぎない適切な販売価格を設定する必要があります。

お客さまの立場になって考える

2つ目は、自分が購入するお客さまの立場として、「この商品にいくらまでなら支払ってもよいと思えるか」を考えること。

もし自分の感覚ではよくわからない場合は、家族や友人など周りの人にも訊いてみましょう。

客観的な立場から考えることによって、その商品に対する適切な販売価格を見出すことができます。

ショップの利益とお客さまの立場という二つの視点から見て、どちらにとってもよいと言える価格設定にすることが望ましいです。

 

以上、適切な販売価格をつけるためのポイントを3つに分けてご紹介しました。

ショップ運営のためにもお客さまの購入に繋げるためにも、しっかりと計算をして「適切な販売価格」を設定しましょう!