2016年9月29日にリリースした日本各地域のWeb制作会社や企業・団体とパートナーシップを結び、各地域でのセミナーやコミュニティ活動を通じて、ネットショップ運営の課題を解決するプロジェクト「&BASE(アンドベイス)」。
そのお披露目と発表を兼ねた第一弾となるイベントを、2016年10月12日に福岡市のスタートアップカフェにて開催しました。
今回は遠方で来られなかった方に向けてその模様をダイジェストでお伝えいたします。
まず最初は改めてネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」についてご紹介しました。
ショップのデザインを自由に編集できるHTML編集Appsや買い切りで簡単にリッチなデザインにすることができるデザインマーケット、そして最近当社でも注力しているショッピングアプリについて話しました(実は資金調達のプレスリリースが本イベントの翌日に発表されたのですが、当日は伝えられず残念…)。
また普段は長時間のセミナーでしか話すことがない「ECを取り巻く現状の環境」についてもお話させていただきました。じっくりと時間をかけて調べればわかることですが、皆様、調べる方法がわからなかったり、時間がなかったりするようで改めて日本と世界のEC市場の比較や、店舗型であるBASEとモール型である他のECサービスとの比較、メリットやデリットをお話すると興味津々なようで、熱心にメモや写真撮影をされている姿が多かったのが印象的でした。
その後、ローカルな小商いの実例として、地域おこし協力隊から転身して地元の郷土料理からイタリアン食材をリデザインした商品「ままチョビ」を地元の水産加工会社と連携して販売されているココホレ物産の紹介、福農連携をテーマにソーシャルファームづくりに取り組みグッドデザイン賞も受賞されたマーザージュースの紹介を通して、値下げ合戦などせずとも共創価値(思わず誰かにシェアしたくなる価値)を付加して、商品の魅力に共感して買ってもらうこともできるのでないかというお話をしました。
また「&BASE」オフィシャルパートナーでorite米原に関わっている株式会社バンアンドアーク様、グッドデザイン賞の「MASU MOSS」に関わっている株式会社テクスファーム様、驚異的なスピードでメディアに多数掲載され完売した「メガネ米」に関わっている株式会社mgn様の事例を紹介させていただきました(オフィシャルパートナーの事例に関しては、また別のエントリーで改めて紹介させていただきます)。
そしてイベントはいよいよ、「地域の現状」を踏まえて、どうして「&BASE」のプロジェクトが発足したのかという発表に移ります。
いわゆる「地方創生」として、東京一極集中ではなく、就労や結婚、育児といった課題を地域の特性を活かして解決していこうという動きがあることと、遠くのものを遠くに届けるといったインターネットショッピングが実現可能な特性を利用して、それらの一部分を担うことができる可能性があるのではないか、だからこそ「&BASE」を通して『もっと、もっと、たくさんの方にBASEを使ってまだ見ぬ日本のよき製品、生産物を発信してほしい。 そして日本中の皆様にそのものを知って、届け、触れてもらいたい。』というコンセプトメッセージをお伝えさせていただくとともに、だからこそ地域に根付いた「&BASE」オフィシャルパートナー様やこれからパートナーになってくださる方のコミュニティと、ネットショップオーナー様の商品力をお借りしたいというお話をさせていだきました。
立ち見が出るほどの盛況で、少しでも「&BASE」の気持ちが届けばと思っております。後編ではオフィシャルパートナーであるnottuo株式会社代表取締役の鈴木様と当社BASEの取締役COOである進によるトークセッションの模様をお届けいたします。
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