YouTubeを収益化する方法7選!条件や再生数を増やすコツも紹介

2020.09.27(更新:2024.07.27)

YouTubeはいまや、ネットのカルチャーやビジネスを生み出すプラットフォームとして不可欠な存在です。そうした中で、YouTuberは子どもが憧れる職業として注目を集めています。YouTuberは、基本的には動画に付いてくる広告で収益を上げているのですが、じつは、ほかにもたくさんの収益源を持っています。

この記事では、YouTubeの収益化についてまとめました。話題のYouTubeショッピング機能も含めた収益化の方法や、収益化の条件を満たすために再生数を上げるコツなどについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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YouTubeを収益化する方法7選

動画広告市場はめざましく成長を遂げています。サイバーエージェントの調査によると、2023年の国内動画広告市場規模は6,253億円(昨年対比112%)です(※)。

その中でも、ひときわ存在感のあるプラットフォームがYouTubeです。YouTubeでは広告収入だけでなく、さまざまな手段で収益を獲得することができます。代表的な収益化方法は、次の7つです。

  1. 広告収入を得る
  2. ライブ配信でスーパーチャット(投げ銭)を受け取る
  3. インフルエンサー・アフィリエイターとして企業と提携する
  4. チャンネルメンバーシップを利用する
  5. クラウドファンディングを利用する
  6. メディア向けコンテンツをライセンス化する
  7. <YouTubeショッピング>で商品を販売する

まずは、それぞれの収益の仕組みについて説明していきます。

※出典:サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を発表 | 株式会社サイバーエージェント

広告収入を得る

YouTubeチャンネルでは<YouTubeパートナープログラム>による広告収益と、<YouTube Premium>の月額費用の分配収益を受け取れます。

<YouTubeパートナープログラム>とは、YouTubeに公開した動画コンテンツに広告を掲載することで、その広告掲載料を得るという仕組みです。従来、動画コンテンツにおける広告はテレビCMが主流でしたが、YouTubeの普及により多くの企業が<YouTube>で広告出稿をおこなうようになりました。実際、有名なYouTuberのほとんどは、この方法によって収益を得ています。

一方で<YouTube Premium>とは、有料会員制プログラムのことです。有料会員になれば、広告の非表示化やオフライン再生、バックグラウンド再生などが利用できます。配信者は、非会員が視聴した広告収入と、会員が視聴した<YouTube Premium>からの収入を得られるようになります。

<YouTube Premium>で配信者に配分される収益額は、全会員の総再生時間によって変わる仕組みです。ただし、公式に収益額が公表されていないため、具体的な数字は明記できません。そのため、<YouTube Premium>による収益は、一般的な広告収入に加えたサブ的な収入源としてとらえられています。

ライブ配信でスーパーチャット(投げ銭)を受け取る

スーパーチャットは、ライブ配信中に視聴者からコメントや支援金を受け付けられる、YouTubeの機能です。いわゆる「投げ銭ライブ」と呼ばれるもので、この支援金が収益となります。

広告収入では「広告主→<YouTube>→配信者」という流れでお金が動いていましたが、このスーパーチャットでは、「視聴者→<YouTube>→配信者」という流れで収入を得ます。再生数に連動して収益額が決まるわけではない点が特徴です。

スーパーチャットはライブ配信中での収益化のため、活用している方は限られています。しかし、うまく機能すれば、想像を超える収益を獲得することも可能です。たとえば日本のスーパーチャット収益ランキングでは、V Tuberが上位を占めています。2024年6月時点でTop5に名を連ねる V Tuber の累計スパチャ金額は、なんと3〜5億円です。なお、全世界のランキングで見てもTop10のうち7つのランクを日本のV Tuberが占めています(※)。

ただし、スーパーチャットで収益化するためには、以下の制約が設けられています。

  • – <YouTube>への手数料が30%
  • – 視聴者の支援金額は、1人につき1日最大50,000円まで

そのため、スーパーチャットで収益を獲得するには、チャンネル登録者や視聴者数を増やす必要があるでしょう。

※出典:PLAYBOARD

インフルエンサーやアフィリエイターとして企業と提携する

YouTubeを見ていると「PR案件」というものがあることに気づくかと思います。

これはその名の通り、企業などから報酬を得る代わりに、その企業の商品やサービスをPRするというものです。これも大きな収益源となります。

費用の目安はフォロワー数×2~4円ともいわれますが、実際には視聴者に対する影響力やジャンルなどによっても変わってきます。

このPR案件を受ける方法としては、事務所に所属するというのもありますが、概要欄に連絡先を記載しておけば直接連絡をくれる企業もありますので、まずは連絡先を掲載することからはじめてみましょう。

チャンネルメンバーシップを利用する

チャンネルメンバーシップは、視聴者がそのチャンネルのメンバーになることによって、配信者が用意した特典を受けられる仕組みのことです。

メンバーとなった視聴者は、メンバー料金として、毎月料金を支払います。このメンバー料金が収益になる、というわけです。

配信者は、チャンネルメンバーレベルを5段階で設定することができます。そのレベルに応じた月額料金と特典を設定が可能です。

チャンネルメンバーシップで得られる収益には、以下のような制約が設けられています。

  • – <YouTube>への手数料が30%
  • – 月額料金は90〜6,000円まで設定可能

メンバーシップは、いまや多くの有名YouTuberが活用しています。しかし、毎月固定費を支払ってもらうファンクラブのような形態のため、ある程度登録人数が増えてからでないと難しいでしょう。多くの人に利用いただくためには、「お金を払う価値がある」と思ってもらう必要があります。

ここでの収益化を目指すのであれば、多くのメンバーシップを抱えるYouTuberが、どんな価値を提供しているのか、観察してみましょう。

クラウドファンディングを利用する

YouTubeにクラウドファンディング機能が存在するわけではないものの、動画の企画のために資金を集めるためにクラウドファンディングを活用するのも1つの方法です。

クラウドファンディングとは、事前に提示した特典と引き換えに資金を募る方法のことで、メンバーシップとも少し似ています。しかし、メンバーシップはYouTubeの機能を使っていますが、クラウドファンディングでは外部サービスを利用する方法です。さらに、メンバーシップはYouTube上で会員限定コンテンツも配信できる一方で、クラウドファンディングではYouTube上のコンテンツが基本的にすべての視聴者に開かれています。

クラウドファンディングサービスは、日本国内では「CAMPFIRE」が有名です。海外では「Patreon」というYouTuberやミュージシャン、Webコミック作者に適したプラットフォームも使われているため、目的にあわせて選ぶといいでしょう。

メディア向けコンテンツをライセンス化する

YouTube上にアップした自分のコンテンツを、ライセンス化して収入を得る方法もあります。YouTubeにおけるライセンス化とは、TV番組やネットニュースなどでの使用権と引き換えに、金銭を受け取る仕組みです。

動画がライセンス化しやすいかどうかは、ジャンルによって変わってきます。ペットや子どもの可愛い動画や、事件・災害など時事的なトピックに関する映像などが利用されやすい傾向にあります。

ただし、収益は二次利用されるタイミングでしか発生しません。一時的なものであるため、長期的な収益化の手段としては向かないでしょう。

<YouTubeショッピング>で商品を販売する

YouTubeを起点に、自分の商品を販売して収益を上げる方法です。このパターンでは、下記の2つの方法で収益化が可能です。

– YouTubeグッズ紹介機能を利用したグッズ販売
– 自分のネットショップに誘導してグッズ販売

YouTubeからグッズ紹介機能を利用するには、YouTubeパートナープログラムの利用要件を満たす必要があります。ただ、この機能はあくまでも簡易的なもので、YouTubeショッピングに対応したネットショップ作成サービスと連携する必要があります。

そのためグッズ販売で収益化するのであれば、2番目に挙げた「ネットショップでの収益化」も必要です。ネットショップ作成サービスを利用して、自分だけのショップを作成し、<YouTube>の概要欄などからリンクを飛ばせば、収益化の動線が完成します。

たとえば、ファッション系YouTuberであれば、オリジナルTシャツを制作して販売する、といったケースもあるでしょう。筋トレ系のYouTuberであれば、オリジナルサプリを開発し、ネットショップへ販売、ということも可能です。

ネットショップ作成サービスのBASE」は、ネットショップと<YouTubeショッピング>の連携サービスを提供しています。ストアフロント型のECプラットフォームの中でも、Youtubeショッピングと連携できる数少ないサービスです。

ネットショップで取り扱っている商品のカードを動画内に掲載できるほか、ショッピングタブからネットショップと同じように商品を一覧表示することも可能です。このようにネットショップと連携して<YouTube>を集客装置として利用することで、グッズ販売での収益化が実現します

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YouTubeを収益化するための条件

YouTubeから広告収入を得るには、<YouTubeパートナープログラム>に申請し、許可される必要があります。加入条件は次の3つの条件を満たすことです(2024年6月時点)。

  1. チャンネル登録者数が 500 人以上
  2. 直近 90 日間にアップロードした有効な公開動画が 3 本以上
  3. 動画の総再生時間に関するいずれかの条件を満たすこと
    (A)直近 12 ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が 3,000 時間以上
    (B)直近 90 日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が 300 万回以上

その他、ポリシーに違反していない、二段階認証されているなど細かなことはありますが、重要なのは上記の項目です。

この収益化条件を達成する前に挫折する方も多いので、しっかりと戦略を練って取り組むことが重要です。

審査についてもこちらのページに詳しく載っているのでご確認ください。

YouTubeを収益化するために再生数を増やす方法

YouTubeチャンネルで収益化をはじめるには、一定以上の再生数が必要です。そこで、YouTubeで動画の再生数を増やすために効果的な取り組みを紹介します。

動画のタイトル・サムネイルなどを工夫する

タイトルには、視聴者が検索しそうなキーワードを1〜2個含めましょう。サムネイルには思わず目を引く画像を設定することで、動画をクリックしてもらいやすくなります。

ただし、無関係なキーワードを入れたり、動画の実態とあっていないサムネイルを設定したりするなどの釣り表現はNGです。視聴者にネガティブな印象を与えるため離脱率が上がってしまい、チャンネル登録につながらず、逆効果になってしまうでしょう。

トレンドに沿ったテーマを取り入れる

YouTube内だけでなくSNSもチェックしながら、最新のトレンドを素早く取り入れた動画を作ることで、多くの人の目に留まりやすくなります。

たとえば話題になっている映画・ドラマの感想、流行っているレシピを実践したり、食べ物・飲み物の食レポをしたりなどのアイデアがあります。ただし、多様化が進んでいる現代では、トレンドも世代によって細分化されているのが課題です。そのため、ターゲットを絞り込んで、何に興味を持っているかをキャッチアップしていくといいでしょう。

再生リストを作成する

たまたま動画が目に留まった視聴者に他の動画も見てもらうには、再生リストが効果的です。再生リストとは、複数の動画を集めたプレイリストのことで、誰でも作成できます。再生リストを活用すると、関連性の高い動画への導線を作成可能です。関連性の高い動画へと誘導することで、チャンネルのファンになってもらいやすくなります。チャンネル登録やメンバーシップへの加入もしてもらいやすくなるでしょう。

著名なYouTuberとコラボする

チャンネル登録者数や各SNSのフォロワー、知名度の高いYouTuberとコラボすることで、新しい視聴者との接点を持てます。ただし、無名の状態で著名なYouTuberとコラボするには、もともと交友関係があったり、相手にとってのメリットを提供できたりしないと難しいでしょう。

「YouTubeはスタートしたばかりで登録者数は少ないけれど、Instagramでは数万人のフォロワーがいる」「自社の生産ラインを擁していてコラボ商品を発売できる」など、自分に提供できる価値がないか振り返ってみたうえで、適切なコラボ先を見つけてみてください。

インスタグラムでフォロワーを増やす14の施策!「発見」タブの攻略がカギなワケとは?

情報カードを利用する

情報カードとは、動画内に挿入するクリック可能なバナーのことです。代表的な情報カードには、動画の終わり際に出てくるチャンネル登録ボタンや関連動画などもがあります。それだけでなく<YouTubeショッピング>を利用していれば商品へのリンクを貼れるため、動画で気になった商品を視聴者がすぐにチェックできるので購入につながりやすくなります。

YouTubeの収益を確認する方法

<YouTubeパートナープログラム>に加入していると、YouTube アナリティクスの [収益] タブから過去6ヶ月の収益レポートを確認できます。収益レポートでは広告収入だけでなく、以下のような収益源も対象です。

  • <YouTube Premium>のインプレッション収益(RPM)
  • メンバーシップ
  • スーパーチャット(Super Chat / Super Stickers)
  • YouTubeショッピング(コネクテッド ショップ)
  • ショッピング アフィリエイト など

※出典:YouTube の収益を確認する – パソコン – YouTube ヘルプ

YouTubeを収益化する際の注意点

収益化するには、再生数やチャンネル登録者数などの条件を達成する必要があります。チャンネルを運用していくうちに自然と視聴者が増えるのが理想的ですが、思い通りに伸びないケースの方が多いでしょう。その場合は、視聴者を増やすための施策が必要になります。

さらに、広告収入だけでなく、スーパーチャットやネットショップでの収益化などにも力を入れると、動画コンテンツの方向性が変わっていってしまうかもしれません。こうした変化をもともとの視聴者が不快に思い、離脱してしまうリスクがある点には注意が必要です。

YouTube収益化による視聴者離れを防ぐコツ

YouTubeの収益化を達成しても、既存の視聴者が離れていってしまうと、期待できる収益額も下がってしまうでしょう。そこで、既存の視聴者を大切にしつつ、収益を増やすコツを紹介します。

情報カードは適切なタイミングにのみ表示する

チャンネル登録や関連動画の視聴、商品購入などをしてほしいからといって、動画に何度も情報カードを表示すると視聴者をうんざりさせてしまいます。そのため、適切なタイミングで最低限の秒数だけ表示するのがポイントです。

概要欄にもリンクを貼る

視聴者が情報カードの内容を後から見返したくなったときに、動画を見返したりシークバーを操作して巻き戻したりするのは手間がかかります。そうした手間を抑えるために、概要欄に動画内で紹介したカードの内容へのリンクを貼ることで、動画を視聴し終えた後に落ち着いて見てもらえるでしょう。

YouTube以外のプラットフォームも利用する

積極的な売り込みをする場所として、YouTube以外のプラットフォームも設けておくといいでしょう。SNSも有効ですが、SNSで宣伝ばかりすると動画にのみ興味がある視聴者が離れてしまうリスクもあります。そうしたリスクを避けるために便利なのが、ネットショップです。

ネットショップ作成サービスのBASE」であれば<YouTubeショッピング>と連携できるうえ、HPのように自分だけのネットショップを手軽に作成できます。商品に興味がある人向けの情報はBASEで作成したネットショップで紹介する、といったゾーニングもしやすいのが魅力です。

オリジナルグッズの販売ができるサイトのおすすめは?注意点や知っておきたい法律も

「YouTube ショッピング連携」の使い方

まとめ

今回はYouTubeの収益化について紹介しました。YouTubeの収益というと広告収入やスーパーチャット、メンバーシップなどが思い浮かびますが、ストアタブでの商品販売やクラウドファンディングをはじめ収益化の方法はたくさんあります。自分のチャンネルにあった方法を選んで、収益化を目指してみてください。

ただし、収益化の方法によっては視聴者が離れていってしまうリスクもあります。視聴者にとってノイズになりすぎないよう、タイミングや場所を見極めながら収益化手段についての情報を案内するといいでしょう。

ネットショップ作成サービスのBASE」でも、YouTubeのショッピング機能との連携サービスを提供しています。日本国内のネットショップ作成サービスで、YouTubeのショッピング機能と連携できる数少ないサービスです(2024年6月時点)。YouTubeの収益化を目指す方は、ぜひBASEを活用したストアタブでの商品販売も検討してみてください。

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