今や、ネットショップでの集客や購入の後押しに欠かせないツールである、FacebookやInstagramなどのSNS。
「SNSを上手に使って集客・販売を促進させたい」というショップ様のために、フェイスブック ジャパン社とBASEショップオーナーをお招きしたセミナーを8月19日(月)に開催しました。
今回はその様子をお届けします。
国内ユーザーの70%がストーリーズを利用している!最新のInstagram事情
まず、Facebook / InstagramによるEC企業のマーケティングをサポートしている、フェイスブック ジャパン社の渡邊様より最新のInstagram事情についてお話いただきました。
渡邊様:毎日Instagramを使う利用者のうち、70%がストーリーズを利用しており、世界のなかでも日本は利用が進んでいる国と言えます。
また、ショッピング機能の利用も盛んで、ショッピングタグから商品詳細ページを見ている利用者が、非常に多い国でもあります。
Instagramの利用者は女性が多いイメージを持たれがちですが、2018年時点の調査では、国内利用者のうち男性も43%いることがわかっています。
Instagramショッピング機能の活用方法
通常、Instagramショッピング機能を使うにはFacebookピクセルの設定が必要になります。
BASEで「Instagram販売 App」をインストールしている場合、自動的にFacebookピクセルの設定が完了しているため、かんたんにショッピング機能と連携することができます。(詳しくはこちら)
Facebookピクセルは「自分のショップの商品を閲覧、購入しているユーザーを把握してくれる役割」があります。
そのため、Instagram広告への掲載もスムーズに行うことができますよ。
ちなみにショッピングタグをつけている投稿が9つ以上あると、プロフィールページにショップタブが表示され、利用者が商品の一覧を見られるようになります。
Instagram広告の効果的な運用術
Instagram広告はフィードへとストーリーズのどちらに掲載するか、選択することができます。
また、フィードとストーリーズに同時に配信することも可能です。
たとえばストーリーズ広告は全画面にクリエイティブ(動画)が表示されて没入感が高いため、世界観をアピールするのに適しているなど、それぞれ特徴はありますが、「商品を買ってもらいたい」「ブランドの認知向上」などの目的に合わせて選ぶことが大切です。
また、両方に表示させてみてテストを重ね、改善していくのもおすすめです。
同時にターゲットも設定するようにしましょう。
▼効果的なフィードへの投稿方法
押さえたいポイントはこの3つ。
フェイスブック ジャパン社提供
1.モバイル画面では、多くの投稿を高速でスクロールするユーザーの動向を踏まえて、はじめの3秒で注意を引くことが非常に重要です。
2.商品の値段やセール情報を掲載できる場合は、クリエイティブ(画像)に掲載するとより目を引きます。
3.一瞬で情報が入ってくるよう、クリエイティブは一番伝えたいことにメッセージを絞り、一貫性を持たせることが大事です。
▼効果的なストーリーズの投稿方法
フェイスブック ジャパン社提供
渡邊様:通常、ストーリーズでは認証バッジが付いているか、一定数以上のフォロワーがいないとリンクを付けることができません。
ストーリーズに広告を掲載する場合は、フォロワーの数に限らずリンクを付けることができるため、先ほどご紹介した3つのポイントに加えて「導線の強化」も意識してみましょう。
また静止画と動画、両方のクリエイティブを使ってみることもおすすめです。
※86%の確率で、どちらも使った方がパフォーマンスがよかったという結果が出ています。
Instagram広告は、静止画を好む利用者には静止画、動画を好む利用者には動画を推奨してくれるアルゴリズムがあるため、自動的に判別して出し分けしてくれますよ。
「セミナーレポート:Instagramを活用した売上UP術〜後編〜」では、実際にBASEを利用しているショップオーナー様から寄せられた質問や、使える活用術をご紹介いたします。
あなたのショップの集客数や購入率を上げるヒントが見つかるはずです。
※フェイスブック ジャパン社 2019年8月調べ