- Instagramでの集客の伸び悩みを感じて、Google 広告をスタート
- 1ヶ月に5万円の広告費で104万円の売上につながり、予想を大きく超える売上に
- Google 広告で成果を伸ばすコツは、「ネットショップを利用するお客様の行動を知ること」
- Google 検索で上位表示されるページを参考に、自分のページをメンテナンスしていくことで、広告効果も上がっていく
BASEでは、Google 広告を使って、ショップの売上を伸ばすための拡張機能「Google 商品連携・広告 App」を提供しています。
今回、「Google 商品連携・広告 App」を活用しているショップオーナー様に、Google 広告を利用したきっかけや成果などについてうかがいました。
お話を聞いたのは、火を取り巻くアウトドアアイテムを専門に扱う<iLbf>のオーナー、堀之内健一朗さん。
2021年10月から「Google 商品連携・広告 App」を使いはじめ、着実に売上につなげています。いったい、どのように広告集客を成功に導いたのでしょうか?
目次
ショップ情報
<iLbf(イルビフ)>のショップ名の由来は、「I Love the bonfire.(私は焚火が大好きです)」の頭文字。火の周りには自然と人が集まり、会話が生まれる。本来、人と人とがつながるうえで欠かせない焚火空間を提供するために、薪ストーブやランタン、薪、燃料など、厳選したアイテムを販売しています。
ショップサイト:<iLbf>
BASEの魅力は、実店舗を運営しながら「片手間」でできる使いやすさ
——<iLbf>さんは、埼玉県三郷市にお店を出されていらっしゃいますね。
2016年10月に、実店舗をオープンしました。そこでは、商品をただ売る場所ではなく、焚き火カフェや、都市型の大規模焚き火場「たきびふ」を企画するなど、「場づくり」にも力を入れています。
——今では、<iLbf>さんは焚き火マニアやキャンパーの聖地とも言われて、大人気ですね。BASEショップは、どんな理由ではじめられたのですか?
BASEショップを作ったのは、店舗に来られないお客様にも、「<iLbf>の商品で火を囲む体験を楽しんでもらいたい」という気持ちからでした。
ただ、最初から「オンラインショップをやろう」と思っていたわけではなくて。むしろ、お客様と「対面で接客する」をたいせつにしてきたから、「通販でかんたんに売りたくない」という逆の気持ちもありました。
——人と人との「つながり」にこだわる<iLbf>さんらしいですね。
そうかもしれません。だから、オンラインショップをはじめる時期は、すごく考えましたね。
まずは、実店舗で<iLbf>の名前やコンセプトを、ある程度の人に知ってもらってから、オンラインショップをはじめることを決めました。
認知度の把握には、Instagramのフォロワー数を参考にしました。
アカウントを立ち上げた最初のころのフォロワー数は、500人くらいでした。1万人を超えたころから、来店されるお客様の数もグッと増え、そろそろオンラインショップに挑戦してもいいかな、と思えるようになりました。
<iLbf>のInstagramアカウント。2023年4月時点でフォロワー数2.4万人
BASEは、操作がかんたんで、初期費用もかからないので、はじめやすいですね!とにかく、ラクに自分のやりたいことができる、理想的なネットショップです。
リピーターだけでは、伸び悩むときも。Google 広告に期待したのは「新しい風」
——<iLbf>さんが、BASEショップをはじめたストーリーがよくわかりました。ネットショップをスタートしたあと、Google 広告の運用をはじめたお話も聞かせてください。
BASEショップを開設して、すぐにInstagramのフォロワーさんがチェックしてくれて、順調に売上は伸びていきました。
Instagramのフォロワーさんは、新商品の入荷やキャンペーンといった最新情報をいつも見てくれていて、お店からの情報発信に敏感に反応してくれます。「認知度を高めてからオンラインショップをはじめる」という順番は、間違っていなかったですね。
ただ、しばらくすると、突然BASEの売上が伸びなくなってしまいました。リピーター中心の集客では、伸び悩みの時期を迎えていました。
そんな伸び悩みを乗り越えるのに、まったく新しい人に<iLbf>を知ってもらう、新規開拓の必要があると思い、Google 広告をはじめました。
<iLbf>のような、「火」に着目したコンセプトの店は、ほかにありませんでした。ライバルが少なく、広告を出せば、きっと効果も大きいだろう、と予想していました。
——Web上で新しいお客様を増やすことに、抵抗はなかったのでしょうか?
オンラインでの対面の接客はむずかしいですが、「お客様である」という意味では、実店舗に足を運んでくれる人となにも変わらないと思っています。
「インターネットで、ほしい商品を検索して<iLbf>のBASEショップにたどり着いた」というお客様の行動と、「車に乗って実店舗まで来てくれて、店のドアを開いてくれた」というお客様の行動は、まったく同じものだと思っています。
▲Google で検索すると、検索キーワードに関連したショッピング広告が表示される例
Google 広告をはじめて1ヶ月目で、104万円の売上を達成!
——Google 広告による効果はいかがでしたか?
2021年の10月にGoogle 広告の運用をはじめて、初月からさっそく変化がありました。1ヶ月5万円の広告費で104万円の売上につながり、予想を大きく超える売上に、ちょっと驚きましたね。
——1ヶ月5万円の広告費で104万円の売上ということは、ROASは2,000%以上……すばらしい効果ですね。
全国的に、入手困難な商品を扱っていたことも大きかったですね。当時は、日本中から問い合わせが殺到して、たいへんなことになりました(笑)。
たとえば、冬キャンプで、テントのなかでのストーブの安全性を確認する「一酸化炭素測定器」は、とても多く検索されて、売上につながりました。ほかにも、広告経由では、シュラフや石油ストーブが、安定して売れています。
https://ilbf.kawaiishop.jp/items/47355093
Google 広告をはじめたら「今までとまったく違う流れを感じる日が、きっとくる」
——逆に、Google 広告で、失敗したエピソードはありますか?
Google 広告に登録していたクレジットカードの有効期限が切れていて、1ヶ月ほど出稿が止まってしまったことがありました。「なんだか最近、売上が落ちてきているような……」と違和感をおぼえてから、それに気付いたという感じです。
——それは、たしかに気をつけるべきポイントですね。ほかに運用のコツはありますか?
ネットショップを利用するお客様の行動を知ることが、とても重要になると思います。
そのために、自分たちがいちばん売りたい「自信のある商品」を、ネットで検索して上位表示される競合サイトのページを参考にします。
上位表示されるページは、商品名や商品説明などの文章や写真が、お客様のニーズとマッチしているページといっていいでしょう。定期的に確認して、自分のページをメンテナンスしていくことで、広告効果も伸びていくと思います。
- 商品タイトルに、商品選びの参考となる魅力や特徴を増やす(例:カテゴリ・ブランド・サイズ・カラー・素材など)
- 商品説明文に、セールスポイントをしっかり書く(例:軽量)
- お客様のニーズを満たす画像を入れる(例:利用イメージ・クリックしたくなるインパクト)
——さいごに、Google 広告の運用に成功している先輩ショップオーナーとして、これからはじめようと考えている方にメッセージをお願いします!
どれだけ魅力的な商品を扱っていても、お店の存在を知ってもらえないうちは、スタートラインにも立てません。そのためには、広告がたいせつ。いろんな広告がありますが、Google 広告は、少ない予算で手軽にはじめることができます。
「むずかしいことをせず、Google の機械学習にまかせておくだけで、ほんとうに効果があるの?」と半信半疑な人もいると思いますが、とりあえず一度試してみてください。
今までとまったく違う流れを感じる日が、きっと来るはずです。
「Google 商品連携・広告 App」の特徴
- Google で、EC向けの広告「ショッピング広告」を配信できます
- Google のショッピング枠と、BASEのショップや商品の情報を連携できます
- めんどうな広告設定や、広告文の作成が不要。Google 広告をかんたんに配信できます
- 毎日何億人ものユーザーが利用しているGoogle で商品をアピールできるようになり、新たなお客様を獲得し、ショップの売上をさらに伸ばせる可能性があります
機能の詳細、利用方法については、「Google商品連携・広告 App」をご覧ください。