日本全国の小商いを活性化させるためのプロジェクト「&BASE(アンドベイス)」のオフィシャルパートナーの紹介を行うインタビュー。今回はその名もズバリな株式会社ネットショップ総研の鈴木さん・福井さんにお話を聞きました。
——”ネットショップ総研”という名前がズバリですが、改めて御社のことを教えてください。
福井:株式会社ネットショップ総研は社名の通りネットショップにまつわる顧客行動心理を分析・研究・販売に繋げることを至上命題として活動しており、研究結果はいくつかのサービスを通じてクライアント支援に提供しています。
——特にどのような分野に精通しているんでしょうか?
ネットショップ総研は研究結果や運営ノウハウを基にネットショップのコンサルティングや運営代行をメイン事業としています。
”思うように売上が伸ばせない” ”どのように運営を行っていくのか社内にノウハウが無い”といった場合に相談をいただくケースが非常に多いです。
売上が伸びない場合の主因は戦略にあり、場当たり的な運営ではなく、計画に基づいたPDCAサイクルを回していくことが重要です。
売上が伸び、組織が大きくなってくると中小規模ではあまり目立たなかった問題も出てくることもあり、組織の人員を育てる人材研修サービスも提供しています。
——そういえば、BASEを使って「メタルインターン」というユニークな試みも実施されていましたね。
鈴木:2013年に”メタルにある速弾きという文化からメタル好きは真面目で几帳面な人間が多い”という仮説の元、メタルインターンを実施し、200名以上の応募をいただくという想像以上の結果を得られました。
そして、メタルインターン生たちが自身で商材選定とEC販売を実体験するプロジェクトとして生まれたのが『激辛スパイス本舗』です。
世に蔓延る激辛ソースの中でも最上級に位置するのがこの「デスソース」で、激辛好きの間で評判になっています。
デスの名がつくとおり、メタルとの親和性が非常にありメタル界隈でも人気があるソースとなっております。
また当時、認知を得るためにプレスリリース配信も行ったのですが、世界最高峰の辛さを誇る「マッドドッグプルトニウム」を取り扱う店舗がなかったこともあり、プレスリリース配信が功を奏してYahoo!ニュース掲載までに至りました。
その結果、一気にアクセス数が上昇し全国に生息する激辛ファンに認知され購買が増え、一時期は即完売となりました。
こういったプレスリリースとテキスト領域に”激辛ソース”などのSEOワードを入れ込んでおくことも、SEO上位掲載の秘訣の一つです。
——実際にBASEを使ってみてどうでしたか?
福井:とにかく低コストで立上げが凄く早いですね。「BASE デザインマーケット」でデザインテンプレートを購入すればあっという間に見た目も良いサイトが出来上がるものよいです。
さらに昨今必須のモバイル対応も出来ていて費用が1万円かからないのはネットショップを開始するに当たり事業者にとって大きなメリットですね。
浮いた予算は写真撮影や集客の費用に回してスタートダッシュできるのがよいです。
——ネットショップ総研の今後の展望について教えてください。
福井:これまでは楽天市場やYahoo!ショッピング等の大手ネットショッピングモールに出店している事業者様の支援が多かったのですが、昨今はBASEを使ったスモールスタートの事業者様からの相談も増えてきています。
事業者様、BASE、&BASEパートナーで連携し得意分野を活かし合うことでシナジー効果を発揮し世の中にインパクトを与える成功ストアを増やしていきたいですね。
また支援の中で得たノウハウについては研究成果として可能な限り世の中にフィードバックしていき、消費者・事業者・プラットフォーマー・支援業者のいずれもがネットショッピングを通じて豊かになれる未来を創造していきたいと考えています。
また「ECの愚痴」という相談窓口を設けており、お寄せいただいた愚痴には相談者様の気持ちになって考え可能な範囲でアドバイスしています。無料サービスなのでぜひご利用ください。