ECサイトの運営に向いてる人とは?特徴や活かせるスキルについて解説

2024.05.30(更新:2024.08.12)

インターネットを通じた買い物が当たり前になった現代。個人や少数精鋭の企業でもECサイト(ネットショップ)を開設し、運営できるようになりました。しかし、すべての人が成功するわけではなく、運営に悩みを抱えている人が多いのも事実です。

この記事では、ECサイト運営に向いている人の特徴について解説します。具体的なECサイト運営の仕事内容活かせるスキルおよび資格初心者がECサイトを運営するためのポイントなども紹介しますので、参考にしてください。

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ECサイト運営に向いている人の特徴

ECサイト運営とは、言葉通りECサイトを運営していく役割の仕事です。では、このECサイト運営にはどのようなタイプの人が適しているのでしょうか。以下では、ECサイト運営に向いている人の特徴について解説します。

「地道にコツコツ」ができる

ECサイトは、開設してからたくさんの人に広く認知されるまでには時間がかかるものです。開設直後はサイトを訪問する人は少なく、なかなか成果につながらないことはよくあること。そのため、地道にコツコツと努力をつづけられる人が適しています。

また、商品の受発注管理、売上の集計や分析、商品の梱包から配送の手配など、ECサイト運営の仕事は細かい作業から成り立っています。ただ、ミスが発生すると顧客からの信頼を失ってしまうでしょう。細かい作業を着実にこなせることは、ECサイト運営に必要な資質の1つと言えます。

数字を扱うのが好き

商品の売れ行きや顧客の買い物の傾向などを数字で把握できるのは、インターネットビジネスの特徴です。特にサイトへのアクセス数や購買率、リピート率などの指標は、効果的なサイト運営を行うために欠かせない要素です。集めたデータを適切に分析することで、ECサイトが抱えている課題が明らかになり、改善策も見えてくるもの。このように、ECサイト運営では日々多くの数字と向き合うことになるため、数字やデータを扱うのが好きであれば成功の可能性は高くなります。

新しいことを学ぶ姿勢がある

ECサイト運営では、商品企画や受注の管理、集客に必要なSEO対策などさまざまな業務に携わることになります。場合によっては、これまで経験したことがない業務にも取り組んでいくでしょう。このように、ECサイト運営では、新しいことにチャレンジすることも必要です。成果を出していくためには、知らないことを積極的に学んでいく姿勢は欠かせません。

顧客の立場で考えられる

ECサイトを開設しても、商品が顧客のニーズとマッチしていなければなかなか購入してもらえません。商品への興味喚起や実際の購入というアクションにたどり着くには、顧客の立場で考えて商品を企画したり、サイトをデザインしたりする必要があります。

また、ECサイトを運営する中で、顧客から「こんな商品があれば」といった声が届くこともあります。こうした声には売上アップのヒントが隠れているもの。顧客の意見にも耳を傾ける柔軟性があれば、より良いECサイトを作成できるでしょう。

マルチタスクが得意

ECサイトは、組織にもよりますが、少人数で運営される場合があります。その場合、担当者は商品企画や仕入れの発注、受注対応、梱包などさまざまな業務に取り組んでいくことになります。ただ、同時に複数の業務を遂行できるマルチタスクの能力があれば、慌てることなく仕事に臨めるでしょう。

 

ECサイト運営の仕事内容

ECサイト運営の仕事内容は、大きく分けて「フロント業務」「バックエンド業務」の2種類があります。具体的にどのようなことをしているのか、フロント業務とバックエンド業務のそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

フロント業務

フロント業務とは、商品企画や集客など顧客の目に触れる部分の業務を意味しています。主なフロント業務の内容は、以下の通りです。

  • 商品企画

どのような商品をいくらで販売するのか決める作業です。トレンドや市場調査の結果などを踏まえて、どのような商品を販売するかを検討します。「自分が好きだから」「何となく売れる気がする」という理由で商品を決めてしまうと、顧客のニーズとのズレが生じ、商品が売れないという結果になる恐れがあります。そのため、商品企画には、客観的な視点による徹底したリサーチが欠かせません。

  • 商品の手配

扱う商品が決まったら、ECサイトで販売できるように商品を手配しましょう。手配には、自社で開発・製造を行う場合と、他社から商品を仕入れる場合があります。どれくらいの数量を手配するかは重要なポイントです。在庫が多すぎると管理に費用がかかり、一方で数量が不足すると販売の機会を逃してしまいます。

  • ECサイトの作成・管理

ECサイトにはさまざまな種類があります。手軽にECサイトを開設できるネットショップ作成サービスを「ASP型」と呼び、「BASE」はこのASP型に当てはまります。

また、「Amazon」や「Yahoo!ショッピング」などに代表される「モール型」や、ECサイトの運営に必要な機能がパッケージングされた製品であるECパッケージなどの分類があります。

ECサイトの事業規模や売上の目標など踏まえて、作成方法を検討しましょう。個人で運営するような小さい規模のサイトであれば、無料で開設できるASP型が適しています。ECサイトの運営開始後は、ページの更新と管理も自身で行うことになります。サイト内に掲載する画像や文章にもこだわって、商品の魅力を伝えていくことが必要です。

  • 集客

開設したら、すぐECサイトに顧客が集まるわけではありません。PV(ページビュー:閲覧数)の少ないECサイトは売上も伸びないため、集客への取り組みは欠かすことはできない業務です。

多くの人にECサイトの存在を知ってもらうためには、SEO対策やネット広告、SNSを使ったPRなどさまざまな手段があります。効果が出ないようであれば、広告の出し方やSNSでのアピールの仕方を変えるなど、試行錯誤しながらチャレンジをつづけることが大切です。

バックエンド業務

バックエンド業務は、受注対応や商品の梱包、発送、顧客のフォローなどの事務的な作業がメインです。ECサイト運営における縁の下の力持ちとして、顧客の満足度を高める役割を担っています。主な業務は、以下の通りです。

  • 注文の受付と処理

ECサイトに商品の注文が届いたら、注文確認メールの送信や在庫確認、入金確認、商品の発送指示などを行います。

  • 在庫管理

在庫管理は、必要な時に適切な数量を迅速に提供できるように商品を管理することです。在庫が足りない場合、仕入れ先などに連絡して、商品の追加を依頼します。ECサイトにとって、在庫は多すぎても少なすぎても良くない状態です。経験を積む中で、ちょうどいいバランスを見極めるようになることが重要です。

  • 商品の梱包・配送

商品の出荷指示を受け、倉庫からピックアップした商品を梱包し、発送の手続きを行います。単に商品を箱に入れるのでは不十分です。商品が破損しないよう丁寧に梱包したり、お礼状を同封したりすることで、顧客の満足度は高まります。結果としてリピートにもつながるため、決して手を抜けない作業です。

  • アフターサービス

購入後の顧客対応がアフターサービスです。商品が到着したかを確認したり、クーポンを発行したりと、メールなどを通じて顧客をフォローします。「商品が届かない」「不良品だった」などトラブルに関する問い合わせが寄せられることもありますが、迅速かつ丁寧に対応をすることでマイナスの印象をプラスに変えることも可能です。

 

ECサイト運営に活かせるスキル・資格

ECサイト運営は、さまざまな要素から成り立っている業務です。そのため、仕事の中で役に立つスキルや資格も多岐にわたります。それでは、ECサイト運営に活かせるスキルや資格について解説していきます。

Webマーケティングスキル

ECサイトで売上アップを実現するためには、SEOやネット広告などを有効活用することが必須です。そのため、SEO対策やアクセス解析といったWebマーケティングのスキルはECサイト運営で大いに役に立ちます。また、データの活用も重要で、売上や顧客の傾向などを分析して販売方法を改善すれば、成果は出やすくなるでしょう。

企画力

ニーズのない商品を選んでしまうと、せっかく販売しても売れる見込みは小さくなってしまいます。そのため、顧客が魅力的に感じる商品を企画するスキルは、ECサイト運営には必要と言えます。競合の分析やトレンド把握などを行い。顧客が求めているものをイメージしましょう。「これが欲しかった」という喜びを与えたり、不安の解消を提供したりするような商品を選定することがポイントです。ただ、他社と同じような商品では価格競争に巻き込まれてしまいます。そのため、商品で差別化を図ることを意識したいところです。

ネットショップ実務士(ネットショップ検定)

ネット物販の分野での実務能力を証明する資格が、ネットショップ実務士です。試験ではネッショップの作成や運営、プロモーションなどの知識に加え、ECサイトのビジネス環境などが問われます。ECサイトについて幅広い知識や実務知識を養いたい人に向けた資格と言えるでしょう。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティングに関する知識などを認定する資格試験です。ブランディングやリサーチ、効果測定など、マーケティングの視点で体系的にネットマーケティングの知識を学べます。

 

初心者がECサイトを運営するには?

ECサイト運営には、専門的な知識が必要というイメージがあるかもしれません。しかし、初心者でもチャレンジすることは可能です。では、初心者がECサイトを運営ためのポイントについて見ていきましょう。

【ポイント①】機能が充実しているサービスを選ぶ

ECサイトを開設できるサービスには、さまざまな種類があります。その中で、機能が充実しているサービスであれば、初心者やECサイト運営に苦手意識がある人でもあまり苦労することなく進めていけるでしょう。

BASEでは、集客からマーケティング、運営効率化、顧客管理など、ECサイト運営に必要なあらゆる拡張機能が揃っていますそして、それらのほとんどを無料で使うことが可能です。無料でECサイト運営に役立つさまざまな機能が使えるBASEは、初心者が扱うのに適したサービスと言えます。

BASE Appsとは?新規開設時から使える便利機能まとめ

【ポイント②】知名度が高く利用者が多いサービスを選ぶ

開設したばかりのECサイトは、まだ誰も知らない状態です。そのため、まずは集客から始め、コツコツと知名度を高めていくことが必要です。

その点、BASE約220万ショップ(※2024年6月時点)が開設されています。ASP型のサービスでは圧倒的に多い利用者数です。

また、BASEで作られたショップで買い物をする人も年々増えており、BASEで作られたECサイトで買い物ができるショッピングアプリ「Pay ID」は累計ID登録者数が1,400万を突破しました。BASEでショップを開設すれば、無料で1,400万ダウンロードを記録しているアプリに商品を掲載できます。

このように、買い物をしたい人の目に触れる機会が多いのは、同様のサービスが数多くある中でBASEだけの強みです。

 

まとめ

ECサイトの運営では、さまざまな業務に取り組むことになります。細かい作業や想像力が求められる作業など仕事の幅が広いため、向いていると感じる人もいれば、少し難しいと思う人もいるかもしれません。実際、変化の激しいインターネットの分野では、新しい技術やトレンドを常にフォローしつづける努力は欠かせません。

ただ、経験を重ねる中で多くのスキルや知識が身に着くのは、ECサイト運営の魅力です。商品を販売することだけではなく、ECサイト運営そのものにも興味がある人は、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

ただし、スキルに自信がなくてもECサイトを運営することは可能です。たとえばネットショップ作成サービスの「BASE」ではサイト運営をサポートする機能が充実していて、「売上を伸ばしやすいネットショップ開設サービスNo.1(※)」にも選ばれています。初期費用無料でECサイトを開設できますので、ECサイト運営に課題を感じている方はぜひBASEのご利用を検討してみてください。

※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)

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