「後払い決済」は、比較的新しい決済手段でありながら今や多くの人気ネットショップに導入され、売上アップに貢献している注目の決済サービスです。
そうは言っても、まだまだその仕組みや概要がわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、BASEが新しく始める後払い決済の内容とその導入メリット、デメリットについてご紹介をいたします。
慣れない決済手段でもあるかと思いますので、ぜひこちらの記事を参考にしながら、導入をご検討してみてください。
BASEの後払い決済とは?
BASEが提供する後払い決済サービスとは、購入者は商品を先に受け取り、別送される請求書で代金を支払うことができる決済方法です。
これまでは、先に商品代金を支払う前払いの決済手段のみの提供でしたが、この後払い決済を利用することで、購入者は商品の到着や内容を確認した上で代金を支払うことができます。
「代金を支払われなかったらどうするのか?」という疑問が生まれてくるかと思いますが、そこはご安心ください。
今回BASEが提供する後払い決済は、購入者の商品代金の支払い状況に関係なく、商品の受け取りが確認できればその代金をお支払いいたします。
その後の請求作業や未払いリスクは、すべてBASEが請け負うこととなりますので、ショップオーナーの皆様は受注後、商品を発送すれば支払いの有無を気にかける必要なく、ショップ運営に専念することができます。
後払い決済を提供する事業者(今回はBASE)に少なからずリスクがある仕組みとなっているため、これまでネットショップは後払い決済を導入をしたくてもその申請や審査にあたり、膨大な量の書類や手続きが必要でした。
しかしBASEが提供する後払い決済は、そのような面倒な作業は一切必要なく、かんたん決済の申請をおこなえば、後払い決済の項目にチェックを入れるだけで利用することができます。
【注意点1】:後払い決済は、指定配送サービスをご利用いただく必要がございます。また、追跡番号がない配送の場合は、商品受け取り時ではなく代金お支払い時にお支払いとなります。
【注意点2】:代金引換での発送はご遠慮ください。後払い決済での購入にも関わらず代金引換で発送をしますと、支払いのための請求書が購入者に届き続けることになります。代金引換での送付によるキャンセルは受け付けておりませんので、ご注意ください。もしこのような理由でキャンセル処理となりますと、後払いの利用ができなくなりますので、ご了承ください。
後払い決済導入後のフローと手数料について
無事導入できれば、あとは注文を待つだけです。
注文が入ったら、すぐに商品を発送することができます。※発送完了のステータス変更時に、かならず追跡番号をご記入ください。
コンビニ先払い決済や銀行振込のように、入金を待つために在庫をとっておく必要がございません。
BASEが到着の確認をおこなうための追跡ができる伝票番号の入力を管理画面におこない、発送完了のステータスに変更して購入者に商品が到着すれば、ショップにその売上が計上される仕組みとなっています(ヤマト、佐川、郵便以外の配送会社の利用の場合には、到着確認が数日遅れてしまう可能性がございますので、ご注意ください)。
その後、購入者に代金支払いのための請求書が届くので、指定期間内にコンビニにて、注文代金と360円の請求手数料をお支払いいただくこととなります。
※請求書のイメージです。
また、気になるショップ側への決済代行手数料ですが、後払い決済に関しても、ほかの決済方法と同様に3.6%+40円(※)となっています。
次に購入者、ショップどちらにもメリットのある、後払い決済の特徴をみていきます。導入はログイン後、「決済方法の設定」ページから可能です。
※決済手数料は送料にもかかります。別途サービス利用料3パーセントがかかります。
BASE 後払い決済のメリット
【ショップオーナーにおける後払い決済のメリット】
- 購入者の決済ニーズを満たして売上を上げることができる
できるだけ多彩な決済手段を用意することが売上アップには必要な方法です。
後払いにより購入者ニーズを満たしストレスなく購入してもらうことが可能になります。
2. コンビニでの支払いが可能
コンビニエンスストアでもお支払い可能で、よりきめ細かい購入者の支払いニーズに応えることができます。(また、別途提供しているコンビニ決済ではセブン-イレブンでの支払いに対応していませんが、後払い決済はセブン-イレブンにも対応しています。)
購入者が好きな場所で払えるという利便性を提供することで、顧客満足度向上を実現することが可能です。
【購入者における後払い決済のメリット】
- はじめてのショップでも安心してお買い物できる
はじめて利用するネットショップで買い物をするとき、購入者はちゃんと商品が届くか、イメージ通りの商品か不安になることがあります。
後払い決済なら、商品を確認した後にお支払いができるので、安心してお買い物が楽しめます。
もちろんショップには商品到着後に代金が計上されますので、未払いリスクはありません。
2. 手持ちのお金がないとき
代引きを使ってネットショッピングをすると、商品を受け取るためにお金を準備して、自宅で待っていなければいけません。
またお給料日前だと、ほしい商品があるのに、泣く泣く買えず売り切れてしまうということもありえます。
後払い決済なら、商品到着時に代金を払う必要がないので、お金を準備しておかなくても大丈夫。
請求書発行から14日以内にお支払いをすることができますので、代金がなく受け取りができないという不安をなくすことができます。
またクレジットカードや銀行口座をもっていないくてもお買い物ができるため、購入可能な購入者の幅を広げることもできます。
3. 大切な人にプレゼントを送りたい時
商品と引き換えに代金を支払う代金引換では贈り物ができませんが、後払い決済なら、商品と請求先を分けることができるので、プレゼントを送るときにも便利です。
また現金でのお支払いとなるため、クレジットカードのようについつい使いすぎてしまう心配もありません。
【BASE 後払い決済のデメリット】
メリットをご紹介しましたが、運営上の注意事項もあります。こちらもあらかじめ認識した上で、導入の検討をおこなっていきましょう。
万が一キャンセルとなった場合、キャンセル処理は必須となります
・色違いやサイズ違いの商品を届けてしまったなど、正当な理由による返品キャンセルになった場合は、かならずその旨をBASEに伝える必要があります。
キャンセル処理をおこななわなければ、代金支払の請求書が購入者に届き続けることとなってしまい、迷惑がかかってしまいます。
・後払い決済に関しては、その仕組み上、商品到着後7日以降のキャンセルは不可としておりますが、もし7日以内に当事者間で同意の上キャンセル返品とする場合は、BASEの管理画面よりご連絡をお願いいたします。
ただし、購入者がすでに入金済みの場合は、BASE側でのキャンセル処理がおこなえませんので、ショップより購入者へ直接代金をご返金ください。
・代金引換での発送はご遠慮ください(BASEでは、代金引換での発送を禁止しております)。後払い決済での購入にも関わらず代金引換で発送をされますと、支払いのための請求書が購入者に届き続けることになります。
代金引換での送付によるキャンセルは受け付けておりませんので、ご注意ください。もしこのような理由でキャンセル処理となりますと後払いの利用ができなくなりますので、ご了承ください。
より安心・安全のBASEかんたん決済へ
以上、「後払い決済」の流れやメリットをご紹介しました。
ヘルプページにFAQをまとめておりますので、ぜひあわせてご確認ください。
とくに代金引換での決済が多いショップに関しては後払い決済はその代替となる手段となるでしょう。
自宅にいなくても宅配BOXでも受け取れ、好きなタイミングでお支払いができる後払い決済、ぜひ導入を検討してみてください。