「BASE」を利用する数多くのオーナーズ。オーナーズがいる数だけ、ブランドとそれぞれのストーリーがあるはず。
「YELLの先には」では、「BASE」が提供する、リスクなく即時で資金調達できる金融サービス「YELL BANK」を活用したオーナーズからブランド運営に関するリアルを探ります。
第五回は、廃ガラスと植物を使ったオリジナル作品を展開するショップ<HACOMIDORI>を運営する滋賀のオーナーズ、周防苑子さん。滋賀県彦根湖畔にてアトリエ『VOID A PART』を構えながら、かれこれ7年ほど「BASE」を利用してオンライン販売をおこなっているとのこと。今回は周防さんがこれまで歩まれてきた道のりと、「BASE」そして「YELL BANK」との関わり合いについて、お話をうかがいました。
周防苑子(スオウ・ソノコ)
1988年、滋賀の生花店に生まれ、幼いころから植物に囲まれた日々を送る。
学生時代を京都、会社員時代を東京で過ごし、2014年夏に帰郷。
同年11月、ソロプロジェクトとして『ハコミドリ』設立。
家屋解体時の廃ガラスと、生花市や山々で採取した草花を掛けあわせたプロダクトを制作中。
2016年春、滋賀県彦根湖畔にてアトリエ『VOID A PART』を構え、新たな展開も進めている。
目次
「BASE」を利用しはじめた理由は、ロゴが三角形だったから
ーー周防さんと<HACOMIDORI>について教えてください。
「BASE」で商品を売りはじめて7年、滋賀でアトリエとカフェ『VOID A PART』をオープンして5年目です。私自身は滋賀にUターンをしていて、一時期は東京のPR会社に勤務していました。おもに廃ガラスと植物を利用して、お部屋に飾るアイテムやチャームを制作しています。それに加えて、アトリエ併設のカフェを運営していたのですが、製作活動が忙しくなり、最近はほかの方にお任せしていたり、という流れです。
オンラインで『VOID A PART』内をツアーをしてくださったのですが、
とても素敵な空間で、「YELL BANK」開発チーム一同「行ってみたい……」となっていました
ーー「BASE」を使い続けてくださっている理由はあるのでしょうか。
最初に利用をはじめた理由は、ロゴが三角形だからでした。私の代名詞となる植物標本の商品も、三角形をモチーフにしていて、親和性を感じたんです。それに加えて、無駄な装飾がないところや、ちょっとストリートっぽい雰囲気も決め手でした。はじめはイメージだけで利用しはじめたのですが、いざ使いはじめると、かんたんに、そしてシンプルにショップ運営ができて、システムも私に合っていたんです。あとは、「BASE」の方々もすごくフランクで親近感があって、これまでに20人以上の友人に紹介しているし、「いいサービスに出逢ったな」って、今でも思います。
廃ガラスで作られた三角形の中に植物標本が入れられた、素敵な作品です
「YELL BANK」の利用可能額が最初、8万円で。50万円くらいを想像していたので、少なさに驚いてしまいました
ーーご紹介までいただいて、ありがとうございます! 「BASE」の利用開始からしばらくして「YELL BANK」を知ったと思うのですが、当初はどんなイメージでしたか?
そうですね、「YELL BANK」は鶴岡さん(※BASE株式会社・代表)のTwitterで知ったんです。ネットで騒ぎになっていたので、リリースや詳細を見にいったのですが、「YELL BANK」には審査があって、一部のショップしか使えない、とのことで。そのとき<HACOMIDORI>はまだ利用できない状態だったので、「私にはあんまり関係ないかな」と思っていました。
ーーそうだったのですね。利用できるようになってからはいかがでしたか?
「利用可能ですよ」って通知が来て、すごく期待してページを見にいったら、使える額が8万円で。50万円くらいを想像していたので、その少なさに驚いてしまいました。というのも、クラウドファンディングで180万円のサクセスをしたり、アトリエを立ち上げるために銀行や信用保証協会を通じて借入をしていたので、その額と比較してしまっていたんです。
ともあれ、とりあえず使ってみようと思い、ボタンをクリックしたら、すぐに調達が完了して。ほんとうにびっくりしました。これまでお金を借りるとなると、繰り返される面談や身辺調査、さらに何度も書類にハンコを押す手続きが当たり前だったので、「YELL BANK」の手軽さには驚きました。
製作途中過程の廃ガラス。このままでも、キラキラとして魅力的です
計画もせずにサクッと調達したが、気がついたら支払い完了していました
ーーたしかに、ほかでお金を借りるハードルと「YELL BANK」での体験は、まったく異なりますよね。
そうですね。金額が少なかったので、計画もせずにサクッと調達したのですが、気がついたら回収完了していました。一回の売り上げに対してお支払いするのが30%、っていうのも、私にはちょうどよかったんです。
さらに、「YELL BANK」に助けられたことがあって。アトリエの運営に、どうしても今すぐ100万円が必要で、だけど「BASE」で立っていた売り上げが、80万円台だったんです。すこしだけ足りない分を、自分の貯金から切り崩そうかと思ったときに、「そうだ、『YELL BANK』があるじゃん!」と気がついて。ぴったり100万円くらいにできて、あのときは助かりましたね。
ーー周防さんなりの使い方をしていただけて、うれしいです! この先、「YELL BANK」をどのように使っていきたいですか?
それこそ、前回みたいに足りないお金を「YELL BANK」で補うことで助けてもらうことは、今後もあると思います。「YELL BANK」の調達可能額が上がるのもうれしいのですが、ストレスなく利用できているのは、金額が小さいからっていうのもあるので、このままの使い方が自分にはちょうどいいです。いい意味でも悪い意味でも、なにも考えずに調達できるところがいいんですよね。
今後は海外展開に注力していきたい
ーー最後に、周防さんと<HACOMIDORI>の目指す未来や、目標をお聞かせください。
コロナの完全収束を待って、今後は海外展開に注力していきたいです。あとは、アトリエのある滋賀だけでなく、全国の人に届けるための販路拡大ですね。もちろん、これからも「BASE」、そして「YELL BANK」の利用も続けていきます。オンライン販売だからこそ、離島の人に届けられたり、お客様がSNSに購入完了のスクリーンショット画面を載せてくれたり、メリットがたくさんあるんです。いつもありがとうございます。
ーーこちらこそありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします!
編集後記
今回、周防さんから素敵なお話をおうかがいし、より一層オーナーズに寄り添うサービスにするべく「YELL BANK」開発チーム一同、感化されております。そんな「YELL BANK」開発チームに対するご相談や質問も、随時受付中です。こちらから、ぜひお気軽にどうぞ!