BASEでは、ネットショップ作成サービス「BASE」をより便利にご利用いただくための拡張機能「BASE Apps」を提供しています。
そこで、BASE Appsを活用してネットショップ運営をおこなっているショップオーナー様に、ショップや販売している商品、おすすめのBASE Appsについてお話をおうかがいしました。
今回ご紹介するのは、都内にぬいぐるみ工房をかまえる<ぬいぐるみの生地やさん>。推しのぬいぐるみを作るために、生地をはじめとした必要なアイテムが、ネットショップで販売されています。
目次
ショップ情報
ショップ:ぬいぐるみの生地やさん
Twitter:@nuigurumifabric
note:平栗あずさ(ぬいぐるみの生地やさん)
本の出版にあわせて、製作に必要な生地がかんたんに手に入るよう、ネットショップ販売を開始
——ネットショップを開設されたきっかけを教えてください。
出版社に手芸本の企画を出したところ、2022年5月に出版することになりました。推しのぬいぐるみ(推しぬい)を製作するための手芸本なのですが、製作に必要な生地は日本ではなかなか手に入らないということがあり……。そこで、本の出版にあわせて、ぬいぐるみ製作のための生地を購入できるネットショップ<ぬいぐるみの生地やさん>を開設したんです。
——企画を出して、手芸本を出版されたんですね!
手芸本は、むずかしすぎると購入につながらないことが多いのですが、出版社の方と話し合って、ちょっとむずかしくても、市販品のようなぬいぐるみが作れるようなレベルに設定しました。
本を購入してくださる方は、「推しを作る」という熱意でぬいぐるみを作られています。多くの方に本を参考にぬいぐるみを製作していただいているのを見て、わたし自身もすごく感動しています。
2022年5月に出版された本『きせかえできるぬいぐるみ てづくり推しぬいBOOK』
——書籍のタイトルにもある「推しぬい」という言葉がとても印象的なのですが、この言葉は平栗さんが考えられたのでしょうか?
本の企画を考えたときに、出版社の方に本で紹介するぬいぐるみを言葉として伝えたかったんです。ぬいぐるみのことは、「ぬい」と一般的にも呼ばれていたりしていることもあったので、「推しぬい」という言葉を選びました。
言葉を見ただけでも、知らない人にもなんだかわかるな、というものにしたかったので、みなさんに伝わっているようでよかったです。
——平栗さんは、もともとぬいぐるみに携わるお仕事をしていたのですか?
以前は、おもちゃメーカーでぬいぐるみデザイナーをしていました。10年ほど前から夫婦で刺繍工房をはじめて、同時進行する感じでぬいぐるみパタンナーと刺繍屋さんをやっていました。
——ご夫婦で刺繍工房をされているのですね。ネットショップも、お2人で運営されているのですか?
ネットショップは夫もふくめ、4人で運営しています。発送をメインで担当しているのが2人で、わたしはおもに商品の写真撮影や商品説明部分を考えています。
刺繍工房で製作されている様子
「ぬいぐるみのできあがり」まで想像をかき立てる、商品写真
——さきほど、製作に必要な生地は日本ではなかなか手に入らない、とありましたが、商品は輸入されているのでしょうか?
販売している商品の生地は、中国から輸入しています。中国は、生地が豊富なんです。
とくにソフトボア(毛が短くてサラっとした手触りのボア生地)は、本の執筆が決まった時点では国内で買えるお店が非常に少なく、人型のぬいぐるみの肌や髪に適した色のものは入手が難しかったことから、自分で輸入しはじめました。
——日本はぬいぐるみにあふれているのに、生地は日本では手に入らないんですね。
日本は人型のぬいぐるみが多いのに、個人で作ろうと思ったときに生地がかんたんに手に入らない環境でした。ぬいぐるみパタンナーの仕事でも、必要になることが多かったので、中国から取り寄せなければいけないのが不便だな、と。
誰かがやってくれたらいいのに、と思っていたのですが、ほかにはじめる人もいなかったので、「じゃあ自分でやろう」という思いがきっかけで、輸入をはじめました。
——ぬいぐるみに携わる業界にいたからこそ、抱えていた課題だったのですね。生地を販売するうえで、工夫されていることはありますか?
ネットショップだと、商品を手に取れないので、色合いがなるべく自然に伝わるような写真を心がけています。
あと、布だけの状態より、縫ったらこういう感じになるんだ、ということを想像してもらえるように、作品の写真も一緒に上げて、質感も伝わるようにしています。
カーリーベルボア(コロッケ)CB013ぬいぐるみ用短毛カールボア生地 実際の商品写真
おすすめ商品
——<ぬいぐるみの生地屋さん>が販売している、おすすめの商品を教えてください。
ぬいぐるみ用の骨格パーツの「ぬいスケルトン」です。ぬいぐるみにわたを詰めるさいに「ぬいスケルトン」を入れると、アクションフィギュアのように、可動するぬいぐるみができます。
あえて、従来のぬいぐるみ用骨格よりも関節の数を少なくしており、より人間の骨格に近い、自然な動きができるようにしています。
また、頭部のわたの中で骨格が空回りすることを防ぐために、吸盤パーツを採用していて、吸盤がわたをガッチリとホールドするので、首をかしげるポーズを決めて、バッチリ写真撮影もできます。
この商品は、Twitterで当店に興味を持ってくださった雑貨メーカーさんからのご提案がきっかけで、いっしょに開発したものなんです。偶然、私と同じコンテンツのファンだったのですぐに意気投合して、お取引につながりました。ショップを運営しているとこういう出会いがあるのも楽しいです。
ぬいスケルトン(Sサイズ)人型ぬいぐるみ用ナチュラル可動骨格
おすすめBASE Apps
——<ぬいぐるみの生地屋さん>が活用されている、おすすめBASE Appsを教えてください。
商品が品切れしてしまうことがあるので、購入したい方に再入荷の通知がすぐにくるよう「再入荷自動通知 App」を活用し、お知らせしています。お客様へ通知が送信された瞬間に、ご購入されることもあります。
わたし自身もご案内するのがラクで助かっていて、お客さまにもよろんでいただいている機能です。
「再入荷自動通知 App」の特徴
- 売り切れ商品の在庫補充時に、入荷を希望するお客様(購入希望者)に再入荷通知メールを自動送信することが可能
- 商品ごとの再入荷希望数が一覧で確認できる
- 入荷を希望するお客様(購入希望者)に対してすみやかに入荷をお知らせできるので、商品の販売促進にも貢献
機能の詳細、利用方法については、「再入荷お知らせを自動で通知。再入荷リクエスト数も見やすく一覧化『再入荷自動通知 App』」をご覧ください。
「まだ日本では手に入らない生地を探している」とおっしゃっていた<ぬいぐるみの生地やさん>。
今後のさらなる商品展開に、注目です。
この記事の執筆・編集者
BASE U編集部
ネットショップ作成サービス「BASE」が運営しているオウンドメディア「BASE U」の編集部です。 BASEに関する新機能の情報やオーナー様のインタビュー、そしておすすめの商品・ショップ情報を通して、ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。