インターネットを通じた買い物が一般的になったため、「自分もネットで何か商品を販売してみたい」と考えている人は多いかもしれません。ネットショップを開設する際に考慮しなければならないことは多々あります。中でも「何を売るのか」については、慎重に検討した上で判断することが大切です。
この記事では、ネット物販で売れる商品の共通点やネット物販で売れる商品のランキング、ネット物販で売れるものを見つけるコツ、ネット物販で売る商品を決める際の注意点などについて紹介していきます。
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目次
ネット物販で売れる商品の共通点
ネット物販では、さまざまなジャンルの商品が販売されています。ただ、商品の売れ行きや人気には傾向があるため、ネットショップを始める場合にはどのような商品が売れやすいかをあらかじめ理解しておくことが大切です。こちらでは、ネット物販で売れる商品の共通点について解説していきます。
生活必需品
日常生活に欠かすことのできない消耗品などの生活必需品は、ネットショップでよく売れるジャンルの1つです。購入する頻度は高く、わざわざ実店舗に足を運ぶよりもネットショップで購入したほうが手間はかからず便利です。ネットショップによっては実店舗よりも値段が安い場合や、一定額以上の購入金額で送料が無料になったりする場合があるのも、ネット物販が選ばれる要因です。
<具体例>
- ティッシュペーパーやトイレットペーパー
- シャンプー、リンス、コンディショナー
- 洗濯用の洗剤や柔軟剤
- 消毒用のアルコール
- おむつなどのベビー用品
重たい・大きいなどの運搬しにくいもの
重量がある商品やサイズの大きい商品は、実店舗から自宅まで運搬するのはなかなか大変です。その点、ネットショップで購入すれば、宅配業者が商品を自宅まで運んでくれます。自家用車がない人や高齢者などにとっては、ネット物販は大きな助けとなり、重宝されます。
<具体例>
- お米
- 飲料(大量のペットボトル)
- テレビや洗濯機、冷蔵庫などサイズの大きい家電
- ソファやテーブル、などの家具
- 自転車型トレーニング器具やダンベルなどのフィットネス用品
定期購入をするもの
定期的に購入することが決まっている商品は、ネットショップを通じて購入されるケースがよく見られます。ネットショップによっては定期購入のプランを選べるケースもあり、自動的に商品が届くので買い忘れる不安を取り除けます。
<具体例>
- 飲料水
- お米
- スキンケア用品などの化粧品
- サプリメントなどの健康食品
- ペットフード
- 使い捨てコンタクトレンズ
実店舗では買いづらいもの
購入している様子を他の人にあまり見られたくない商品、店員と顔を合わせて会計をすることに抵抗のある商品などは、ネットショップでよく買われます。ネットショップであれば店員と顔を合わせる必要がなく、宅配業者も箱の中に何が入っているかを知ることはありません。周囲の目を気にすることなく買い物ができるので、実店舗では買いづらい商品はネットショップでの販売に適していると言えます。
<具体例>
- 育毛剤
- 下着
- ダイエット用品
- 趣味系のグッズ
ギフトとして贈れるもの
ネット物販では、特別な機会に贈るプレゼントなどギフト用の商品を数多く見つけられます。ショップによっては、「結婚祝い」「出産祝い」「誕生日祝い」などシーン別で選べたり、「母の日」「クリスマス」といったイベントの特集が組まれていたりすることもあります。
実店舗と同様に商品購入から包装、発送まで任せられますが、実店舗のスタッフに気を遣うことなく商品選びなどに時間をじっくりかけられるのは、ネットショップならではの嬉しいポイントです。
<具体例>
- カタログギフト
- フラワーギフト
- 名入れができる商品
- 高級タオル
- アクセサリー
限定的に販売されているもの
販売される場所、期間などが限定されている商品は、特別感があることから人気が出やすい傾向があります。たとえば「北海道限定」「大阪限定」などの商品は、基本的にその地域に足を運ばなければ手に入りません。
また、クリスマスなど季節限定の商品や、現地でしか販売されていないイベントグッズなども希少性が高く、「どうしても欲しい」という消費者心理が働く可能性が高いです。また、実店舗では販売されていないネット限定の商品にも人気が集まりやすく、早く売り切れることがあります。
<具体例>
- 地域限定のお菓子
- コラボレーション商品
- 季節限定の商品
- イベント限定グッズ
- ネット限定販売の商品
オリジナリティのあるもの
オリジナリティのあるものとは、他では手に入らない商品のこと。「世界に1つだけなので、自分以外に持っている人がいない」ということから、オリジナリティに魅力を感じる消費者のニーズを刺激できます。
<具体例>
- ハンドメイド
- オーダーメイド商品
- 個性的なデザインのアパレル商品
- 新人デザイナーが制作したアパレル商品
ネット物販で売れるものランキング
さまざまな商品があるネット物販ですが、具体的にどのジャンルが人気なのでしょうか。ネットショップ作成サービス「BASE」の「商品カテゴリ比率(GMV)」のデータをもとに、売れている商品のジャンルをランキング化してみました。
1位/ファッション(46%)
BASEで開設されているネットショップのうち、ファッション関連の商品を販売しているショップはとても多いです。レディースやメンズ、キッズなどあらゆる年代・性別が対象です。また、個人が自作したハンドメイド商品も人気があります。具体的な商品は以下の通りです。
◎衣服(ジャケット・コート・トップス・ボトムス・スイムウェア・スーツ・ニット・子ども服・肌着など)
◎服飾雑貨(カバン・帽子・ストール・靴下・スニーカー・ブーツ・手袋・ハンカチなど)
◎アクセサリー(ネックレス・ピアス・バレッタ・ブレスレット・指輪・カフス・ブローチ・ペンダント・イヤリングなど)
◎アクセサリー素材(チャーム・金具・ルース・カボションなど)
2位/エンタメ・ホビー(15%)
ファッションについで多いのが、エンタメ・ホビーに関連するショップです。趣味性の高いジャンルで、マニアから人気を集めるショップも目立ちます。
◎自分で創作しているオリジナルキャラクターの商品
◎自分の活動に付随するグッズ(アイドル・タレントのグッズなど)
3位/食べ物・飲み物(14%)
ネットショップでは、食べ物や飲み物を販売することも可能です。販売できる商品としては、以下のようなものがあります。ただし、食品の場合は営業許可などを取得する必要があるので、始める場合は何をするべきかあらかじめ調べた上で行動することが大切です。
◎ビスケットやクッキーなどの焼き菓子
◎野菜
◎鮮魚
◎地域のお土産
◎ジュース
◎お酒
同率4位/コスメ(5%)
BASEのネットショップでは、さまざまなコスメ関連商品も販売されています。なお、化粧品を製造・販売するためには、「化粧品製造販売業許可」や「化粧品製造業許可」の取得が必要です。
◎ファンデーションやアイシャドウなどコスメ
◎ネイルポリッシュ
◎香水
◎シャンプーやトリートメントなどヘアケア商品
◎スキンケア商品
同率4位/スポーツ・レジャー(5%)
スポーツやレジャーに関連する商品を販売するショップも数多くあります。近年ではキャンプを楽しむ人が増えたこともあり、さまざまなキャンプ用品を見つけられます。
◎テントやストーブ、調理器具などキャンプ用品
◎フィットネスウェア
◎リュック・バックパック
※引用:BASE株式会社「2021年12月期第1四半期決算説明会資料」
ネット物販で売れるものを見つけるコツ
実際にネットショップで商品を販売しようと思っても、何を軸に判断すればいいのかわかならい人は多いかもしれません。そこでこちらでは、ネット物販で売れるものを見つけるコツを紹介します。
人気ランキングを参考にする
巷で売れている商品のランキングを参考にするという手法です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールでは、人気商品のランキングが表示され、本や食品、ファッション、スポーツなど、カテゴリごとに売れている商品をチェックできる仕組みがあります。
利用者が多いメジャーなECモールの売れ筋ランキングであれば信頼度は高いので、ランキングの中から自分のネットショップで扱う商品を選んでみるのもいいかもしれません。
関連商品から選ぶ
自分が興味を持っている商品の関連商品から検索するという手法もあります。たとえば、Amazonでは何か商品を検索した際、商品の下に「よく一緒に購入されている商品」や「この商品に関連する商品」「他のお客様がよく閲覧している商品」という表示が見られます。こうした表示は、顧客がどのような商品を求めているかを考える上で大いに参考になるものです。
このように自分が取り扱いを検討している商品の関連商品から選んでいくと、顧客のニーズに合う商品が揃う可能性が高まります。
ネット物販で売る商品を決める際の注意点
ネット物販を行う上で考慮すべきことは、販売する商品だけではありません。ネット物販はビジネスであり、利益を出すことでつづけていけます。また、商品を販売すること自体に、許可や資格が必要な場合もあるため要注意です。こちらでは、ネット物販で売る商品を決める際の注意点について、解説していきます。
収益性
ネットショップで商品を販売しても、利益が出なければショップを継続していくことは難しいでしょう。そのため、収益性を考慮することは非常に大切です。商品の仕入れや製造にかかる費用、人件費、発送費などさまざまな支出と、販売することで得られる収益のバランスを考慮して、何をいくらで販売するのかを慎重に検討しましょう。
販売許可や資格が必要な場合がある
扱う商品によっては、販売に許可や資格が必要な場合があります。たとえば古書や古着などの中古品を販売する際には、管轄する警察署にて「古物商許可」を申請しなければなりません。また、食品の製造や販売を行う場合には、食品衛生責任者の設置と施設の整備を行い、営業許可を取得します。
こうした許可や資格を取得していない状態で営業を始めると法律違反となり、ペナルティが発生する恐れがあります。そのため、ネットショップの開設は入念な下調べを行ってから取り掛かることが大切です。
まとめ
ネットショップでは、さまざまなジャンルの商品を販売できます。ただ、ネットショップで売れる商品には、ある程度の傾向があります。どの商品を選ぶかで結果は変わってきますので、まずは、ネットショップという環境を理解し、どの商品であればネットショップの運営をつづけていけそうかを判断することが大切です。
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