癒しをもたらすキャンドルは、女性を中心に根強い人気があります。ハンドメイドキャンドルの制作が趣味で、「キャンドルをネットショップやフリーマーケットなどで売ってみたい!」と思っている方もいるでしょう。中には、専業のキャンドル作家を目指している方もいるかもしれません。その際に気になるのが、キャンドル販売は儲かるのかという点です。
この記事では、ハンドメイドキャンドル販売の収入や、売れるキャンドル作家になるために必要なスキルについて紹介します。
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目次
ハンドメイドキャンドルは儲かる?
ハンドメイドのキャンドル販売では、どのくらいの儲けが期待できるのでしょうか。キャンドルの価格相場や収入データから紐解いていきます。
そもそもハンドメイドキャンドルとは?
「ハンドメイドキャンドル」とは、名前の通り手作業で作られたキャンドルのことです。キャンドルには空間を演出する間接照明としての使い方だけでなく、アロマ効果のあるものや、オブジェとして楽しむ使い方もあります。とくにハンドメイドのキャンドルは個性的な彩りや香りが楽しめる商品も多く、人気を集めています。
キャンドルを作る基本の材料は、ろう、着火用の芯、型の3点のみです。くわえて必要な道具として、ろうを溶かすための耐熱ボウルや温度計、割りばしなどがあれば簡単に作れます。さらに、好きな顔料や香料、装飾品を使って自在にカスタムできることがハンドメイドの魅力です。
キャンドルの価格相場
ハンドメイドキャンドルの価格はサイズやカスタマイズ性によって変わってくるため、1点あたり300円から30,000円程度と幅広くなっています。利益率は材料や手間によって変わってくるため、価格が高いからといって高収入が期待できるとは限りません。
キャンドル作家の収入
ハンドメイドキャンドルを手掛ける人は、キャンドル教室の講師と兼任していたり、副業としてキャンドル作家をしていたりする人が多くなっています。ただし、キャンドルに限らずアマチュアからスタートして、ハンドメイド作家として収入を得ることは十分可能です。
minneが2019年に実施した「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」によると、専業主婦・主夫でハンドメイド作家として出品している人のうち、80%以上が毎月収入を得ています。まずは趣味でできる範囲で販売を始めながら、売れるキャンドル作家を目指して必要なスキルを身に付けていくのをおすすめします。
売れるキャンドル作家になるために必要なスキル
売れるキャンドル作家になるためには、キャンドル制作以外の面でのスキルや知識も必要です。とくに重要になってくるのが「マーケティングの知識」「写真撮影スキル」「簿記・税金の知識」3つですので、それぞれ解説していきます。
マーケティングの知識
自分の作りたい商品を作って売れるのが理想ではあるものの、顧客のニーズと合わなければ売れません。また、他にも多くのキャンドル作家がいる中で、自分のオリジナル商品を選んでもらう必要があります。
そうした状況で売れる作家に必要なのは、売れるための戦略づくりです。ターゲットを選定し、ターゲットにピッタリで他の作家と差別化を図れるブランドコンセプトを作成し、コンセプトを具現化した商品を作ることが大事になってきます。
この戦略づくりに活きてくるのが、マーケティングの知識です。マーケティングの基本は「誰に」「何を」「どのように届けるか」を明確に定義することにあり、キャンドルやショップのコンセプトや、SNSでの集客などに活きてきます。
写真撮影スキル
商品を顧客に知ってもらうためには、SNSやHPなどで積極的に商品の魅力を発信していく必要があります。そのときに顧客の目を惹くために重要になってくるのが、「物撮り」のスキルです。物撮りとは、人物ではなく商品を撮影することを指す言葉です。ただ商品の色味を忠実に再現した写真を撮るだけでなく、撮影用の小物を使いながらブランドコンセプトを演出した写真に仕上げます。さらに、利用シーンを想定した写真も撮影したり、レタッチしたりといった技術も必要です。
簿記・税金の知識
副業として始める場合も、キャンドル作家としての収入が20万円を超えたら確定申告が必要になります。そのため一定以上の売上を出すには、キャンドルを作りつづけたうえで、経理や税務などの事務作業もある程度自分で行うことになるでしょう。税の申告漏れをしたり、確定申告シーズンになって慌てたりしないように、日頃からコツコツと事務作業をつづけていくのが理想的です。
ハンドメイドキャンドルの販売方法はどれがいい?
「いつか実店舗を持ってキャンドルを販売したい」と考える人もいるとは思いますが、はじめから実店舗を構えるのは現実的ではないでしょう。キャンドル販売の初心者には、比較的コストを抑えやすい次の3つの方法がおすすめです。
ネットショップ
オンラインでショップを開設して、キャンドルを販売する方法です。ネットショップは時間や場所を問わず顧客に販売できるため、幅広い層に自分の商品を届けられることがメリットです。ネットショップを手軽に解説できるネットショップ作成サービスは、「ASPカート型」と「モール型」の2種類があります。サービスによっては初期費用・月額費用ともに無料のものもあるので、
ASPカート型は、ブランドショップのように特定のショップ内で商品を購入するイメージのネットショップです。集客の難易度は高いものの、ブランドのファンを作りやすいのが魅力だといえます。
対するモール型は、さまざまなメーカーの商品が並ぶスーパーマーケットやセレクトショップのように、ショップの垣根なく商品が並列されるネットショップです。比較的集客はしやすい一方で、価格やクオリティを他の作家と比較されやすいことには注意しましょう。
対面販売
フリーマーケット・展示即売会などであれば、実店舗を持つよりコストを大幅に抑えて対面販売が可能です。ハンドメイド専門のイベントに出展すると、来場者もハンドメイドに関心のある人が数多く集まります。そのため、集客もしやすいでしょう。ただし、ネットショップや委託販売と比較すると販売日時が限られてしまうため、他の方法と組み合わせて販売するのもおすすめです。
委託販売
委託販売を受け付けているギャラリーや雑貨店などに商品を置いて、代理で販売してもらう方法もあります。多くの人が訪れるスペースに委託すれば、それだけいろいろな人の目に商品が触れることになるでしょう。ただし、直接顧客にアプローチすることが難しいのがデメリットです。そのため、ディスプレイにこだわって商品を魅力的に見せたり、SNSで周知したりするなどの工夫が必要です。また、長い期間販売してもらうには、それだけ委託料もかかる点には注意してください。
ネットショップでキャンドルを販売する流れ
ネットショップでキャンドルを販売するには、何から始めたらいいのでしょうか。4段階に分けて、流れを紹介していきます。
商品コンセプトを明確にする
まずは、販売するキャンドルのコンセプトを決めましょう。どのような人をターゲットにするかもセットで考えるといいでしょう。マーケティングの知識はこの段階から活きてくるため、ぜひマーケティングの基礎を学んでみてください。コンセプトが固まったら、それにあわせてキャンドル制作をスタートします。
ネットショップを開設する
キャンドルの販売方法はさまざまですが、いつでも買ってもらえる場所として、常設のネットショップを持っておくのがおすすめです。前述の通り、ネットショップにはASPカート型とモール型があります。ASPカート型の方がデザインにこだわれるため、ブランドや商品のコンセプトを伝えやすく、キャンドル販売にも向いているでしょう。
ASPカート型のネットショップ作成サービス「BASE」であれば、初期費用・月額費用無料でネットショップを開設できます。さらに、クリエイターの活動をサポートする機能が豊富に備わっており、ショップオーナーから非常に高い満足度を得ていて、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1(※)」にも選ばれました。
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適切な価格設定を行う
商品とネットショップを用意できたら、販売に向けた準備を進めましょう。キャンドルを販売するうえで避けられないのが、値付けです。もともとキャンドルづくりが趣味だった人の中には、「買ってもらえるならいくらでも嬉しい」と値段を下げすぎてしまうケースもありますが、あまりおすすめできません。
材料費や送料、作業にかかった時間をふまえた人件費などをベースに、適正な価格を考えるといいでしょう。ただし、他の作家と比べて著しく高額だと買い手がつきにくいため、他の人の商品価格も参考にしてみてください。
SNSや広告で集客する
商品を販売する準備ができたら、SNSや広告を活用したネットショップへの集客に取り組みましょう。キャンドルは画像や動画が中心のSNSと相性がいいため、InstagramやTikTokを選ぶのがおすすめです。BASEであれば、InstagramやTikTokのショッピング・広告機能などと連携して、投稿とネットショップの商品情報を紐づけられます。
リピーター獲得施策にも取り組む
商品を無事に買ってもらえたあとは、迅速で丁寧な発送を心がけるのは前提として、ふたたび商品を買ってもらえるようにするためのアプローチも重要です。たとえば、メルマガで既存顧客向けのキャンペーンをしたり、定期的に新しいデザインの商品を発売したりすることで、リピート購入を促進できます。BASEの顧客管理機能では、購入時期や回数などで顧客を絞り込んでメルマガを配信できるため、手軽にリピーター施策に取り組めて便利です。
ネットショップでのキャンドル販売事例
最後に、BASEで開設したネットショップでキャンドルを販売している事例を3つ紹介します。どれも順調に売上を伸ばし、BASEのポップアップショップへの出品経験もあるショップです。自分のショップのイメージを膨らませるための参考にしてみてください。
彩り豊かなドライフラワーやフルーツが入った、ボタニカルキャンドルを販売するネットショップです。ギフト用のメッセージカードを無料で付けるサービスも行っているほか、有料のギフトラッピングにも対応しています。
クマやケーキ、ハートなどの形をした、パステルカラーの韓国テイストなキャンドルを扱うネットショップです。キャンドルには大豆を原料とした素材を使い、韓国の染料で着色していて、環境に優しく繊細な仕上がりを実現しています。
・Lyluck m.
テディベアの形のキャンドルや、ゼリーのようなちゅるんとしていて透き通るキャンドルなど、さまざまな個性の光る韓国キャンドルを販売するネットショップです。オーナーは韓国キャンドルの資格「KCCA(韓国クラフトキャンドル協会)認定講師」を取得していて、無料のラッピングも実施しています。
まとめ
キャンドル作家として儲けることは不可能ではありませんが、高収入を得るにはネットショップの運営にも商品の制作にも時間がかかります。しかし、キャンドルの販売で毎月売上を得ることは不可能ではありません。そうした人気のキャンドル作家になるためには、商品のクオリティはもちろん大切ですが、マーケティングや写真、事務処理スキルなども必要になってきます。幅広いスキルが求められるからこそ、できる限りキャンドルの制作に専念できるような販売方法を選ぶのがおすすめです。
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