韓国商品を個人で仕入れるには?人気の商品カテゴリや仕入れサイトを紹介

2024.06.14(更新:2024.08.12)

韓国から仕入れたトレンド感のある商品は、日本でも若者を中心に根強い人気を誇っています。人気商品のジャンルはアパレルから食品まで幅広い一方で、国内では手に入りにくい商品も多いため、ネットショップとも相性がいいといえるでしょう。韓国商品は個人で仕入れることも可能なため、副業としてこれからネットショップの開設を考えている方にもおすすめです。

この記事では、個人で韓国から商品を仕入れる方法や、おすすめの商品カテゴリについて解説します。かんたんに韓国の商品を仕入れられるサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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ネットショップの商品を韓国から仕入れるメリット

韓国商品をネットショップで取り扱うメリットを2つ紹介します。

Z世代に人気の商品を仕入れられる

韓国から仕入れる商品は、Z世代からの根強い人気を誇ります。K-POPアーティストのファンダム内にかぎらず、Y2Kカルチャーを彷彿とさせるような韓国テイストのファッションやコスメ、雑貨などは若年層を中心に幅広く取り入れられています。

発送にかかる費用と期間を抑えやすい

EMS(国際スピード郵便)を利用して商品を国内に発送する場合、韓国は中国・台湾とともにもっとも安い価格設定がされています。

<EMSの料金(※2024年6月時点)>

  • 〜500g:1,450円
  • 501g〜600g:1,600円
  • 601g〜700g:1,750円
  • 701g〜800g:1,900円
  • 801g〜900g:2,050円
  • 901g〜1kg:2,200円

※2024年6月時点

また、配達日数も東京・ソウル間で計算した場合、3日程度です。そのため、迅速に顧客へ発送したり、在庫を補充できたりすることが魅力です。

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個人で韓国商品を仕入れる方法

個人が運営するネットショップのために、韓国商品を仕入れることも可能です。ここでは、個人でできる韓国商品の仕入れ方を3つ紹介します。

現地調達

仕入れ先としてバイヤー間で有名なのが、ソウルにある東大門(トンデムン)市場です。東大門市場には靴専門の問屋街や、トレンド感のあるレディース服を多数扱う卸売業者が軒を連ねているため、きっとニーズの高い商品が見つかるでしょう。

また、自分が直接現地にいかなくても、アテンド・エージェントと契約して仕入れを依頼する方法もあります。渡航費はもちろん、交渉や商品発送の手間も抑えられるものの、個人で信頼できるエージェントを見つけるのはかんたんではありません。

展示会

日本国内でも、韓国メーカーが出展する展示会が開催されていて、現地にいかなくても商品を見つつ直接交渉できます。国内開催の韓国展示会は、JETROやKOTRAが代表的です。どちらも参加費は無料ですので、興味のある方はぜひ申し込んでみてください。

仕入れサイト

韓国商品を取り扱う仕入れサイトを利用する方法もあります。一口に仕入れサイトといっても、以下の3パターンに分かれます。

  1. 国内サイトで韓国商品を仕入れる方法
  2. 韓国サイトを活用して商品を仕入れる方法
  3. 製造元の中国サイトから韓国商品を仕入れる方法

使いやすさの観点では国内サイトから仕入れる方法が優れていますが、安さの観点では中国サイトからの仕入れに軍配が上がります。目的にあわせて、適切な方法を見極めましょう。

ネットショップにおすすめの韓国商品カテゴリ

ネットショップでとくに人気のある韓国商品は、次の5つのカテゴリです。

アパレル

韓国テイストのシルエットを採用した商品は、日本のアパレルブランドからも多数発売されているほど人気です。たとえばハイウエストでオーバーサイズな丈感の韓国風ストリートファッションは、レディースとメンズともに根強い人気を集めています。

さらに、ジャケットやクロップド丈のトップス、丈の短いボトムスなどをあわせたモード感のあるファッションも人気です。レディースであれば、ベージュや白などの淡い色合いでまとめたガーリーなファッションも韓国らしいテイストです。また、日本よりも冬の寒さが厳しい韓国だからこそ、冬は厚手なアウターが充実しているのも特徴となっています。

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コスメ

最近では日本国内にフラッグシップショップを構えるほど、人気のコスメブランドも増えています。しかし、ネットショップで取り扱うのにおすすめなのは、日本国内での取り扱いがかぎられている商品です。スキンケア用品の人気も高く、単価の安いフェイスマスクなどは「あと○円で送料無料」などのキャンペーンとあわせることでついで買いを促しやすいでしょう。

雑貨

韓国らしい雑貨とは、白を基調に薄いベージュやグレー、パステルカラーなど、淡い色を取り入れた商品です。ときにはアクセントとして木目調を採用することもあります。具体的には、ラウンドシルエットの置き型ミラーや、マントルピースなどもSNSを中心に流行しました。韓国のカフェに置いてあるような商品をネットショップで扱うことで、自室を韓国風カフェのように模様替えしたい人のニーズに沿えるでしょう。

ハンドメイド

韓国テイストのハンドメイド商品や、ハンドメイド制作に使える素材なども人気の韓国商品です。ハンドメイド素材には、アクセサリーパーツ、ビーズ、生地、リボン、クッキー型などがあります。パール素材を使ったアクセサリーや、もこもことした布地を使ったバッグなど、雑貨と同じく白をベースにした淡い色調の商品が、韓国テイストとして親しまれています。また、ハンドメイドでは部屋に飾れるキャンドルも人気の商品です。

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食品

韓国の食品はお菓子から即席麺、調味料、清涼飲料、焼酎まで人気となっています。都市部であれば専門店も増えてきていますが、日常的に利用するスーパーでは手に入りにくい商品も多いのが現状です。そのため、ネットショップで買いたい人のニーズは十分あるでしょう。

個人が韓国商品の仕入れに使えるサービス8選

利便性や手間を考えると、韓国商品の仕入れにはネットショップを活用するのがおすすめです。ここでは個人でも韓国商品を仕入れられるサービスを8つ紹介します。

BUYON

BUYON(バイオン)」は、韓国の問屋と日本のショップを結ぶ卸売サービスです。商品はアパレルが中心で、東大門市場や南大門市場にある問屋と直接取引して仕入れます。商品の注文、支払い、検品、保管、出荷まで対応可能です。その上、オリジナルタグの制作サービスもあり、商品の撮影サービスも準備中とショップオーナーに嬉しい手厚いサービスが用意されています。

NETSEA

日本最大級の仕入れサイトである「NETSEA(ネッシー)」には、韓国商品も多数取り揃えています。韓国特集のページも常設されていて、コスメやファッション、グルメ、インテリアなど幅広い商品がまとめられているのも魅力です。ただし、会員登録できるのはビジネス利用目的の人限定であるため、個人が自分用に商品を購入するのは難しいでしょう。

designertown

designertown(デザイナータウン)」は、韓国の東大門市場にある卸売業者から直接商品を仕入れられる会員制のサイトです。取扱商品はファッションやアパレル、雑貨が中心で、韓国国内に検品工場を、日本国内にコールセンターを設置することで手厚いサポートを実現しています。会員登録は有料ですが、トレンド感のある商品が毎日更新されるため、最新の韓国商品を仕入れられます。

卸の達人

初期費用・月額費用無料で利用できる日本の仕入れサイトです。日本の商品も韓国商品も扱っていて、商品ジャンルはダイエット、美容、健康などが中心となっています。たとえば高麗人参のエキスや基礎化粧品、サプリなどが代表的です。電話での問い合わせに対応していて、支払いは銀行振込か代引きのどちらか選べます。送料は一律990円となっていることも嬉しいポイントです。

Coupang

Coupang(クーパン)」は東アジアでサービスを提供する、韓国のECモールです。人気ブランドが多数出品していて、ポイントやクーポンなどお得に仕入れられるキャンペーンを実施しています。しかし、2023年に日本法人は撤退しているため、日本語のサポートはありません。さらに、商品を仕入れるには韓国の銀行口座を開設する必要があるため、利用するハードルは高いでしょう。

Qoo10

「メガ割」で有名な「Qoo10(キューテン)」は、コスメやアパレル、K-POPアーティストのグッズなど若い女性に人気の商品を中心に扱う韓国のECモールです。日本語にも対応している上、商品が安価で販売されているため、個人が自分用の商品を購入するためにも使われていて、YouTubeには購入品紹介動画も数多くアップされています。決済方法がクレジットカードや銀行振込、PayPal、キャリア決済など幅広いことも魅力です。

Gmarket

Gmarket」はQoo10と肩を並べる韓国のECモールです。楽天市場にも商品を出品していて、ファッションやコスメ、K-POPアーティストのグッズなど幅広い商品を扱っています。ただし、個人輸入にのみ対応していて、販売を前提とした購入は禁じられていますので注意してください。

タオバオ

タオバオ(淘宝)」はアジア最大級のECモールです。中国のサービスではありますが、扱うブランド数も商品点数も非常に多く、中には韓国風の商品も多数あります。タオバオでは海外への発送などにも力を入れている一方で、個人で仕入れる場合は注文したものと違う商品が届いたり、国際配送料が高額になったりといったトラブルもつきものです。

そうしたやり取りの手間を軽減し、商品品質を保障するために、代行業者を活用して仕入れるケースも増えています。ネットショップ作成サービスの「BASE」でもタオバオの輸入代行サービス「タオバオ新幹線」と連携していますので、ぜひチェックしてみてください。

「タオバオ新幹線 App」の使い方|BASEと連携して輸入販売をはじめよう

韓国商品を輸入する際の注意点

ネットショップ用に韓国商品の輸入を検討する際は、次の2点を把握しておきましょう。

梱包・検品は丁寧に実施する

一度に多くの商品を仕入れる場合、サイトによっては個包装ではなく商品ごとに袋を分けられていることも珍しくありません。そのため、顧客に発送するために丁寧に梱包し直す必要があります。同時に、質が劣る商品が混ざっていないかきちんと検品することで、顧客からの信頼につながるでしょう。また、仕入れた商品はオリジナルのタグをつけて販売することで、ブランディングにもなります。

商品によっては販売許認可が必要

食品や化粧品を販売する場合、許認可が必要です。販売許可が必要な食品は、ジャンルによって細かく定められています。化粧品は国内メーカーの商品を仕入れる場合には許可が必要ないですが、輸入販売の場合は化粧品製造販売業許可が必要です。また、販売するジャンルを問わず収入が年20万円を超えたら、確定申告が義務づけられます。

化粧品のネットショップ開業のさいに知っておきたい許可や法律と、売れるためのコツ

営業許可のいらない食品とは?営業許可の概要や具体的な品目などについて詳しく解説

まとめ

韓国テイストの商品は、日本でも大人気で根強いニーズがある上、仕入れサイトから個人で手軽に商品を取り寄せられるので、ネットショップでの販売にも向いています。実際に、アパレルやコスメ、雑貨などを中心に韓国系のセレクト商品を取り揃えたショップが多数開設されています。韓国のトレンドは移り変わるのも早いので、最新情報をキャッチしながら人気が出やすい商品を仕入れることで、多くの顧客からの支持を得られるでしょう。

ネットショップ作成サービスのBASE」は無料でネットショップを開設できる上、タオバオやアリババといった韓国商品を扱う仕入れサイトの輸入代行を行うサービス「タオバオ新幹線」と連携可能です

タオバオ新幹線を使うと無在庫での販売も可能なため、在庫を抱えるリスクも抑えられます。韓国商品を扱うネットショップを開設する際は、ぜひBASEのご利用を検討してみてください。

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