BASEでは、1年先までの予約注文の受付を可能とする「予約販売 App」を提供しています。「予約販売 App」を使えば、入荷前の商品や受注生産型の商品を先行販売することができます。
そんな「予約販売 App」を使って、事前予約型での商品販売を上手に活用しながら売上を伸ばしているショップオーナーに、予約販売の秘けつを取材。
今回は、鳥取県倉吉市で生産されたブランドスイカを販売している<すず丸スイカ(すずまるすいか)>のオーナーである、前田すず香さんにお話を伺いました。
目次
ショップ紹介:両親が二人三脚で生産する自慢のスイカを、娘が全力プロモーション
——<すず丸スイカ>というショップと、前田さんのふだんの役割について教えてください。
すず丸スイカ・前田さん:私は、スイカの名産地である鳥取県倉吉市で、スイカ農園を営む両親の間に生まれました。我が家の農園のスイカは糖度が高く、シャリ感や水分量のバランスも絶妙で、子どもながらに「両親の作るスイカは、ハズレがなくて本当に美味しい!」と確信していました。家の仕事もよく手伝ってました。
会社員だったコロナ禍に、家にこもりながらいろいろ考えて「両親のスイカをもっと広める仕事がしたい」と思ったんです。その後会社を辞めて、両親といっしょに<すず丸スイカ>をスタートしました。
両親が鳥取でスイカを作り、私が東京でプロモーションします。BASEのショップ運営はもちろん、オフラインでの販促活動やInstagram運営も私がおこなって、<すず丸スイカ>を広めています。
——コロナ禍が転機だったんですね。ちなみにBASEでネットショップをはじめたきっかけは?
すず丸スイカ・前田さん:個人ブランドとして青果物をしっかり売っていくには、ネットショップがぜったい必須!と最初から思っていて、当時すでに有名だったBASEでネットショップをオープンしました。
今夏で、ショップ開業後3度目の収穫を迎えます。
スイカをオフシーズン中も予約受付。App利用で予約管理の手間を大幅カット
——<すず丸スイカ>では、予約販売をどのように利用していますか?
すず丸スイカ・前田さん:今年の3月から「予約販売 App」を使って、今夏に収穫するスイカの予約を受け付けるようになりました。収穫の時期に入る6月下旬ごろまで、「すず丸スイカを夏に食べたい!」と思う方に、いつでも注文いただける理想の状態です。
——「予約販売App」の利用以前は、予約希望があった場合はどうしていたのでしょう?
すず丸スイカ・前田さん:「予約販売 App」を使いはじめる前は、口約束やLINEなどでばらばらと予約の意思を伺って、銀行振込などでお支払いいただき、予約リストを管理するスタイルで、手間がかかっていました。肝心のネットショップには、収穫時期の2ヶ月以外は売り物が一つもなくて……もったいない感じでした。
一年中全力でスイカをプロモーションでき、その努力が売上にもコミット
——「予約販売 App」を使って予約注文を受けるようになって、感じたメリットについて聞かせてください。
すず丸スイカ・前田さん:一年中プロモーション活動をがんばれることです。「予約販売 App」を使う前は、オフシーズン中は「くまの冬眠」状態で(笑)。
宣伝して興味を持ってもらっても、商品がないのですぐに販売ができない。販売できる時期になってから、そういう方々に再度リマインドするのもたいへんで、しかももう購買意欲がなくなっている、ってこともやっぱりありますよね。
今では逆に、一年中スイカの注文を受け付けられるので、宣伝しがいがあります!
Instagramを絶やさず更新したり、外へ出て営業活動をしたり、意識が一年中スイカのプロモーション活動に向くようになりました。
「興味がある」「購入したい」と言ってくださる方には、すぐに商品ページを送れば決済までしていただけるので、お客様がいちばん盛り上がっている瞬間を逃すことなく販売できるんです。長期予約を受け付けていた3月からのたった2ヶ月間で、60玉以上もご予約いただきました。
収穫量減少のリスクや決済への不安があるも、注文時に明記するなどていねいに対応
——今でこそメリットを享受されている「予約販売 App」ですが、利用前に不安などはありましたか?
すず丸スイカ・前田さん:そうですね……スイカのような青果物の場合、天候によっては収穫量が減少してしまって、予約数を下回るリスクはあります。それは仕方のないことなので、万が一のときは返金処理にて対応する旨、商品ページにも記載しておけばいいと、割り切っていました。
あとは、やってみないと仕組みがわからないので、そういう不安もあったかな?
ほとんどは問題なく決済いただいて、発送まで対応できていますが、何件か、「Pay ID」の登録に悩まれたお客様からご連絡いただくことがありました。こういうケースには、こちらがしっかり仕組みを理解してご注文時の注意書きをていねいに記載しておくなど、工夫して対応していこうと思います。
以上、<すず丸スイカ>の前田さんでした。
前田さんも活用されている「予約販売 App」を使えば、最大1年間、商品の注文を受け付けることができます。
ショップの個性を活かせば、工夫の仕方は無限大。
ネットショップ運営の強い味方になるかもしれません。ぜひ、使ってみてください。