FUN! SOFA!ワクワクするブランドを静岡からお届け!手作りのソファを販売する鈴木さんへ特別インタビュー

更新日:2014年1月8日
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今回のBASE STORYは、静岡の自然豊かな風土の中、企画から制作までのすべての工程を自社で行う家具工房『フジライト』の鈴木さん。「FUN!SOFA!」をコンセプトに掲げるオリジナル・ソファブランド『MANUALgraph』の立ち上げから、現在のBASEショップの作成秘話まで、「まさか自分がネットショップを開くなんて思ってもみなかった…」と語る鈴木さんの、現在とこれからにクローズアップします。


祖父の創業から約50年-今までの家具工房にはなかった、新しい取り組みをスタート


鈴木さんが働いている家具工房『フジライト』には、長い歴史があるそうですね。

祖父が創業した会社『フジライト』は今年で49期目。主にイスやソファの製造工場として創業されました。今まではホテルとかレストランなど商業施設に置く、業務用のソファ等を中心に生産していたんです。でも、最近は一般の家庭にも置けるような、ホームユースのソファなどの制作を始めました。


新しい試みをスタートされたのには、どんなきっかけがあったのですか?

それがすね、レディ・ガガのスタイリストを務めていた、ニコラ・フォルミケッティさんってご存知ですか? 一時期話題になった、レディ・ガガの生肉ドレスをデザインした人なんですが…あの方、実は静岡県沼津市の出身なんですね。今回、ニコラさんと僕らの地元が近いということでご縁あって、2012年の8月、ニコラのブランド「NICOPANDA」とうちの会社がコラボして”NICOPANDA SOFA”を作ることになったんです。その時にニコラ側から「せっかくだから社名じゃなくて、何か自分でブランド名を掲げたらどう?」とアドバイスをもらって。それが『MANUAL graph』の誕生のきっかけでした。



注文前のドキドキ、イスを置いた時に変わる空間の雰囲気、そして始まる新しい生活…そのすべてに、”FUN”を届けたい

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MANUALgraphはニコラさんがきっかけで誕生したブランドなんですね!そのブランド名、そしてコンセプトの「FUN! SOFA! 」にはどんな想いが込められているのでしょうか?

MANUALgraphという言葉には、”手の込んだ”とか、”手作り”という意味が込められています。うちの会社は、ソファの企画、木を削って組み立てる木工、生地の裁断と縫製、仕上げの生地張りのすべて自社で行っていますから、そういう手を込めた丁寧さを大切にしたいという思いが込められています。

コンセプトに掲げたのは、「FUN! SOFA! 」です。これには、ソファが手元に届くまでのワクワクする時間、ソファを置いた瞬間に変わる空間の雰囲気、そしてそこから始まる新しい生活のすべてに「FUN」を届けたいという願いを表しています。企画やデザインに迷ったときに立ち戻る、大事な基準でもあります。「このソファは、“FUN”かどうか? 」「どちらの方がFUNと言えるだろう? 」という感じで(笑)。楽しいソファであるかどうかが、ブランドの統一感を出すための基準なんです。



FUNかどうか? って、とっても素敵な基準ですね! ブランドを立ち上げた後は、実店舗オープン、BASEショップオープンなど、新しい取り組みにどんどん挑戦していっているそうですね。

そうですね。2013年4月には、工場の一角にあった倉庫を改装して実店舗をオープンしました。実は言うと、もともと変に強気な方針もあって、ネットショップはやるつもりはなかったんです(笑)。ソファって実際に座ってみないとその良さが伝わりにくいと思っていたし、HPは立ち上げたものの、「欲しかったら店に来て座ってから決めてくれ」くらいの気持ちでいたんです。



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そうだったんですか! それが一転、BASEを初めたのは何故だったのでしょうか?

それがある日、なんとなくPCでBASEを見つけて。なんとなく画面をいじってたら、本当に30秒でお店が出来てしまって。「あれ…? 」と思って(笑)。あまりにもすんなりとお店が開けたので、とりあえず試しで商品を載せてみるか…と思って。「何を載せよう? まあ、そこはソファだな。」みたいな感じですね。そうしたら後日、ぽろぽろとアクセスがついてくるようになって「やばい、やばい」と(笑)。見てくれる人がいるならば、本格的にやろうと思ったんです。

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作り手のぬくもりが伝わるのがBASEの魅力。BASE Uを見ながら、試行錯誤の日々がつづく


実際にBASEショップを開いてみて、どうでしたか?

ウェブサービスでありながら、実は良い意味で、”マニュアル感”を残したサービスだなと感じています。具体的に言うと、シンプルなサイトデザインだからこそ、写真を上げたり、商品の説明を書いたりするときに込めた”作り手の思い”が、伝わりやすいのだと思います。そんなBASEの、商業的な意図を感じさせない作り手のぬくもりが伝わるサイトの雰囲気がすごく好きです。自分も、BASEでならMANUALgraphに込めた自分の思いが、うまく伝えられるんじゃないかなと思ったんですよ。

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”MANUALgraph”のコンセプトとBASEの雰囲気が合致したわけですね! 逆に、ショップを運営してきて、いま課題に感じていることはありますか?

ありますよ。やはり座り心地が試せない分、どのようにそれを補填していくかを常に考えています。いま力を入れているのは、商品の特設サイトの設置と動画コンテンツです。特設サイトでは、ソファでコラボしたデザイナーさんとの対談インタビューを掲載しています。そこで、BASEでは伝えきれなかった開発面での苦労話や、作り手の思いの部分が伝わる内容を載せているんです。

そのほかには、ソファカバーの付け方をレクチャーした動画を載せたりしています。お店に来たお客様と同様の体験をウェブでもできるよう、さまざまなコンテンツを充実させていかなくてはと思いますね。



なるほど、確かにMANUALgraphは一つひとつの商品が高額な分、よりいっそう”商品の魅力”と”こだわり”を発信していく必要がありそうですね。ちなみに、初の受注はいつだったのでしょうか?

ソファが高額な商品なのもあって、初めの頃はアクセスがあっても、なかなか受注に繋がりませんでした。しかしその後、BASEのTwitterアカウントでうちのサイトについて触れてもらうなどして以降、ちょこちょこと生地見本の取り寄せの注文が入るようになりました。そういう注文が入ったときには、感謝の手紙や商品説明書を同封して丁寧に対応しています。そうしたら、生地見本をさわって納得してくれた人たちから、少しずつ注文が入ってくるようになったんです。

あとは、日々BASEUを読みながら、リスティングやFacebookページの運営などを進めています。まだ注文は数件ですが、これからどんどん進化させていきたいです。試行錯誤の日々ですね。



季節モノ、コラボ商品の強化をはかる。ソファを通じて、世界に多くのFUNを届けたい


MANUALgraphの、今後の展望について教えて下さい。

そうですね、Plune.とのコラボソファはカバーの着せ替え可能なので、シーズンによって季節限定のカバーを動かせたらいいなと思っています。

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あとは、ニコラやPlune.に続く、コラボ商品も増やしていきたいです。今進行中なのが、地元の商店街が立ち上げた「富士宝永山(※)」ブランドのソファです。(※=富士山最大の側火山。静岡県裾野市側から富士山を見ると、富士山の傾斜上に出っ張ったこぶのような。それが富士山にあるもう一つの山「宝永山」。)

富士山をブランド化している地域が多いところ、私たちの地元・裾野市が掲げたのはそこに不随している宝永山に着目しました。あえての、宝永山です(笑)。地元の商店街では、それぞれの店舗の強みを活かして、宝永山にちなんだカレーやTシャツ、小物などを開発していました。「お前もなんかつくれ」と言われたら、思いつくのはソファですよね(笑)。今、地元のデザイナーさんと一緒に企画を進めているところです。年内にはリリースできるかと思います。楽しみにしていてくださいね。



火山をモチーフにしたソファ、一体どんな仕上がりになるのかとっても楽しみです。最後に、鈴木さんが考える、ソファづくりの面白さについて教えて下さい。

やはり商品の試作ができあがったときがすごく嬉しくてやりがいを感じますね。僕は職人ではないので、毎度職人さんに無理を言って試作品を作ってもらうんですけど、思いつきで言うことだから、失敗することもしばしば。試行錯誤に付き合ってくれる職人のみなさんには、とても感謝しています。でも、何度も失敗するからこそ、出来上がったときの喜びはとても大きいものなんです。

そうして出来上がったソファをお客さんが喜んでくれて、ソファとのFUNで溢れた生活が始まる…そう考えるととてもうれしくなります。ソファはリビングの主役。とっておきのソファをお客様のもとに届けられるように、これからも頑張っていこうと思います。

MANUALgraphはこちら


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<編集後記>
ご飯を食べるとき、テレビを観るとき、職場でのデスクワーク、カフェでのひと時…考えてみると、イスやソファは、私たちの生活と深く結びついているものだと言えそうですね。鈴木さんがつくるソファが届けるFUN物語は、まだまだ続きます…!

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鈴木さんこの度は誠にありがとうございました!(文・中村朝紗子)

ライター紹介

中村 朝紗子
中村 朝紗子
ライター。大阪府出身。雑誌「anan」、「東京カレンダー」、「マイナビ」などで執筆。BASE STORYではショップだけでは伝えきれない、ショップオーナーの想いとストーリーに迫る。







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