BASEを活用している注目のショップオーナーたちの声を聞く、オーナーズインタビュー

今回はソーシャルコマース「70seeds STORE」を運営する70seeds株式会社の代表、岡山史興さんにお話をお聞きしました。

新しい当たり前を作り出そうとしている人たちを後押しするソーシャルコマース

「次の70年に何をのこす?」をコンセプトに“新しいあたりまえ”を作り出そうとしている人たちを後押しするメディアとして、「70seeds」を事業展開しています。

ここでいう“新しいあたりまえ”とは、ビジネスの世界で言えば、例えば「売上拡大を目指すのではなく、持続するために必要な利益を生み出し続けることを目指す」ことや「エシカルな商品が“社会にいいから”以前にプロダクトとして魅力的だから買われるようにする」ことなどがあたるかもしれません。

ビジネス的に見るとまだまだ大きいわけではないかもしれませんが、これからの種になるような価値提案をしている人たちをメディアで取り上げ、更にそんな人達が作り出しているプロダクトを実際に購入して触れることができるショップ「70seeds STORE」をBASEを使って運営しています。

また、お付き合いしている企業によっては単にメディアに掲載して商品を仕入れて販売するだけでなく、事業開発やPRのパートナーとして伴走支援に取り組んでいます。

商品の仕入れは自分自身が惚れ込んだのかや身近な人の顔が思い浮かぶのかで判断

商品を仕入れる際は「次の70年にのこしたいもの」というのが前提にあるんですが、その他で言うと実際に取材したライターが「自分自身で惚れ込んで買いたい」と思ったものなのか、取り扱ったら「あの人が買ってくれて愛用してくれそう」といった具体的に身近な人の顔が思い浮かぶのかで判断しています。

玄米米粉コーヒー」は一度買った方がまた購入したり、贈呈用に購入したりとリピートの絶えない人気商品なので仕入れに対する判断基準はブレていないと思っています。

また「次の70年」という考えはマクロな視点なので、マクロとミクロの接点がストーリーとして成立しているかどうかも商品を仕入れる際は重要視しています。

マクロな情報もミクロにしてわかりやすく訴求

例えば日本の竹害を無くそうという考えで生まれた「TAKESUMI」というブランドがあるのですが、これは「次の70年に里山を残したい」という社会的に価値のある取り組みだと思います。

でもマクロな訴求では世の中には必要でも生活には必要ないと考える方もいるので、響かない人には響かない。

だからミクロで欲しいと思えるかという視点=インテリア商品として魅力的かどうかといった視点も必要です。

また商品の耐用年数として70年使えるのかどうかということではないし、単に消費するだけでもなく、使うことでどう幸せに繋がるのかが考えられている商品かどうかも重要ですね。

BASEショップをポートフォリオとして活用

仕入れに関して少しリアルな話をすると20%〜30%程度が粗利なのですが、70seedsはコンサルティング業務が一番の収益源なので事業全体で見た場合のEC利益率は低いです。

しかしそれでもBASEでネットショップを運営しているのは、ポートフォリオ的な側面があるからです。

BASEの場合、初期費用も月々の維持費用もかからないのでネットショップを持っておいても一切損はありません。

逆にBASEを活用した販売チャネルを事業としてもっておくことで、コンサルティング支援する際に私達の支援実績を知ってもらうポートフォリオ的な役割を果たしてくれるケースがあります。

きっかけ作りの場としてのポップアップイベント

最近はネット販売のみならずリアルな販売に対する熱量も高まっているようにも感じます。

広告やSNS経由で商品が売れるという側面もありますが、それだけでは魅力が十分に伝わらない商品もあります。

例えば商品開発からご一緒した「ヌカモフ」という電子レンジで温めて繰り返し使用できる温熱ピローグッズがあるのですが、この商品がもつ最大の魅力である温かみはネットだけでは十分に伝わりません。

「体験しないと伝わりづらい価値」というものがあると思いしますし、買うことだけが目的という時代でもないと思うので、商品の良さを実際に体験してもらう場としてポップイベントも積極的に実施しています。オフラインで体験をしたお客様がオンラインで共有してくれ、共有された周囲の人も来てくれ買ってくれるという流れをどう作るかがポイントですね。その場でファンになってくれたお客様が呼んでくださったお客様もやはりエンゲージメントが高いのでリアルを重視しています。

まとめ:商品を魅力的に見せるコツはストーリーを示すこと

単純にECをモノ売るためだけの場所と捉えている方も多いですが、そこで売っているものの世界観や作り手自身の想いが“NOW”だとしたら、過去と未来についても触れないとお客様の買う理由を生まれづらいのではないかと思います。

「僕らのところでわざわざ買う理由ってなんだろう?」と考えたとき、70seedsの場合は「どんな未来(次の70年)に繋がっていくのだろう」という未来にも、お客様には共感してもらいたいと思っています。

仕入れた商品を魅力的に魅せるためには、せっかく写真やテキストがたくさん書けるようになっているので、言語やビジュアル表現で商品ページをブラッシュアップし、お客様と商品を出会いをいかに良いものにするかが重要ですね。