アパレルショップ<COLINA>に聞いた、はじめての広告でも失敗しない秘訣

2023.04.24(更新:2024.04.09)
  • BASEショップオープンと同時に、Google 広告もスタート
  • 月15,000円の広告費で、1ヶ月目から50万円の売上を達成
  • PV数と売上がかならずしも比例しないからこそ、予測と改善のアクションがたいせつ
  • 商品ページを変えずに広告の商品名だけ変えることで、ブランドイメージを守りながら、たしかな集客を続けている

BASEでは、Google 広告を使って、ショップの売上を伸ばすための拡張機能「Google 商品連携・広告 App」を提供しています。

今回、「Google 商品連携・広告 App」を活用しているショップオーナー様に、Google 広告を利用したきっかけや成果などについてうかがいました。

お話を聞いたのは、アパレルブランド<COLINA>さん。

2021年10月から「Google 商品連携・広告 App」を使いはじめ、着実に売上につなげています。いったい、どのように広告集客を成功に導いたのでしょうか?

ショップ情報

デザイナーを務めるのは、ファブリックメーカー出身の生地のスペシャリスト。上質なウール、コットン、リネン、カシミヤなどこだわりの素材を生かして、シンプルで上質な大人のデイリーウェアを提案するショップです。ていねいな縫製と計算されたパターン、ボタンの一つひとつにまでこだわった洋服は、長く愛用でき、心地よいリラックスした時間を演出します。

ショップサイト:<COLINA

はじめてのオンラインショップ、はじめての広告。BASEだから安心して踏み出せた

——<COLINA>さんは、BASEショップの立ち上げと同時に、Google 広告をはじめたそうですね。

はい、BASEショップを開いたのは、2021年の10月。同じタイミングでGoogle 広告をスタートしました。

2011年のブランド立ち上げからの10年間は、全国のセレクトショップに商品を卸していました。当時は、取引先を増やすのに苦戦していて、展示会をやっても、なかなか人が集まらない状況でしたね。

Instagramでの販売がうまくいくようになりましたが、直接やりとりをするのは、時間も労力もかかり、悩みは尽きませんでした。

——そこで、新たな販路を拡大するために、BASEショップをはじめたのですね。

オンラインショップを作るサービスはいろいろありますが、「出店数が多く、手数料が少ない」と評判だったBASEを選びました。

Google 広告のことは、BASEショップを立ち上げるときに、BASEの営業さんが教えてくれたんです。とてもていねいにフォローしてくれる方だったので、その言葉を信じて、Google 広告も同時にはじめました。

BASEのGoogle 広告は、少額でスタートでき、クーポンもうれしかった

——どんなふうに、Google 広告を紹介されたんですか?

まずは、「Google 商品連携・広告 App」を使ったGoogle 広告のはじめ方と、少ない予算でスタートできることを教えてもらいました。はじめて広告を使う場合、Google 広告の広告費の一部が次回の広告費で戻ってくるクーポンがうれしかったですね。

※編集部:「Google 商品連携・広告 App」で、はじめてGoogle 広告を使うショップの場合、60,000円分の広告費を使うと、そのあとの配信から60,000円分まで広告を無料で利用できます。特典のプロモーションコードは、条件を満たしたあと、自動で適用されます。

——Google 広告をはじめることに、不安はなかったですか?

お財布の不安は、まったくなかったですね。少額からスタートでき、リスクも小さいので、やらない手はないな、と思いました。

ただ、ブランディングの面では、少し迷いがありました。安売りしないものづくりの姿勢をつらぬくため、あえてオンラインショップやネットの広告を避けてきたからです。

<COLINA>で売っているものは、大量生産・薄利多売の商品ではありません。生地にこだわり、縫製にこだわって作ったものを、「適切な価格をつけて、価値をわかってくれるお客さんに届けたい」と考えてきました。

そんななか、ブランドのイメージを保ったまま、広告経由でより多くのお客さんに届けたい……それは、わたしたちにとっての挑戦でした

月15,000円の広告費で、1ヶ月目から50万円の売上を達成!

——Google 広告の効果はいかがでしたか?

最初、月15,000円という少額の予算ではじめましたが、1ヶ月目から売上全体の半分の50万円が、広告経由で生まれました。予想を大きく上回る効果でしたね。

——広告費15,000円で50万円の売上ということは、ROASは約3,300%。すばらしい費用対効果ですね。

※編集部:ROAS(ロアス)とは、「広告による売上 ÷ 広告費用 × 100(%)」で、広告の費用対効果を計算する指標 。たとえば、10,000円の広告費で100,000円を売り上げた場合、「(100,000円 ÷ 10,000円) × 100(%)」で、ROASは「1,000%」になります。

その後、広告費は少しずつ増やしていきました。いまも安定して、広告費の10倍を超える売上が出ています。

——Google 広告で、反響の大きいのは、どんな商品ですか?

たとえば、「洗える」「ウォッシャブル」といった検索キーワードに、<COLINA>の主力商品が、お客さんの目にとどまり、売上につながっているようです。

——たしかに、検索してみると、<COLINA>さんの広告が表示されました。

わたし自身も、パソコンを触っているときに、<COLINA>の広告がよく表示されます。なじみのあるGoogle の広告に、自分が愛情をそそいで作っているアパレルが登場するのは、なんともうれしいものですね!

「こういう見え方で、いろんな人が、<COLINA>に出会ってくれているんだなあ」と想像して、ワクワクしています。

一方で、管理画面のレポートを見ていると、PV数と売上がかならずしも比例しているわけではない、ということもわかってきます。

「PV数が多くても、あまり売上につながっていない場合、商品の価格や説明文の内容に問題があるのかもしれない」、あるいは「そもそもPV数が少ない場合、ファーストビューの商品画像がイマイチなのかもしれない……」、そんな予測を立てながら、改善のアクションにつなげています。

広告からわかる自分たちの現在地。ブランドイメージをていねいに、より多くの人に商品を届けたい

——さきほどお話しされた「ブランディングの不安」は、どうでしたか?

安いブランドに思われないために、広告での見せ方を工夫しました。

一般的には、商品ページをネットで検索されやすくするため、ネットショップの商品ページに、ブランド名のアルファベット表記とカナ表記の両方を入れたり、「Tシャツ」「パンツ」といった具体的なアイテムなどのキーワードをたくさん入れたりします。

ただ、それをやりすぎると、ゴチャゴチャした商品ページになり、<COLINA>のブランドの雰囲気を損なってしまいます。そこで、検索に使われそうなキーワードを、広告にだけ追加し、BASEのページの商品名は変えない対応をしました。広告での表示を増やしつつ、商品の世界観を崩さないための工夫です。

——ほかに、Google 広告の運用で、工夫していることはありますか?

管理画面でグラフを見るのが、日課ですね。

「今月どれくらい売れているのか」「ほかの月と比較してどうか」「広告がどれくらいの人に見られているか」「新規とリピートのお客さんの割合」など、いろんな数字の見方ができて、それらをヒントに、自分たちの「現在地」を知ることができています。

売上の目標と実績を照らしあわせながら、足りないときはクーポンを出したり、割引のイベントを開催したり、データをもとに、いろんなアクションをとっています。

ただ、「使命感で、数字を必死に追いかけている」みたいな感覚ではなく、楽しみながら数字を見ていますね。

特別な使い方は、何もしていません。月初に、その月に使う広告費の上限金額を設定して、あとは見守るだけ。仕組みについてわかっていないところもたくさんありますが、それでも効果が出るのが、Google 広告の魅力ですね。

——貴重なお話、ありがとうございました! 最後に、Google 広告をこれからはじめようと考えている方に、メッセージをお願いします。

Google 広告は、わたしたちのような「オンラインショップがはじめての人」でも、気軽にはじめることができ、リスクなく効果を実感できます。

とくに、ネットショップをはじめたばかりの店舗だと、知名度もなく、いくらいいものを売っていても、人の目に触れるチャンスがありません。スタートダッシュをかける意味でも、ぜひGoogle 広告に挑戦してみてほしいですね。

「Google 商品連携・広告 App」を見る

「Google 商品連携・広告 App」の特徴

  • Google で、EC向けの広告「ショッピング広告」を配信できます
  • Google のショッピング枠と、BASEのショップや商品の情報を連携できます
  • めんどうな広告設定や、広告文の作成が不要。Google 広告をかんたんに配信できます
  • 毎日何億人ものユーザーが利用しているGoogle で商品をアピールできるようになり、新たなお客様を獲得し、ショップの売上をさらに伸ばせる可能性があります

機能の詳細、利用方法については、「Google商品連携・広告 App」をご覧ください。

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