話題のSNS「Threads(スレッズ)」の使い方とショップ運営における活用方法とは?

2023.07.13(更新:2024.04.08)

2023年7月6日(木)より、新しいSNSアプリ「Threads(スレッズ)」の提供が開始されました。

この記事では、Twitterの代替SNSになるのではないか?と注目を集めるThreadsについて、基本的な使い方や、ショップ運営における活用方法について解説します。

「気になってはいるものの、使い方を調べられていない」
「ショップ運営に活きる可能性があるかわからない」

という方の参考になるとうれしいです。

BASE公式アカウントでも運用を開始しているので、ぜひフォローしてみてください。

▼BASE公式アカウントのURLhttps://www.threads.net/@baseec

「Threads」とは?


(写真引用:<Meta>社の公式リリース

Threadsとは、FacebookやInstagramを提供する<Meta>社が新たに発表した、テキスト共有アプリです。現在はiPhoneとAndroidでアプリが提供されており、Instagramのアカウントがあれば、誰でも利用することができます。

最大500文字の投稿が可能で、リンク、写真、動画も投稿することができます。

<Meta>社が発表したニュースリリースでは、下記のように説明されています。

>Instagramの強みを活かしながら、さらにテキストでの共有を取り入れたのがThreadsです。ThreadsでもInstagramと同じように、興味関心が近い友達やクリエイターをフォローし、つながることができます。

Twitter、Instagramとの違い

Threadsは、2022年以降の大々的な仕様変更が話題になっているTwitterに替わる、新たなSNSになるのでは?と、注目を集めています。では、Twitter、Instagramとどのような違いがあるのでしょうか?

機能や仕様の違いを、比較表にまとめました。

<Threads・Twitter・Instagram 機能比較表>

  Threads Twitter Instagram
アカウント作成

Instagramのアカウントが必要

電話番号またはメールアドレスが必要

電話番号またはメールアドレスが必要

投稿の文字数

最大500字

最大140字(全角)

有料プラン加入アカウントは、最大2,000字(全角)

最大2,200字

投稿の添付画像数

最大10枚

最大4枚

最大10枚

投稿の動画尺

最大5分

縦長動画もそのまま表示できる

最大2分20秒

有料プラン加入アカウントは、最大10分

最大15分(モバイルアプリ経由)

投稿へのリンク設置

いくつでも可能

いくつでも可能

フィード投稿には不可

ストーリーズに限り、リンク1件のみ追加可能

投稿へのいいね

あり

あり

あり

投稿への返信

あり

あり

あり

投稿のシェア

あり

「再投稿」「引用」の2種類がある

あり

「リツイート」「引用リツイート」の2種類がある

あり

フィード投稿のストーリーズでのシェアが可能

フィードでのリポストは、専用ツールを使用すれば可能

フィード・タイムライン

あり

現在は、自分がフォローしていないユーザーの投稿も流れてくる1種類のみ(TwitterやInstagramの「おすすめ」に近い)

あり

「おすすめ」「フォロー中」の2つを切り替え可能

あり

「おすすめ」「フォロー中」「お気に入り」の3つを切り替え可能

さらに、「リール」「発見」などのタブが存在する

メンション

あり

あり

あり

ハッシュタグ・検索

ハッシュタグと投稿検索はなし

ユーザー名のみ検索可能

あり

ハッシュタグやキーワードでの投稿検索も可能

あり

ハッシュタグやキーワードでの投稿検索も可能

ダイレクトメッセージ

なし

あり

あり

フォロー数表示・フォローリスト

なし

フォロー数やフォローリストは非表示

アカウント作成時に、Instagramのフォローリストを一括でフォローすることができる

あり

ほかの人からも閲覧可能

あり

ほかの人からも閲覧可能

フォロワー数表示・フォロワーリスト

あり

ほかの人からも閲覧可能

あり

ほかの人からも閲覧可能

あり

ほかの人からも閲覧可能

いいね一覧

なし

自分でも、ほかの人からも閲覧できない

あり

自分でも、ほかの人からも閲覧できる

あり

自分のもののみ閲覧できる

複数アカウント運用

可能だが、切り替えのたびにログアウトが必要

すぐに切り替え可能

すぐに切り替え可能

Instagramとの連動

ユーザー名はInstagramと同様

Threadsの投稿をInstagramのストーリーズに追加することができる

なし

※各SNSの仕様は、随時変更されています。
 こちらの比較表は、2023年7月12日時点の情報です。

タイムラインの使い心地や、テキストがメインという点では、Twitterに近い一方で、写真や動画といったビジュアルコンテンツの見やすさは、Instagramと通ずるものがあります。

ふだんからTwitterやInstagramを利用している人であれば、操作性も違和感なく、すぐに使うことができるでしょう。

また、Instagramでフォローしているアカウントを一括でフォローする機能があることで、サービス提供直後の現時点では、Instagramとかなり近いフォロワー属性のアカウントが多いと思われます。

「Threads」のはじめ方

STEP1:Threadsのアプリをインストールする

現在、Threadsはモバイルアプリのみの提供となっています。
まずは、Threadsのアプリをインストールして、アプリを起動しましょう。

– iPhoneの場合
App Storeで「Threads」を見る

– Androidの場合
Google Playで「Threads」を見る

STEP2:Instagramのアカウントでログインする

Threadsを利用するためには、Instagramのアカウントが必要です。

すでにInstagramのアプリでアカウントにログインしている場合は、アプリを起動すると「Instagramでログイン」というボタンが表示されるので、タップして進みましょう。

複数のアカウントを持っている場合や、Threadsのログインに使用したいアカウントが表示されない場合は、下部の「アカウントを切り替える」ボタンをクリックすると、Instagramのログイン情報を入力することもできます。

STEP3:プロフィールを設定する

Instagramアカウントを選択すると、プロフィールの設定画面が開きます。

「名前」の項目には、あらかじめInstagramと同様のユーザー名が表示され、編集できなくなっています。

Instagramのプロフィール写真・自己紹介・リンクをそのまま使用したい場合は、「Instagramからインポート」ボタンをタップすると、情報がインポートされます。インポートした後で、Threads用に自己紹介を書き換えることもできます。

Instagramのプロフィールを使用せず、独自に作成したい場合は、プロフィールを直接入力すると、「次へ」ボタンが表示されます。

あとからじっくり設定したい場合は、空欄のまま「スキップ」ボタンで進むこともできます。
※あとのステップで、フォローするアカウントを選択する場面があるため、フォローする人に誰のアカウントかわかってもらうために、ここで設定してしまうのがおすすめです。

STEP4:公開/非公開を設定する

プロフィールの設定が完了すると、アカウントの公開範囲を設定する画面が開きます。

公開設定はあとから変更することもできますし、「Instagramは公開だけど、Threadsは非公開」のように、設定を変えることもできます。

「公開プロフィール」「非公開プロフィール」のどちらかを選択して、「次へ」ボタンを押します。

STEP5:Instagramのフォローリストをインポートする(任意)

つづいて、フォローの設定画面が開きます。

ログインに使用したInstagramアカウントでフォローしているアカウントのリストが表示されるので、同じアカウントをすべてフォローしたい場合は、「すべてフォロー」ボタンをタップします。

フォローするアカウントを個別で選びたい場合は、手動で「フォロー」ボタンを押していくこともできます。

この画面でフォローしたくない場合は、「次へ」ボタンで先に進みましょう。

STEP6:内容に同意して利用を開始する

最後に、データ利用などに関する規約やプライバシーポリシーが表示されます。

内容に同意した上で、「Threadsに参加する」ボタンをタップすると、いよいよ利用できるようになります。

▼Threadsでのプロフィールの見え方

Threadsでは、5つのタブが用意されています。

いちばん右のタブのプロフィールの見え方は、下の画像のようになっています。

プロフィール右上のInstagramマークをタップすると、Instagramアカウントに飛ぶことができます。

比較表にもあったように、フォロー数・フォローリストは表示されない仕様になっており、フォロワー数・フォロワーリストのみ表示されます。

▼Instagramでのプロフィールの見え方

Threadsの利用を開始すると、Instagramのプロフィールに「@番号」というバッジが自動で追加されます。そのため、「Threadsをはじめたことを、Instagramのフォロワーに知られたくない」という場合には、注意が必要です。

バッジをタップすると、Threadsのプロフィールに飛ぶため、InstagramのフォロワーをThreadsに誘導しやすくなっています。

バッジの番号は、Threadsに参加した順番に割り振られており、このバッジ表示は期間限定と案内がありますが、いつまで表示されるかは不明です。

また、バッジを非表示にすることもできますが、一度非表示にすると、再度プロフィールには表示できません。しばらくは表示したまま、アカウントを周知するのがいいでしょう

「Threads」をショップ運営に生かす方法とは

ここまでの手順で、Threadsの利用は開始できたと思います。
最後に、ショップ運営でThreadsを活用する方法について、考えてみましょう。

Threadsはまだ提供開始されたばかりのサービスなので、今後どのくらいのユーザーに広がるのか、どのような機能が追加されるのかはわかりません。

しかし、多くのネットショップが集客に活用しているInstagramとの連動性が高いことなどから、ショップの認知拡大や集客に寄与するSNSに進化していく可能性もあります

また、サービスの初期段階は、下記のような特徴があります。

  • 情報感度の高いユーザーが多い
  • 育っているアカウントがまだ少ないため、早くはじめることで、拡散やフォロワー獲得につながりやすい
  • どのユーザーも使い方を模索している段階で、温度感が高い

まずは、自分でサービスに触れてみることで、ユーザーの雰囲気や、ほかのショップの投稿アイデアがつかめてくるでしょう。

ここでは、まずショップのアカウントで最初に試しやすいアイデアをご紹介します。

1. プロフィールをしっかり設定する

これはほかのSNSと同様ですが、誰のアカウントかわかるように、プロフィールはしっかり設定しましょう。Instagramのプロフィールをインポートするのが、いちばん手軽でおすすめです。

プロフィール写真をほかのSNSと異なるものにしてしまうと、ユーザー名だけでは認知されない可能性もあるため、基本的には同じプロフィール写真を使用するのがおすすめです。

2. Instagramのストーリーズで、Threadsを告知する

Threadsへの関心が高まっているうちに、InstagramやTwitterのフォロワーに対して告知をしましょう。

Threadsの投稿は、ほかのSNSでシェアしやすい導線が用意されています。
投稿の下にある紙飛行機マークをタップすると、シェアの方法を選ぶことができます。

Instagramのストーリーズでシェアしたい場合は、「Add to story」をタップするとInstagramのアプリが立ち上がり(アプリをインストールしている場合)、ストーリーズの編集画面が開きます。

<ストーリーズでの見え方>

ストーリーズの背景画像には、Threadsのオリジナル画像が自動で表示され、中央の投稿部分をタップすることで、Threadsの投稿に飛べるようになっています。

また、Twitterでシェアしたい場合も、「ツイート」をタップすると、ツイートの下書き画面が立ち上がります。

3. まずはいくつか投稿してみる

アカウントの準備ができたら、実際にいくつか投稿してみましょう。

イチから投稿を考える時間がない場合は、InstagramやTwitterと同じ投稿をそのままThreadsで発信してみる形でもいいと思います。

「このアカウントはアクティブに投稿している」
「お得な情報があるかもしれないから、しばらく見てみよう」

と思ってもらうのが、第一歩です。

|商品写真を魅せる投稿

最初に試しやすくおすすめなのは、商品写真を複数枚入れた投稿です。
Threadsの特徴として、写真や動画といったビジュアルコンテンツの見やすさがあります。

  • 複数枚の画像を見やすく投稿できる
  • 縦長の動画も、そのままの比率で投稿できる

最大10枚の写真が追加できる上、写真の比率(縦長、横長、正方形)を問わずきれいに表示されます。写真も1枚ずつめくる必要がなく、カルーセル形式で一気にスクロールできるので、ギャラリーのように商品写真を並べてみるのもいいでしょう。

  • Instagramと異なり、投稿にリンクが追加できる

というメリットもあるので、商品ページのURLも忘れずに入れておきましょう

|Threads限定でお得情報の発信

まずはInstagramのフォロワーにThreadsでもフォローしてもらうために、Threads限定でキャンペーンやお得情報を発信することもできます

「Threadsでクーポンコード配布中」
「Threadsで新作情報を先出し」

といったように、一時的に情報の差別化をするのもいいかもしれません。

Instagramと比べて、投稿をシェアするハードルが低い(Twitterでいうリツイートや引用リツイートの体験に近い)ため、お得な情報はさらに拡散される可能性もあります。

まとめ

2023年7月からサービスがスタートした「Threads」。

短期間でユーザー数を伸ばすなど、今後の広がりに注目が集まっています。

一時的な話題性で終わるのか、新たなSNSとして定着していくのかはまだわかりませんが、ショップの新たな集客チャネルになる可能性も秘めています。

まずはこの記事を参考に、実際にサービスに触れ、購入者に発信してみてはいかがでしょうか? BASEでも、Threadsを活用した成功事例などが出てきたら共有していきます!

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