「BASE」のAppからかんたんに出稿できる、「Googleショッピング広告」と「Instagram広告」について

更新日 : 2021/11/12
投稿日 : 2021/11/12

前回の記事では、ターゲットに合った集客手法の選び方〜PDCAサイクルを回し、目標達成の目指し方を紹介しました。

今回の記事では、ターゲットに合った集客手法の選び方でも紹介した「Google ショッピング広告」と「Instagram広告」について、くわしく紹介していきます。

いよいよ実践です。

「Google ショッピング広告」とは

小売店・ECサイトに特化した、Googleの広告メニューのことを指します。Googleの広告=検索したときに上部に出てくるテキスト広告(リスティング広告)、と思われている方も多いかと思います。ショッピング広告は、テキストに加え、画像や価格や色まで紹介できます。

たとえば、ユーザーが「パーカー 黒」で検索すると、それに合わせた商品が表示されます。色まで指定していることで、より具体的に購買意欲のあるユーザーが検索している、と考えられます。

画像参考:2021年11月12日検索サンプル

そして、この画像を見てもわかるように、スマートフォンで閲覧したさいの画面占有率が非常に高く、目に留まりやすいこと、かつ広告がクリックされる前から商品の詳細情報をアピールできることから、画像の見せ方がとても重要になってきます。

「Google 商品連携・広告 App」でできること

一方、「Googleショッピング広告」は、実施するハードルが高いと言われます。設定・管理の手間がかかるからです。

「Googleショッピング広告」は、広告文の代わりに商品データを一覧にまとめて、Google Merchant Centerアップロードする必要があります。そのさいに、商品数の数だけタイトルや説明文、商品特徴などを用意しなくてはならないため、商品の数が多ければ多いほど、手間がかかります。また、セールや在庫状況にあわせて商品データを更新しないと、審査に落ちてしまい、その商品の広告を出せない可能性があるので、その設定・管理の手間を考えると、検索広告に比べて運用準備がたいへんです。

ところが、「Google 商品連携・広告 App」は、このいちばんのネックとなる課題を解決することができます。用意するものは、Google アカウントのみ。お持ちでない方は、こちらから作成してください。

Google 商品連携・広告 App」をインストールしたあとは、STEPどおりに設定を進めていけば、ストレスなく「Googleショッピング広告」のスマートショッピングキャンペーンへの広告の出稿ができる状態になります。

Google商品連携・広告 App」の使い方については、下記の記事でくわしく説明しています。

「Google商品連携・広告 App」の使い方(前編:Google Merchant Centerへ商品を連携する)

「Google商品連携・広告 App」の使い方(後編:Google 広告を配信する)

スマートショッピングキャンペーンは、機械学習機能を活用し、商品フィードから作成、最適化された広告を、Googleの各種ネットワークで表示します。はじめての方でも、最小限の手間で広告を配信することができます。

そのため、STEPどおりに設定すれば、誰でもかんたんに広告が出稿できますが、成果を上げるためには、ひと工夫必要です。そのやり方について、説明していきます。

スマートショッピングキャンペーンで成果を出すためには

さきほどお伝えしたように、スマートショッピングキャンペーンは、機械学習を活用しています。つまり、この機械学習を最適化させることこそが、成果を出すいちばんの近道になります。そのために必要な要素や、考え方をお伝えしていきます。

クリエイティブが9割、と言っても過言ではない。商品画像に徹底的にこだわろう

「Googleショッピング広告」の大きな特徴は、実際の商品画像をそのまま広告として利用できることです。ユーザーは、ショップに訪れる前に商品を画像で確認でき、魅力を感じたらショップに訪問、購入してくれます。そのため、「Googleショッピング広告」に掲載する画像は、とてもとてもたいせつな役割を担っています。
※「Googleショッピング広告」で使用できる画像は、ガイドラインをクリアしたものに限ります。ガイドラインの詳細は、こちら。

画像が不鮮明であれば、売上につながりにくいことは言うまでもなく、Google Merchant Center内の審査で落ちてしまうこともあります。鮮明/不鮮明の線引きはむずかしいのですが、少なくとも、見るに堪える画像である必要があります。

同時に、美しい商品画像は、人の興味を喚起し、購買意欲をそそります。華美な装飾や演出はガイドラインに抵触するので、「Googleショッピング広告」の画像としては不適切ですが、「手に取ってみたい」と思わせるような画像を設定しましょう。

ここしばらく、画像を変更していない商品があるようでしたら、ぜひこの機会に見直してみることをおすすめします。

顧客のためにも、そしてGoogleのためにも、商品情報を魅力的で、充実したものにしよう

「Googleショッピング広告」は、通常のリスティング広告と違い、キーワードを設定しません。では、なにをターゲットとして広告を配信するのでしょうか? それは、Google Merchant Centerに格納されている商品情報です。ユーザーが能動的に検索したタイミングで「Googleショッピング広告」が表示されることで、新規ユーザーにアプローチでき、ブランド認知や購入の可能性が高まるので、商品情報は充実させておくべきなのです。

Google商品連携・広告 App」を使うことによって、登録してある商品詳細ページの情報が自動的に取り込まれるので、5W1Hを意識して、価値ある情報をわかりやすく記載しましょう。
機械学習には情報も時間も必要。最適化の前提を理解しよう
広告を配信したら、すぐに顧客が獲得できるーーそれは、大きな間違いです。広告で成果を出すことは、かんたんではありません。そのため、みなさん日々試行錯誤して、PDCAを回します。しかし、このスマートショッピングキャンペーンは、機械学習に運用を任せるほかなく、できることが限られます。だからこそ、機械学習を最適化させるための前提をおさえる必要があるのです。

1.機械学習を使用した最適化には、時間がかかる

新しいキャンペーンの掲載結果は、入札戦略の適用後、15日間掲載してから評価を開始するようにしてください。この期間を過ぎると、入札戦略を最適化できるようになります。コンバージョンに至るまでにかかる時間も、考慮されています。

2.データを十分に蓄積しましょう

入札戦略の掲載結果を評価するために、十分なデータがあることを確認してください。通常、学習期間から 2〜3 週間が過ぎると、掲載結果を評価できるようになります。

3.外部的な要因を考慮します

一定期間の結果には、祝日、週末、特別なイベント、商品データの変更、オークションでの競合他社など、さまざまな要因が影響する可能性があります。

4.コンバージョン達成までの所要時間を考慮します

一部のコンバージョンは、 ほかのコンバージョンよりも達成に時間を要し、場合によっては数日、または数週間かかることもあります。キャンペーンの最近の掲載結果と過去の掲載結果を比較する場合は、コンバージョンに至るまでに時間がかかるため、最近の掲載結果があまり好調に見えないことがあります。

Instagramからダイレクトに購入につなげよう

SNSのなかでも、写真や動画投稿に特化しているInstagramは、サービスのブランディングや商品の魅力を伝えるマーケティングツールとして最適です。すでになんらかの形でInstagramの公式アカウントを運用しているショップも多いことでしょう。

かつては、認知度を高める目的で使われることの多かったInstagramですが、ネットショップへの直接アクセスが可能なショッピング機能によって、商品認知から購入までをスムーズにおこなえるようになりました。

Instagramのショッピング機能とは、投稿内のタグに商品名や価格を表示させ、販売ページへの直接アクセスを可能にするビジネス向け機能で、「Shop Now」とも呼ばれます。

Instagramは投稿の中にURLでリンクを貼るすることができず、外部サイトへのリンクは、プロフィールページにのみ設定できます。そのため、ほかのSNSと比べると、ネットショップへのアクセス流入は大きくは期待できませんでした。

ところが、ショッピング機能を使うと、ユーザーをネットショップまでワンストップでアクセスさせることができます。ユーザーは、タグをタップするだけで商品情報や価格情報を入手し、購入ステップに進めるのです。従来のように、ネットショップにアクセスし直し、同じ商品を探す、という手間はかかりません。

このように、ショッピング機能は、ダイレクトに購入につなげられる、ネットショップにとっては対応必須の機能です。一方、商品を多くの人にまず見てもらうためには、運用をしていくなかでフォロワーを増やす、ハッシュタグを上手に活用する、商品画像を工夫する、など泥臭い運用もまた、継続的におこなっていく必要があります。これはもちろんやるべきなのですが、並行して広告も活用することで、飛躍的に集客を伸ばすこともできるため、目的や目標に応じて、実施を検討すべきです。

「Instagram広告 App」を使って、広告を出稿してみよう

「BASE」では、Instagram広告をかんたんに配信することができる「Instagram広告 App」を2021年1月7日(木)にリリースしました。

こちらのAppで広告を配信すると、「カルーセル広告」というフォーマットで、Instagramの発見タブや、フィードに表示されます。

ネットショップで販売されている商品を、広告として配信できる「おまかせ配信」と、投稿済みのInstagram投稿を、広告として配信する「Instagramの投稿から配信」の、2つの配信タイプから選択することができます。このうち、上記でお伝えした、ダイレクトに購入につなげられる「おまかせ配信」に関して説明します。

「BASE」に登録した商品を、Facebookのマッチングシステムを使って、商品に関心がありそうなInstagramユーザーに配信することができます。
広告画像は、登録している商品の画像が用いられ、広告のリンクは、商品のページが設定されます。

このマッチングシステムは、「ダイナミック広告」と呼ばれ、ユーザーの閲覧状況や好みなどに合わせて、最適な広告を自動的に掲載する広告配信手法です。

Instagramのダイナミック広告は、本来は商品情報をInstagramのフォーマットに沿って作成して登録する必要があり、とても手間がかかるもので、実施ハードルが高い配信手法でした。さらに、商品情報に変更が発生したさいには、情報を修正する作業も必要になります。「Instagram広告App」を活用することで、広告がかんたんに作成・更新でき、「ダイナミック広告」の効果の恩恵に預かることができます。

「ダイナミック広告」の効果を最大限に引き出すためには、以下のポイントを意識しましょう。

1.顧客にわかりやすいフィードにしよう

フィードは、顧客がどんな商品なのかを一目見て認識できるよう、わかりやすい画像やクリエイティブを使用する必要があります。

たとえば食品の場合、パッケージを見せるよりも、食品を盛りつけた写真の方が、どのような商品かがわかりやすく、「食べてみたい」という気持ちにもつながりやすくなります。

ダイナミック広告は、広告クリエイティブを自動で作成できるものの、使用する画像によっては、思うように効果を得られない可能性があります。細かい点ではありますが、「神は細部に宿る」ということを意識して、フィードのデザイン・情報を工夫しましょう。

2.キャンペーンの構成はシンプルに

Facebook / Instagramの配信システムの機械学習が働き、広告の配信先として最適な顧客ターゲットを学習するには、広告セットあたりおよそ50件以上/週の最適化イベント(広告セットの最適化対象となるユーザーの行動・コンバージョン)が必要とされており、コンバージョン数が増えるほど、より適切に広告を配信できるようになります。

そのため、キャンペーンを構成するさいは、広告目的に沿った構成にすること、広告セットを細分化しすぎないよう、なるべく広告セットはまとめ、学習データを蓄積させることが重要です。

3.予算設定と「キャンペーン予算最適化」

予算とは、利用者に広告を表示するために使用する金額で、予算によって広告セット(またはキャンペーン)全体の消化金額が決まります。
余裕ある予算設定をすることで、オークションで安定した入札をおこなえるばかりでなく、網羅的にデータ収集/活用をおこなえるため、機械学習の促進につながります。

また、予算設定では、「キャンペーン予算の最適化」の活用をおすすめします。

(画像引用:Facebook for Business 新機能「キャンペーン予算の最適化」で効率的な予算配分を簡単に)

「キャンペーン予算の最適化」とは、予算の設定を各広告セットレベルでおこなうのではなく、キャンペーンレベルで予算設定し、予算の割り当てを機械学習に委ねることで、キャンペーンの効果を高めるしくみです。

キャンペーンの予算は、最適な結果が得られるよう、リアルタイムで最適化され、パフォーマンスのもっとも高い広告セットに自動かつ継続的に配分することで、広告予算を効率的に消化し、広告効果を高められます。

Instagram広告を配信する上での注意点

Instagram広告への出稿を検討する上で、事前におさええておいていただきたい注意点が2点あります。

1.商品が、Facebookコマースポリシーで禁止や制限されているかどうかの確認

Facebookのコマース製品販売者契約コマースポリシーで禁止、およびInstagram商品投稿で禁止されている商品(ex. お酒・たばこ・サービスなどの無形商品)は、Facebookの審査により表示できません。

また、「BASE」で公開された商品のうち、以下はFacebookページに連携できませんので、ご注意ください。

・定期便の商品
・デジタルコンテンツ
・「シークレットEC App」をご利用のショップの商品

なお、商品の在庫がなければ連携できない可能性があるため、在庫があるかどうかもご確認ください。

2.iOS14.5による、広告効果への影響

Appleのモバイル向けOSであるiOSは、バージョン14.5からプライバシーに対する方針が変わり、広告の効果測定への影響がFacebookから発表されています。

AppleのiOS 14リリースが広告やレポートに及ぼす可能性のある影響

この変更にともない、広告の利用者は、以下の対応が必要になりました。

・トップレベルドメインのドメイン認証
・iOS14.5に対応するための設定

これらの影響により、以下の場合において、広告効果の測定精度が下がります。

・独自ドメインを利用していない
・独自ドメインを利用しているが、合算イベント測定を設定していない

Facebook広告、およびInstagram広告で、広告効果の質を保つには、以下の手順で独自ドメインを取得して設定すること、合算イベント測定の設定をおこなうこと、が必須となります。

1.<お名前.com>や<ムームードメイン>などから、ショップ独自のドメインを取得する
2.「BASE」の「独自ドメイン App」を利用し、取得したドメインをショップに設定する
3.取得したドメインをFacebookで認証し、合算イベント測定の設定をおこなう

※すでに独自ドメインを取得されている方も、3の対応は必要となります。

ショップ独自のドメインのくわしい取得方法は、下記の記事を参考にしてみてください。

iOS14.5対策のFacebookビジネスマネージャ設定【お名前.comでドメインを購入した方向け】

iOS14.5対策のFacebookビジネスマネージャ設定【ムームードメインでドメインを購入した方向け】

Instagramのダイナミック広告は、集客における有効な手段の一つです。効果を最大限に引き出すために、意識すべきことを取り組むことで、成果を出せる可能性が高まります。

ぜひ、このAppを利用して、ショップのファンを増やし、売上をさらに伸ばしていきましょう。

\ ショップの開設実績 No.1 /
みんなが使ってるショップ作成サービス「BASE」

関連記事

運営ノウハウ

ショップ運営で知っておきたい情報を
フェーズにわけてまとめています

商品を売る

商品を魅力的に見せるための説明文の書き方から、仕入れに関する情報、配送ノウハウについてまとめています。

売上を伸ばす

売上を伸ばすために必要不可欠なマーケティング知識や、SNS運用のコツ、BASEアプリの活用方法などについてまとめています。

売上を管理する

決済に関する情報や、売上申請の方法などについてまとめています。