2024年1月22日(月)に「YELL BANK」の新機能、「追加調達」がリリースされました。この記事では、通常の調達との違いや比較、追加調達のサービス利用料について、くわしく解説します。
目次
追加調達機能とは
「YELL BANK」の追加調達機能とは、「YELL BANK」で支払残金があっても、追加で資金調達ができる機能のことです。
これまでは、債権の支払いが完了しないと、新たな資金調達ができませんでした。
今回のアップデートにより、必要なタイミングで柔軟に資金調達がおこなえるようになりました。

追加調達の概要やアップデートのポイントについては、以下の記事で紹介しています。
追加調達にかかる「サービス利用料」
「YELL BANK」では、「調達金額」の総額に応じて「サービス利用料」が決まります。「調達金額」とは、「YELL BANK」利用時に、売上残高に加算される金額のことです。通常の調達と追加調達では、「調達金額」の算出方法が異なります。
追加調達時の「調達金額」
通常の調達の場合、「調達金額」は、「支払残額」から「サービス利用料」を差し引いた金額です。
追加調達の場合、「調達金額」は、「支払総額」から「サービス利用料」と「支払残金」を差し引いた金額となります。
通常の調達:
調達金額 = 支払総額 – サービス利用料
追加調達:
調達金額 = 支払総額 -(サービス利用料 + 支払残金)
そのため、通常の調達と比較すると、「調達金額」に対する「サービス利用料」が高く見えますが、追加調達であっても通常の調達と同率のサービス利用料をいただいておりますので、安心してご利用ください。

通常の調達と追加調達の各料金算出の比較
通常の調達と追加調達した場合、どちらも「サービス利用料」の算出方法は同じです。異なるのは、新たに調達するさいの「調達金額の算出方法」のみ。
手数料率は、通常の調達も追加調達も同率のため、同じ金額の手数料でご利用いただくことができます。

それぞれの違いについて、以下で解説します。
通常の調達方法の場合(支払い完了後に、新たに調達)
調達した資金の支払いが完了したあとに、新たに調達をするので、調達方法や「サービス利用料」「支払総額」、調達金額の計算方法は、最初の支払いと同様です。
調達できる金額は、「支払い完了日数 ※1」やBASEの売上実績によって、毎回変動します。
※1 支払い完了日数:支払完了予測日よりもはやく支払いが完了すると、通常よりも大きい金額が調達できるようになります。
通常の調達の場合は、以下の式で算出されます。
通常の調達金額 = 支払総額 – サービス利用料
例)支払総額10万円、サービス利用料10%の調達の支払い完了後に、同じ内容の調達をする場合
▼1回目:通常の調達金額 |
▼2回目:通常の調達金額 9万円 = 10万円 -(10万円*10%) |

追加調達(支払い中に、追加で調達)の場合
今回のアップデートにより、支払いが完了せずとも、新しい資金調達ができるようになりました。
追加調達機能で新たに調達できる金額は、以下の式で算出されます。
追加調達の金額 = 支払総額 -(サービス利用料 + 支払残金)
例)支払総額10万円、サービス利用料10%の調達後に、支払残金が3万円の段階で追加調達をする場合
▼1回目:通常の調達金額 |
▼2回目:追加調達の金額 6万円 = 10万円 – { ( 10万円*10%) + 3万円 } |

調達詳細の確認方法
「支払総額」「調達金額」「サービス利用料」「支払率」については、「YELL BANK」調達の確認画面で見ることができます。

追加調達する場合の「支払残金」の精算方法
追加調達をおこなうと、追加調達で新たに調達した資金を使って「支払残金」が精算されます。
追加調達をするさい、調達画面で表示される「調達金額」は、「支払残金」を差し引いたあとの金額が表示されます。そのため、ショップオーナー側では、追加での支払い処理など、ご対応は必要ありません。
まとめ
「YELL BANK」の通常の調達・追加調達との料金比較や、サービス利用料の算出方法について、ご紹介しました。
追加調達によって、資金が必要なタイミングでの調達が可能になり、より柔軟な資金調達ができるようになりました。ぜひ、資金活用の幅を広げてみてください。
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