
ハンドメイド作品の販売に興味があるけれど、何から始めたらいいか分からない。そんな悩みを抱えていませんか?
近年、ハンドメイド作品をオンラインで手軽に販売できるアプリやサイトが増え、誰でもクリエイターとして活躍できる時代になりました。しかし、どのサービスを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、ハンドメイド作品をアプリやサイトで販売するメリット・デメリットを徹底解説します。自分の作品にあったプラットフォームを見つけられるよう、おすすめのアプリ・サイトを14個紹介します。クリエイター活動の第一歩を踏み出しましょう!
【この記事でわかること】
- ハンドメイドをアプリ・サイトで販売するメリットは、低コストで場所・時間を問わず販売でき、売上や在庫の管理もしやすいこと。ただし、利用するアプリ・サイトによって手数料が異なるため、作品にあったサービスを選ぶことが重要。
- ハンドメイドはハンドメイドマーケットのほか、フリマアプリ、ネットオークション、ネットショップでも販売できる。
- ハンドメイドを販売できるアプリ・サイトはBASE、minne、Creema、iichi、Etsy、Pinkoi、ヤフオク!、メルカリ、ラクマが代表的
タイプ別のおすすめハンドメイド販売アプリ・サイト

ハンドメイドをオンラインで販売する方法は、「ハンドメイドマーケット」「フリマアプリ」「ネットオークション」「ネットショップ」の4タイプあります。サービスを選ぶ前に、タイプ別のメリットとデメリットを把握しておきましょう。
タイプ | 代表的なサービス | メリット | デメリット |
ハンドメイドマーケット | minne/Creema | ・既存の利用者が多く、集客力がある・レビュー機能で信頼を得やすい | ・販売手数料が高め・ショップデザインの自由度が低く、ブランド世界観を出しにくい・SNSのショップ機能と連携できないことがある |
フリマアプリ | メルカリ/楽天ラクマ | ・幅広いユーザー層にリーチできる・出品から販売までの操作が簡単 | ・価格競争になりやすく、ブランド価値を築きにくい・販売手数料が高め |
ネットオークション | ヤフオク! | ・入札形式で高値販売のチャンスがある・コレクター層やレア商品に強い | ・落札まで時間がかかる・安定した販売には向かない |
ネットショップ | BASE/STORES | ・販売手数料が低め・ショップデザインや機能をカスタマイズでき、世界観を表現しやすい・SNS連携やクーポン配布など集客機能が豊富 | ・自分で集客を行う必要がある |
ハンドメイド販売におすすめのアプリ・サイト

ハンドメイド販売ができるアプリやサイトは数多くありますが、それぞれ特徴や手数料が異なります。ここでは、数あるハンドメイド販売サイト・アプリのなかでも、とくにおすすめのアプリ・サイト14選を紹介します。
minne(ハンドメイドマーケット)

minneは、GMOペパボ株式会社が運営するハンドメイドマーケットで、国内最大級の規模を誇ります。minneのおもな特徴は次のとおりです。
- 販売者の負担ゼロで海外発送にも対応している
- 販売手数料は送料も含めて10.56%
- オウンドメディアで自身の商品を紹介してもらえる可能性がある
- ハンドメイドをスキルアップするためのノウハウを公開している
minneはハンドメイド作品の販売に特化しているため、ハンドメイド作品を購入したい顧客に限定して商品をアピールできるのが魅力です。
Creema(ハンドメイドマーケット)

株式会社クリーマが運営しているCreemaは、ハンドメイドマーケットの先駆けと言えるサービスです。minneと比較すると、Creemaには家具など大型のハンドメイド作品が多数出品されているという特徴があります。そのほかのおもな特徴は次のとおりです。
- クーポンやキャンペーンなどを自由に設定できる機能
- 自身の商品をプロモーションできる広告配信機能
- 成約手数料は11%
- クリエイター1人あたりの売上・商品単価ともに、国内大手ハンドメイドマーケットにおいてNo.1
- 大規模イベントやポップアップストアなどオフラインでの販売もサポート
Creemaはオンライン、オフラインともに販売を促進するサポートが充実しているのが魅力です。
iichi(ハンドメイドマーケット)

iichiは個人や小規模な作り手のものづくりを大切にしているハンドメイドマーケットで、プロが作るクオリティが高い商品が多数販売されています。iichiのおもな特徴は次のとおりです。
- イベントやワークショップなどの告知もできる
- 商品への反応がわかる「お気に入り」「再出品メール」「アクセス解析」
- 商品注文から取引完了までを「取引ナビ」がサポート
iichiでは工芸品やアンティークなど、オーナーの技術が光る商品が多く販売されています。単価の高い商品や、アートを販売している方におすすめです。
Etsy(ハンドメイドマーケット)

Etsyは、アメリカを中心に世界中で利用されているハンドメイドマーケットで、海外市場への販路拡大を狙えるのが魅力です。日本語に対応しており、ショップの開設や出品作業も日本語で行えます。おもな特徴は次のとおりです。
- 世界規模のユーザー基盤を持ち、海外顧客への販路を広げられる
- サイトや出品画面は日本語対応だが、商品タイトルや説明文は英語表記が推奨される
- 手作り作品だけでなく、ヴィンテージ品やクラフト素材も販売可能
- 海外向け販売の実績やノウハウが豊富
国内だけでなく海外のファン層を取り込みたいクリエイターや、グローバルブランドを目指す方におすすめです。
Pinkoi(ハンドメイドマーケット)

Pinkoiは、台湾発のデザイナーズマーケットで、アジア最大級の規模を誇る越境ECプラットフォームです。デザイン性の高い雑貨やヴィンテージ品など、ハンドメイド以外のジャンルにも強みがあります。おもな特徴は次のとおりです。
- アジア圏に多くのファンを持つため、海外販売の中でも特にアジア市場に強い
- 日本語サポートが充実しており、出店手続きもスムーズ
- 出店には審査があり、ブランドや商品のクオリティにおいて一定の基準を満たす必要がある
- ハンドメイド作品、デザイン雑貨、ヴィンテージ品など幅広いカテゴリに対応
アジアを中心にブランド認知を広げたいクリエイターや、デザイン性の高い商品を展開している方におすすめです。
メルカリ(フリマアプリ)

株式会社メルカリが運営するメルカリは、国内最大級のフリマアプリです。おもな特徴は次のとおりです。
- 幅広い年齢層の顧客が利用している
- 中古品や新品など、さまざまな商品を販売できる
- 販売手数料は10%、売上金を引き出すための振込手数料は一律200円
メルカリの累計出品数は20億品以上といわれているため、幅広いジャンルのハンドメイド作品を販売したい方におすすめです。ハンドメイドだけでなく、販売用に仕入れた中古品を販売する場合、古物営業法に定められている「古物商許可」を取得しておきましょう。
楽天ラクマ(フリマアプリ)

楽天ラクマは、楽天グループが運営するフリマアプリです。おもな特徴は次のとおりです。
- 楽天ポイントや楽天キャッシュなどと紐付けて管理できる
- 販売手数料は6%+消費税、売上金を受け取る場合は、楽天銀行かつ1万円以上で振込手数料が発生しない
楽天ラクマは楽天のサービスと併用することで、お得に活用できるのが魅力です。
ヤフオク!(ネットオークション)

ヤフオク!は、Yahoo!の提供するネットオークションプラットフォームです。新品や中古品の販売やハンドメイド作品まで、幅広いジャンルの商品が販売できるのがヤフオク!の特徴です。そのほかの特徴は次のとおりです。
- 予想価格よりも高い価格で販売できる可能性がある
- 競りだけではなく定額で販売することも可能
- Yahoo!プレミアム会員なら落札システム手数料を抑えて出品可能
もともとYahoo!プレミアム会員になっている方や、Yahoo!のサービスを日常的に利用している方は、ヤフオク!に出品しやすく、お得に利用できるのでおすすめです。なお、ハンドメイドだけでなく中古品を販売する際は、古物営業法に定められている「古物商許可」が必要です。
BASE(ネットショップ)

BASEは、国内におけるネットショップ開設実績8年連続1位を誇っているネットショップ作成サービスです。240万以上のショップ(※2025年6月時点)が作成され、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1 (※1)」にも選ばれるなど、ハンドメイドをはじめとするネット物販の定番サービスといえます。BASEのおもな特徴は次のとおりです。
- スタンダードプランは月額費用が無料で、売れた場合サービス利用料3%と決済手数料3.6%+40円が発生
- 決済機能が豊富で、すぐに使える
- 不定期でBASE負担のクーポンを顧客に配布
- 各種SNSやInstagram広告との連携が可能
- 16以上のデータ分析機能
BASEはカスタマイズ性や機能性に優れているほか、直感的な操作ですぐに独自のショップが開設できるのが大きなメリットです。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
STORES(ネットショップ)

STORESは、ネットショップの開設から実店舗との連携まで幅広くサポートするサービスです。直感的な操作でショップ開設ができ、デザインテンプレートが豊富なことでも知られています。STORESのおもな特徴は次のとおりです。
- 48種類以上のテンプレートから選べるデザイン機能(HTML編集も可能)
- 無料プランと月額2,980円の有料プランを選べる料金体系
- 販売手数料は5%(無料プラン)または3.6%(有料プラン)
- 予約販売・デジタルコンテンツ販売・定期販売など多様な販売形態に対応
- 実店舗向けPOSレジや在庫管理システムとの連携が可能
実店舗とのシームレスな運営をしたい人や、多様な販売方法を組み合わせたい人に適しています。
Shopify(ネットショップ)

Shopifyは、世界175か国以上で利用されているグローバルなネットショップ作成サービスで、高い拡張性と豊富なアプリ連携が強みです。おもな特徴は次のとおりです。
- テーマやコード編集による自由度の高いデザインカスタマイズ
- 多言語・多通貨に対応し、海外販売にも強い
- 豊富なアプリでマーケティング、在庫管理、SNS連携などを拡張可能
- 月額約33米ドル(ベーシックプラン)〜、決済手数料3.4%+0円(国内カードの場合)
- 実店舗との連動やPOSレジ機能にも対応
ブランド構築を重視し、国内外での販売を戦略的に展開したい事業者におすすめです。
カラーミーショップ(ネットショップ)

カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が運営する国内老舗のネットショップ作成サービスで、コストパフォーマンスの高さと機能のバランスに定評があります。おもな特徴は次のとおりです。
- 月額料金は低価格(フリー〜プレミアムプランまで選択可能)
- デザインテンプレートの種類が豊富で、HTML・CSS編集にも対応
- 独自ドメインや常時SSL対応で安心運営
- 販売手数料が0円(決済手数料のみ)で利益率が高い
- モール連携やSNS連携機能も充実
初期費用を抑えつつ本格的なネットショップ運営をしたい方に最適です。
easy my shop(ネットショップ)

easy my shopは、在庫連動や複数店舗管理に強いネットショップ作成サービスで、販売業務の効率化を重視する事業者に人気です。おもな特徴は次のとおりです。
- 在庫連動・受注管理がリアルタイムで可能
- デザイン編集機能でブランドに合わせたサイト構築が可能
- 販売手数料が無料(決済手数料のみ)で利益率を確保しやすい
- 実店舗・他モールとの在庫一元管理が可能
- 予約販売や定期販売など多様な販売形態に対応
効率的な運営とコスト面を重視しつつ、オリジナル性の高いショップを構築したい方におすすめです。
Square オンラインビジネス(ネットショップ)

Square オンラインビジネスは、決済サービスで有名なSquareが提供するネットショップ作成機能で、実店舗との連動がスムーズに行えるのが特徴です。おもな特徴は次のとおりです。
- 無料プランあり、低コストでネットショップを開設可能
- SquareのPOSレジと連動し、実店舗とオンラインの在庫・売上を一元管理
- テンプレートから簡単にショップを作成でき、モバイル最適化も自動対応
- 販売手数料は無料(決済手数料のみ)
- デジタル商品やサービスの販売にも対応
Square オンラインビジネスは、実店舗を持ちながらオンライン販売も展開したい小規模事業者や個人に適しています。
ハンドメイド作品をアプリ・サイトで販売するメリット

ハンドメイドの商品を、多くの人に見てもらえるアプリやサイトで販売する人が増えています。実店舗は実際に商品を手に取ってもらえるというメリットがありますが、アプリやサイトはリスクを押さえて効率的に商品を販売できます。では、ハンドメイドをアプリやサイトで販売する具体的なメリットを3つ紹介します。
低コストでハンドメイド作品を販売できる
実店舗でハンドメイド作品を販売するとなると、物件の契約費用や月々の家賃が必要です。さらに光熱費や什器、POSレジシステムの利用料金など、毎月大きなコストが発生します。
しかし、ハンドメイド販売アプリやサイトなら、PCもしくはスマホがあればネット料金、サービス利用料、手数料など最低限のコストで販売可能です。また、万が一ショップをお休みしたり、販売をやめたりするときも、実店舗とは違い手間や費用を抑えられる場合があります。そのため、少ないリスクでネット物販が始められることがメリットです。
時間や場所を問わず販売できる
実店舗のみでの販売の場合、近隣に住んでいる人など、実店舗まで足を運べる人は限られます。しかし、アプリやサイトでハンドメイドなら、住んでいるところに限らずどこからでも商品を購入可能です。
また、開店時間が決まっている実店舗と違って、24時間365日いつでも、顧客が好きなタイミングで商品を購入できるため、販売機会を逃しません。スタッフが常時待機する必要がないため、人件費も削減できます。
売上や在庫を管理しやすい
ハンドメイド販売アプリやサイトを利用すると、売上や在庫の管理が驚くほど簡単になります。
SNSや対面イベントでは、注文のやり取りから入金確認、在庫の管理までをすべて手作業で行う必要があります。しかし、多くのハンドメイドアプリやサイトには、以下のような便利な機能が備わっているため、かんたんに管理できます。
- 自動での売上記録:注文が入ると自動的に売上が記録されるため、手動で集計する手間が省ける
- 在庫数の自動更新:商品が購入されるたびに在庫数が自動で減るため、売り切れを知らせる作業や、在庫の数え間違いを防げる
- ダッシュボードでの可視化:売上や人気商品の傾向をグラフなどで簡単に確認でき、次の制作計画を立てるのに役立つ
管理機能を活用することで、販売の事務作業にかかる時間を大幅に減らし、作品づくりにより集中できるようになることがメリットです。
ハンドメイド作品をアプリ・サイトで販売するデメリット

ハンドメイド販売アプリやサイトを活用するメリットはたくさんありますが、注意すべき点もあります。デメリットや課題を理解しておくことで、より効果的に販売戦略を立てられるでしょう。ここでは、アプリ・サイトを利用するデメリットを3つご紹介します。
手数料や送料がかかる
ハンドメイド販売アプリやサイトでは、売上に対して数%〜十数%の販売手数料がかかります。手数料の割合が高い場合、利益を大きく圧迫することもあります。
送料は、購入者負担に設定することも可能ですが、送料がネックになって顧客が購入をためらうケースも少なくありません。送料込み価格にすると、その分販売価格を引き上げる必要があり、価格設定が難しくなることがあります。
競争相手が多い
知名度の高いプラットフォームほど、多くのハンドメイド作家が出店しているため、同ジャンルの作品に埋もれてしまう可能性があります。
とくにアクセサリーのような人気ジャンルでは、似たテイストの商品が大量に出品されており、価格競争に巻き込まれやすい傾向があります。差別化できるデザインやコンセプトがないと、認知や購入につなげるのは難しいかもしれません。
ブランディングが難しい
プラットフォームによってはショップデザインやレイアウトに制限があり、自分のブランドの世界観を十分に表現できない場合があります。サイトやアプリのビジュアル・機能に左右され、見せ方の自由度は限られるためです。
また、SNSとの連携機能が乏しい場合、購入者との直接的なコミュニケーションが取りにくく、リピーターを増やすためのファン作りが難しいでしょう。
ハンドメイド販売のアプリ・サイトを選ぶポイント

一般的なフリマサイトやオークションサイトをはじめ、ハンドメイド作品を販売できる専門のサイトやアプリは増えています。ここでは、多数あるハンドメイド販売のアプリ・サイトのなかから、どのようにして販売先を選べばいいのかを解説します。
ハンドメイドとの相性で選ぶ
ハンドメイドマーケットはハンドメイドに特化しているため、ハンドメイド作品が出品しやすく、売れやすいという特徴があります。ハンドメイドマーケットと一口にいっても、それぞれサイトによって特色があるので、自身のハンドメイド作品との相性を見て販売先を選ぶのがおすすめです。
たとえば、ハンドメイドマーケットのiichiはプロが制作したハイクオリティな商品が多いという特徴があります。また、minneは20~40代の女性顧客が多いため、若い層をターゲットとした商品や、販売価格が高すぎないものが売れやすいと考えられます。
どれかひとつに絞るのも効率的ですが、まずは試験的に複数のアプリやサイトを並行して利用してみても良いでしょう。
一方で、ハンドメイドマーケットを利用する場合は、他の作家の作品と自分の作品が横並びで比較されてしまう点に注意が必要です。似た作品があれば価格競争に巻き込まれる可能性があります。
その点、ネットショップは比較されにくいうえ、自分がもっている世界観やブランドのイメージを伝えやすいというメリットがあります。自分のハンドメイド作品を「ブランド」として売りたい人には、ネットショップがおすすめです。
必要な機能が備わっているかで選ぶ
ハンドメイドマーケットやフリマアプリなどは、ショップデザインのテンプレートが決まっているなど、利用できる機能が制限される可能性があります。そのため、ほしい機能が備わっているかを確認してから販売先を決めましょう。
カスタマイズ性や機能の豊富さで選ぶなら、ネットショップの開設がおすすめです。独自のネットショップを作成できるサービス「BASE」には、業種や販売する商品にかかわらず、ショップや商品の魅力を最大限に伝えられる機能が豊富に備わっています。
たとえば、ショップデザインを柔軟にカスタマイズできるほか、決済方法が豊富で、マーケティング機能も充実しています。また、Instagramの投稿から直接販売ページへ誘導できるInstagram連携、人気商品により特別感を付与できる抽選販売も、BASEの特徴です。
手数料などの運営コストがどのくらいかかるかで選ぶ
ハンドメイド販売サイトやアプリは、月々の利用料や、商品販売手数料がかかるのが一般的です。運営コストはサイトやアプリごとに異なるので、手数料が引かれる前提で販売価格を決定する必要があります。しかし、価格設定が妥当ではない場合、なかなか商品を購入してもらえません。
販売される商品の価格帯や運営コストはサイトやアプリごとに異なるため、材料費や手数料を含めて妥当な値段を設定してから、価格に見合う販売先を選ぶと良いでしょう。
ハンドメイド販売の注意点

アプリやサイトでハンドメイド販売を行うメリットはたくさんありますが、常に安定して売上が獲得できるわけではありません。本章では、ハンドメイド販売を行う上で、どんなポイントに注意した方がいいのかを解説します。
すぐに大きく売上が増えるわけではない
ハンドメイドマーケットプレイスの1つであるminneが2019年に実施した「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」によると、ハンドメイド作家として月に数万円以上の売上がある人は、一般的に1年以上活動しているケースがほとんどです。

このように、ハンドメイドの販売を始めてもすぐに売上が伸びるわけではないことがわかります。
ハンドメイド販売で安定的に利益を得られるかどうかは、商品のクオリティや質はもちろん、販売方法やマーケティング方法によって左右されるといえるでしょう。リピーターや新規顧客を獲得する仕組みづくりに取り組むことで、十分にビジネスとして成功する可能性があります。
集客を行う必要がある
ハンドメイド販売で成功しているオーナーのほとんどは、SNSで集客活動を行っています。たとえば、画像投稿がメインのSNSであるInstagramに投稿したり、X(旧Twitter)でキャンペーンや新商品販売の告知をしたりなど、複数のSNSを用途によって使い分けながら集客を行っている人がほとんどです。
ネットショップ作成サービス「BASE」なら、各種SNSと連携できるほか、Instagramの場合、投稿に商品をタグ付けして、BASEの商品ページに誘導することもできます。
また、売れている商品や顧客の傾向を知るためには、データ分析も欠かせません。さまざまな項目のデータ分析ができるマーケティング機能が豊富なのもBASEの魅力です。
一定以上のセンスが必要となる
商品の魅力を多くの人に知ってもらったり、目に留めてもらったりするためには、魅力的な写真や説明文を掲載する必要があります。そのため、写真撮影や画像の加工、キャッチコピーの作成など、一定以上のスキルやセンスが必要とされるでしょう。
クオリティの高さを求めるなら、高性能なカメラを購入したり、外部のライターにキャッチコピーの作成を依頼したり、さらなるコストが発生する可能性もあります。
このように、商品を売るためには、スキルの習得やある程度の出費が必要になる可能性があります。
ハンドメイドのアプリ・サイトでの販売事例

ここでは、BASEを活用してハンドメイド作品を販売している作家の事例を2つご紹介します。実際の運営背景や工夫ポイントを知ることで、自分のショップ運営のヒントにしてください。
固定費用のかからないサービスを選択|Linola handmade jewelry

「Linola handmade jewelry」は、独特の個性がありつつも日常使いできるデザインのハンドメイドアクセサリーを販売するショップです。
オーナーの妹がアクセサリーを作っていたことをきっかけに制作を始め、X(旧Twitter)やLINEに載せた写真を見た友人から「ほしい!」と言われたことで、販売をスタートしました。
アクセサリーは、自分がかわいいと思うパーツを組み合わせ、1つずつ手作業で制作。販売できる数が限られ、在庫がない期間もあるため、初期費用・月額費用がかからないBASEを選び、固定費のリスクを抑えて運営しています。
SNSでは「この人から買いたい」と思ってもらえるような投稿を心がけ、ファンとのコミュニケーションを大切にしているのも特徴です。


スマホ1台でオリジナルのショップを作成|yc_leather.craft
「yc_leather.craft」は、雑貨店で購入したレザークラフトキットで自分用の財布を作ったことをきっかけにハンドメイド販売を始めました。
BASEにした決め手は、デザインの自由度が高く、好みのショップデザインが作れる点だったそうです。ショップ開設後は、在庫管理や受注処理など運営業務をすべてスマホ1台で完結させています。
【FAQ】ハンドメイドのアプリ・サイトに関する質問

ハンドメイドのアプリ・サイトを検討している方の、よくある疑問・質問にお答えします。
ハンドメイドで一番売れるアプリは?
ハンドメイドマーケットを利用するなら、国内最大級の利用者数を誇るminneがおすすめです。登録作家・出品数・購入者数の多さから、集客力はトップクラスといえます。
また、BASEのようなネットショップ作成サービスを使えば、ショップデザインの自由度が高く、SNSと連動したブランディングもしやすいため、長期的なファンづくりを目指す方にも適しています。
minneとCreemaならどっちがいい?
初心者でまずは販売経験を積みたい場合はminne、副業や本業として一定以上の収入を目指す場合はCreemaがおすすめです。
Creemaは単価の高い作品や大型商品、デザイン性の高い作品の販売にも向いており、プロ志向の作家に支持されています。
ハンドメイドで売上が20万円以下の場合も確定申告は必要?
給与所得がある場合、ハンドメイド販売による所得は雑所得として扱われ、年間20万円以下であれば確定申告は不要です。また、給与所得がない方(専業主婦や学生など)の場合は、年間48万円以下であれば確定申告は不要となります。
ただし、住民税の申告は必要になるケースがあるため、住んでいる自治体の案内も確認しておきましょう。
まとめ
ハンドメイドをネット上で販売する方法は数多くあります。ただし、売上を着実に伸ばしていくためには、商品に合った販売方法やを選ぶことが重要です。
ネットショップ作成サービス「BASE」は、ネットショップを簡単に開設できるのはもちろん、SNS連携機能やマーケティング機能など、ショップ運営に欠かせない機能が備わっています。
また、個人情報を非公開にした状態でショップ運営ができるので、オーナーのプライバシー保護の観点でもおすすめです。コスト面でも機能面でもすぐれたネットショップ開設を検討している方は、ぜひBASEで手軽に始めてみてください。
テンプレートから選べる
BASEなら操作もかんたん

専門知識がなくても、驚くほどスムーズに、自分の世界観を表現することができます。デザインの難しさに悩むことなく、理想のネットショップを今すぐ形に。月額費用0円ではじめよう。