ネットショップやEC運営に関する資格や検定おすすめ9選!

更新日 : 2021/03/29
投稿日 : 2020/07/21

個人や企業でネットショップを運営するさいに、「どんな知識が必要かわからない」「わからないことだらけで、なにをしたらいいかわからない」という場合も多いかと思います。

それもそのはず、ネットショップの運営には、Webの知識も求められる一方で、そもそも、商品を販売し、発送する、という小売業の側面もあり、守備範囲が膨大です。

またこれから、EC関連の会社に就職しようと思っている方にとっても、体系的な知識を選べる場はなかなかないため「資格」や「検定」という分かりやすい指標があると取り組みやすいはず。

そこでこの記事では、ネットショップやECの運営に役立つ資格や検定を9個まとめましたので、ご紹介いたします。 

なお、ネットショップの開業に関わる「営業許可」などに関しては下記の記事でまとめていますので、そちらを参考にしてください。

ネット販売に必要な許可や資格まとめ!具体的な販売例とともに解説!

ネットショップやEC運営に役立つ資格や検定9選

ネットショップの運営に役立つ資格や検定は、以下の3種に分類されます。

1. ショップ運営系
2. ITスキル系
3. マーケティング系

このなかで、もっとも実用的で実践しやすいのが、「ショップ運営系」の資格や検定になります。ネットショップ運営において、知っておきたい知識などを体系的に学ぶことができます。

一方、「ITスキル系」や「マーケティング系」に関しては、直接はネットショップ運営に関与しない部分もあるので、余力があり、さらなるスキルアップを目指したい方におすすめです。

以下、それぞれの種類ごとに紹介していきます。

 

1. ショップ運営系の資格・検定

ショップ運営経営に役立つ資格や検定は、以下の2つがあります。

– ネットショップ実務士
– 通販エキスパート検定

ネットショップ実務士

ネットショップ実務士は、ネットショップの実務能力を証明するための検定試験です。ネットショップの運営業務から制作、プロモーション能力といった、広範囲の知識が問われます。

知識や実務経験によって、レベル1(基礎知識)/レベル2(実践知識)/レベル3(実務経験)にわかれていて、レベルごとに合格基準が設けられています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

一般財団法人 ネットショップ能力認定機構

受講方法・試験内容

受講方法は、ネットショップ能力認定機構の公式ホームページからの申し込み。試験内容は、レベル1, 2が筆記試験のみ、レベル3では論文やレポートの提出や面接があります。

受験時期・受講費用

レベル1, 2は随時受験することができます。受験料は、レベル3が7,000円、レベル2が7,500円、レベル1が7,000円となります。

ネットショップ運営にまつわるかなりの部分を網羅した、まさに「実践的」な資格。資格認定基準はネットショップ、ECサイトの大手事業者が策定しているため、信頼性も高い検定です。

ネットショップ運営の体系的な知識をつけたい方にもおすすめ。難易度はレベル1であればそれほどむずかしくないとされていますので、まずは取り組みやすいレベルから挑戦してみるとよいかと思います。

ネットショップ実務士を見る

 

通販エキスパート検定

通信販売事業における業務や関連法律、マネジメント力やプロモーション知識など、幅広い分野の知識を証明する検定試験です。

検定試験は、1, 2, 3級の3レベルと、スペシャルコースである「カスタマー・セントリシティ」「データドリブン・マーケティング」コースにわかれています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

一般社団法人 通販エキスパート協会

受講方法・試験内容

パソコンを使ってのWeb試験で、全国約260ヶ所のWeb試験会場から選択して受講します。検定の結果も、終了後にパソコンで合否を確認できます。すべてのコースが四択式の試験で、100点満点のうち70点以上で合格となります。

受験時期・受講費用

試験日は、4月中旬~5月中旬ごろまでと、11月上旬~下旬ごろまでがあります。試験費用は、3級が6,000円、2級は7,800円、1級は8,500円です。

法律をふくめ、広範囲の知識が必要となる検定試験となるため、通信販売企業の実務担当者やマーケティング、広告、商品開発に携わる人におすすめの検定です。

1級から3級までありますが、いずれも合格率は50%を大きく上回っていますので、しっかり勉強すれば合格できる可能性は高いでしょう。

なお、通信販売事業では有名な試験であり、関連知識の証明になるため、通販企業への就職や転職を考えている人であれば、かならず取得しておきたい試験です。

通販エキスパート検定を見る

 

2. ITスキル系の資格・検定

ITスキル系の資格や検定は、以下の3つがあります。

・ITパスポート試験
・Webデザイン技能検定
・Webデザイナー検定

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、どのような業種や業界においてもビジネスに必要とされるITの知識を証明する、国家試験です。

試験範囲は非常に広範囲で、最新の知識であるビッグデータからIOT、AIに関する知識から、経営戦略からマーケティング、財務、法律まで、その範囲は多岐にわたります。

社会に羽ばたくために必要な知識を有することの証明であることから、「パスポート」という名称がつけられています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

情報処理推進機構

受講方法・試験内容

パソコンで受験する試験方式で、公式のホームページから受験の申し込みができます。四肢択一式の出題形式で、1,000点中600点以上で合格。試験内容は、ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系の3分野にわかれています。

受験時期・受講費用

受験時期は春期と秋期の2回で、試験費用は5,700円です。

情報システムの全般的な知識から、ネットワーク、サーバーなどのIT知識を体系的に修得できるため、ネットショップのシステム構成などの理解に役立ちます。

難易度的には合格率も50%を超える、エントリーレベルの試験ではありますが、勉強せずに合格できるものではないので、過去問などを見てしっかりレベル感を確認しましょう。

システムの仕組みや構造を理解していることで、よりネットショップ運営がスムーズに進められるでしょう。

ITパスポートを見る

 

Webデザイン技能検定

ウェブサイトのデザインに関する知識やスキルの国家検定。たんにデザインするだけでなく、HTMLやCSSを用いたコーディングまでが試験範囲となる、実践的な検定です。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

インターネットスキル認定普及協会

受講方法・試験内容

公式ホームページから、もしくは郵送による書類送付によって申し込み。デザインに関する知識を問う筆記と実技の2つにわかれており、いずれも70点以上(100点満点)で合格となります。

受験時期・受講費用

年間で5, 8, 11月と3回の試験があり、受験料は3級が学科5,000円・実技5,000円、2級が学科6,000円・実技12,500円、1級が学科7,000円・実技25,000円です(すべて税抜)。

基礎的なデザインの技能を証明する検定のため、デザインを仕事にしたい人なら、取得して損はない資格。

実際に、1, 2級の受験対象者は高校や専門学校、専修学校の卒業者とされており、就職のさいの実力証明に活かせる資格、という位置づけとなっています。

ただし1級に関しては合格率が10~20%と言われるほど難関の資格ですので、十分な対策が必要です。

この検定をパスすれば、ネットショップのデザイン面でも、ある程度応用が効くものです。

Webデザイン技能検定を見る

 

Webデザイナー検定

Webサイトのデザインにおいて、デザイン設計やコンセプト作り、実際の制作から運用、評価、改善といった、一連の知識を問われる検定試験です。

先ほど紹介した「Webデザイン技能検定」よりも、デザイン部分に特化した検定です。

出題内容は幅広く、そのレベルによって「ベーシック」と「エキスパート」にわかれています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)

受講方法・試験内容

画像情報教育振興協会の公式ホームページから申し込み。試験はマークシート方式で、100点満点のうち60点以上で合格となります。

受験時期・受講費用

7月上旬ごろと11月下旬ごろの年2回の開催で、受験費用はエキスパート(旧2級)6,700円、ベーシック(旧3級)5,600円です(すべて税抜)。

ネットショップの構築において要求される、デザイン設計の基礎を身につけられるため、ネットショップ運営やASP事業者に従事する人におすすめ。

合格率は50%を超えるため、難易度はそこまで高くないことが分かりますが、エキスパートは専門的な知識も必要となります。

実践的なデザイン能力の証明となるため、この業界に就職・転職を考えている人にとっても、有効となる資格です。

Webデザイナー検定を見る

 

3. マーケティング系の資格・検定

マーケティング系の資格や検定は、以下の4つがあります。

・マーケティング・ビジネス実務検定
・Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
・ウェブ解析士
・Webアナリスト検定

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、その名のとおり、ビジネスにおけるマーケティング実務の知識を証明する検定試験です。

マーケティングの理論だけにとどまらず、あらゆる業種・業界のビジネスの現場で利用できる、実践的なスキルや関連知識、時事情報なども修得できます。

また、マーケティングの知識を総合的に修得できるため、マーケティング業種だけではなく、営業や販売職の方のスキル証明にも役立つ実務検定です。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

国際実務マーケティング協会

受講方法・試験内容

公式ホームページから検定の申し込みができます。PCもしくはタブレット・スマートフォンを自ら用意して、試験会場にてWeb試験により受講する形になります。

受験時期・受講費用

随時開催されており、受験費用はA級12,760円、B級7,480円、C級6,270円です。

ネットショップ運営においても必須となるマーケティングですが、その知識を総合的に習得することができます。

難易度は割と高めと言われていますが、正確な数値は公表されていません。いずれにしても最終的には実践レベルの知識が求められることになります。

マーケティング実務検定を見る

 

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

<Google>が実施する、公式の認定資格です。

Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格で、初級者向けと上級者向けの2種類にわかれています。

Googleアナリティクスの基礎的な設定から、利用方法、分析結果のレポートの作成など、Googleアナリティクスの利用に関する知識が多面的に問われる認定資格。

<Google>公式の認定資格であり、Googleアナリティクスを利用する業務において、その実務知識を証明する唯一の資格となっています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

Google

受講方法・試験内容

Web上から、いつでも申し込みできます。受講もパソコン上で実施、Googleアナリティクスに関する全般的業務知識が問われます。

受験時期・受講費用

パソコン上から、いつでも受講できます。費用は無料です。

初級者向けは、Googleアナリティクスやその他解析ツールの基礎を学びたい人におすすめです。

上級者向けは、解析アナリストというような専門職に就く人におすすめの、レベルの高い資格です。

ネットショップの運営においても、アクセス解析は強い武器となるため、Googleアナリティクスの実用的な知識を習得したい人に役立つ資格です。

GAIQを見る

 

ウェブ解析士

マーケティングに求められる、Web解析の知識やスキルを証明する資格。

Web解析における知識を体系的に修得する必要があるため、職場で使える基本的なスキルを身につけることができます。

試験はウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析マスターの3つにわかれています。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

一般社団法人ウェブ解析士協会

受講方法・試験内容

パソコンから受講を申し込み。インターネットがつながる環境であれば、パソコンからどこでも受講できます。合否はその場でわかり、合格後に認定レポートを提出する必要があります。

受験時期・受講費用

ウェブ上から随時開催。受験料は17,600円(税込)。

Web解析を起点にしたKPIの立て方や測定方法などを修得できるため、マーケティング業界に携わる人におすすめの資格。

ウェブ解析マスターのみ合格率が極端に低く、難易度が高くなっていることが伺えます。また、ウェブ解析マスターの取得には費用もかなり高額なものとなっています。

データ分析の基本ともなるので、ネットショップ運営にデータを生かしていきたい方も、有効に活用できそうです。

ウェブ解析士を見る

 

Webアナリスト検定

Googleアナリティクスを利用した、アクセス解析の知識や、スキルを証明する検定試験です。

Googleアナリティクスのデータによる分析の具体的な方法や手順、基本的な考え方を身につける必要があります。

受験方法・難易度など

実施団体・機構

JWA(日本Web協会)

受講方法・試験内容

公式ホームページから申し込み。その後、テキストが送付され、受講日に会場で80分間のオンラインによる試験がおこなわれます。

受験時期・受講費用

主催者、会場によって受験時期や費用はことなります。公式ホームページでは、一例として、受講費用は26,400円としています。

コンテンツ・マーケティングやデジタル・マーケティングといった、Webマーケティングの業界に進みたい人にとって、就職で有利になる資格です。

合格率も高く、難易度はそれほど高くないとされています。

アクセス解析のツールとしては、もっとも一般的で普及しているGoogleアナリティクスの実用的なスキルが身につくため、ネットショップの集客やアクセス解析に携わる人が、その実力を証明するのに役立つ資格です。

Webアナリスト検定を見る

 

まとめ

以上、ネットショップ運営に役立つ資格や、検定についてご紹介しました。

どれも知識としては「持っておいて損はない」ものばかりですが、なによりも大事なのは、その知識を実践して、そこから学ぶことです。

インプットしたら、アウトプットをおこなう。それを続けていくことが、なによりスキルアップにつながるはずです。

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