ドメインってなに?サブドメインや独自ドメインについて、初心者向けにまとめました。

2019.11.09(更新:2024.04.09)

自分のホームページを立ち上げるときや、ネットショップをはじめるときに「ドメイン」という名称を耳にして、「なんだそれ?」と思っている方も多いかと思います。

聞きなじみのない言葉で、とっつきにくいですよね。

そこで、この記事では「ドメイン」というものが何なのか、そして「ドメイン」という言葉と一緒に出てくる「サブドメイン」「独自ドメイン」といった言葉に関して、わかりやすく解説したいと思います!

 

ドメインとは?

ドメインというのは、インターネット上にある「家(=それぞれのWebサイト)の住所」を示すURLの一部に使われる、個体識別番号のようなものです。

※URLというのはインターネット上のWebサイトの住所のことで、どんなWebサイトであっても、それぞれ別のURLが決まっています。たとえば、当サイトであれば「https://baseu.jp/」がURLにあたります。 

URLの存在意義とは?

じつはインターネット上の住所というのは、厳密に言うと「IPアドレス」と呼ばれる11桁の数字で決まっています。

たとえば「123.456.78.912」といった11桁の数字がIPアドレスになるのですが、正直なところこんな乱数字を覚えるのって難しいですよね?

そこで、IPアドレスの代わりにURLというものを使って、住所を分かりやすく表示しているのです。

そして、ドメインによって、世界にたった一つだけの住所ができあがり、URLを入力すれば、間違いなくその住所にたどり着ける、というわけなのです。

ドメインは早い者勝ちで取得できる

ちなみに、ドメインは早いもの勝ちです。

もし、あなたより先にほかの誰かが同じドメインを取得していた場合、取りたいドメインがあっても取れません。

ドメインの取得方法は、この記事の最後で解説します。

 

ドメインは2つか3つに分かれている

細かい話をすると、ドメインは2つまたは3つに分かれています。

これを理解していないと、「ドメインを取得するとき」に困惑してしまいますので、とりあえず複数に分けられているんだな、ということを理解してください。

分かれているってどういうこと?

例を挙げると、ドメインは以下のように分かれています。

※右からトップレベルドメイン、セカンドレベルドメイン、サードレベルドメインと呼ばれます(覚える必要はありません)2つにしか分かれていない場合は、サードレベルドメインはありません。

ドメインを取得する場合は、「前」と「後」の組み合わせで選ぶ

ドメインが2つか3つに分かれることを理解してください、とお伝えしたのは、ドメインを取得するときに「前」と「後」の組み合わせで選ぶことになるからです。

「前」の<baseu>の部分は任意の文字列で何でも指定することができますが、「後」の部分(※トップレベルドメインやセカンドレベルドメイン)はある程度種類が決まっていて、その中から選ぶ必要があります。

この「前」と「後」の組み合わせがどちらともすでに取得されていると、新たに取得することはできません。

代表的なトップレベルドメイン(セカンドレベルドメイン)の種類

「前」にあたる部分は任意の文字列ですので、ここでは「後」にあたる部分(トップレベルドメイン、セカンドレベルドメイン)のドメインの種類についてお伝えします。たくさんあるので、主要なドメインの種類をお伝えします。

トップ/セカンドレベルドメイン名用途
.ne.jp世界中誰でも取得できる
.comcommercialの略で商用だが、世界中誰でも使える
.org元々非営利団体を対象としていたが世界中誰でも取得できる
.jp日本に属する個人や法人のみ取得可能
.co.jp日本国内に登記のある、法人が取得可能
.or.jp医療法人や財団法人など特定の団体のみ取得可能
ac.jp学校教育法等で認められている学校のみ取得可能
go.jp政府機関や省庁などが使用

「BASE」で利用できるドメインの種類

「BASE」を利用するさいには、いくつかのドメインが用意されていますので、その中からドメインを選ぶことができます。

※「独自ドメイン」といって、自分で決めた好きなドメインを使いたい場合は、別途設定をすることで利用可能です。くわしくはこちらをご覧ください。

BASEで利用できるドメイン名
任意の文字列+thebase.in
base.shop
shopselect.net
base.ec
theshop.jp
handcrafted.jp
fashionstore.jp
buyshop.jp
supersale.jp
official.ec
kawaiishop.jp
 まとめると、ドメインとは? ・Webサイトの住所を示すURLに用いられるもの
・ドメインによって、あなたのWebサイトを特定できる
・ドメインは、任意の文字列+トップレベル(+セカンドレベル)ドメインで形成される
(ex. https://beseu.jp)

 

サブドメインとは?

URLは、基本的に先ほど紹介したドメインで作られていますが、下記のように元のドメイン(ルートドメイン)をさらに分割したものがあり、それをサブドメインといいます。

なおサブドメインは、ドメインの取得後に、自分で任意の文字列で取得することができます(もちろん取得しなくても大丈夫です)。

サブドメインって、何のためにあるの?

サブドメインは、たとえば楽天やヤフーのように、複数の事業を展開する企業が、テーマの異なるWebサイトを運営するさいに用いたりします。

下記の例は楽天の各サービスのURLですが、<rakuten>というドメインに対し<travel>や<books>といったサブドメインを付与しています(「www」もサブドメインの1つです)。

サイト名URL
楽天https://corp.rakuten.co.jp/
楽天市場https://www.rakuten.co.jp/
楽天トラベルhttps://travel.rakuten.co.jp/
楽天ブックスhttps://books.rakuten.co.jp/

サブディレクトリとは違う

サブドメインと似た言葉に、サブディレクトリという言葉があります。

サブディレクトリとは、たとえば「https://baseu.jp/category/」のように、ドメインの後ろで「/(スラッシュ)」で区切って使います。

ただし先ほど説明したサブドメインとは役割も重みもまったく異なります。

サブドメインは、サブとはいえドメインの一種になるので、独立したWebサイトです。一方、サブドメインは単純に階層を切っているだけなので、Webサイトの中の下層ページの扱いになります。

そのため、サブディレクトリを使用するのは、1つのWebサイトの中で、異なったジャンルのページを作りたい場合になります。

たとえば、ECサイトであれば、カテゴリごとにディレクトリを分けて運用するといったケースになります。

サブドメインサブディレクトリ
区切り方ドメインの前で区切る
https://info.baseu.jp/
ドメインの後で区切る
https://baseu.jp/info/
役割独立したドメインになる下層ページの1つ
使い方異なるテーマのWEBサイトなどを運用する場合1つのサイトの中でカテゴリなどに分けたい場合

SEOの観点ではどっちがいい?

SEOの観点で言えば、サブドメインは元のドメイン(ルートドメイン)と別サイトとして扱われるのに対し、サブディレクトリはルートドメインと同じサイトのコンテンツとして扱われます。

そのため、一見すると、サブディレクトリの方がSEOに有利だと思うかもしれません。

しかしSEOアルゴリズムは、専門性や網羅性などさまざまな観点で評価されるため、仮にテーマの異なるコンテンツをサブディレクトリに入れると、ルートドメインの評価を毀損する可能性もあります。

こういった点から、異なるテーマならサブドメイン、同じテーマならサブディレクトリという運用をするのが理想的です。

 

ドメインの取得方法は?

ドメインの取得方法は、以下の4STEPです。

「BASE」では事前に幾つか用意してあり、その中から選ぶこともできますが、今回は独自ドメインを取得する方法についてお伝えします。

<ドメインの取得方法>

STEP1 ドメイン管理サービスを開く
STEP2 ドメインに設定したい任意の文字列を検索
STEP3 空きがあるドメインから欲しいドメインを選ぶ
STEP4 クレジットカードなどで決済してドメインを取得

ドメイン取得後は、ドメインの利用用途によってその後のアクションは異なります。「BASE」で独自ドメインとして利用したい場合は、こちらをご確認ください。

ドメイン管理サービス

ドメイン管理サービスはたくさんありますが、下記に紹介する代表的なサービスがおすすめ。というのも、代表的なサービスを使えば、わからないことがあったさいにも検索すればたくさんの情報が出てくるからです。

<ムームードメイン>

費用が安く個人利用の多さが特徴ですが、電話サポートはありません。

ただし登録画面が見やすくわかりやすいですし、取得方法などを解説した記事も多いので、ご自分で情報を探せる方にはおすすめです。

ムームードメインを見る

 

<お名前.com>

日本最大規模のドメイン管理サービスです。

ドメインの種類が豊富で電話サポートがありますが、若干情報量が多く、わかりづらいかもしれません。

お名前.comを見る

 

<さくらインターネット>

サーバー関連のサービスも手ごろな費用で提供しており、電話サポートもあるため、ドメインとサーバーをセットで利用する場合はおすすめです。

さくらインターネットを見る

 

まとめ

以上、ドメインとサブドメインについて解説しました。

聞きなじみのない言葉で困惑してしまったかもしれませんが、あらゆるWebサービスで使用されている言葉ですので、事前に理解しておくとよいと思います。

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