自分の店舗を持つ!ネットショップ運営者が雑貨屋さんを開業するために押さえておきたい8つの手順

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多くのネットショップ運営者の目標の一つに「自分のお店を持つ」というものがあるのではないでしょうか?自分で制作した商品、もしくは仕入れた商品を販売している方であれば”お客様に直接販売してみたい”という想いを強く持っている方がほとんどでしょう。やはりモノを販売している以上、その価値を感じてくれる様子を見て取れる、対面でのコミュニケーションを求めている方が多いのを強く感じます。ネットショップを運営している理由も、むしろ「実店舗はもてないから、とりあえずネットショップ!」という発想ではないでしょうか。

ネットショップは無料で開設できても、実際の店舗となるとそうはいきません。資金の問題をはじめ、雇用の問題や販促の問題など考えるべきことはネットショップのそれと大きく違ってきます。そこで今回は憧れの自分だけの実店舗を持つために必要な8つの手順についてご紹介いたします。


1.店舗のコンセプト決め

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もう既にネットショップを運営していて、それがうまくいっている方であればコンセプトは同様のものにすべきでしょう。既にお客様に支持されているコンセプトをわざわざ変える必要はありませんが、一つ気をつけなければいけないのが、ターゲットの見極めです。どんなお客様に来てほしいかによってコンセプトは変わってくるわけですが、ネットショップと実店舗の大きな違いとして「商圏」というものがあります。ネットショップは世界中が商圏となりますが、小さな実店舗はせいぜい最寄り駅付近か大きくても数Km圏内となります。つまり店舗をオープンする場所によってターゲットは変わってきますので、それにあわせてコンセプトも多少改良する必要があります。

もちろんネットショップにおけるターゲットと同じような属性の人が多く住むような街であれば問題ありませんが、そうでない場合は一度店舗のコンセプトを再考することも視野にいれましょう。コンセプトはターゲット、競合店舗との差別化ポイント、またあなたが取り組んでいる想いなどを踏まえて一言にまとめられるようにしましょう。



2.実店舗の立地について

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上記のコンセプト決めでもお伝えしましたが、立地によってターゲットやその販促戦略というのは大きく変わってきます。ネットショップと違い、店舗の立地はその成功に大きく左右する重要な部分です。これからの展開を踏まえて考えていく必要がありますが、大きくわけて3つの選択肢があります。

都心型

やはり多くの人が行き交う街はそれだけの集客量が見込め、多くのお客様を獲得するチャンスが増えます。特に吉祥寺や自由が丘、下北沢など雑貨の町としてしられるエリアはショップめぐりを目的として訪れる人も多く、新規開業の場合はもの珍しさも手伝って多くの来店客が見込めるでしょう。もちろんその分家賃などの経費は高くつきます。

郊外型

郊外の鉄道沿線エリアは、大都市で働く人々が住居する地域として人口も多く、賃貸料もぐっと安い物件が増えます。しかし都心部のような不特定多数の人通りはありませんし、住んでいる人は決まっているので、店舗経営が成立するだけのお客様が来てくれる街はどこか、あらかじめしっかり調べる必要があります。

地元密着型

大きな町ではないけれど、自分がずっと住み着いて愛着があり土地勘も十分にある場所に開業することも選択肢として挙げられます。街の一員として周囲の理解や協力を得られることも多く賃料も低コストで済むと考えてよいでしょう。ただし地域の特性上、不特定多数のお客様の来店はあまり期待できないこともまります。


3.資金について

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実店舗を開業するための資金の用途としては主に以下4点が挙げられます。

店舗取得費

当たり前ですが、物件を借りるには、保証金、敷金、礼金、仲介手数料などが必要です。
立地によっても変わってきますが、オーナーさんと交渉を行っていきながら
納得のいく価格と場所を粘り強く探して下さい。

内外装・設備工事費

内外装工事、空調工事、水道、ガス、電気などの設備工事などが含まれます。

備品・消耗品

什器やインテリア、伝票、トイレ用品などが含まれます。

その他諸経費

仕入れ費や運転資金、オープン前から手伝っているスタッフの給料や販促費なども必要になってきます。

少なくとも300万円ほどの資金が必要になってきますが、その資金はどのように調達すればいいでしょうか?その資金の準備の方法としては以下の4点が挙げられます。

自己資金でまかなう

これまでのネットショップの利益などを貯金してためた資金を開業費として活用

出資をうける

国や自治体、民間のベンチャーキャピタル、友人や家族から出資を受ける

融資をうける

最もポピュラーなのが、この融資を受ける方法です。個人だと民間の金融機関からの借り入れはなかなか難しい為、国や自治体の融資制度、公的金融機関を利用する人が多いのが現状です。国や自治体の融資は低金利で借り入れの上限はおおむね300万円程度です。

家族からもらう

信頼できる家族から支援してもらうのも一つの選択肢として検討してみるのもいいでしょう。

4.商品仕入れ

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ネットショップを運営している方で既に商品を仕入れている方もいるかと思いますが、この商品仕入れ、つまり商品のセレクトこそ、成功する雑貨店とそうでない雑貨店の分かれ目です。コンセプトにマッチした、お客様に求められているよりよい商品は何か?全て店舗オーナーであるあなたのセンスにかかっています。その商品仕入れ先としては主に雑貨メーカー、輸入業者、小売店、卸売業者、またはDeNA BtoB Marketなどのインターネット問屋などがあげられるでしょう。

もしくはデザイナーやクリエイターさんと直接交渉を行って委託販売を行うケースも増えています。(今やTwitterやInstagaramなどで直接作り手作家さんと繋がれる時代ですからね)「これは売れる!」「これを売りたい!」という商品を見つけたら、こちらの記事を参考にしながらぜひ交渉を進めてみましょう。


5.商品の値付け

1つのショップに集まる客層は同じ世代の人、同じ趣味の人、同じ所得水準の人という共通点があります。日常的に1万円の商品を買う人と10万円の商品を買う人とでは、行く店や好みが違います。雑貨店であれば3,000円を中心に500円以上3万円までといったようにボリュームゾーンを設定し、ある程度の統一感を持たせたいものです。

値付けには、このクオリティでこの価格は妥当という値ごろ感が大切です。高価すぎても安すぎてもお客様の不安をあおってしまいます。その価格をPOPや接客で説明しましょう。また、季節のものなので利益は薄くても最初から安く設定して売り切るか、定番品なので粘り強く値引きしないで売るか、このあたりの見きわめが腕の見せ所です。


6.店舗の装飾などデザインについて

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店内のデザインについてですが、やはり本質的なところでいうと、お客様の立場にたった店内作りが重要です。商品を手にとって見て回りやすいか、店員との距離感は近すぎないか、逆に接客をするのに充分なスペースはあるか、など様々なシチュエーションを想定して店舗内のイメージを固めていきましょう。特筆すべき装飾のポイントとしては以下があげられるでしょう

照明

ダウンライトで雰囲気を出すのが雑貨店のセオリーです。しかし商品に光源が近すぎると発熱したり、店内が暗くなったりと悪影響がでることもあります。

什器、インテリア

商品が見えやすいすっきりしたものにするのが基本ですが、アイテムに合わせて工夫すれば、また違った雰囲気を出せます。

色彩

商品自体がもっとも映えて見やすく、店内も明るく保てる為、内装は一般に白色を貴重とすることが多いようです。

ディスプレイを考える

売りたいものは他の前に出し、左部分に並べる。人間の視線は水平に左から右に動くものです。視線の導入部分である左側に売りたいものを置くことで、お客様にファーストインパクト与えるようにしましょう。


7.お客様に対する接客について

ネットショップ運営者にとって見過ごされがちなのが「接客」の大切さです。実店舗の場合、ネットショップと違ってお店の雰囲気やその商品のよさだけで購入にいたるわけではありません。いくらよい商品でも、店員さんの接客が悪ければ購入に至らないケースも多くあります。(愛想の悪い店員さんのいるお店には行きたくないものですよね)

笑顔、明るさ、元気さや基本的な接客用語の使用はもちろんのこと、お客様の想像を上回る対応をしてあげることが大切です。(やりすぎには気をつけて下さいね)


8.実店舗に来てもらう販促について

人通りが多い所であれば、外面がよければ何もしなくても人は入ってきますが、あまり人が行き交うところでなければ何らかの販促活動をしないと来店はされません。(ネットショップでも同じですよね)実店舗に来てもらう販促方法としては主に以下の内容が挙げれます。

・友人や知人への告知
・新聞の折り込みチラシ
・ポケットティッシュ
・フリーペーパー
・自分自身で近所にあいさつする
・イベントへの出展


名刺(ショップカード)を作成するのは必須といえるでしょう。もちろん、ネットショップへの集客でもそうしていたようにSNSなどを活用した宣伝も重要です。今やSNSやスマホが普及しているだけあって、素敵な実店舗であればその存在は日本中に広まっていきます。店舗だけでしか得られない体験価値を提供していくなどして、遠くのお客様にも”わざわざ足を運んでもらえる”工夫を行いましょう。


まとめ

以上、実店舗を開設するための8つのポイントをご紹介いたしました。もちろん、実際に動き始めるとなるとやるべきことはもっと多くなってきます。BASEでの例でいうとこちらのSolmuさんがネットショップと平行して実店舗の雑貨屋さんを運営されています。

まずは近くのお気に入りの雑貨屋さんと仲良くなって、実際の話を聞いてみることから初めてみるのはいかがでしょうか?またオススメなのが雑貨の街、下北沢で開催されている「雑貨の学校/ZakkaSchool」という雑貨店を開業したい方のための少人数スクールです。
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29年の実績を持つ日本で唯一の雑貨ビジネス専門講師、富本雅人さんが主催しているもので、本気で雑貨店を開業したい方々のためにスクール形式でノウハウを教えています。現在2015年春期生の募集を行っていますが、BASEの利用者であれば割引きして頂ける特典もありますのでよかったらぜひこちらをご覧になってみてくださいね。

The spin days

上に紹介しているThe spin daysというショップはBASEを活用しており、かつこの雑貨の学校の卒業生で2015年1月31日浅草に実店舗をOPENした店舗さんです。ぜひこちらも参考にしてみてはいかがでしょうか?


ライター紹介

BASE(ベイス)
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