「商品写真をiPhoneで簡単に撮影したい、でもなんだかうまく撮影できない!」と思っている方は、意外と多いのではないでしょうか?

ネットショップを運営するうえで、商品写真がもっとも重要であると言っても過言ではありません。

商品写真は、商品自体のイメージを左右し、お客さまが購入するかどうかを判断する重要なポイントの一つとなります。

そこで今回、有名カメラ雑誌の編集長を経て独立し、企業広告のディレクションやカメラマンとして活動しながら、写真教室「たのしいカメラ学校」を主宰する株式会社エチカの矢島さんをゲスト講師に迎え、「たのしいカメラ学校」と「BASE」の共催で「iPhoneを活用した写真撮影講座」を実施いたしました。

ピントの合わせ方、グリッド線、露出補正などの基本の使い方から写真の補正方法まで、ワークショップ形式でレッスンしていただきました。

今回は特別に、レッスンで教えていただいたiPhoneカメラの機能と、あると役立つ撮影小物についてご紹介します。

 

目次

・ワークショップについて

・撮影前にするべきカメラの基本設定

・使いこなせてる? 便利なiPhoneの機能

 ①+マーク

 ②AE/AFロック

 ③2×(望遠レンズ)

・あると役立つ撮影小物

 

ワークショップについて

実施日 :2019年6月某日

参加者:BASEショップオーナーズのみなさん

内容:

*座学: iPhoneカメラについて、カメラの構え方、カメラ機能の基本について
*撮影レッスン(1):「物撮り」に挑戦
*撮影レッスン(2):「プロフィール写真」に挑戦
*座学:傾き、トリミング、明るさ、色を補正して写真を仕上げる
*発表会

 

講師:

矢島 直美 氏 (たのしいカメラ学校)

株式会社エチカ代表。

株式会社第一プログレス在職中に雑誌『カメラ日和』を企画。カメラと写真にまつわる面白さを等身大に伝える雑誌として、女性を中心に好評を博す。2008年より編集長に就任。同年に写真教室「カメラ日和学校」開校。独立後はカメラ・写真の魅力を伝えるべく、暮らしにまつわるさまざまな媒体の編集を行い、企業広告等の企画・撮影も手がけるなど活動の幅を広げる。2016年に広く一般向けの新しい写真教室「たのしいカメラ学校」をスタート。カメラの使い方・撮り方の基本から写真を使ったものづくりの講座まで多彩な講座を行い、東京を中心に全国で写真講座を開催。その他企業・自治体向けのカメラ研修のほか、Apple JapanのiPhoneカメラセミナー、住田美容専門学校の撮影講座の講師を務める。写真教室の受講生は延べ7,500人(2019年3月現在)。写真教室のレッスン内容をまとめた著書に『カメラ1年生 デジタル一眼カメラ編』、『カメラ1年生 iPhone・スマホ写真編』(ともにインプレス刊)がある。

◆たのしいカメラ学校:https://etica.jp/

 

撮影前にするべきカメラの基本設定

実際に商品を撮影する前に、よりよい写真を撮るためのカメラの基本設定を行いましょう。

グリッド線

設定方法▷「設定」→「カメラ」→「グリッド」をONにする

水平垂直に撮影することができるように、「グリッド線(画面の縦と横に均等に2本ずつの線)」を表示させます。

グリッド線が表示されると、商品を中心に置いたときに上下左右を対象に空白をとったり、商品が平行かどうかなどを確認したりしやすくなります。

つねに「スクエア」のままにする

設定▷「設定」→「カメラ」→「設定を保持」→「カメラモード」をONにする

スクエアの写真は、BASEショップの商品写真としてもInstagramに掲載するにしても扱いやすいです。

基本的にスクエアの写真を撮影することが多い方は、iPhoneでカメラ機能を開いたさいに、つねにスクエアが開くように設定しましょう。

 

使いこなせてる?便利なiPhoneの機能

iPhoneにはじつはあまり知られていないような便利な機能が多くあります。

今までの撮影方法に少しの動作をプラスして、便利な機能を使いこなせるようにしましょう。

+マーク

(左:重なっていない=水平ではない状態、右:重なっている=水平の状態)

グリッドの表示をオンにすると、画面の中央に「+」マークが表示されるようになります。

黄色と白色の+マークが重なると、+マークでピントを合わせている部分が水平に撮れているということになります。

AE/AFロック

AE:自動的に明るさを調整する機能
AF:自動的にピントを合わせる機能

ピントを合わせたい部分を長押しすると「AE/AFロック」がかかります。

ピントを合わせる対象を固定することによって、被写体を多少上下左右に動かしてもピントがあった状態が保たれるようになります。

ただし、ロックしたあとに手前や奥に動かすとまたピントが合わなくなるので注意が必要です。

 

2×(望遠レンズ)

iPhone X以降の機種にはレンズが2つ付いています。

カメラを起動した際に表示される「1×」のマークをタップすると、望遠レンズになります。

「1×」の状態でそのままアップにして撮影すると画質が荒くなってしまいますが、「2×」で撮影するとアップでも高画質の写真が撮ることができます。

 

あると役立つ撮影小物

商品を撮影するさいに持っておくと役立つ、さまざまな撮影小物をご紹介します。


<撮影環境を整える>

 

・三脚

・レフ版(真っ白のコピー用紙でもOK)

・練り消し(商品を固定するのに便利です)

・トレーシングペーパー(日差しが強すぎる場合にさえぎる・くしゃくしゃにして背景にするのに便利です)

・アルミホイル(アクセサリーに光を当てたい場合)

・撮影ボックス(付属のライトの光が強すぎる場合はトレーシングペーパーを貼って弱い光にする)

 

<背景用>

 

・シンプルな背景紙(洋書や英字新聞のコピーでもOK)

・大きな背景シート

・布(シワを活かすのがイマドキ。折りジワは絶対にNG)

・革の切れ端

・木の板

・紙ナプキン(商品が食べ物の場合)


 

費用があまりかからず、持ち運びにも便利なものが多いので、撮影に慣れてきたらぜひそろえてみてください。

 

以上、「ネットショップ運営に欠かせないiPhoneでの写真撮影ワークショップ 〜 小物編 〜」のレポートをお届けしました。

お手元のiPhoneを活かして、かんたんに本格的な商品写真を撮影し、より多くの人にショップや商品に関心を持ってもらえるように取り組んでいきましょう!