ネットショップを始めるという際、一昔前と違って專門の制作会社にシステムを発注することや、何十万円も払って大手ショッピングモールに出店することは今やそれほど必要のないことになっていると言えるでしょう。なぜなら私たちBASEを始めとした無料で簡単にネットショップを始められるサービスが今や多くの人々に活用されているからです。ネットショップを始めるハードルが大きく下がったおかげでこれまで時間、知識、予算の関係で諦めていたオンラインでの販路開拓が容易になってきていると言えます。 しかしその反面、自己流でネットショップを運営するにはそのノウハウや情報が足りずなかなか売上が上がらないと悩んでいる方も少なからずいるのではないでしょうか?もちろん成功は一夜にしてはありません。すでにネットショップで売上を出している方からのアドバイスやネット上で探した情報を元に試行錯誤していきながら実績を積み重ねていくのがセオリーですが、今回は多くのネットショップを見てきた中で「ここだけは直したほうがいい!」と思える5つのポイントをご紹介したいと思います。「これでオッケー!」と思っている部分は実は改善できるところだったりするんですよ。
商品説明文が短い
商品写真が重要!というのは何度もお伝えしているところでもありますし、みなさまもその部分はご理解頂いて写真の質とその数の用意は問題ないかと思いますが、意外と陥りがちなのが商品説明が短い、もしくはほとんどない、ということです。 商品の説明を直接聞くことができないネットショップでは、できる限り詳細な商品説明をしてあげるのがベターです。サイズ、色合い、特徴、材質、重さといった商品のフィジカルな情報と同時にその商品にかける想い、使う用途、商品に対するストーリーなど、感情に訴える情緒的な情報を提供してあげることができれば購入に至る可能性は大きく跳ね上がることでしょう。
aboutページが短い
こちらも先に説明したことと基本的な理由は同様です。WEBサイトに訪問した人の20%以上はまず「会社概要」「このサイトについて」「about」といったサイト(ショップ)のアウトラインがわかる部分を確認するというデータもあります。期待をもってショップの「about」をクリックした訪問者の方にもっとあなたのショップを好きになってもらえる情報はもちろん、信頼を持ってもらえる内容を可能な限り訴求してみてくださいね。
ショップを更新しないままにしておく
ブログやSNSと違ってネットショップは更新の必要がないと考えていませんか?もちろん毎日の更新までは必要ありませんが、定期的な商品入れ替えやキャンペーンを行いフレッシュなショップを維持するのは重要です。例えば一ヶ月くらいのペースでトップページのバナーや左上の商品枠の部分でキャンペーン情報やニュースを紹介したり、新商品やセット商品を提供するなどでもいいでしょう。ショップオーナーさんにとっては大変な仕事ですがぜひ訪れるのが楽しみになるようなネットショップになるよう心がけてみてくださいね。 あと、ここは重要な部分ですが、古くなったプロモーション情報は必ず削除するのと、ずっと在庫切れとなっている商品は非表示にしてくださいね。「管理されていない..」と思われてしまうほどもったいないことはありません。
競合企業を無視する
始めてのネットショップ、わからないことだらけだと思いますが1番の学びを提供してくれる先生は恐らく同様の商品を扱っている他のネットショップでしょう。例えばアクセサリーを扱うショップを運営するのであれば「アクセサリー ネットショップ」で検索して表示されるショップを参考にするなどして、できるだけ多くの競合ショップから学びを得て下さい。自分のショップにも活かせるところがありましたら積極的に真似していきながらオリジナルの方法へと昇華させていきましょう。成功は真似ることから始まります。
特定の集客源に依存する
ショップへの集客は「ブログを運用していきながら検索結果経由で集客を行っていきましょう。」とBASE Uではオススメしているところですがだからと言ってその一つの集客施策だけに頼り切るのはリスクになってきます。検索からの集客にフォーカスした施策ばかりだとGoogleのアルゴリズムが変わったら大きな影響を受けますし、Facebookページを中心とした施策であればFacebookの仕様変更で運用が立ちいかなくなったりと、流れの早いインターネット上では”ひとつだけの”集客施策に予算の全てを割くのは得策ではありません。 ぜひ検索、リスティング広告、ソーシャルメディア、アフィリエイト、パートナーサイト、ブログ、その他の広告、メールプロモーションなどなどの集客施策を組み合わせながらバランスのよい仕組みを作りだしてみてください。 以上、いかがでしょうか?今までないがしろにしていたポイントもいくつか含まれていたのではないでしょうか? 多くのネットショップの運営ノウハウ情報が世の中には存在しますが、この記事で最後に伝えたいことは”全てを鵜呑みにすることなく自分なりの方法でたくさんの実験をして欲しい”ということです。ひとつひとつの失敗が成功に繋がる糧となりますし、その成長が数字となって具体的に現れるのがネットショップの面白さです。ぜひこれまでの常識を疑っていきながら納得のいく運用を行ってくださいね。