ネットショップの送料の決め方は?送料の設定パターンや安く抑える方法を解説!

更新日 : 2021/03/29
投稿日 : 2020/08/22

ネットショップを運営するために、必ずかかるコストでもある送料。

送料にかかるコストによって消費者の行動も変化していくため、ショップの売上に大きな影響を及ぼします。

<株式会社ジャストシステム>がおこなった調査結果によると、カゴ落ちの理由として全体の53.5%が「送料にかかる費用が高い」と回答しています。

送料は、ショップの売り上げを左右すると言っても過言ではないのです。

それでは、適切な送料を決めるにはどのようにすれば良いのでしょうか。この記事は、ネットショップ運営に役立つ、送料の設定パターンや配送方法などをご紹介いたします。

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ネットショップ送料の決め方

ネットショップで買い物をするお客様は、なるべく送料を安く済むように考えています。そのため、ショップ側はお客様が納得する送料の設定をしていく必要があります。

ただ、だからと言ってカゴ落ちを避けるために、送料を全てショップ持ちとなれば、お店にとって送料が負担となってしまいます。

そのため、送料にかかるコストをおさえつつ、お客様にとっても納得のいく送料設定の工夫を考える必要があります。

ネットショップで利用できる送料設定は主に5つに分類することができます。

いずれの送料設定においてもショップ側、消費者側それぞれにメリットやデメリットが発生いたします。自分のショップには、どの配送パターンが良いか決めるための参考にしてみましょう。

 

1.送料完全無料

配送料完全無料は、ネットショップで購入した商品全ての配送料を無料に設定するやり方。

購入者は、商品価格のみで商品を購入することができるメリットがありますがショップ側が送料を負担しなければならなくなります。

そのため、あらかじめ商品単価に送料を含み見た目上の送料を無料にすることはできますが、商品単価が高くなってしまう欠点があります。

 

2.一定額以上で無料

「1万円以上購入で送料無料」などの、一定金額以上の購入で送料が無料となるパターン。

販売者は、まとめ買いを促進させることができ、購入単価を上げることができます。

購入者は一定金額で送料が無料になるものの、1商品で一定金額にならない場合は送料が発生してしまうので、満足度が下がってしまう可能性もあります。

 

3. 全国一律料金

「送料は全国一律400円」など、全国どこでも一律料金の送料を設定するパターン。

販売側も購入者側もわかりやすいというメリット。とくに購入者側は遠方か近郊かを気にする必要がないため、商品購入をしやすい傾向があります。

しかし、販売側としてはお客様が遠方であればあるほど配送料は高くついてしまうため、全体の傾向を分析して損がないように送料を設定しなればなりません。

離島は対象からはぶくなどして、バランスを取るようにしましょう。

 

4.配送先別送料

多くのショップがこの送料設定パターンを採用しています。配送先の距離や場所に応じて送料を設定します。

販売側は距離に応じた送料を設定できるので、理にかなった送料を設定できます。

しかし、購入者側は北海道や沖縄など配送先住所が遠方である場合、コストがかかってしまうため、遠方のお客様から購入されにくくなります。

もし、遠方のお客様からの購入を促進させたい場合は、ショップ側で送料を一部負担し、お客様の送料を抑えるなどの工夫が必要です。

 

5.配送手段別送料

「クール便600円、メール便300円」など、配送手段によって送料が変わるパターン。

購入者側は、自分の好きな配送手段を選べるため、納得した上で商品を購入できます。販売者側は、あらかじめ設定された送料を回収できるため無駄がないですが、お客様によって配送手段が変わるため、手間がかかっています。

また、メール便などは「ポスト投函」などくわしい配送内容を商品ページに記載しておく必要があります。

 

主要企業の配送料

参考までに主要なEC企業の配送料をまとめてみました。大手企業ほど多くの購買データに基づき最適化されているはずですので、参考になる部分もあるはずです。

サービス名送料詳細
Amazon・注文金額が2,000円以上の場合無料
・2,000円に満たない場合410円(本州・四国以外は450円)
公式サイト
楽天税込3,800円以上で送料無料
※沖縄・離島・一部地域への配送は、9,800円(税込)以上で送料無料
公式サイト
Yahooショッピング各店舗による公式サイト
ユニクロ・450円(税抜)
・ポスト受取り対象の場合200円(税抜)
・1回の注文で商品代金合計が4,990円(税抜)以上の場合は、送料無料
公式サイト
ZOZOTOWN・通常配送210円(税込)
・即日配送560円(税込)
公式サイト

※2021年2月25日現在

詳細な条件を定めているところもありますので、必ず公式サイトで情報をご確認ください。

上記の企業例からも分かる通り送料に関しては各社でバラバラです。これは商品単価やお客様の傾向によるため、正解はないということ。

自分のショップに適した送料設定を考えてみましょう。

 

送料を抑えるためのチェックポイント

送料のパターンによって購入者の行動が大きく変わってくることを紹介しました。

どの配送パターンであっても送料にかかるコストは抑えられた方が良いといえるでしょう。

では、送料を抑えるためには、どうすればいいのでしょうか。送料をおさえるためのチェックポイントをまとめました。

 

どの配送会社を利用するか?

送料のコストを抑えるには、配送会社の選定は非常に重要です。配送業者によって、使えるサービスや料金が異なるだけでなく、配送にかかる日数まで違いがでてきます。

宅配会社の料金を比較

配送する商品は、重さ5kg以下で大きさは80cm(35x25x20cm)以下の荷物と仮定します。

配送先

<ゆうパック(郵便局)>

<クロネコヤマト宅急便>>

<佐川急便>

東京→東京

1,030円

1,150円

1,045円

東京→北海道

1,530円

1,590円

1,485円

※実際の料金は各社のHPでご確認ください。

表でわかるように、東京から東京の近距離配送で言えば、3社の中でゆうパックが一番送料が安く、長距離配送で言えば、<佐川急便>が一番安くなります。

とはいえ「料金は安いが時間がかかる」という輸送方法もあるため、実際に検討する場合は必ず「どれくらい時間がかかるか」という点も確認しておきましょう。

宅配業者を徹底比較!ネットショップの商品発送はどこにお願いする?安いのはどこ?

 

商品ごとに最適な輸送手段を

さらに送料を抑えるには商品ごとに配送手段を変えることも考えられます。

例えば、A4サイズで5kg以下の商品であれば、メール便を活用すると価格を抑えられます。

また壊れやすい商品を配送するために、ダンボールに緩衝材を敷き詰めば破損を防ぐことができますが、緩衝材にコストがよりかかってしまいます。

そのため、商品が動かないようを固定するように梱包する、「割れ物注意」「上積み注意」などの配送依頼をすれば、最小最低限の梱包で安全に配送することが可能です。

 

配送に必要な人件費も忘れずに

配送には送料がかかるだけでなく、配送業務へ労力(つまり人件費)がかかることも忘れてはなりません。

例えば1つの商品に発送準備10分時間を要していたら、1時間に6個しか配送できないことになります。

仮に送料を抑えられたとしても、梱包や発送に必要以上に時間がかかっては元も子もありません。コストだけでなく配送業務の労力も視野に入れるようにしましょう。

「BASE」ではヤマト運輸と連携し、配送業務の簡略化ができる拡張機能などもありますので、ぜひご活用ください。

発送にかかる手間をなくす支援アプリ、「かんたん発送(ヤマト運輸連携) App」って?

 

配送会社と個別契約

送料をおさえるには、配送会社と契約を結ぶのも1つの方法です。

一定の配送量があり、個別に契約することができれば「代金の後払い」「集荷方法の相談」「送料の割引」などもできる可能性があります。

配送会社との契約は、会社間での契約と勘違いさえれますが、個人でも契約を締結することが可能ですので、最寄りの配送会社の営業所に問い合わせをするようにしましょう。

配送契約を結べば、後日一括請求書払いなどもできる可能性があるため、お金の処理の面でも非常に効率的なります。

 

おすすめの配送手段

商品によって最適な配送手段を取ることでコストが抑えられることをご紹介しました。

商品の種別に応じた適切な配送方法を選んでいきますが、配送業者のどのサービスを選ぶとコストを抑えられるのでしょうか。ここでは、商品の特徴に応じたおすすめの配送手段をご紹介します。

小さな荷物なら<ネコポス>

アクセサリーや書籍、CDやDVD、衣料品など、壊れにくい小さい商品、または小さく収納できる商品であれば<ネコポス>がおすすめ。

<ネコポス>は<ヤマト運輸>が提供しているメール便サービス。

全国一律料金で385円で配送可能であるためコンスが抑えられるだけでなく、最短で翌日配送をすることができます。

メール便であるため荷物はポストに投函され、さらに、送り状の伝票番号をもとに配送状況を追跡できるため、購入者も安心して商品の到着を待つことができます。

<ネコポス>が利用できる対応サイズは、以下の通りです。規定を超えると、「ネコポス」が利用できないため注意しましょう。

・対応サイズ:23cm~31.2cm × 11.5cm~22.8cm の大きさ
・厚さ:2.5cm 以内
・重さ:1kg 以内

公式サイトで確認

 

対面で配達したいなら<レターパック・プラス>

A4サイズの小さい商品を対面で配達したい場合は、「レターパック・プラス」がおすすめ。

<レターパック・プラス>は郵便局のサービスで、ポスト投函はせず局員が対面で届けて、受領印または署名をもらう配送方法です。

確実に相手の手元に届けたい商品、セキュリティーを重視したい商品である場合は、レターパックを利用するのが良いでしょう。

さらに、全国一律送料520円の設定であるため、遠方のお客様にもコストを気にせず安心して利用できます。

<レターパック・プラス>が利用できるサイズは以下の通りです。

・対応サイズ:340mm✕248mm (A4サイズ)
・重さ:4Kg以内
・厚さ:重さが規定以内であれば制限なし

公式サイトで確認

 

冷蔵・冷凍品の配達なら<クール宅急便>

食品などの冷蔵・冷凍が必要な商品であれば<クール宅急便>があります。

<クール宅急便>は<ヤマト運輸>のサービスで、保冷輸送(温度を保つ)が可能なサービス。冷蔵タイプは0~10℃、冷凍タイプは-15℃以下の温度帯で配送が可能になっています。

クール宅急便は予冷しなければ配送対応ができないため、注意が必要です。「クール宅急便」の利用条件は以下の通りです。

・対応サイズ:縦・横・高さの三辺の合計が120㎝以内
・重さ:15kgまで
・予冷時間:冷蔵/10℃以下で6時間以上、冷凍/-15℃以下で12時間以上

公式サイトで確認

 

まとめ

以上、ネットショップで頭を抱えやすい送料について解説しました。

今回さまざまなことをお伝えしましたが、やはり根本的に送料を抑えるには配送会社との交渉も欠かせません。

ネットショップ運営が軌道に乗り、ある程度の物量をよそくできるようになったら積極的に交渉してみることをおすすめします。

また送料や配送に関しては、こちらのカテゴリに多数の記事をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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