ネットショップで儲かる商材の選び方は?おすすめの仕入れサイトも紹介

2024.04.01(更新:2024.04.09)

ネットショップでの物販は儲かる副業として、近年注目を集めています。

物販ビジネスに興味はあるものの、商材選びで迷っている方も多いのではないでしょうか。ネットショップで高収入を狙える商材には、ある特徴が見られます。

今回は、ネットショップで儲かる商材を見つけるヒントについて解説します。

おすすめの仕入れ先や、BASEで人気の商品カテゴリについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ネットショップ運営で重要な要素

ネットショップが儲かるかどうか左右する要素は、「商材の利益率」「商材のキャッシュフロー」「在庫の回転率」「ショップのコンセプトにあった商材」の4つです。それぞれ解説していきます。

商材の利益率

ネットショップの基本は、仕入れ価格が低い商品を適正価格で販売することです。

仕入れ価格と販売価格の差額によって、ネットショップのオーナーは収益を得ます。

利益率を高めようと相場を大きく超える価格で販売しても、買い手がつきにくくなるため要注意です。

そのため、ネットショップで収益を上げるためには、いかに安く仕入れやすい商材を選ぶかがポイントになってきます。

商材のキャッシュフロー

キャッシュフローとは入金と出金の流れのことで、手元にある資金が多いほど儲かっているといえます。

ネットショップで手元の資金をキープするには、仕入れ先への支払いから購入者から入金されるまでのインターバルを極力短い状態にすることが理想です。

そこで重要になるのが、商材選びです。仕入れ先への入金タイミングを調整しやすいか、注文キャンセルや返品などのトラブルを避けやすいかを判断しながら、商材を選ぶようにしましょう。

在庫の回転率

商品がなかなか売れず在庫を抱えると、保管コストが高くなってしまいます。

在庫の数が膨大だと、保管場所を確保するためにトランクルームや部屋を借りることになるかもしれません。

商品が売れないかぎり売り上げも入ってこないため、高収入を期待するのは難しくなるでしょう。そうした事態を防ぐためにも、回転率が比較的高い商材を選ぶことが収益アップのポイントです

ショップのコンセプトにあった商材

ネットショップとして成功するには、ショップ内で一貫したコンセプトのもと商材を選ぶことが重要になります。

ショップのコンセプトとは、ユーザーに提供したい価値や世界観を一言で表したものです。

一貫性のある商品選びをつづけていれば、「このショップを見たらほしい商品が見つかる」と思ってもらえるため、ファンがつきやすくなります。

ショップのコンセプトを決めよう

ネットショップで儲かる商材の特徴

ネットショップでは具体的にどのような商材が儲かりやすいのでしょうか。ここでは、儲かりやすい商材の共通点を紹介します。

限定品

地域・期間限定で販売されている商材や、ネット限定で販売されている商材などは、希少性が高いことが魅力です。どこからでも買えるネットショップで扱うと人気が出やすいため、儲かる可能性は十分あるでしょう。

トレンド感のある商品

流行を取り入れた商材は求める人が多いため、在庫を抱えにくい傾向にあります。ただし、人気だからこそ仕入れの難易度が高いかもしれません。

また、販売相場が低価格なアイテムは、苦労して仕入れても利益率は低くなりやすいため注意してください。

定期的に購入する消耗品・食品

トイレットペーパーや洗剤などの生活必需品や、常にストックしておく食品、シャンプーや化粧水などのビューティー用品は継続した需要があります。そのうえ「なくなるたびに買いに行くのが面倒」という考えから、比較的ネットショップで売れやすい傾向にあります。

ウォーターサーバーや通販サイトの定期便のように、一定期間ごとに自動で届けてくれるサービスも人気です。

低価格で販売できる商品

1点あたり数十円・数百円で販売できる商品であれば、購入のハードルが低いため売れやすいといえます。仕入れコストも低いため、売れ行きが予想よりも悪かったとしてもキャッシュフローへの影響が出にくいのも魅力です。

プレゼント用のギフト

ネットショップでギフト商品を購入すると、プレゼントする相手に直接配送できて便利なため、一定の需要があります。

お中元・お歳暮やバレンタインなどイベントのタイミングにあわせて仕入れやすいため、キャッシュフローも良好です。

コレクターの多い商品

アニメ・ゲーム関連や、カー用品などのコレクターが好む商品は、プレミア価格がつくほど需要があるケースもあります。市場に出回る数が少ないため、仕入れるのが難しく、仕入れ価格も抑えにくいでしょう。そのため利益が出しにくいものの、ニッチなものほど買い手が見つかりやすいため、キャッシュフローの面では魅力的です。

持ち運びにくい商品

持ち運びが難しい商品は、自宅まで配送してもらえるネットショップの需要が高くなっています。

新生活にそなえて家具・家電をネットでまとめて買ったり、かさばりやすい冬服をネット通販で揃えたりといった経験がある方もいるでしょう。

ただし持ち運びにくい分、保管や発送にコストがかかる点には要注意です。

オリジナル商品

オリジナル商品には、ハンドメイドの作品や、オリジナルデザインのTシャツやスマホケースなどがあります。

他では手に入らない商品であるうえ、仕入れ価格が抑えやすいため高い利益率を期待できるでしょう。

一点注意が必要なのは、オリジナル商品も既製品と同じように質やデザイン性などが求められることです。

一定以上の質とデザイン性のある商品を作成できなければ、儲けるのは難しいでしょう。

ネットショップで儲かる商材の見つけ方

儲かる商材を選ぶには、トレンドや市場、ユーザーについて理解を深めることが大切です。具体的な方法を3つ紹介します。

SNSのトレンドを参考にする

流行っている商材を見つけるには、SNSが参考になります。

各SNSのトレンドキーワードを見て、商材選びに反映させてみてください。SNSのトレンド把握に役立つツールに、ソーシャルリスニングツールがあります。

人気のジャンルやユーザーの口コミなどを簡単に見つけられるため、儲かる商材探しに活かせるでしょう。

ユーザーの悩みを知る

ネットショップで儲けるためには、売りたい商材よりも、ユーザーがほしいと思う商材を売る必要があります。ターゲットユーザーを定めて、悩みや不満を解決できるような商材にすることで、高収入を期待しやすくなるでしょう。

ニッチ市場を見極める

競合が多い商材は、価格競争が起きて相場が下がりやすい傾向にあります。そのため、競合が少ないニッチな市場を見つけることで、高収入を狙いやすくなるでしょう。

とくに仕入れるのが難しい商材を選ぶと、競合が増えにくくなります。

ネットショップで儲かる商材を見極めるチェックポイント

気になる商材があったときは、次のチェックポイントにどれほど当てはまるのか確認してみてください。チェックの数が多いほど、高収益を期待できるでしょう。

  • 利益率が高いか
  • ユーザーニーズに合っているか
  • 競合が少ないか
  • リピート率が高いか
  • 流行に合っているか
  • 仕入れの難易度がある程度高いか
  • 自分に専門知識やスキルがあるか

商材探しにおすすめの卸売サイト3選

ネットショップで儲かる商材探しに役立つサイトを3つ紹介します。

タオバオ(淘宝 Taobao)

中国最大級のオンラインモールで、日用雑貨、ファッション、コスメ、PC、家電など幅広いジャンルを取り扱っています。

サイトの表記は中国語ですが、日本への発送にも対応していて、個人でも利用可能です。

ネットショップ作成サービスのBASEは、タオバオから仕入れた品を購入者に直送する「タオバオ新幹線」と連携していて、月額500円で利用可能です。以下のページでサービス内容を説明していますので、ぜひご覧ください。

タオバオ新幹線 | BASE Apps

NETSEA

卸売業者と小売店をつなぐ国内最大級のマーケットプレイスで、個人での利用も可能です。

ファッションや日用雑貨、食品、家電、家具、事務用品など200万点以上の商品を卸売価格で販売しています。セールやクーポンでさらに安く仕入れたり、訳あり品をオークション形式で購入したりすることもできます。

日本のサイトなので、国内のトレンドにあった商品が揃っているのも魅力です。

スーパーデリバリー

NETSEAと同様に、卸売業者やメーカーと小売店をつなぐマーケットプレイスです。

アイリスオーヤマやアツギといった有名メーカーをはじめ3,000以上の企業が出展していて、商品数は160万点以上におよびます。

幅広い商品を扱っているなかでも、比較的女性をターゲットにした商品に力を入れていることや、書籍を扱っていることが特徴です。

BASEで人気の商品カテゴリ

実際に、ネットショップではどのような商材が売れているのでしょうか。ネットショップ作成サービス「BASE」で人気の商品カテゴリ4選は次の通りです。ぜひ商材探しの参考にしてください。

ファッション 

韓国や中国からの仕入れ商品や、こども服、古着など

エンタメ・ホビー

美術館や博物館のミュージアムグッズ、アーティストのオリジナルグッズなど

ハンドメイド 

アクセサリー・雑貨など

食べ物・飲み物 

コーヒー、紅茶、レトルト食品、スイーツ、調味料、オリジナルレシピなど

人気カテゴリの商品なのに売れないときは?

儲かる商材だといわれているものを販売しても、売れ行きが不調な場合はどうしたらいいのでしょうか。商品を売るための対策を2つ紹介します。

写真や商品説明文を見直す

ネットショップでは購入前に実物を確認できないからこそ、写真や商品名、説明文などで商品を正確に把握できるよう詳しく説明することが大事になってきます。

サイズや色味などの詳細説明や、購入するメリット、活用シーンなどを書くことで魅力的に感じてもらえるでしょう。

SNSや広告で宣伝する

ターゲットユーザーに、ネットショップの存在が十分知られていない可能性もあります。SNSや広告などを活用して、ターゲットに向けてアプローチしていきましょう。

BASEではGoogle広告の運用を代行する「BASEにおまかせ集客」や、ネットショップとInstagramショッピングを連動できる「Instagram販売 App」、ショッピングアプリ「Pay ID」でのPush通知配信サービスなど、集客に役立つさまざまなサービスが揃っていますので、適宜活用してみてください。

まとめ

ネットショップで儲かりやすい商材は、入手難易度が高く、需要のある商品です。

また、プレゼントする相手に直接配送できるギフトや、持ち運びがたいへんな家電・家具など、ネットの利点を活かした商材も人気があります。

ターゲットのニーズをしっかりリサーチしたうえで、商材が魅力的に見えるよう、商材の紹介ページやSNSなどでアピールしましょう。

商材の仕入れ方法はさまざまですが、タオバオ新幹線のように受注や発送の手間を最小限に抑えられるサービスであれば、大量の商材を扱っても負担になりにくいのが魅力です。

今回紹介した情報は、ぜひご自身のネットショップ運営にも採り入れてみてください。

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