通販サイトの作り方。4つの方法の解説とメリット・デメリットを比較

2020.09.03(更新:2024.04.09)

通販サイトで商品を販売したいけど、作り方がわからない、という声をよく聞きます。

でも、それも無理はありません。なぜなら通販サイト(いわゆるECサイト)を作る方法というのはさまざまにあり、しかもそれぞれがまったく異なる性質を持っているからです。

そこで、この記事では、通販サイトの作り方を一通りご紹介しつつ、メリットやデメリットを比較して解説していきます。

自分の目的に合った、通販サイトの作り方を見つけてください。

目次

通販サイトを開業する流れ

そもそも、通販サイトを作るにはどのような手順があるのかわからないという人も多いでしょう。最初に、通販サイトで開業するさいの流れをご説明します。

①販売したい商品を決める
②コンセプトとショップ名を決める
③商品を準備する
④作成サービスを選ぶ
⑤開業の準備(配送・梱包など)
⑥集客をする

※なお開業までの一連の流れについては、「売上0→10ガイド」というページで細かく解説していますので、そちらを参考にしてください。

①販売したい商品を決める

通販サイトを開業するには、取り扱う商品やラインナップを検討することからはじまります。

実店舗をすでに経営している人は迷うことがあまりありませんが、ネットショップ向けにラインナップを見直すのもひとつの方法です。

例えば、ネットショップでは実店舗と異なる新たなジャンルの商品を試験的に販売したり、実店舗のラインナップから説明やアドバイスを必要としない商品に限定して販売したりするといった戦略があります。

ネットショップで売れるものは幅広く無限大に可能性がありますが、これから用意する場合は、「安く仕入れて高く売れる」ものを選定しましょう。

オリジナル商品を販売すると、他店と差別化しやすくなります。また、実際にネットショップで売れるジャンルや商品の種類を知っておくことも重要です。

②コンセプトとショップ名を決める

売る商品を決定したら、ショップ名(ブランド名)とショップのコンセプトを決めます。

インターネット上には無数にショップが存在するので、ブランディングを行って他店と差別化することが大切です。

数あるショップの中から自分のショップに共感を抱いて買い物してくれるように、コンセプトを書き出しておくと良いです。

ショップ名(ブランド名)は、指名買いやSNSでの拡散も意識して決めましょう。記憶に残りやすいネーミングでリピーターやファンを獲得していくことができます。

③商品を準備する

商品を準備するには、「業者から仕入れる方法」と「オリジナル商品を作る方法」があります。決まったコンセプトに基づいて、実際に売る商品を揃えていきましょう。

中にはメーカーや仲介業者からそのままお客様に発送するドロップシッピングの形態をとる業者もあるでしょう。

すでに実店舗で販売している商品をネットショップでも売る場合は、在庫を増やす必要があるため業者と仕入れ値を交渉するのもおすすめです。

オリジナル商品を販売するには、一から企画して工場を手配する方法もありますが、すでにノウハウを有する工場やメーカーに企画から製造までを委託することもできます。

④販売するネットショップサービスを決める

販売に使うネットショップサービスを決定します。ネットショップの開設には大きく「モール型ネットショップ」と「ASP型ネットショップ」という選択肢があります。

モール型は、<Amazon>や<楽天市場>のように、多数のショップが集まるショッピングサイトです。一方で、ASP型は「BASE」のように自分だけのネットショップを立ち上げて集客できるタイプです。

ASP型のネットショップサービスを使うとブランディングを行いやすく、リピーターやファンを増やせるでしょう。

SNSを上手に活用すれば集客を見込めるため、スムーズにショップを開設できるASP型のサービスがおすすめです。また、ASP型はモール型に比べてコストが安いため、少ないリスクで始められるのもメリットです。

⑤ネットショップ開業の準備(配送・梱包など)

ネットショップを選んだら、商品や配送・梱包などの販売に向けた準備を行います。

商品の写真や説明文を用意して商品登録を行って商品販売を準備を進めましょう。
商品写真と説明文は、購買を後押しする重要な要素です。

また、お客様とリアルな接点を持つ機会が少ないネットショップでは、梱包を丁寧に行うことも大事です。梱包方法が雑だと、商品が破損してクレームに繋がったり、ショップへの信頼を失ってしまったりします。

⑥集客をする

商品登録や在庫補充などで販売の準備が整ったら、実際に商品を販売していきます。
ネットショップで成功するには集客が重要なポイントです。

代表的なものとして、広告、検索、メール、SNSを手段として活用する集客方法があります。

商品の特性やターゲット層などにあわせて、これらの方法をバランスよく使って集客していきましょう。

ネットショップをはじめて運営する場合は、広告や検索流入によって集客を行うのが難しいと感じる場合もあります。

そのようなケースでは、馴染みのあるSNSを活用して集客対策を行うのが手っ取り早い方法です。実際に、「BASE」では、95%のショップオーナーがSNSを集客に役立てています。(参考https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000030814.html

 

通販サイトの作り方▶︎一連の流れ

通販サイト開業の流れが分かったところで、実際に構築する方法を解説していきます。(先程の手順で言うと4番目に当たる工程です)

通販サイトの作り方は細かく分けるとさまざまな方法がありますが、まずは大枠の流れを知っておくとスムーズに理解できます。

作り方としては下記のような流れになることを頭に入れておきましょう。

STEP1:ショップのコンセプトや戦略を描く
STEP2:ショップ作成方法を検討する
STEP3:ショップの立ち上げ、デザインなど
STEP4:商品登録、配送や梱包の準備

以上のような流れになります。この記事をご覧の方がもっとも知りたい内容はSTEP2のところだと思いますので、この記事ではSTEP2に関してくわしく解説します。

ただし、STEP2は他のSTEPと密接に関係しているため、しっかりとショップのコンセプトや戦略を考えたうえでショップの作成方法を検討しましょう。

 

通販サイトの作り方(ショップの作成方法)は、大きく4つある

通販サイトの作り方としては、大きくわけて、以下の4つの方法があります。

  • 1. ECモール型ネットショップ
  • 2. ASP型ネットショップ
  • 3. ソフトウェアインストール型ネットショップ
  • 4. フルスクラッチ型

聞き慣れない言葉が並んでいるかと思いますが、どういった手段で通販サイトを作るのかによって、必要なコストや時間だけでなく、その工程までもがびっくりするほど異なってきます。

どれくらい異なるかをフルスクラッチ型で作る場合と比較して、まずはお伝えできればと思います。(フルスクラッチとは、0から完全オリジナルでECサイトを立ち上げるという方法です)

工程フルスクラッチモール型ASP型インストール型
システム要件定義必要不要不要必要
サーバー契約必要不要不要必要
ドメイン取得必要不要サービスによる必要
デザインコーディング知識が必要コーディング知識が必要テンプレートでも作成可能コーディング知識が必要
決済代行会社への申込必要必要なものもあるサービスによっては必要必要
セキュリティ・保守運用必要不要不要必要

※上記は違いを分かりやすく説明するために、非常に簡易的な差分を示しています。

上記の通り、フルスクラッチ型ではネットショップを立ち上げるために、サーバーの契約から、立ち上げ後の保守運用まで必要となります。

一方でASP型やモール型であれば、あくまでもサービス会社のサービスを使ってショップを立ち上げるので、保守運用などのコストを省くことができます。

また決済に関しても、フルスクラッチであれば、自分で決済代行会社などとサービス契約をしなければなりません。

一方でASP型であれば、たとえば「BASE」のように、サービスの管理画面で申込ボタンを押すだけで決済を導入することもできます。

このように通販サイトの作り方次第で、立ち上げまでに必要なコストや手間までも大きく変わってくるのです。

このあと、それぞれの作成方法についてもう少しくわしく解説していきます。

無料で作るなら「ASP」型ネットショップをおすすめ

もし「無料」でネットショップを作りたい場合は、ASP型ネットショップの「BASE」か「STORES」が第一の選択肢になり得ます。

くわしい理由は下記の記事で解説していますので、ご確認ください。

無料で開設できるネットショップ作成サービスおすすめ7選!特長を比較しました

とはいえ、「フルスクラッチ」「モール型」「ASP型」「インストール型」それぞれにメリットデメリットがありますので、このあと詳しく解説していきます。

 

通販サイトの作り方1. ECモール型ネットショップに出店する▶︎集客力が強い

まず、もっともメジャーな方法がこちら。

事業者が提供するプラットホーム上に、ネットショップを開設する方法です。数多くのネットショップが商店街(モール)のように集まることから、ECモールと呼ばれています。

有名なECモールとしては、<楽天市場>や<Yahoo!ショッピング>が挙げられます。

具体的な出店方法・流れ▶︎モール型といえば<楽天市場>

具体的な導入手順は、利用するECやモールによって異なってきますが、ここでは<楽天市場>を参考に、ご紹介していきます。

まず、サイトにある「出店申込ボタン」から必要事項を入力し、申し込みをおこないます。

店舗運営システムの利用が開始されたら、実際にシステムを利用して、開店準備(決済や配送など)を進めていきます。

準備が完了すると、出店前に審査がおこなわれるので、その審査に通過すれば、開店となります。

開店準備からオープン審査までは、個人差がありますが、2週間〜1ヶ月ほどかかると見ておきましょう。

このように、ECモールで出店する場合は、申し込みから出店までに、ある程度の時間がかかります。

また、ECモールによっては、さまざまなサポートを実施しています。

<楽天市場>であれば、新規出店コンサルタントや店舗オープンアドバイザー、ECコンサルタントといったスタッフが、ページの作り方や販売戦略を考えるうえでのアドバイスをしてくれます。

モール型ネットショップで作成したさいのメリット・デメリット

メリット

デメリット

・モール自体に知名度があり、集客力が高い
・ユーザーの購買意欲が高い
・モールの信頼性が高い

・出店費用や販売手数料などが高い
・競合が多く、薄利になりがち
・ショップのカスタマイズを自由におこなえない
・販売開始まで数ヶ月かかる
・操作方法がむずかしい

最大のメリットは、集客力が高い点です。また、モールに訪問するユーザーは、すでに商品を求めて来ているため、購買意欲が高いことが考えられます。

ただ、出店費用や販売手数料が高いことが難点。たとえば、さきほども例に挙げた<楽天市場>の場合、「スタンダードプラン」であれば、初期費用60,000円、月額費用約50,000円と高額です。※月額費用は月商により異なる

また、申し込みから開設まで4週間から最大で2ヶ月かかることもあります。ショップのカスタマイズは自由におこなえず、操作方法がむずかしい、と感じる人も多いでしょう。

固定費や手数料が高額になるため、ある程度の規模の売上が確実に見込める企業におすすめです。

 

通販サイトの作り方2. ASP型ネットショップ作成サービス▶︎もっともかんたん

ネットショップに必要な機能を提供している事業者のサービスを利用して、ネットショップを開設する方法です。

この方法の特徴は、なんといってもかんたんに通販サイトを作成できること。ASP型ネットショップ作成サービスには「BASE」や<カラーミーショップ>などが挙げられます。

具体的な作成方法・流れ▶︎無料ではじめるなら「BASE」

こちらも、具体的な手順はサービスにより異なりますが、初期費用・月額費用ともに無料ではじめられる「BASE」の場合を例に、ご説明します。

まず、「BASE」のサイトにアクセスして、3つの必要事項を入力し、会員登録をおこないます。その後、画面上の指示にしたがって、運営に関する情報などを入力。

あとは、商品を登録したり、自分好みにデザインを編集すれば、完了です。くわしくは、下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

「BASE」の始め方。どうやってお店を開くの?開設までの手順と注意点まとめ

 

ASP型ネットショップで作成したさいのメリット・デメリット

メリット

デメリット

・費用や販売手数料がリーズナブル
・自由にデザインや運営方法を選べる
・商品の価格競争が起きにくい
・ファンを作りやすい
・SNSとの親和性が高い
・すぐに販売を開始することができる
・専門知識がなくても、開設・運用ができる

・モール型と比較すると、集客力が弱い
・モール型に比べて、ユーザーの心理的ハードルが高い
・自力で集客する必要がある

サービスによっては、初期費用や固定費用が0円のところもあるため、コストをおさえて通販サイトを開設することができます。

固定費用のほかには、手数料(システム利用料)や決済手段ごとの決済手数料がかりますが、いずれも売上金の2.0~6.6%ですので、安価に利用できます。

また、専門知識は必要なく、かんたんなアカウント登録作業のみのわずか数十分で、すぐにネット販売を開始できるのが特徴です。

デザインも自由度が高く、オリジナルな通販サイトを開設できるので、SNSの個人アカウントとも親和性が高く、ファンを作りやすい環境になっています。

ただ、ショッピングモールと比較すると、集客力が弱いため、自身で集客をおこななう必要があるのがデメリット、といえます。

なお、ASP型ネットショップの各サービスは、下記の記事で徹底的に比較していますので、こちらも参考にしてみてください。

ネットショップを開業するならどのサイトがおすすめ?徹底比較しました!

 

通販サイトの作り方3. ソフトウェアをインストールしてネットショップを構築

ネットショップの構築に必要な機能を備えたソフトを使って、ネットショップを開設する方法です。パッケージ型とも言われます。

パッケージソフトとしては、<ホームページ・ビルダー>や<EC-ORANGE>などが代表的。

具体的な作成方法・流れ

このタイプの方法で通販サイトを作成する場合は、そもそもショップを設置するための場所を用意する必要があります。

つまり、サーバーやドメインなどのインフラ環境を、自社で用意します。

それが用意できたら、公式サイトからパッケージを購入またはダウンロードし、通販サイトに必要なカート機能などを作成していきます。

ソフトウェアインストール型ネットショップで作成したさいのメリット・デメリット

メリット

デメリット

・自由にサイトのカスタマイズがおこなえる
・必要な機能が揃っている

・導入費用が、ASP型に比べ高額
・サーバーなどの保守運用が必要
・運用・改修に工数がかかる
・セキュリティ対策が必要

パッケージソフトは、ASP型ネットショップと比べて拡張性が高いため、高機能な通販サイトを作ることができます

ただ、導入費用や維持費用(ランニングコスト)が、ASP型ネットショップよりも高額になる、という点がデメリットです。

たとえば、サーバーの準備やセキュリティ対策の実施、導入作業コストなどがかかるため、自社で完結できない場合は、専門業者に依頼する必要があります。

ランニングコストに関しても、前述のサーバー関連の保守運用などが自社でまかなえない場合は、外注することになるので、費用がかさんでくることになります。

なお、このタイプと似たものに、オープンソースと呼ばれる、Web上で無料で公開されている素材を使って通販サイトを作成する方法もありますが、この場合も、技術者の準備が必須となってきます。

代表的なサービスとしては<EC-CUBE>があります。

 

通販サイトの作り方4. フルスクラッチ型

自社でEC機能を構築して、通販サイトを開設する方法です。この方法は、ASP型ネットショップなどが提供しているものを、すべて自社で一から作成するイメージになります。

つまり、膨大な費用と時間がかかります。

具体的な作成方法・流れ

自社で作成する場合は、まず社内でどういった機能が必要か、どんな通販サイトにするか、といったことを話し合って決めていきます。

サーバーなどのインフラ部分の設計から、表側のカート仕様の設計まで、多岐に渡るため、高度な専門知識と時間が必要になります。

要件が決まれば、あとは実装ですが、ゼロから作り上げていくため、ここでもかなりの時間と費用を費やすことになります。

フルスクラッチ型ネットショップで作成したさいのメリット・デメリット

メリット

デメリット

・自社にあったシステムを導入可能
・システム障害などに迅速に対応できる
・社内マーケターと連携し、売上を最大化しやすい

・高い技術力や専門知識が必要
・サイトの規模に応じて、コストがかかる
・構築に長い時間が必要
・非常に高コスト
・セキュリティリスク

独自システムは導入にコストがかかりますが、その分独自性の高い通販サイトを制作することが可能です。

たとえば、自社の顧客管理システムや、物流システムなどと連携させた通販サイトなども、構築が可能です。

しかし、完全にオリジナルで通販サイトを構築するため、売上や在庫管理のシステム、決済の仕組みなども、すべて構築しなければなりません。

そのため、初期費用は高額になり、規模によっては、数千万円以上になるでしょう。通販サイトが完成するまでに、半年~1年以上の期間がかかることもめずらしくありません。

また、顧客情報や決済に対するセキュリティ対策を、自社で完結させるのは大変です。高い技術力と専門知識がなければ、セキュリティを担保するのはむずかしいからです。

莫大な費用、高い技術力や専門知識が必要になるため、大企業向けのサイト構築方法です。

 

「BASE」で通販サイトを作る方法

ここまで解説した通り、通販サイトを作る方法というのは大きく4つあります。その中でも「BASE」をはじめとするASP型ネットショップ作成サービスを使った通販サイトの作り方は非常にかんたんです。

とくに「BASE」は、ASP型のネットショップの中でも特にかんたんで、専門知識はまったく不要でショップの立ち上げから運用までこなすことができます。

どれくらい立ち上げがかんたんなのかを、最初の工程表でお伝えできればと思います。

工程BASE
システム要件定義不要
サーバー契約不要
ドメイン取得不要
※独自ドメインを使いたい場合は必要
デザインテンプレートで可能
※HTMLを編集したい場合は、編集も可能
決済代行会社への申込不要
セキュリティ・保守運用不要

上記の通り、「BASE」には通販サイト立ち上げに必要なほぼすべてのことが備わっているため、非常にかんたんに通販サイトを立ち上げることができるのです。

「BASE」でのくわしい作成方法は、下記の記事で紹介していますので、ご確認ください。

BASEの使い方|アカウント作成方法から出店方法・注文処理まで解説

「BASE」なら画面に沿って操作を行うことで、ものの30分〜数時間で自分だけのネットショップができてしまいます。

実際に、<麺屋武蔵>様では30分でネットショップを作成されたそうです。

売上激減期の麺屋武蔵を支えたのは、30分で作ったネットショップだった。人気ラーメン店がBASEを選んだ理由とは。

「BASE」は初期費用も月額費用も無料です。まずは登録して、実際にネットショップを作ってみてはいかがでしょうか。

BASEでショップを運用するときにかかる費用まとめ

ネットショップを成功させるためのコツ

ネットショップを運営して成功するには、押さえておきたいポイントがあります。ここでは、事前に知っておきたい、成功のコツをご紹介します。

ブランディングを意識する

ネットショップは誰でもかんたんに作れる身近な存在になってきました。
このため、多くのネットショップの中で生き残るためにはブランディングをして競合と差別化することが大切です。

モール型のネットショップは集客がしやすいというメリットがありますが、ショップのコンセプトや個性をアピールしにくく差別化が難しいです。
限られた範囲でショップのカスタマイズを行えるECモールもありますが、類似した商品が多いと競合と大きく差別化するのが困難です。

集客のハードルは少し上がりますが、独自のショップではじめるほうがコンセプトに共感してもらいやすく、リピーターやファンの獲得にもつながりやすいでしょう。

集客方法を事前に考えておく

モール型のネットショップサービスは、運用にかかる費用が割高である代わりに強い集客力があります。

一方で、ASP型の独自ショップでは、自分で集客を行う必要があることを事前に想定してきましょう。

独自ショップの集客戦略では、SNSを主力として活用するのが効果的です。

SEOなどの検索流入で勝とうとしても、モール型のネットショップが強すぎてよほどの知識と経験がないと成果が出にくいでしょう。SNS広告を出稿するなどして、開店と同時に勢いよく集客戦略を施していくと他店と差がつきやすくなります。

最初から高度なことをしようとしない

ネットショップはさまざまな施策が可能ですが、一気に全部やろうとすると売り上げが上がらなかったときのリスクが大きいです。

例えば、小規模のショップで有料サービスに手を出したり高度な設定に時間をかけたりしても、リターンが伴わずに運営が回らなくなってしまうこともあります。

このため、最初は「集客」と「商品販売」にしぼって時間を割くのがおすすめです。ショップの規模が大きくなってきてからさまざまな工夫を施していきましょう。

まとめ

以上、通販サイトの作成方法を、大きく4つにわけて解説しました。

ご覧いただいたとおり、さまざまな作成方法がありますが、もっともかんたんではじめやすいのが、ASP型ネットショップです。

とくに「BASE」の場合、初期費用、月額費用ともに無料ではじめられるため、はじめてネット通販に参入される方や、大きな資金を準備できない方におすすめです。

「BASE」の特徴は、下記の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

【150万ショップ突破】無料でネットショップを開設するならBASEがおすすめな11の理由!

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