ハンドメイドのオリジナルピアスやアクセサリーを販売したい、と考えている人はとても多く、すでにネットショップを構えている方もたくさんいます。
ただ、これらの商品をネットで販売する方法というのはいろいろあり、迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこで、この記事では、ピアスなどをアクセサリーをネットで販売するのにおすすめのサイトや、事前に知っておくべき注意点などをお伝えします。
ピアスやアクセサリーの近年の市場について

ある市場調査の結果によると、2018年の国内宝飾品(ジュエリー)小売市場規模は9,567億円。さらに、そこから予測される2020年の市場規模は、9,990億円と予測されています。
参照:矢野経済研究所
さらにハンドメイド市場も盛り上がっており、全国各地でさまざまなイベントが頻繁に開催され、また自分で作ったオリジナル作品をインターネット上でかんたんに販売できるサービスにも、需要が高まっています。
このほか、アクセサリーの定額制サービス、サブスクも増えてきました。
これからピアスのネット販売を考えている場合は、ネットショップだけでなく、競合となるサブスクサービスがどんなニーズをターゲットにしているか?などを、事前に把握しておくことが大切です。
※アクセサリーのサブスクとしては、<KIRA SHARE>や<SHAREL>などがあります。
売れる商品の傾向を知ろう

また、ネット販売でうまく軌道に乗せていくためには、どういったものが売れるのか?についても知っておきましょう。
売れる商品の傾向を調べる方法としては、海外のファッション雑誌を購読するのがおすすめです。
海外は、日本よりも流行が早く、海外で流行ったものが日本に流れてくることも、けっしてめずらしくありません。
モデルや芸能人のブログ・SNSをチェックするのも有効。
モデルや芸能人は、最新のトレンドアイテムを身につけていることが多く、真似したいファンがモデルや芸能人のファッションやアクセサリーを参考にするケースもよく見受けられます。
もちろん、実際にウィンドウショッピングをして、最新トレンドアイテムをチェックするのもいいでしょう。実店舗は、商品の入れ替わりが早いので、次シーズンを先取りすることもできます。
ちなみに、2020年で人気の形としては、大ぶりのものがあげられます。ピアスにおいては、大きいフープピアスなどもトレンドとなっており、人気が高いです。
季節的なトレンドも意識しよう

売れる商品を作るためには、季節を意識することも忘れてはいけません。
2020年の夏は、ブラウンやクリアのピアスが人気でした。秋冬に関しては、自然をモチーフにしたアクセサリーが注目されています。
フラワーやフルーツ、ウッド調、ストーン系のものなどが売れる可能性があるでしょう。このように、季節ごとのトレンドをよくリサーチすることが、売れる商品を生み出す鍵といえます。
アクセサリーのネット販売はどこで売るのがおすすめ?

最近では、ネットショップサービスやフリマサイトやネットオークション、ハンドメイドマーケットプレイスなど、さまざまな場所でピアスを販売することができます。
では、実際にピアスを販売するなら、どういったところではじめるのがいいのでしょうか?
ピアスなどのアクセサリーをネットで販売する方法や、おすすめのサイトを紹介します。
方法1. フリマサイト

最近では、多くの方がフリマサイトやフリマアプリを利用しています。不要になったものを出品するだけでなく、ハンドメイドピアスや雑貨を販売する人も多いです。
たとえば、<メルカリ>や<ラクマ>といったフリマサービス。
これらのフリマサイトは、強力な集客力があるため、出品しているだけでお客さんが入ってきてくれる可能性があります。
ただし、基本的にはフリマサイト内での「検索」がメインになるので、検索結果に表示されるように工夫することが必要です。
方法2. ハンドメイドマーケットプレイス

ハンドメイド作品をインターネット上でかんたんに販売できる、オンラインハンドメイドマーケットプレイスは、ここ数年で急激に伸びてきたサービスです。
代表的なサービスとしては、<minne(ミンネ)><Creema(クリーマ)><iichi(いいち)>などが挙げられます。
なかでも<minne>は、アプリのダウンロード数が1,000万件を超え、多くのユーザーが利用しているサービスです。
出品している作家の数も65万人以上、ライバルこそ多いものの、ハンドメイド作家デビューをしたい人には、おすすめといえるでしょう。
ただし、これらのサービスは、手数料が高めに設定されています。
<minne>の場合、手数料が10.56%(税込)となっていて、先にあげたフリマサイトよりも若干高めに設定されています。
方法3. 「BASE」などのネットショップ作成サービス

最近では、「BASE」などのネットショップ作成サービスで自分のショップを作り、販売する方もかなり増えていきています。
先に紹介したフリマサイトやマーケットプレイスとの大きな違いは、「自分のお店が持てるので、リピーターやファン獲得」に非常に向いているということ。
また、Instagramから直接リンクを貼って誘導することもできるので、集客を能動的にやっていきたい人にとっては、非常に向いています。
手数料も、「BASE」であれば6.6%+40円と低めに設定されており、ほかに費用はかからないので、安心です。
まずはフリマサイトなどではじめてみて、売れてきたら「BASE」で出店する方も多くなっています。
本格的にピアスやアクセサリーのネット販売をはじめたい方は、「BASE」での出店も検討してみてください。
こちらで、実際のショップ事例もご覧いただけます。また、下記の記事では、「BASE」の特徴についても解説しています。
ピアスやアクセサリーの商品って、どうやって準備する?仕入れ方法は?

商品を準備する方法としては、大きく以下の3つがあります。
・ハンドメイドで制作
・卸業者から仕入れる
・輸入で仕入れる
ハンドメイドで制作
自分で一から作った、オリジナルピアスやアクセサリーを販売する方法。
でも、オリジナルピアスを作りたくても、「デザインに不安がある」「作り方がわからない」という方もいます。
そういった方には、「BASE」が提携支援している<monomy>というサービスをおすすめします。

<monomy>は、誰でも気軽にアクセサリーを作成できるアプリで、「BASE」と連携することによって、かんたんに販売までおこなうことができます。
ピアス制作からオンラインショップでの販売まで、「やったことがない」という初心者におすすめのサービスです。くわしくはこちら。
卸業者から仕入れる

仕入れたピアスを販売したいという方は、卸業者から仕入れるのが一般的です。
卸業者は、ネットで探す方法と、実際に問屋街などに足を運んで探す方法と、大きく2つあります。
ネットであれば、< NETSEA>や<スーパーデリバリー>というサイトが有名で、豊富な商品をそろえています。
ただ、ネットなので、全国誰でも見ることができます。つまり、他店と差別化しないとむずかしいことも予想されます。
そんな場合は、問屋街などに足を伸ばしてみましょう。アクセサリーを取り扱う卸問屋や問屋街に足を運んで、自分のセンスで商品を選ぶ楽しみがあります。
問屋街には、一般消費者が訪れることもあるため、まずは気軽に足を運んでみることをおすすめします。
たとえば、東京だと台東区の浅草橋には、アクセサリーパーツの問屋街があります。
浅草橋では、多種多様なアクセサリーパーツをはじめ、天然石や淡水パール、ビーズ、革などを取り扱った問屋が建ち並んでいます。
ピアスなど、アクセサリーパーツとなると、基本的に小さな商品が多いため、求めるアイテムを見つけるのが大変です。
そのため、事前にどんなパーツが必要か、など、目的を決めておきましょう。店数が多いため、根気強く探すことが大切です。
輸入で仕入れる

海外の珍しいアクセサリーや、個性的なピアスを販売したい方には、輸入によって仕入れる方法もあります。
自分で現地に足を運んで買い付けしたり、ネットを使って輸入したりして仕入れます。
ただし、海外輸入をするさいは、関税がかかる場合があるので、注意が必要です。
「BASE」では、<タオバオ新幹線>というサービスと提携しています。<タオバオ新幹線>は、中国最大手ショッピングモール<淘宝(タオバオ)>の商品から販売したい商品を探し、買い付け発送を依頼できるサービスです。
<タオバオ新幹線>と「BASE」の自分のショップを連携したうえで、出品したい商品を選び、「BASEへ出品する」を選択します。
「BASE」の管理画面で商品情報を編集すれば、出品が完了するので、かんたんに商品の仕入れから販売までがおこなえます。
アクセサリーをネットショップで販売する7つのコツ
アクセサリーのネットショップを開業したら、今度は商品を売っていかなくてはなりません。
はじめてアクセサリーのネット販売を行う場合、どうすれば売れるのかわからない方もいるかと思います。
そこでここからは、アクセサリーをネットショップで売るためのコツを7つご紹介していきます。
商品の回転率を高くする

アクセサリーをネットショップで売るためには、まず商品の回転率を高くすることがコツです。
商品の回転率をあげることによって、しっかりとショップが運営されていると感じてもらいやすくなります。
慣れないうちは、季節ごとに新しい商品を追加してみるといいかもしれません。
徐々に生産性が上がってきたら、定期的に商品を入れ替えてみましょう。また新しい商品を出品したら、都度SNSなどで発信していくことをおすすめします。
商品の写真の撮り方にこだわる

ハンドメイド作家の多くは、商品そのものだけでなく商品の写真の撮り方にもこだわっている方が多い傾向にあります。
特にアクセサリーは、おしゃれ目的で購入するユーザーが多いので、写真写りや見栄えの良さは重要です。
最近では、スマホカメラもクオリティが高く簡単に画像加工などもできますが、デジカメや一眼レフカメラを使って写真撮影するのもいいでしょう。
また商品のみではなく小物などを添えたり背景に凝ってみたりして撮れば、商品やブランドの世界観を伝えることができます。
商品のテーマやコンセプトをしっかり決める
アクセサリーのネットショップを始めるにあたって大切なのは、商品(ブランド)のテーマやコンセプトをしっかりと決めることです。
ショップに掲載している商品に統一感がないと、狙っているターゲットが定まりません。
その結果、ファンの獲得が難しくなりリピーターがつかなくなる可能性もあります。
そのため、しっかりとブランディングをして商品やブランドの世界観を統一しましょう。Instagramの投稿についても、写真の加工方法や雰囲気を統一するといいです。
価格設定に気を付ける
ネットショップでアクセアリーを売るためには、価格設定にも気をつける必要があります。
もちろんきちんと利益を得られる価格設定にすることは大切ですが、ターゲット層に合わせた適切な価格設定にしないと売れない可能性があります。
例えば、高校生など比較的若い層をターゲットとするならば、高い価格設定にしてしまうと手が出しづらいです。
反対に社会人をターゲットとするならば、少し価格を上げて高級感を出すのも一つの手でしょう。当然、商品のクオリティが伴っている必要はあります。
<Instagram>などのSNSと連携して販売する

ネットショップに商品を掲載するだけでは、必ずしも売れるとは限りません。
商品が売れるのを待つのではなく、SNSなどを活用して能動的に販促・集客活動をしていくことが大切です。
例えば「BASE」であれば、<Instagram>と連携して商品を販売することができます。※くわしくはこちら。
また<Instagram>を活用するのであれば、ストーリーズやリールといった機能を積極的に使ったり、ハッシュタグで効率的に潜在ユーザーに向けて発信したりすることも大切です。
在庫の管理などに気をつけよう

ピアスをはじめ、アクセサリー類のオンラインショップでは、仕入れと在庫の管理が大切です。そのため、適切な仕入れ数を見極めるスキルが求められるでしょう。
在庫を持ちすぎると、売れなかったときのリスクがありますし、逆に在庫がなさすぎると、ユーザーに満足できるサービスを提供できません。
人気のアイテムとそうでないアイテムを見極めて、仕入れ数・在庫数をきちんと管理するようにしてください。
これは、フリマサイト、マーケットプレイス、またネットショップでも同様です。
商品には売れるものと売れないものがかならずあるので、それらを正確に把握し、適切な在庫管理をしていくことが、利益の創出につながります。
イヤリングに変えられたり、金属アレルギーに対応するなどの工夫があると◎

ハンドメイドのピアスを販売する場合は、さまざまなユーザーのニーズに答えられるように努めるといいでしょう。
たとえば、同じデザインでも、ピアスタイプとイヤリングタイプに対応していると、「デザインは好きだけど、ピアスを開けていない」といった方にも、購入してもらえる可能性があります。
ほかにも、金属アレルギーにも対応する、といった工夫があると、よりいいでしょう。
ピアスやアクセサリーのネット販売におけるQ&A
これからピアスやアクセサリーのネット販売をはじめるにあたって、よくある質問を解説します。
売上が出たら、開業届と確定申告は必要?

開業届は、原則として、事業をはじめた日から1ヶ月以内に提出する必要があります。
ただし、1ヶ月を過ぎても罰則などがあるわけではないので、一定の売り上げが出てから税務署に相談するといいでしょう。
確定申告は、個人事業主の場合は必要です。また、副業の場合、副業の所得金額が20万円を超えると、確定申告しなければなりません。
確定申告は、大きくわけると、白色申告と青色申告があります。青色申告は、手続きが多少複雑になりますが、白色申告よりも控除が大きいのがメリットです。
ただし、開業届を提出していないと、青色申告はおこなえません。まずは、売り上げが出はじめたら税務署に相談するといいでしょう。
確定申告については、くわしくは国税庁のHPをご覧ください。
ピアスやアクセサリーのネット販売に、資格や営業許可は必要?

ピアスなどのネット販売をする場合、ハンドメイドのピアスやアクセサリーを取り扱うのであれば、とくに資格や営業許可は不要です。
ただし、輸入販売や仕入れ販売に関しては、商品がアンティークや貴金属などに該当する場合、「古物商許可」が必要となります。
また、アクセサリー類を海外から輸入する場合、商品によっては関税・消費税がかかる点も注意しましょう。
アクセサリーのネットショップは「BASE」で開業するのがおすすめ

「BASE」では、もっとも大きいカテゴリを占めるのがファッションジャンルとなっており、非常に多くの方に利用されています。
アクセサリーを販売できる場所は多くありますが、その中でも「BASE」がおすすめの理由について、3つに分けて解説していきます。
理由1. 無料で自分だけのお店が持てる!

「BASE」の大きな魅力は、フリマサイトや「minne」といったプラットフォームで販売するのとは異なり、自分だけのネットショップを無料でかんたんに作成できる点です。
初期費用はもちろん月額費用もかからないので、コスト面を気にせず自分だけのネットショップを開設可能です。
出品している商品が売れた際は決済料とサービス料が発生しますが、商品が売れるまではお金がかかりません。
ブランディングの視点を考えて、「BASE」
「BASE」がおすすめなのは無料だから、というだけではありません。
自分だけのショップを持つことのメリットは「ファン作り」「ブランディング」という、アクセサリー販売において非常に重要なポイントを抑えることができるからです。
例えばマーケットプレイスなどへ出品する場合、お客様はほとんどの場合「どこで購入したか」覚えていません。
一方で「BASE」などのネットショップであれば、自分はどこで購入しているか?というのを認識するため、ファンやリピーターになりやすいのです。
マーケティングの世界では、新規客の獲得はリピーターの5倍のコストがかかると言われていますので、リピーターを獲得しやすいネットショップこそ、アクセサリー販売に必要なのです。
理由2. 強力な集客支援もあり


メリットもあればデメリットもあります。通常「BASE」のような自分のショップが持てるサービスは、その反面集客力に乏しいことが多いです。
しかし「BASE」にはさまざまな集客支援があるので、そういったマイナス面もカバーすることができる、というのが人気のポイント。
例えば特徴的なのが、ショッピングアプリ。
ショッピングアプリ「BASE」は、700万人が利用するショッピングアプリで、「BASE」でショップ作成をして登録した商品は、このショッピングアプリ上にも自動的に表示されるようになっています。
ショッピングアプリを通してプッシュ通知を出したり、お気に入りに登録してもらうこともできるため、集客が比較的しやすいという利点があります。
さらには、現代のネット集客には欠かせない<Instagram>とも連携しているので、<Instagram>の投稿からそのまま商品ページにリンクさせることも可能。※くわしくはこちら。
「BASE」にはその他にもさまざまな機能がありますので、下記の記事なども参考にしてみてください。
【オーナーズインタビュー/天然貝のキラキラ螺鈿アート雑貨 Print creative 】オススメBASE Apps活用術
お店が大きくなった時のチャレンジの場も!

ネットショップが軌道に乗ってきたら、色々なことを思い始めます。特に多くの方が抱くのが「リアルな場でお客様とコミュニケーションしたい」というもの。
そんな時も「BASE」であれば実現可能です。
「BASE」では渋谷マルイにある常設スペースなどで、「BASE」オーナー様がポップアップ店舗を出せるように支援しています。
こういったポップアップ店舗は全国の商業施設で支援しています。
こういったショップ様への支援は下記のページにまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ▶︎事例もご覧ください
今回は、ピアスやアクセサリーのネット販売の開業方法についてご紹介しました。
ネット販売を上手に軌道に乗せていくためには、事前準備がとても大切です。売れる商品の傾向をよく調べ、人気商品や季節ごとのトレンドなどにも、アンテナを張りましょう。
また、ネット販売する方法もさまざまあります。
ネットショップを作成する場合は、「BASE」であれば、誰でも無料ではじめられるので、ためしにショップを開いてみましょう。
くわしいショップの開き方は、下記の記事に記載しています。
また当サイト「BASE U」には、実際のネットショップオーナー様のインタビューも多数掲載されていますので、参考にしてみてください。