オリジナルTシャツの販売サービス11選|具体的な方法や事例も紹介

オリジナルTシャツの販売サービス11選|具体的な方法や事例も紹介

オリジナルTシャツは、自分で制作するのはもちろん、受注後に生産・発送を行うPOD(受注生産)を活用して販売することも可能です。PODなら在庫を抱える必要がなく、初期費用や売れ残りのリスクを抑えながら、個人でオリジナルTシャツの販売を始められます。

ただし、販売方法や利用するサービスによって、費用や販売のしやすさは異なります。また、著作権や商標権などの権利関係や、AIで生成した画像を利用する際の注意点など、事前に確認しておきたいポイントもあります。

本記事では、オリジナルTシャツの作り方やおすすめの作成サービス、販売方法を紹介します。在庫リスクを抑えて販売する方法やサービスの選び方、販売を成功させるポイント、販売時の注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • オリジナルTシャツの作り方にはオリジナルTシャツ作成サービスとPOD(受注生産)、POD販売プラットフォームの活用があり、受注生産形式であれば無在庫での販売も可能
  • オリジナルTシャツの販売方法にはネットショップ、POD販売プラットフォーム、SNS、イベント販売などがある
  • 個人でオリジナルTシャツを販売する際は、著作権・肖像権・商標権などのルールを理解しておくことが重要
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オリジナルTシャツを作成できるおすすめサービス11選 

オリジナルTシャツを作成できるサービスには、主にオリジナルTシャツ作成サービス、POD(受注生産)、POD販売プラットフォームなどがあります。それぞれ作成方法や販売方法、在庫の持ち方などが異なるため、自分に合ったサービスを選びましょう。

ここでは、各サービスの特徴を解説します。

種類概要
オリジナルTシャツ作成サービス自分用や販売用のオリジナルTシャツを作成・注文できるサービス
POD(Print on Demand/受注生産)注文を受けてから商品を製造するサービス。製造や発送はサービス提供事業者が行う
POD販売プラットフォームPOD機能に加え、サービス内のマーケットプレイスで商品を販売できるサービス
サービス名サービス種類最低ロット無在庫販売BASE連携 ※向いている人
オリジナルプリント.jp作成サービス+POD1枚〜注文OK※商品によって最少注文数・セット販売あり○App自分のイラストやデザインを、Tシャツや雑貨など約1,500種類のグッズにしてBASEで販売したい人
Up-T作成サービス+POD1枚〜※商品によって異なる○外部連携BASE・楽天・Amazonなど複数の販路に同時展開して販路を広げたい人
SUZURIPOD販売プラットフォーム1枚〜※最低ロットなし○×クリエイターとしてイラストをTシャツや生活雑貨・アクセサリーなどにグッズ化したい人
ラクスル作成サービス1枚〜※商品による△※公式記載なし×クラスTシャツや社内イベントなど、大人数分を請求書払いでまとめて発注したい人
T-SHIRTS TRINITYPOD販売プラットフォーム1枚〜○外部連携購入者にデザインの一部をカスタマイズしてもらい、一点物ならではの特別感を演出して販売したい人
HoimiPOD販売プラットフォーム1枚〜○×出品前のデザイン審査や、販売実績に応じたランク制度(ランクが上がると報酬アップや上位表示の特典あり)を通して、ブランドを育てながら販売したい人
ClubT作成サービス+POD1枚〜○×自分のデザインを1枚から商品化し、在庫を持たずに販売を試したい人
オリラボマーケットPOD販売プラットフォーム1枚〜○外部連携推し活・ファン活動向けにSNSで作品を発信しながらグッズ販売したい人
TMIX作成サービス1枚〜×外部連携(SNSフォロワー総数5万人以上の人が対象)1,000種類以上のテンプレートを使い、デザインに自信がなくてもすぐにTシャツを仕上げたい人
クラTジャパン作成サービス1枚〜××イベントや学校行事(クラスT・部活・文化祭)向けに、短納期でオリジナルTシャツを作りたい人
UTme!作成サービス1枚〜××ユニクロの商品で自分用のオリジナルTシャツを1枚から手軽に作りたい人(※販売機能は2025年3月末で終了)

※ App:BASE Appsの公式連携に対応。外部連携:BASE APIなどを利用して連携する方式です。詳細な利用方法は各サービスをご確認ください。

なお、各サービスで表示されている価格は、Tシャツ本体のみの価格や大量注文時の最安価格などです。実際の受注生産では、Tシャツ本体代に加えてプリント代や送料が必要となり、1枚あたりの総額は表示価格と異なる場合があります。気になるサービスがあれば、公式サイトで見積もりを行ってみてください。

オリジナルプリント.jp 

オリジナルプリント.jpは、Tシャツやスマホケース、バッグ、文房具など、約1,500種類ものオリジナルグッズを作成できるサービスです。

オリジナルプリント.jpのPOD(受注生産)サービスは、BASEと連携することでさらに便利になります。一般的なドロップシッピング(在庫を持たずに販売し、注文ごとに仕入れ先から購入者へ直接発送してもらう販売方法)では、ショップに注文が入るたびにショップオーナーが提携業者にTシャツを発注する必要があります。Tシャツの発送先も、購入者情報をもとにショップオーナーが自分で入力しなければなりません。

しかし、オリジナルプリント.jpをBASEのネットショップと連携すれば、面倒な手続きが不要に。注文が入った後は、オリジナルプリント.jpに自動で連携された購入者情報を確認して承認するだけで、オリジナルプリント.jpが購入者に発送してくれます。

注文情報の入力ミスも防げるので、トラブルやリスクを減らせます。

Up-T 

Up-Tは、BASEと連携しながらオリジナルTシャツやグッズを無在庫販売できるPODサービスです。Tシャツだけでなく、バッグやスマホケース、アクリルグッズなど幅広いアイテムを1点から作成できます。

Up-TとBASEのアカウントを連携すると、Up-Tで作成した商品をBASEショップで販売できます。商品の製造や発送はUp-Tが対応し、注文が入ってから商品が作られて購入者へ直接届けられる仕組みです。在庫を抱える必要がないのが魅力です。

ほかにも楽天市場やAmazonなど複数の販売先と連携できるため、さらに販路を広げたい人にも向いています。オリジナルグッズを効率よく販売したい人におすすめのサービスです。

SUZURI 

SUZURIは、GMOペパボが運営するオリジナルグッズ作成・販売プラットフォームです。画像をアップロードするだけで、Tシャツはもちろん、アクセサリーや文房具、生活雑貨などバラエティ豊かなグッズを1点から作成・販売できます。

利用料や販売手数料がかからないほか、作成したアイテムをほかのクリエイターと同じサイト内で販売できるので、ネットショップを開設する手間もかかりません。

商品の原価に“トリブン”(=オーナーの手元に入る利益)を設定すると、原価+トリブンが販売価格となり、商品が売れるとトリブンがクリエイターの利益となる仕組みです。

商品が売れるか試したい人や、スキマ時間でマイペースにTシャツを販売したい人におすすめです。

ラクスル 

ラクスルは、印刷会社として培った技術を活かし、Tシャツやポロシャツ、パーカーなど幅広いアパレルアイテムをオリジナル印刷できるサービスです。コットンや速乾素材といった生地の素材や厚み、印刷方法(インクジェット・シルクスクリーンなど)を細かく設定できるため、デザインやアパレルの知識がなくても、独自のデザイン編集画面でかんたんにオリジナルTシャツを作れます。

プレビューで出来上がりを確認できるほか、サンプルの作成にも対応しているので、仕上がりを確認してからTシャツの量産を進められます。法人の請求書払いに対応しているため、規模の拡大を検討したい場合にも便利です。

T-SHIRTS TRINITY

T-SHIRTS TRINITYは、アパレル専門の受注生産型グッズ作成・販売サービスで、デザインを登録するだけで販売がはじめられます。印刷・在庫管理・発送はすべてT-SHIRTS TRINITY側が担当します。

購入希望者がテキストやスタンプを追加してデザインをアレンジできる「カスタマイズ許可」機能があり、購入者参加型の一点物のような体験が特徴です。

販売は、デザイナー会員に登録してサイト内で行うのが基本ですが、BASEとの連携も可能です。マイページでBASEのアカウントを認証するだけでT-SHIRTS TRINITYの商品をBASEショップにも出品できるため、手軽に出品ができます。

Hoimi(ホイミ)

Hoimi(ホイミ)は、審査を通過したデザイナーのみが出品できる、デザイン性の高さに定評のあるTシャツ販売プラットフォームです。販売実績に応じてデザイナーがランク付けされ、ランクが上がるほど報酬アップやブランドランキングでの上位表示といった特典が得られる仕組みになっています。

サイトを通じて販路を拡大していくこともできるため、こだわりデザインのブランドとして育てていきたい場合におすすめです。

ClubT(クラブT)

ClubT(クラブT)は、株式会社ClubTが運営するオリジナルTシャツ・グッズの作成・販売サービスです。画像をアップロードするだけで、Tシャツやパーカー、雑貨などのアイテムを1枚から作成できます。

デザインツールがなくても、スマホやパソコンから手軽にオリジナルグッズを作れるのが特徴です。作成した商品はサイト内で販売でき、注文が入るたびに製造・発送されます。

在庫を抱える必要がなく、無在庫でグッズ販売を始められます。自分のデザインを気軽に商品化して販売したい場合に向いています。

オリラボマーケット 

オリラボマーケットは、Tシャツをはじめ、スマホケースやモバイルバッテリー、マグカップ、タオル、文房具など1,300種類以上のオリジナルグッズを1点から作成・販売できるサービスです。自社グループの国内工場で製造しているため、品質と価格のバランスに優れている点が特徴です。

人気クリエイターランキングや特集ページが用意されているほか、SNSで作品を発信しながら販売しやすい仕組みも整っています。デザインを登録すれば、印刷・発送・決済・購入者対応までオリラボマーケットが対応するため、在庫を抱えずにグッズ販売を始められます。

また、BASEとの外部連携にも対応しており、マイページからBASEアカウントを認証するだけで、作成した商品がBASEショップでも出品できます。推し活グッズやオリジナルブランドを展開したい人にもおすすめです。

TMIX  

TMIXは、オリジナルTシャツやグッズが作れるサービスです。1,000種類以上の無料テンプレートを利用できるため、デザインに自信がない人でもWeb上で手軽にオリジナルTシャツを作成できます。

Tシャツのほか、ポロシャツやパーカー、タオル、マグカップなど幅広いアイテムに対応。平日午前9時までの注文で最短即日発送に対応しており、短納期でも利用しやすい点も特徴です。また、注文枚数や用途に応じて印刷方法を選べるため、個人利用からイベント用まで幅広く活用できます。

さらに、SNSフォロワー総数5万人以上のインフルエンサー向けとして、BASEなどと連携できる個別の支援プランが用意されています。

クラTジャパン  

クラTジャパン(CLAT-JAPAN)は、オリジナルTシャツ・グッズが作れるサービスです。クラスTシャツ向けのテンプレートが充実しているため、クラスTシャツや部活動、文化祭・体育祭など学校行事で利用するサービスとして高い知名度があります。デザイン作成料が無料で、修正にも回数制限なく対応しているため、デザインに慣れていない人でも利用しやすいのが特徴です。

事前に無地サンプルを無料で取り寄せられるので、生地の質感やサイズ感を確認してからの注文が可能です。また、全国の工場で生産できる体制を整えているため、最短翌日発送に対応できる場合もあります。

販売を行う場合、一度発注者が商品を受け取ってから別途配送する必要があります。無在庫販売には対応していません。

UTme!

UTme!(ユーティーミー)は、ユニクロが提供するオリジナルTシャツ作成サービスです。スマートフォンのアプリやWebから、写真やイラストを使って1枚からオリジナルのTシャツやトートバッグなどを作成できます。ユニクロの商品にプリントするため、生地の品質が安定している点も特徴です。

作れるアイテムは、ベーシックTシャツやエアリズムコットンのオーバーサイズTシャツ、スウェットシャツ、キッズ向けのTシャツ、トートバッグなどです。デザインはアプリやWebブラウザで作成でき、テンプレートを使うこともできます。価格はベーシックTシャツで1,990〜2,990円が目安です(2026年9月時点)。

なお、UTme!で作成した商品を販売できる機能「UTme! MARKET」は2025年3月末で終了しています。現在は自分用やプレゼント用のTシャツ作りに向いたサービスのため、販売を目的とする場合は、ほかのサービスを検討しましょう。

オリジナルTシャツの販売方法 

オリジナルTシャツ販売で売れ残りのリスクを抑えるには、サービス選びだけでなく販売方法も重要です。販売方法によって、在庫の持ち方や集客方法、かかる手間は異なります。ここでは、代表的な販売方法とそれぞれの特徴を紹介します。

ネットショップで販売する 

1つ目の方法は、BASEなどのネットショップで販売する方法です。

自分だけのネットショップなら、他のショップの商品と並ぶことがなく、競合との価格競争を避けられるメリットがあります。手数料も比較的安く抑えられます。

一方、自分でショップに集客する必要があるので、Instagramをはじめとした集客経路を持っている人におすすめの方法です。

なお、オリジナルプリント.jpなどのPODサービスとBASEを連携すれば、在庫を持たずにネットショップでオリジナルTシャツを販売することもできます。

例えば、オリジナルプリント.jpはBASE Apps(拡張機能)による公式連携に対応しています。BASEショップと連携すると、オリジナルプリント.jpで作成した商品を手間なくBASEへ出品できるほか、注文情報も自動で連携される仕組みです。

ショップオーナーは注文内容を確認して発注するだけで、商品の製造・発送はオリジナルプリント.jpが対応するため、入力ミスや発送作業の負担を抑えながらオリジナルTシャツを販売できます。

BASE×オリジナルプリント.jpでオリジナルTシャツを販売する流れ

まずBASEでネットショップを開設し、「オリジナルプリント.jp App」を追加して連携しましょう。オリジナルプリント.jpでデザインしたTシャツをBASEショップに出品したら、あとは注文が入るたびに購入者情報を確認して承認するだけです。オリジナルプリント.jpが商品を製造し、購入者へ直接発送します。

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POD販売プラットフォームで販売する  

POD販売プラットフォームは、SUZURIやT-SHIRTS TRINITYのように、サービス内のマーケットプレイスにデザインを登録して販売できるサービスです。

注文を受けてから商品が製造され、製造や発送もサービス提供事業者が行うため、在庫を抱えることなくオリジナルTシャツを販売できます。売れ残りのリスクを抑えられるほか、梱包や発送の手間がかからないため、初めてオリジナルグッズを販売する人にも向いています。

一方で、サービス内ではほかのクリエイターの商品と並んで表示されます。自分のブランドとして販売したい場合は、BASEなどのネットショップとPODサービスを連携する方法がおすすめです。ショップを開設せず手軽に販売を試したい場合は、POD販売プラットフォームから始めるとよいでしょう。

イベントなどオフラインで販売する 

デザインフェスタのような展示会やフリーマーケットなどで、対面販売する方法です。

イベントの運営母体が集客を担い、他のショップ目当ての来場者もいるので、たまたま見かけて気になったという購入者との出会いが生まれやすいのもメリットです。

また、購入者は実際にTシャツを手に取り、事前にサイズや細かいデザインなどを確認してから購入します。オンラインでの販売に比べ、サイズが合わなかったと返品されるリスクが抑えられるのもメリットです。一方、現地用の在庫としてある程度の在庫を用意する必要がある点はデメリットと言えます。

2,000万人を超える購入者がいます。
まず管理画面を確かめてください。

Tシャツ販売を成功させるための4つのステップ

多くの人に手に取ってもらえるオリジナルTシャツを作るには、流行やニーズを反映させたデザインを採用することが大切です。商品が多くの人の目に触れるようSNSで宣伝し、リピーターに訴求できる新商品も作成しましょう。

ここでは、Tシャツ販売を成功させるための4つのステップについて紹介します。

どんなTシャツに需要があるか調べる

デザインを作成する

SNSなどでTシャツを宣伝する

Tシャツをシリーズ化する

1. どんなTシャツに需要があるか調べる

売れるTシャツデザインの方向性として、下記のようなものがあります。

  • ユニークなデザイン
  • マニアックな層に刺さるデザイン
  • 文字入りで主張にもなるデザイン
  • おしゃれな柄・デザイン
  • シンプルだけどひねりのあるデザイン

Tシャツのデザインを考えるときは、コンセプトやターゲットをしっかり決めることが大切です。

コンセプトの方向性が決まらない場合は、SNSを参考にしてみましょう。

Instagramで「オリジナルTシャツ」「オリジナルTシャツ制作」「オリジナルグッズ」などのハッシュタグで検索をかけてみて、需要がある商品はどんなものがあるか参考にしてみてください。

自分もこの方向でやってみたいと思えるヒントが見つかった場合は、その投稿に付いているハッシュタグをさらに掘り下げて需要を導き出すのもひとつの方法です。

たとえば、文字がメインのTシャツであれば「書道Tシャツ」などのハッシュタグが見られることがあります。

また、デザインだけでなく、プリントするTシャツ本体(ボディ)選びも大切です。United Athle(ユナイテッドアスレ)やPrintstar(プリントスター)など、無地Tシャツのボディブランドには、生地の厚みやシルエットにこだわるファンもいます。ターゲットが好む着心地やサイズ感に合わせてボディを選ぶと、商品の満足度を高められます。

2. デザインを作成する

Tシャツは、デザインさえあればすぐに販売の準備がすすめられます。

Tシャツデザインは自分で作成するだけでなく、イラストレーターやデザイナーに依頼して作ってもらうことも可能です。

たとえば、クラウドワークスやココナラでデザイナーを募集すれば、イメージやアイディアを形にするのに役立ちます。ただし、外部に委託する場合は、委託料や販売利益などについて事前に取り決めておきましょう。特に商用利用を前提としていることや、Tシャツとして販売することを事前に伝え、著作権の帰属や利用範囲について契約内容を確認しておきましょう。

近年では、画像生成AIを使ってデザインを作成するケースも増えています。ただし、AIサービスによって商用利用の可否や利用条件は異なります。また、第三者の著作権や商標権を侵害するデザインを使用すると、トラブルにつながる可能性があります。

AIで作成したデザインを販売する場合は、利用するサービスの利用規約を確認するとともに、既存の作品やブランドロゴ、キャラクターなどに似たデザインになっていないか十分に確認してから利用することが大切です。

3. SNSなどでTシャツを宣伝する

デザインができたらネットショップを開設し、Tシャツ販売の設定をします。その後、SNSなどで宣伝しましょう。

InstagramにTシャツの商品画像をアップし、ハッシュタグをつけて投稿してみましょう。

BASEはショップの集客に便利なInstagramと連携できるため、Tシャツの販売にもおすすめです。「Instagram販売 App」を活用すると、Instagramの投稿を見て商品が気になった顧客を直接ネットショップの購入画面に誘導できます。

予算に余裕があれば、「Instagram広告 App」で広告を出稿する方法もあります。ターゲットを絞って広告を出稿することで、短時間での集客を見込めます。

4. Tシャツをシリーズ化する  

商品が安定して売れてきたら、他のデザインを作成してシリーズ化も検討してみましょう。

たとえば、夢眠ねむさんのショップ「夢眠書店」では、オリジナルキャラクターの「たぬきゅん」をデザインに取り入れたグッズを展開しています。

Tシャツだけでなく、トートバッグやスマホケース、ステッカーなどのグッズへ展開するのもおすすめです。PODサービスを利用すれば、同じデザインをさまざまな商品へ展開しやすく、在庫リスクを抑えながらラインナップを充実させられます。

販売データをもとに人気デザインや売れ筋カラーを分析し、商品の改善や新作の追加を続けることで、ショップ全体の売上拡大も期待できるでしょう。

オリジナルTシャツ販売で知っておきたい権利・許可 

オリジナルTシャツを販売する際は、著作権や商標権などの権利についても理解しておくことが大切です。ここでは、思わぬトラブルを防ぐために確認しておきたいポイントを紹介します。

著作権

イラストや写真、キャラクターなどには、作成した人の著作権があります。そのため、インターネットで見つけた画像や他人が作成した素材を、許可なくTシャツのデザインに使用することはできません。

また、既存のキャラクターやイラストを一部変更した二次創作や、構図をそのまま写すトレースも、元の作品との類似性によっては著作権侵害と判断されることがあります。

商用利用可と書かれたフリー素材でも、利用条件は素材ごとに異なります。Tシャツなどの商品として販売できるかどうか、利用規約を事前に確認しておくと安心です。

肖像権

肖像権とは、自分の顔や姿を無断で撮影・公開・利用されない権利です。他人の顔写真をデザインに使用する場合は、本人の許可を得る必要があります。

また、芸能人やスポーツ選手、インフルエンサーなどは、肖像権に加えてパブリシティ権が認められる場合があります。SNSやWebサイトに掲載されている写真を、そのまま商品に使用することは避けましょう。

自分で撮影した写真でも、人物が特定できる場合は、商品として販売する前に本人の同意を得ておくと安心です。

商標権

商標権とは、企業やブランドが登録した名称やロゴ、マークなどを保護する権利です。企業名やブランドロゴ、スポーツチーム名、キャラクター名などを無断で使用すると、商標権を侵害する可能性があります。

パロディやオマージュのつもりで作ったデザインでも、元のブランドを連想させる内容であれば問題になることがあります。不安な場合は、特許庁の商標検索サービスJ-PlatPatで確認しておくと安心です。

AI生成画像を利用する際の注意点

近年は、AI画像生成サービスを使ってTシャツのデザインを作成するケースも増えています。ただし、商用利用できるかどうかはサービスごとに利用規約が異なるため、販売前に確認しておきましょう。

また、AIが生成した画像であっても、実在する人物や既存のキャラクターに似ていたり、特定のクリエイターの作風を強く再現していたりすると、肖像権や著作権などを侵害するおそれがあります。

AIで作成した画像だからといって、自由に販売できるわけではありません。少しでも判断に迷う場合は使用を避け、必要に応じて専門家へ相談すると安心です。

オリジナルTシャツの販売事例

オリジナルTシャツを販売するなら、実際に売れているショップを参考にするのもおすすめです。コンセプトやブランドの世界観をどのように表現しているのかを知ることで、自分のショップづくりのヒントが見つかるでしょう。ここでは、参考にしたいBASEショップを紹介します。

Summer Neat

「Summer Neat」は、アメリカンダイナーをイメージしたオリジナルグッズを販売しているショップです。

オーナーである佐藤さんは、本業はダンサーという異色の経歴の持ち主。もともとファッションに興味を持っていた佐藤さんは、気軽にTシャツを作ってBASEで販売してみたら6時間で完売したことをきっかけにブランドを立ち上げたと言います。

Summer Neatはアメリカンダイナーという明確なテーマを持ちながらも、現代風デザインに落とし込んでいます。また、商品をピザ箱で届けるなどの世界観を大切にする姿勢と、ほかのショップとの差別化により、売上を伸ばしています。

Studio MM 

「Studio MM」は、多様性をテーマにしたオリジナルイラストのTシャツやグッズを販売するショップです。絵本も手がけるクリエイターが、「いっしょもうれしい、ちがうのもおもしろい!」というメッセージのもと、子どもから大人まで楽しめるデザインを展開しています。

Tシャツだけでなく、バッグやステッカーなどにも同じ世界観のイラストを取り入れているのが特徴です。ブランドコンセプトが商品全体に統一されており、ショップを訪れるだけで作品の世界観を感じられます。

オリジナルキャラクターやイラストを強みにブランドを育てたい人や、コンセプトを大切にしたショップづくりを目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。

ありま三なこオリジナルグッズ

「ありま三なこオリジナルグッズ」は、イラストレーターで絵本作家のありま三なこさんが運営するショップです。

オリジナルイラストを活かした受注生産のTシャツやスウェットを中心に販売しており、季節ごとの新作やTシャツの企画も展開しています。

キャラクターの世界観を軸に、ファンとのつながりを大切にしたショップづくりが特徴です。

オリジナルTシャツを自分で作る方法 

ここまでは、オリジナルTシャツを作成できるサービスや販売方法を紹介してきました。しかし、オリジナルTシャツはサービスを利用するだけでなく、自宅で手作りすることも可能です。ここでは、代表的な3つの作り方を紹介します。

  • アイロンプリント
  • ステンシルプリント
  • シルクスクリーン 

アイロンプリント

市販のアイロンプリントシートを利用してTシャツを作る方法です。少量だけ作りたい人や、初めて挑戦する人に向いています。

ステンシルプリント

型紙を使ってインクをのせる方法です。絶妙な色合いや個性的なデザインが表現できて、型紙は複数回利用できます。手間がかかる上にコツが必要なので、ややハードルが高い方法といえます。

シルクスクリーン

シルクスクリーンは、メッシュ状の型紙を使ってインクをのせる方法です。ステンシルプリントと同様に使い回して複数のアイテムを作成できます。

オリジナルTシャツ販売でよくある質問

オリジナルTシャツを販売する上での疑問・不安にまとめて回答します。

在庫なしでオリジナルTシャツを販売できますか? 

できます。オリジナルプリント.jpやUp-TなどのPODサービスとBASEを連携すれば、在庫を持たずに受注販売を始められます。注文が入るたびにPODサービス側が商品を製造・発送するため、自分で在庫を抱えたり、梱包・発送作業を行ったりする必要はありません。

オリジナルTシャツ販売に許可は必要ですか? 

オリジナルデザインのTシャツを販売するだけであれば、基本的に特別な許可は必要ありません。

ただし、有名キャラクターやブランドロゴ、他人が写った写真などを無断で使用すると、著作権・商標権・肖像権を侵害する可能性があります。トラブルを避けるためにも、完全オリジナルのデザインを使用するか、利用規約で商用利用が認められているテンプレートや素材を利用しましょう。

オリジナルTシャツを販売した場合の利益はいくらくらいですか?  

オリジナルTシャツの利益率は20〜30%が目安とされています。利益は「販売価格-(制作費+梱包資材費+送料+販売手数料など)」で計算できます。そのため、利益額や利益率は、販売価格や利用するサービス、販売方法によって異なるのが実情です。

例えば、PODサービスを利用すれば在庫リスクを抑えられる一方で、1枚あたりの製造コストは比較的高くなる傾向があります。一方、自分で在庫を持ってまとめて製造する場合は製造単価を抑えやすいものの、売れ残りのリスクが発生します。

利益を確保するためには、制作費だけでなく送料や販売手数料も含めたコストを事前に把握し、無理のない販売価格を設定することが大切です。

まとめ 

オリジナルTシャツの販売方法には、自作とオンデマンドサービスの2つの方法があり、PODサービスを活用すれば在庫を持たずに個人でも始められます。販売する場所には、ネットショップやSNS、イベントなど多様な選択肢があるため、自分の活動スタイルや目標に合わせて選びましょう。

ただし、トラブルを避けるために、販売前には著作権・肖像権・商標権などの権利関係を確認しておきましょう。また、AI生成画像を使う場合も、利用するサービスの規約と第三者の権利への配慮が欠かせません。

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執筆・編集者
宮川 真人

「BASE U」コンテンツ企画・編集担当。

ネットショップ開設を検討している方向けに、ネットショップ運営に関する情報を発信。


EC業界で9年以上にわたり、コンテンツ企画・編集、ショップオーナー支援、プロダクト開発、マーケティングなど幅広い領域を経験。これまでに多数のネットショップ開設支援セミナーの登壇経験を持つ。ネットショップ運営の支援経験をもとに、ネットショップ開設初期に直面しやすい「何を販売すれば良いかわからない」「ショップ開設の進め方に不安がある」「集客が難しい」といった課題を中心に、BASE Uで記事を執筆。

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