口座振込の請求書を、お手持ちのカードで支払えるサービス「請求書カード払い」。
クレジットカードを利用した場合、請求書の支払日を延長できる点をはじめ、たくさんのメリットがあります。
実際にご利用いただいているショップオーナーは、「請求書カード払い」のどんなところにメリットを感じているのでしょうか?
「請求書カード払い」のおすすめポイントをご紹介するシリーズ、第2回の今回は、京都産の素材を用いて精油を製造し、<森の精油所>にてエッセンシャルオイルなどの販売をおこなっている小川さんにお話をうかがいました。
左にいらっしゃるのが小川さんです
<森の精油所>小川 誠人さんのプロフィール
<株式会社アルヴェアーレ>代表。
京都産の素材から精油を抽出し、エッセンシャルオイルやスキンケア商品などの製造・販売を手がける。燃料には電気やガスを使わず、精油の抽出後に残る廃棄物をぶどう栽培の堆肥として再利用するなど、環境に配慮した事業を展開。
「日本の香りを通じて幸せ感のある毎日を、日本から世界へ広げていきたい」というビジョンのもと、活動を続けている。
昔の「支払手形」みたいな感覚
ーー「請求書カード払い」を知ったきっかけを教えてください。
BASEの管理画面で、たまたまお知らせを見つけたんだと思います、確か。
ーーそこから実際に利用しようと思った決め手は、なんでしたか?
とくに深く考えたわけじゃないんですけど、「1回試してみようかな」くらいの気持ちだったかと。
支払いを先延ばしにできるのは、資金繰りを考えるとやっぱり助かるので。
ーーやはり「支払いを先に延ばせる」という点は、大きなメリットですか?
ええ、それはもう。
計画的に使えば、すごく便利な仕組みだと思いますね。
昔の「支払手形(※)」に近い感覚です。
今はもう支払手形を発行する銀行も減ってきたし、受け取る企業も少なくなってきました。
でも、そうなると今度は資金繰りが回らなくなることも……。
大企業は市場から資金を調達できますが、中小企業にはそんな余裕はないんです。銀行融資も、金利が高い時期には手を出しづらいですし。
でも、クレジットカードの利用枠なら自分で把握できるし、金利みたいに大きく変動することもない。
そういう意味では、請求書カード払いは「今の時代の支払手形」みたいなものかなと。
カードの利用枠が100万円だったら、最大100万円分の支払いを先に延ばせる。ありがたい仕組みだと思います。
※代金を後日支払うことを約束する書類(手形)のこと。
使うことで、計画的に資金繰りできる
ーー実際に利用してみて、いかがでしたか?
意外とかんたんで、使いやすかったですね。
ーーどんな点が「使いやすい」と感じましたか?
全体的に使いやすかったと思います。
たくさん情報を登録しなきゃいけないとか、毎回同じ内容を入力しなきゃいけないとか、そういう手間がなかったです。
とくに、過去に利用した取引先の情報が残っているのは便利ですね。
同じ取引先に支払うときに、いちいち入力し直さなくていいのは助かります。
「請求書カード払い」にある取引先一覧画面(サンプル)
ーーありがとうございます。小川さんは「請求書カード払い」を定期的にご利用いただいていますが、どんな支払いに使われていますか?
リアル店舗の出店料とか、機械の仕入れ費用に使ったかと。
そのときの資金繰りの状況に合わせて、利用している感じです。
小川さんが製造されたエッセンシャルオイルは百貨店で販売されたり、宿泊施設で使用されています
ーー「請求書カード払い」のいちばんのメリットは、なんでしょう?
やっぱり、手軽に支払いを延ばせることですね。
クレジットカードって、締め日と引き落とし日が決まっているじゃないですか。
請求書カード払いを使えば、「この請求書の支払いが、カードの引き落とし日に来るな」っていう計算がしやすい。計画的に支払いを先送りにできるのがいいですね。
ーー資金繰りのスケジュールを立てやすくなる、ということですね。

資金繰りは「永遠のテーマ」だからこそ、今後も活用していきたい
ーー銀行の融資やファクタリングと比べて、「請求書カード払い」にはどんな違いを感じますか?
特別な審査がないから、スピーディーに使えるのがいちばんの違いじゃないですかね?
クレジットカードを作るときに審査は終わってるから、その枠内で使う分には追加の審査が不要、ということだと思うんですが。
使うたびに審査があったりとか、審査に時間がすごくかかるとか、そういうことがないのがよいと思っています。

ーー小川さんと同じような状況の事業者さんに「請求書カード払い」をすすめるとしたら、どう伝えますか?
「資金繰りが改善されて、キャッシュフローが楽になるよ」って言うと思います。
ーー最後に、今後も「請求書カード払い」を利用する機会はありそうですか?
はい、あると思いますね。
商売って、入金が後になるからどうしても建て替えが必要になるんです。
売上が伸びるほど仕入れ費の建て替えが増えますし、売上が停滞するとジリ貧になってしまう。
大企業なら一気にドーンと資金を集められると思うんですが、中小企業にはそれがむずかしい。
資金繰りは、もう永遠のテーマとしか言いようがないです。
だからこそ、こういうサービスをうまく活用していきたいと思っています。

編集後記
今回のインタビューを通じて、中小企業の事業主のリアルな資金繰り事情を垣間見たような気がしました。
銀行融資やファクタリングなど、資金繰りを支えるさまざまな手段があるなかで、「請求書カード払い」には、小川さんのお話にもあったように、「手軽に支払いを延ばせる」「資金繰りの計画を立てやすい」「審査なしでスピーディーに利用できる」といったメリットがあります。
小川さんは「資金繰りは永遠のテーマ」とお話しされていましたが、多くの事業主の方が日々、資金管理に頭を悩ませているのではないでしょうか?
「請求書カード払い」は、そんなお悩みを少しでも軽減できるサービスの1つです。
ぜひ、活用を検討してみてください。
今回のインタビューでいただいた貴重なご意見を参考に、今後もより多くの方に「請求書カード払い」を知っていただき、利用していただけるよう、さまざまな取り組みを進めてまいります。