越境ECの拡大に伴い、海外からの注文や問い合わせが増え、「そろそろ海外発送にも対応したい」と考える事業者も多いのではないでしょうか。一方で「送料が高いのでは?」「発送手続きが複雑そう」と、不安や疑問を抱える人も少なくありません。
本記事では、海外発送に対応する際の基本的な配送方法や、主要運送会社ごとの料金の目安、送料を抑えるためのコツなどを、事業者向けにわかりやすくご紹介します。
【この記事でわかること】
- 海外発送には船便・SAL便・航空便などの方法がある
- 海外発送の送料は、発送方法や運送会社、荷物のサイズによって大きく変わる
- 海外発送の機会が多い事業者は、国際小包の送料を安くできるサービスを利用するのがおすすめ
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国際小包の発送方法

海外発送にはさまざまな方法があり、それぞれ送料・配送速度・対応地域に違いがあります。目的や予算に応じて適切な発送方法を選びましょう。ここでは、代表的な国際小包の発送方法について解説します。
船便
船便は、低コストを最優先したい場合に有効な海外発送方法です。
空輸と比較して送料が大幅に安く、荷物のサイズが大きい場合や重量がある場合でも、比較的低価格で送れます。ただし、配送には通常数週間から数か月かかるため、納期に余裕がある場合での利用が前提です。
送れる国や地域は多いものの、追跡や補償が限定される場合があるため、重要書類や壊れやすい商品の発送には向きません。
時間がかかる代わりにコストを抑えられるため、在庫補充や定期的な発送など、到着までのスピードよりコストを重視する際に適しています。
SAL便
SAL(Surface Air Lifted)便は航空機の空きスペースを利用する発送方法で、船便と航空便の中間的な位置づけです。
料金は航空便より安く、配送日数も船便より短い傾向があります。配送日数は地域によって異なりますが、通常は1〜2週間程度です。ただし、取扱国が限定される点や、情勢によって一時的に停止される場合も。
SAL便は、航空機の空きスペースを利用して配送される発送方法で、コストとスピードのバランスをとりたいときに選ばれます。
現在、日本郵便では多くの国宛でSAL便を一時停止しているため、発送前に最新の対応状況を公式サイトで確認しましょう。コストパフォーマンスに優れた選択肢ではあるものの、安定性にはやや欠ける点は覚えておく必要があります。
航空便
航空便(国際小包航空扱い)は、スピードと価格のバランスがとれた発送方法です。到着まで通常1週間以内と、船便やSAL便よりも早く荷物を届けられることが多いです。
EMSほどのスピードや補償はありませんが、比較的安定した配送日数で海外発送できるため、「急ぎすぎないけれど、遅れすぎても困る」といったケースに適しています。また、取扱国・地域が多く、比較的信頼性の高い方法として、個人利用や小規模事業者の物販にも適しています。
配送オプションとして追跡サービスや保険を追加することも可能なため、荷物の重要度や価格帯に応じてカスタマイズができる点も魅力です。
主要運送会社の料金比較

海外発送では、どの運送会社を使うかによって送料やサービス内容が大きく異なります。とくに、送り先や荷物のサイズ・重量によって最適な選択肢が変わるため、それぞれの特徴を把握することが重要です。
ここでは、主要な運送会社ごとの特徴と料金目安について解説します。
| サービス | 重さ | アメリカ | 中国/韓国 |
| 日本郵便 EMS | 1kgまで | 3,900円〜5,300円 | 1,450円〜2,200円 |
| 2kgまで | 5,990円〜7,900円 | 2,500円〜3,400円 | |
| 5kgまで | 9,100円〜15,100円 | 3,900円〜6,400円 | |
| 日本郵便 航空便(国際小包) | 1kgまで | 〜4,200円 | 〜2,050円 |
| 2kgまで | 〜6,700円 | 〜2,750円 | |
| 5kgまで | 〜14,200円 | 〜4,850円 | |
| ヤマト運輸 国際宅急便 | 1kgまで | 1,600円 | 1,300円 |
| 2kgまで | 3,700円 | 2,750円 | |
| 5kgまで | 6,300円 | 4,650円 | |
| 佐川急便 飛脚国際宅配便 | 1kgまで | 9,676円〜10,266円 | 6,254円〜7,434円 |
| 2kgまで | 12,390円 | 7,788円 | |
| 5kgまで | 19,942円 | 12,036円 | |
| FedEx Intl. Priority※東京都千代田区からアメリカ(ワシントンDC)、または韓国(ソウル)まで即日発送する場合の料金 | 1kg | 約10,000円〜30,000円 | 約8,000円 |
| 2kg | 約15,000円〜40,000円 | 約10,000円 | |
| 5kg | 約30,000円〜80,000円 | 約15,000円〜約20,000円 | |
| DHL Express | 1kg | 22,160円 | 13,550円〜13,830円 |
| 2kg | 24,860円 | 16,790円〜17,210円 | |
| 5kg | 51,500円 | 26,320円〜26,940円 | |
| ECMS | 1kg | 2,850円 | 875円〜1,140円 |
| 2kg | 3,980円 | 1,000円〜1,780円 | |
| 5kg | 7,680円 | 1,385円〜3,070円 | |
| UPS | 1kgまで | 2,453円〜12,929円 | – |
| 2kgまで | 13,758円〜17,997円 | – | |
| 5kgまで | 21,632円〜31,598円 | – |
日本郵便
日本郵便は、個人・小規模事業者にも利用しやすい国際発送サービスを多数展開しています。
代表的な「EMS(国際スピード郵便)」は配達スピードが速く、追跡・補償も標準で付帯するため、高額商品や重要書類の発送に適しています。
一方、「国際小包(航空便・船便・SAL便)」は、荷物のサイズや配送スピードに応じて柔軟に選べるのが魅力です。
日本全国の郵便局で手続きができるほか、主要国向けの料金表や配送目安も公式サイトで確認できるため、初めての海外発送でも利用ハードルが低いのが特徴です。
ヤマト運輸
ヤマト運輸の「国際宅急便」は、個人・法人を問わず使いやすい海外発送サービスです。
特徴は、専用ラベルの作成がオンラインで完結できる点と、集荷サービスの使いやすさにあります。また、関税や輸入規制に関する事前確認も行いやすく、BASEなどのネットショップとも連携が可能です。
送料も明確で、比較的リーズナブルな価格設定となっており、小規模な越境ECや個人利用にも適しています。
出荷までの流れがシンプルなので、海外発送に不慣れな人でも導入しやすいのがメリットです。
佐川急便
佐川急便の「飛脚国際宅配便」は、法人向けの印象が強いサービスですが、一部地域では個人からの発送にも対応しています。大型貨物や大量発送への対応力が高く、企業の継続的な越境ECに適しています。
発送料金はやや高めに見えるものの、商流が安定している場合や法人契約を結んだ場合には、ボリュームディスカウント(数量割引)が適用されることもあります。
また、書類作成やラベル貼付などを一括して対応するサービスもあり、業務効率化を図りたい事業者には便利です。
FedEx
FedEx(フェデックス)は、書類や小型貨物を航空便で海外へ配送する「国際宅配便」サービス「クーリエ」の代表格で、最短1〜2日で主要国に届けるスピードと、リアルタイムで詳細な配送状況を確認できるトラッキング機能が特徴です。
とくにアメリカ・ヨーロッパ・アジアなどの主要都市に強く、時間指定や高額商品の輸送にも柔軟に対応できます。
料金は他社に比べて高めの傾向がありますが、その分、通関のスムーズさや再配達対応の手厚さなど、ビジネス用途に適したサポート体制が整っています。
また、オンラインでの見積もりや出荷管理システムも充実しており、定期的に海外発送を行う事業者にとっては信頼性の高い選択肢となります。
DHL
DHLは、ドイツ発のクーリエで、とくに欧州・アジア圏への配送に強みがあります。
通関手続きに精通しており、荷物がスムーズに現地へ届く仕組みが整っているため、通関遅延などのトラブルを避けたい場合に向いています。
料金は比較的高めですが、確実性を重視するビジネス利用に適しています。また、追跡精度も高く、法人を中心に多くの導入実績があります。
最近では個人事業主や中小企業向けのプランも提供されており、用途に応じた活用が可能です。
ECMS
ECMSは、EC(ネット通販)向けに特化した国際配送サービス(クーリエ)です。アジア各国との流通網が整っており、比較的低コストで荷物を配送できるのが強みです。
とくに中国や韓国への発送においては、他のクーリエと比較しても安価に抑えられる傾向があり、ライトユーザーや小規模ECサイト運営者にとってはコストパフォーマンスの高い選択肢といえます。
追跡や配送日数の面では大手に劣ることもありますが、「とにかく送料を抑えたい」という場合に向いています。
UPS
UPSはアメリカに本社を置く国際配送サービス(クーリエ)で、とくに北米やヨーロッパ向けの配送に強みがあります。
配送網の広さや、重量物・大型貨物への対応力の高さから、BtoBの取引や越境EC事業者からの信頼が厚いのが特徴です。DHLやFedExと並ぶ高品質なサービスを提供しており、通関やトラッキングの精度も高く評価されています。
一方で、送料は高めに設定されているため、コストよりも信頼性や配送スピードを優先したい場面で選ばれる傾向があります。
国際小包の送料を安くする方法

海外発送は国内発送と比較して送料が高くなりやすいですが、いくつかの工夫をすることでコストを抑えられます。ここでは、送料を安く抑えるためのポイントを紹介します。
発送方法を用途別に使い分ける
海外発送では、配送手段によって送料に大きな差があります。EMSや国際配送サービス(クーリエ)は配送スピードに優れていますが料金は高め。船便や航空便は日数はかかるものの、コストを抑えたいときに有効です。
すべての荷物を同じ方法で送るのではなく、商品の納期や重要性に応じて発送方法を選ぶことが送料節約の基本です。とはいえ、頻繁に発送する事業者にとっては、毎回の配送手配が手間になることもあるでしょう。
BASEの「かんたん海外販売」なら、配送先や内容に応じた発送手段を自動で最適化できるため、負担を軽減しながら効率的に海外に荷物を発送できます。
梱包サイズと重量を最適化する
海外の送料は「重さ」だけでなく「容積(サイズ)」も影響します。軽くても箱が大きすぎると容積重量が適用され、送料が高額になることがあります。
そのため、不要な緩衝材やすき間を減らして、できるだけコンパクトに梱包することが重要です。梱包時は各配送業者のサイズ基準も確認し、コストを抑えた発送を心がけましょう。
海外配送では梱包資材を国内用よりも頑丈にする必要があるため、通常よりも重量が大きくなる可能性があり、コストがかさみがちです。さらに、インボイス発行用の印刷代や作業コスト、高額商品の場合は保険も必要です。しかし「かんたん海外販売」では、そうしたコストと作業部分を代行するため、国内への販売とそれほどかわらないコストで海外販売が可能です。
海外発送対応サービスを活用する
個別に配送会社を手配するよりも、海外発送対応サービスを活用する方がコストダウンにつながる可能性があります。
たとえば、BASEの「かんたん海外販売」を使えば、販売から決済、配送まで一括管理できるほか、送料が割安になるケースもあります。
さらに、送り状の作成や関税の案内など、面倒な手続きもサポートされるため、海外発送にかかる手間も削減できます。
発送ミスや過剰な送料負担を防ぐためにも、海外発送対応サービスの利用がおすすめです。
ネットショップならBASE「かんたん海外販売」がおすすめ!

海外発送のハードルを下げたい個人事業主や小規模ECにとって、BASEが提供する「かんたん海外販売」は心強いサービスです。
2026年3月に標準機能化されたこの機能は、販売から決済、発送までを一気通貫でサポートしてくれます。
とくに、発送方法の選定や関税手続きといった越境EC特有の煩雑な作業を自動化できる点は、海外販売初心者にとって大きなメリットです。また、自分で配送業者を手配する手間やミスを避けられるほか、個人で配送会社と契約するよりもコストを抑えて海外発送できます。
海外販売をもっと手軽に始めたい方は、ぜひこの機会にBASEの「かんたん海外販売」の導入を検討してみてください。
海外発送料金に関するよくある質問(Q&A)

海外発送料金に関するよくある質問にお答えします。荷物を発送する前に、気になる疑問や不安を解消しておきましょう。
海外発送は着払いが利用できる?
海外発送では、基本的に着払い(受取人払い)は利用できません。
DHLやFedExなど一部の国際配送サービス(クーリエ)が法人契約などに限って対応している場合もありますが、個人や小規模事業者が利用する際には、原則として発送者が送料を支払う「元払い」になります。
とくにオンライン販売では、送料をあらかじめ確認して販売価格に含める、あるいは購入者に負担してもらうなど、明確なルールを設定することが大切です。
着払いが使えないことを知らずにトラブルになるケースもあるため、発送前に料金体系やサービス内容をしっかり確認しておきましょう。
海外発送の代行を依頼するときの料金目安は?
海外発送を代行業者に依頼する場合、送料に加えて代行手数料が発生します。
料金は発送先の地域や荷物の内容によって異なりますが、手数料は一般的に1件あたり数百円〜数千円程度です。
国際送料は、アジア圏であれば小型荷物で1,000円〜3,000円、欧米諸国向けでは2,000円〜10,000円以上になることも少なくありません。代行業者を使う最大のメリットは、通関対応やインボイス作成など、面倒な手続きを代わりに行ってくれることです。
多少のコストがかかっても海外発送の手間を減らしたい人や、海外発送の頻度が低い人にとっては、安心度が高い方法といえます。
クーリエとEMSの違いは?
DHL・FedEx・UPSなどの国際配送サービス(クーリエ)とEMS(日本郵便)は、どちらも海外発送に利用できる手段ですが、特徴や料金体系に違いがあります。
クーリエは、配達スピードが非常に早く、追跡機能や通関サポートが手厚いのが特徴です。その分送料は割高になる傾向があり、ビジネス用途や高額商品の発送に向いています。
一方、EMSは比較的料金を抑えつつ、主要国に迅速に配送できる郵便サービスで、補償や追跡も標準装備されています。
用途や予算に応じて最適な方法を選びましょう。
まとめ
海外発送の送料は、発送方法や運送会社、荷物のサイズによって大きく異なります。初めて海外に荷物を送る場合は、料金だけでなく配送日数や通関対応も含めて比較することが重要です。
とくにネットショップを運営している場合、海外発送の件数が増えるほど、かかる手間やコストが負担になるケースも少なくありません。
BASEの「かんたん海外販売」なら、海外向けの送料計算や決済、発送手続きの一部をまとめて任せられるため、専門的な知識がなくても海外販売を始めやすいのが特徴です。個別に配送業者を選んだり、複雑な設定を行ったりする必要がなく、国内販売と近い感覚で海外顧客への対応ができます。
損をしない方法、無理をしない方法を理解して、スムーズに海外への発送を行いましょう。
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