会社員の“習い事”から開業へ。業界のパイオニアとなるティールームを成功に導いた「もう一つの柱」

会社員の“習い事”から開業へ。業界のパイオニアとなるティールームを成功に導いた「もう一つの柱」

優しいピンクを基調とした店内に並ぶ、高級感のある椅子やテーブル。その上には、鮮やかな紅茶を注がれた彩り豊かなティーカップと、色とりどりのお菓子が並んでいます。

東京・浜田山にある「ベリーズティールーム」は、アフタヌーンティーや英国菓子が楽しめる“ティールーム”。近年のアフタヌーンティーブームに先駆けて2013年にオープンして以来、多くの人から愛される名店です。

オーナーの和田真弓さんは、元不動産営業。和田さんが脱サラして開業した「ベリーズティールーム」は、オープン直後やコロナ禍の経営危機も乗り越え、たくさんのスタッフを抱える人気店へと成長しました。

和田さんに、ティールームへのこだわりや、安定した運営の秘けつを聞いてみました。

和田 真弓さん

紅茶とイギリス菓子専門店「ベリーズティールーム」オーナー。不動産会社の営業職として勤務する傍ら通った紅茶教室で紅茶に目覚め、2013年「ベリーズティールーム」を開業。現在は河口湖との二拠点生活で、週末のみ店舗に出勤。

・ショップ名:ベリーズティールーム
・取扱商品:紅茶、イギリス菓子
・運営体制:8~9人

初期費用・月額費用0円。
累計260万を超えるショップに選ばれているBASEで、
今日から販売をはじめられます。

売れるまで費用はかかりません

会社員時代にはじめた習い事が、業界のパイオニア的なお店に成長。

会社員2年目の時に、趣味でなにか習い事をやろうかなと思い、たまたま紅茶教室に通い始めたんです。そうしたらどっぷりはまっちゃって。そこから人生変わっちゃった感じです

――会社では何をされていたんですか?

当時は不動産会社で営業をしていました。大学生の頃は夢もなく、大手に就職できればいいなくらいに思っていて。そこそこお金ももらえていましたけど、仕事が大好きにはなれなかったんです。

当時もう結婚していたんですが、この先子どもを産んで産休を取って会社に復帰する未来を考えたときに「どうせなら好きなことを仕事にしたい」と思ったんですよね。それなら思い切って、子どもを産む前に動いちゃえって。

紅茶にかかわるお仕事を考えた結果、自分のお店を開きたいなと思うようになりました。そこからは、会社員をやりながら製菓学校に通ったり、起業塾に勉強に行ったりしながらお店の開店準備をして、29歳の時にお店をオープンしました。

――思い切りましたね。「ベリーズティールーム」のような形態のお店は、結構よくあるものなんですか?

最近すごく増えているんですが、私がお店をオープンした13年前にはほとんどありませんでした。その後にイギリスのブームが来たんですよね。人よりちょっと早く始めたというだけなんですが、思いがけず先駆け的な感じになってしまいました。

オープン後、即倒産の危機に!借金しながら出した結論

――すごく可愛い内装ですよね。どんなコンセプトなんですか?

イギリスのビクトリアン調の可愛いティールームをイメージして、イギリス住宅専門の設計士さんに設計してもらいました。ピンクとブラウンを基調とした内装がポイントです。

紅茶はやっぱり「非日常」的なものなんですよね。だからティールームは、普段よりもちょっといい時間を過ごせるような、夢がある空間がいいなと思っていました。

中途半端な店にはなりたくなくて、食器やアンティークの家具を揃えて作り込みました。

――ちゃんとこだわり尽くしてお店をオープンしたんですね。大変なことはありませんでしたか?

オープンしてから、ほんと大変でした(笑)当時は若かったので絶対成功する自信があったんですけど、あまりにも見切り発車でしたね。

すぐにお店が潰れそうになりましたし、オープン時の借金の返済もできないくらい通帳の残高はひっ迫して、親にお金を借りたこともありました。周りに助けてもらいながら、なんとかやってきました。

――お店をオープンする前は、誰かに相談したりはしなかったんですか?

起業塾の先生や、製菓学校の先生に事業計画を見てもらうなど相談しましたね。そしてみんなに「やめとけ」と言われました(笑)「たいていの人はうまくいかなくてすぐに閉めちゃうから、きっと続かないよ」みたいな。家族にも笑われたぐらいです。

実際、オープン直後は全然売上が上がらなくて、また先生に相談しに行きました。「やばいです!潰れる!」って。そうしたらその先生から「イギリス菓子専門店にしてみたら?」とアドバイスがあったんです。

このようにして、イギリス菓子を売りにする「ベリーズティールーム」が生まれ、なんとかここまでやってこれました。

店舗運営ができなくなったコロナ禍に、まさかの過去最高売上を記録

――実店舗が無事軌道に乗ってよかったですね。ネットショップはいつ立ち上げたんですか?

実はお店を立ち上げてすぐ、ネットショップも立ち上げていたんです。雨の日とか暑い日とかでお客さんが来なくても、ネットショップで売上が立てばいけるかなって。同じキッチンで製造できるので、収入を2本柱にできると思いました。

実際、BASEがなかったら潰れていたかもしれないです。コロナ禍を乗り越えられたのは、ネットショップのおかげだったので。

――コロナの時期、実店舗運営は大打撃だったと思います。どう対応されたんですか。

コロナ禍には実際、お店をオープンできない時期がありました。それでも、お店の家賃を払わなきゃいけないし、借金の返済もあるし、フルタイムスタッフのお給料も発生します。そこで、BASEのネットショップに全振りしました。そうしたら大ヒットしたんです。

1つのセットの注文が一日に100件以上も来て、一か月で300件以上の注文が入りました。その時には徹夜でお菓子を焼きに来たり。コロナでお店の売上がゼロになったけど、BASEの売上がバーンと上がったので、コロナ禍なのに過去最高売上になった月がありました。

本当に運がいいなと思いますね。BASEのおかげで今も営業できています。

会社員の安定や高収入を捨てても、掴みたい生き方があったから

――ベリーズティールームが人気店に成長した今、毎日はいかがですか。

私は今、土日にのみお店に立っているのですが、私がお店を離れても運営が回る現状は、最終形態まできたなという感じです。

平日は河口湖の方で子育てをしながらのんびり過ごす二拠点生活で、こういう働き方は会社員時代には考えられなかったので、すごく満足しています。働き方や働く時間、住む場所を選べるのは、自営業のいいところだなと思います。

長い人生の中で、仕事をしている時間ってすごく長いじゃないですか。やっぱり好きなことを仕事にできたらいいですよね。

自分のしたいことや憧れている生活など、「こういう風になりたい」と思い描ければ、きっとできるんじゃないかなと思います!

編集後記

不動産営業として働く日々に充実を感じられず、趣味で出会った紅茶にかかわる仕事をしていくことを決意した和田さん。倒産の危機やコロナ禍を乗り越え、「ベリーズティールーム」は業界のパイオニアとも言える有名店に成長しました。

BASEでは、和田さんのように、好きなことで生きていくためのショップ開業を応援しています。

実店舗のバックアップとしてネットショップがあれば、ブランドの魅力を全国に広げられ、売上を補填するもう一つの柱になります。売れたときだけ手数料が発生するBASEなら、始めるときのコストは0円。気軽に始めてみませんか。

本記事は、BASE公式YouTubeチャンネル「ECのカクシゴト」の動画をもとに記事化しています。
動画でご覧になりたいかたは、ぜひ「【1日密着】借金・資金繰りの苦境から東京の人気店へ!元会社員が挑んだティールーム開業秘話。個人開業のリアル」をチェックしてみてください。

累計260万を超えるショップが利用するプラットフォームで、
販売をはじめましょう。

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