写真販売の方法・おすすめのサイト17選!コツや注意点を紹介

2024.09.09(更新:2025.06.25)

「写真販売」に興味はあるけど、実際どうすればいいのかわからない。そんな方のために、この記事では写真販売で稼ぐための具体的な方法を解説します。

写真販売の仕組みから、初心者向け・副業向け・本格派向けのおすすめサイト、売れるためのコツを解説します。注意点やよくある質問も網羅。この記事を読んで、あなたに合った写真販売の方法を見つけてください。

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  • 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
  • ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
  • 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています

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目次

写真販売で稼ぐ仕組み

写真販売で稼ぐ仕組みは、「ダウンロード報酬型」「販売報酬型」「ネットショップ販売型」の大きく3つあります。それぞれ解説します

販売方法

メリット

デメリット

ダウンロード報酬型

  • 購入者が無料でDLできるため、売れやすい
  • 初心者でも気軽に始められる
  • 1枚あたりの報酬が低い
  • まとまった収入には枚数が必要

販売報酬型

  • 1枚あたりの報酬が高い
  • プロ志向の販売で評価されやすい
  • 審査があり、基準が厳しい
  • 登録や販売に一定の知識が必要

ネットショップで販売

  • 価格・販売形式を自由に決められる
  • 手数料が比較的低い
  • 集客を自分で行う必要がある
  • 販売促進にはSNS運用などが必要

1. ダウンロード報酬型

ダウンロード報酬型とは、写真素材サイトに投稿した写真がダウンロードされることで、販売者に報酬が入るシステムのことです。

代表的なサービスは、写真ACです。

引用元:写真AC

購入者側のダウンロードは基本的に無料です。対して、販売者側には、3〜10円の報酬が入ります。

報酬は少ないですが、画像の利用者は無料なので、ダウンロードのハードルが非常に低いのが特徴です。

また、無料ダウンロードできる写真であることから、投稿する写真のクオリティもハイレベルではありません。

気兼ねなく撮った写真を投稿してみたい、写真のプロではないけど写真販売をしてみたい、と思っている人におすすめのサービスです。

2. 販売報酬型

販売報酬型は、単純にプラットフォーム内で写真を販売できるサービスです。PIXTAやAdobe Stockなどのサービスが挙げられます。

販売報酬型の場合、ダウンロード報酬型と比べて購入者のコストが高い分、販売のハードルも高くなります。たとえばPIXTAだと、会員登録のさいに「入門講座」があり、写真を販売する前に審査がともないます。

実際にどんな部分を見られるのか知りたい場合は、PIXTAの「写真・イラスト素材ガイドライン」を参考にしてみましょう。

販売価格は、サイズやファイル形式によって決まっていて、販売されるごとにロイヤリティが発生します。

引用元: PIXTA

最近では、この販売方法によって億単位の売上を得た人が話題になりました。本格的な写真販売をしてみたい、という方は、こちらも検討してみてはいかがでしょうか?

3. ネットショップで販売

デジタルコンテンツ販売に対応しているサービスであれば、ネットショップを開設して、自由な形式で写真を販売する方法もあります。

無料でネットショップを作成できるサービスを使えば、初期費用はかかりません。ダウンロード形式やプリント形式など、販売方法も自由に選べます。

Web・広告・行事用などの用途にとらわれず、鑑賞目的の写真をダウンロード販売したり、スマホケースやTシャツなどに写真をプリントして、オリジナルグッズとして販売したり。アイデア次第で、いろいろな売り方が可能です。

写真販売サイトと比べると、販売にかかる手数料が低く、手元に残る利益が大きいこともメリットです。

あなたに合ったサービスは?タイプ別おすすめ写真販売サイト

写真販売サイトは数多く存在し、それぞれ特徴が異なります。以下では、「初心者・スマホ派の方」「副業として写真販売を検討している方」「自分のブランドで自由に販売したい方」に分けて、それぞれおすすめの写真販売サービスを紹介します。

初心者・スマホ派の方 → Snapmart、写真AC

スマホで気軽に写真を販売したい初心者の方には、手軽に始められる以下のサービスがおすすめです。

サービス名

特徴

メリット

デメリット

Snapmart

スマホアプリからSNS感覚で写真販売が可能。

スマホで手軽に始められる。

販売価格を決められないため、高収入は期待できない。

写真AC

無料写真素材サイト。ダウンロード数に応じて報酬が得られる。

利用者が多いため、売りやすい。

1枚あたりの報酬単価は低い。

副業として写真販売を検討している方→ PIXTA、Adobe Stock

副業として、写真販売でしっかり収入を得たい方には、クオリティの高い写真が求められる以下のサービスがおすすめです。審査基準はやや高めですが、その分、販売価格も高めに設定できます。

サービス名

特徴

メリット

デメリット

PIXTA

国内最大級のストックフォトサービス。高品質な写真が求められる。

販売単価が高い。売れると安定した収入になる。

販売価格を自分で決められない。審査基準が厳しめ

Adobe Stock

Adobeが運営するストックフォトサービス。Adobe製品との連携がスムーズ。

販売単価が高い。世界的に利用者が多く、Adobeユーザーにリーチしやすい。

販売価格を自分で決められない。審査基準が厳しめ

自分のブランドで自由に販売したい方へ→ BASE、カラーミーショップ

自分の世界観を表現し、自由に写真販売を行いたい方には、ネットショップ開設がおすすめです。販売価格や販売方法を自由に設定できます。

サービス名

特徴

メリット

デメリット

BASE

簡単にネットショップを開設できるサービス。初心者におすすめ。

手軽に始められる。手数料が比較的安い。

運営サポートもあるが、集客は自分で行う必要がある。

カラーミーショップ

豊富な機能を備えたネットショップ開設サービス。本格的なショップ運営が可能。

ネットショップとしての拡張機能が豊富で、カスタマイズ性が高い。

月額費用がかかる。一定の運営知識が必要。

それぞれのサービスの特徴を理解し、自分のスタイルに合ったプラットフォームで写真販売を始めましょう。

写真販売ができる、おすすめサイト比較17選

写真販売ができる、おすすめのサイト17選を紹介します。

写真素材のサイトだけでなく、ネットショップ作成サイトや、海外サイト、学校行事・イベント用のサイトなども。さまざまな販売形式のサイトについて深堀りして紹介しています。

BASE(ベイス)

BASEは、無料でネットショップを開設できるサービスです。

写真はもちろん、さまざまな商品の販売が可能で、写真をプリントしたスマホケースやトートバッグなどの「オリジナルグッズ」を販売するのにもおすすめです。

デザインを入稿するだけで、オリジナルグッズの製造・梱包・発送までを自動で行ってくれる「Printful」という提携サービスや「オリジナルプリント.jp」という機能も利用できます。

在庫を持たずに、1点からグッズを販売できるため、初心者でもリスクを抑えてオリジナル商品の販売を始められます。

その他にも、BASEには売上を伸ばしやすい機能が豊富に備わっています。中でも写真販売に便利な機能を3つ紹介します。

写真のダウンロード販売に便利な「デジタルコンテンツ販売App」

デジタルコンテンツ販売 Appを導入すると、購入完了後に顧客へ自動でダウンロードリンクを通知できます。ファイル形式に制限はないため、写真はもちろん、動画、デジタル写真集などさまざまなコンテンツを販売可能です。

ノーコードでページを作成できる「ページ追加App」

BASEでは商品販売ページにかぎらず、多様な目的のページを自由に追加できます。そのため、BASEで作ったネットショップを、ショップ機能を持つホームページとしても活用可能です。ページ追加Appを活用すれば、HTMLやCSSなどの知識がなくてもかんたんにデザイン性の高いページを作成できます。新たに追加したい写真を、見栄えの良いページとして手軽に公開することも可能です。

デザインテンプレート「LOOKBOOK」

BASEでは無料で使えるショップデザインのテンプレートを豊富に用意しています。なかでも写真を販売するショップオーナー様におすすめなのが、LOOKBOOKというテンプレートです。販売する写真を一覧にするとポートフォリオとして活用できるため、どんなテイストの写真を撮るフォトグラファーなのかを顧客にわかりやすく伝えられます。

ネットショップへの集客は、運営者自身でおこなう必要がありますが、BASEにはSNSとの連携機能があるので、工夫次第で大きな利益を上げることができます。

自分がオーナーのショップなので、価格は自由に決められます。

初期費用・月額費用無料のスタンダードプランの場合、かかる手数料は1回のご注文ごとに「6.6%+40円」。写真販売サイトよりも手数料が安いことがメリットです。

スマホからでもネットショップが運営できるので、気軽に副業で写真を販売する場所としておすすめです。

販売形式

ネットショップ

販売相場

自分で設定

手数料

<スタンダードプラン>
決済手数料3.6%+40円

<グロースプラン>
決済手数料2.9%

カラーミーショップ

カラーミーショップは、月額制で本格的なネットショップを構築できるサービスです。

写真やアート作品なども自由に販売でき、ネットショップデザインの自由度が高いため、ブランディングを重視したい方に向いています。商品点数やカテゴリの制限がなく、写真を使ったグッズ展開やシリーズ販売にも対応しています。

独自ドメインの利用や、豊富なアプリによる機能拡張も可能で、将来的に規模を拡大したい場合にも柔軟に対応できます。料金プランは月額制で、本格的にネットショップを運営して、写真を販売したいという方におすすめです。

販売形式

ネットショップ

販売相場

自分で設定

手数料

<レギュラープラン>
決済手数料3.4%〜

<ラージプラン>

決済手数料3.19%〜

Snapmart(スナップマート)

Snapmartは、アプリを使ってスマホで気軽に写真を販売できるサービスです。

PCを使わず、スマホだけで気軽に販売できるので、写真販売の初心者に向いています。一般の人が撮影したSNS感覚の気軽な写真が人気で、とくに人物写真や、観光スポットの絶景写真、テーブルフォトなどを販売するのにおすすめです。

写真の販売価格を、自分で決めることはできません。サイト側で規定された単価で写真が販売され、基本的には「販売金額×報酬率」の計算式で報酬が計算されます。

販売形式

ダウンロード

販売相場

61~1,320円/枚(規定の価格)

手数料

40~70%(報酬率30~60%)

 写真AC(photoAC)

写真ACは、「無料」で写真をダウンロードできるサイトとして、人気があります。利用者が多く、企業にも利用されているフリー素材サイトです。

無料サイトですが、写真を登録して収入を得るためにも利用できます。自分の写真が1回ダウンロードされるごとに、3円分(人物写真なら10円分)のポイントがもらえて、5,000ポイント以上になると、換金できるしくみです。

個人の利用者も多く、ポストカードや年賀状、学校・地区のイベントなど、さまざまな利用シーンを想定した写真が登録されています。

有料で販売するのはハードルが高いと感じる初心者におすすめです。

販売形式

ダウンロード

販売相場

無料(1ダウンロード3.25円〜11円の報酬)

PIXTA(ピクスタ)

PIXTAは、高品質な写真をダウンロード形式で購入できるサービスです。

広告バナーやWebサイトのアイキャッチ、チラシ、パンフレットなどに使用する素材を探すために、多くの企業に利用されています。

サイトの規定で「決められた価格」で写真が販売され、売上金額の一部が報酬として支払われる形式です。販売実績が多くなるほど報酬率が高くなり、PIXTAだけで写真を販売する「専属」になると、さらに報酬率が高くなります。

多くのメディアで素材を使用してもらえるような、写真クリエイターとして活躍したい人におすすめのサービスです。

販売形式

ダウンロード

販売相場

39~5,500円(規定の価格)

手数料

42~78%(報酬率22~58%)

Adobe Stock(アドビストック)

Adobe Stock(アドビストック)は、写真編集ソフトPhotoshopなどで有名なAdobe社による、写真や動画素材の販売サービスです。

Webサイトやアプリ用の素材としてだけでなく、アート作品の素材用など、世界中からさまざまな目的で利用されています。

海外サイトですが、Webサイトやヘルプページが日本語化されていて、利用しやすいサイトです。Adobe社のソフトを使っている人には、とくにおすすめできます。

Adobe Stock(アドビストック)では、写真の価格を自分で決めることはできません。写真の報酬率は一律「33%」で、さらに、販売数に応じて、Adobe社のソフトウェアが期間限定で無料になる、「ボーナスプログラム」の特典がつくことがあります。Adobe社のソフトを使っている人にはとくにおすすめです。

報酬を受け取るには、PayPal、Payoneer、またはSkrillのアカウントが必要です。

販売形式

ダウンロード

販売相場

37~383円(既定の価格)

手数料

67%(報酬率33%)

photolibrary(フォトライブラリー)

photolibraryは、Webや出版、動画用などに使用される写真素材を、ダウンロード販売するサイトです。写真を登録して、販売するためにも利用できます。

写真の販売価格を自由に決められることが特徴で、無料での配布も可能。photolibrary専属販売かどうかで報酬率が変わり、photolibraryだけで販売すると、報酬率は「45~65%」、ほかのサイトでも販売すると、「30~46%」です。

とくに人気があるジャンルは、料理や家族をテーマにしたものや、女性モデルの写真素材など。人物写真を撮影できる人におすすめのサービスです。

販売形式

ダウンロード

販売相場

330円/枚~(自分で設定可能)

手数料

35~70%(報酬率30~65%)

フォトレコ(PhotoReco)

フォトレコは、学校行事やスポーツイベント・発表会などで撮影された写真を販売するためのサイトです。イベントのカメラマンとして撮影した写真を、参加者に対して販売できます。

フォトレコで写真を販売するには、まずPhotoReco JOBというサイトで、カメラマンとしての登録が必要です。PhotoReco JOBでは、フリーのカメラマン向けの仕事紹介サービスを受けることができます。

カメラマンとしてイベントに参加して、撮影した写真をサイト上に登録。イベント参加者が写真をダウンロード購入することで発生した売上の一部を、報酬として受け取れる仕組みです。

ダウンロード形式だけでなく、プリント形式での販売にも対応しています。プリントと発送の対応を代行してくれるので、自分で印刷する必要はありません。

行事のカメラマンとして稼ぎたい人、案件を探している人におすすめのサービスです。

販売形式

ダウンロード・プリント

販売相場

自分で設定可能(最低価格50円/枚~)

手数料

15%(+プリント原価など経費)

スナップスナップ(snapsnap)

スナップスナップは、学校・保育園専門の写真販売サービスです。学校行事で撮影した写真を、サイト上で販売することで収入が得られます。自分の子どもが写っている写真だけを選んで購入できるのがメリットの、人気のサービスです。

カメラマンとして利用する場合、まずはサイトのフォームから問い合わせします。担当者から折り返しの連絡が来て、くわしい相談に進むという流れです。担当者が、写真販売まで手厚くサポートしてくれます。

学校行事のカメラマンとしての仕事や案件を探している人におすすめのサービスです。

販売形式

ダウンロード・プリント

販売相場

自分で設定可能

手数料

5%(+プリント原価など経費)

Artgene(アートジーン)

写真に加え、イラストなどのアート作品を販売できるプラットフォームです。画像データをアップロードするだけで出品でき、額装して顧客に発送されるのが特徴です。

画像のアップロードはスマホからでも1分程度で可能なため、とくべつな知識は必要ありません。データの拡張子はJPEGに対応しているため、スマホで撮影した写真もそのまま使えます。データのアップ後にトリミングや色味の調整をツール上で行えて、フレームの種類も自由に選べます。

販売価格は自分で設定でき、報酬は額装の制作代金をのぞいた金額の70%です。

販売形式

販売報酬型

販売相場

自分で設定

手数料

販売価格から制作代金(※)を除いた金額の30%
※制作代金:印刷代金・フレームなどの加工代金・送料

※2024年8月時点

Shutterstock(シャッターストック)

Shutterstock(シャッターストック)は、世界的に利用されている海外製の写真販売サイトです。

Webサイトや広告素材などに使用するために、世界中の人が利用しています。世界に向けて自分の作品を発信したい人や、世界で喜ばれるような「日本らしい写真」が得意な人におすすめです。

報酬は米ドル基準で支払われます。送金サービスPayPalやPayoneer、またはSkrillを利用して、日本円に換金して受け取れます。サイトの日本語対応が充実しているので、日本のサービスとほぼ同等の使い勝手で利用できるサービスです。

一年間の販売数に応じて報酬率が上がるしくみで、販売数が100以下なら「15%」です。最大ランクの25,000超なら報酬率「40%」になります。

写真の価格を自分で決めることはできません。あらかじめ決められた価格で販売されます。

販売形式

ダウンロード

販売相場

40~1,200円/枚(既定の価格)

手数料

60~85%(報酬率15~40%)

iStock(アイストック)

iStockは、Getty Imades社のサービスです。サービス名に「i」が付きますが、Apple社とは関係ありません。

世界規模で利用されている大手の写真・動画販売サービスで、日本の大手テレビ局の番組でもよくGetty Imades社の素材が使用されています。

写真の価格はあらかじめ固定されています。報酬率は、iStockだけで販売する専属なら「25~45%」で、非専属なら「15%」です。報酬の受け取りには、PayPalかPayoneerを利用します。

iStockでよく売れる写真のジャンルは、「ビジネス」「ライフスタイル」「スポーツ」「自然」「コンセプト」「旅行/地域」の6つです。

販売形式

ダウンロード・プリント

販売相場

自分で設定可能

手数料

5%(+プリント原価など経費)

 Dreamstime(ドリームスタイム)

Dreamstimeは、2000年からサービスを展開している長い実績があり、世界的に広く利用されているサイトです。ただし、日本語非対応です。

Webサイトのデザインや広告素材などに利用するために、世界中の企業や個人から利用されています。

クリエイターが写真の価格を決めることはできません。報酬率は、専属販売なら「60%」、非専属なら「25~50%」です。

英語表記でハードルが高いことから、日本人のライバルが少ないことがメリットです。英語が得意で、ライバルが少ないサイトに出品したい人におすすめできます。

販売形式

ダウンロード

販売相場

26~573円(既定の価格)

手数料

40~75%(報酬率25~60%)

123RF(123アールエフ)

123RFは、世界中の企業やクリエイターが利用する大手ストックフォトサイトです。

写真やイラスト、音楽、動画など幅広い素材を販売できます。クリエイター登録は無料で、非独占契約のため他サービスとの併用も可能です。投稿された作品は審査のうえ販売され、報酬は販売数や累積実績に応じて変動します。

報酬率は30〜60%とされ、安定した売上があれば継続的に報酬率が向上する仕組みです。PayPalなどで日本円に換金して受けとることも可能です。

販売形式

ダウンロード

販売相場

1枚あたり 約66円〜350円

手数料

30〜60%(販売実績に応じて変動)

Etsy(エッツィー)

Etsyは、世界中のクリエイターが集うマーケットプレイスで、ハンドメイド作品やアート作品、ヴィンテージ商品などの販売が可能です。写真作品はデジタル形式でもプリント形式でも販売でき、風景写真やアートフォトなどを自由に出品できます。英語圏を中心にグローバルなユーザーが集まることが特徴です。

価格は自由に設定でき、世界中の購入者に向けて販売できます。一方で、出品時や販売時には複数の手数料が発生するため、あらかじめ費用を計算しておくことが大切です。PayPalなどを通じた決済・入金もスムーズに行えます。

販売形式

ネットショップ

販売相場

自由に設定可能

手数料

出品手数料:$0.20

取引手数料:5%

送料の取引手数料:5%

EyeEm(アイエム)

EyeEmはドイツ発の写真販売プラットフォームです。スマートフォンで撮影した写真も気軽に出品できることから、若い世代やSNS感覚で写真を楽しむ人々に人気があります。

投稿写真が審査に通過した後、EyeEm Marketに登録することで販売できます。編集・加工の必要はなく、撮影してそのまま投稿できるのも手軽さの理由です。販売価格はライセンスの種類によって異なり、販売額の50%が報酬としてクリエイターに支払われます。日常的で自然なスナップ写真に特に需要があり、プロでなくても世界中に作品を届けられるのが特徴です。

販売形式

ダウンロード

販売相場

$20(SNS用)〜$250(フルライセンス)

手数料

50%

Getty Images(ゲッティイメージズ)

Getty Images(ゲッティイメージズ)は、世界最大級のストックフォトプラットフォームであり、商業・報道・クリエイティブ用途に対応した高品質な写真や映像を提供しています。プロフェッショナル向けの厳格な審査基準が設けられており、販売形式はロイヤリティフリー(RF)とライツマネージド(RM)の2種類があります。

用途や契約内容に応じて価格が変動しますが、報酬率はRFで20〜25%、RMで30%が一般的です。

販売価格は画像サイズやライセンス内容によって異なり、高単価な販売が期待できる一方で、審査通過の難易度が高く、独占契約が求められる場合もあります。

販売形式

ダウンロード

販売相場

1,020~54,200円

ライツマネージドの場合、用途や期間により価格が変動

手数料

ロイヤリティフリー(RF):報酬率20〜25%

ライツマネージド(RM):報酬率30%

写真販売をはじめる流れ

一般的な写真販売サイトでは、以下のような流れで写真を販売します。

  1. 写真販売サイトに登録する
  2. 撮影画像を投稿する
  3. 審査を通過すると写真販売サイトに掲載される
  4. 写真が売れる
  5. 売上が換金可能額に到達したあとに振込

なお、BASEのようなダウンロード販売に対応したネットショップでは、基本的に写真の審査はありません。待ち時間が発生しないため、ポートフォリオへの追加やSNSでのお知らせなどもすぐに行えます。

ネットで写真を売るコツ

写真販売で一定の収入を得るために、取り入れておきたいポイントは次のとおりです。

  • 需要のあるジャンルを狙う
  • 複数の構図やアングルを用意する
  • タグ付けする
  • 適正な価格設定を行う
  • SNSなどで集客する
  • 地道に写真を投稿しつづける

それぞれ解説していきます。

需要のあるジャンルを狙う

写真販売で人気のジャンルには次のようなものがあります。

  • 人物
  • 風景・観光地
  • ビジネステーマ
  • テーブルフォト
  • イベント

こうしたジャンルの中で、季節性やトレンド性を取り入れながらも、競合の少ないニッチな分野を狙っていくことが、写真販売で儲けるポイントです。

たとえば、クリスマスやハロウィンなどの季節を表現するような写真は、Web記事や広告などでの使い勝手がいいため需要があります。また、新型コロナの流行がピークに達していた時期には、マスクをした人物写真や、ソーシャルディスタンスを示す写真などの需要が高まっていました。

また、コンセプトやテーマがわかりやすいものが好まれる傾向にあります。撮影予定のテーマで検索してどんな写真がわかりやすいのか見てみるのもおすすめです。

複数の構図やアングルを用意する

自分の写真をたくさんの人に見てもらうには、写真のクオリティや構図の工夫が重要です。

とくにストックフォトサービスでは、アートとしての写真よりも、Webや広告での使いやすさにつながる要素が重視されます。同じ被写体であっても、複数の構図・アングルの写真を販売してみてください。

たとえば人物写真の場合、資料やWebサイトに掲載するのは文字を配置する方向を向いている写真が選ばれやすい傾向にあります。寄りと引き、正面と横など複数パターンのカットを掲載することで、販売機会の損失を防げるでしょう。

また、キャッチコピーを入れるスペースを作ったり、色数を多くしないように工夫したりするなど、デザインに取り入れやすい工夫をすることも必要です。

さらに、「コントラストの低い写真」や「淡い色使いの写真」よりも、「コントラストが高い写真」や「彩度が高い写真」が好まれるという点も把握しておきましょう。

とはいえ、スマホケースやTシャツなどのオリジナルグッズに印刷して販売するなら、ニーズや流行にとらわれず、自分らしいアートとしての写真でも人気を得ることはできます。

タグ付けする

ストックフォトサービスを利用する顧客は、サイト内で検索した上で、目的にあう写真を見つけます。そのため、検索されやすいキーワードをタグとして設定することで、写真が表示されやすくなるでしょう。販売サイトによってはタグの順番が表示順に影響するケースもあるため、タグの並べ方にも工夫が必要です。

一方で、ネットショップで販売する場合は、商品名や説明文などに検索されやすいキーワードを含めることで、見つけてもらいやすくなります。こうした取り組みは「SEO(検索エンジン最適化)」と呼ばれていて、オンライン販売の売上を伸ばすための重要な施策とされています。

適正な価格設定を行う

ストックフォトサービスの中には、顧客が無料で写真をダウンロードできるサイトもあれば、自分で販売価格を設定できるサイトもあります。販売価格を設定可能なサイトであれば、写真販売にかかるコストを計算した上で、適切な利益を生み出せるように値段を決めましょう。

ただし、他の写真よりも高額な価格を設定してしまうと売れ行きが悪くなるリスクがあります。競合の価格を見比べた上で、相場内の価格に設定することも大切です。

SNSなどで集客する

ストックフォトサービスをはじめとする販売プラットフォーム上だけでなく、InstagramやX(旧Twitter)のようなSNSで宣伝するのもおすすめです。拡散力の高いSNSを活用することで、新たな顧客との接点が生まれるかもしれません。

また、YouTubeでVlogなどを投稿している場合、ショッピング機能と連携している販売プラットフォームであれば、商品を動画内で紹介することも可能です。BASEもYouTubeショッピングと連携して、商品情報を動画やチャンネル上に表示させることもできるので、販売ページに誘導しやすいでしょう。

ただし、YouTubeショッピングでは、写真を含む無形商材の取り扱いはできません。そのため、SNSやYouTubeなどで人気が出てきたら、写真を使ったグッズを販売するのもおすすめです。

地道に写真を投稿しつづける

地道に写真の登録点数を増やしていくことも、写真販売の売上を伸ばすためには大切です。なぜなら、検索から気に入った写真を見つけた顧客がクリエイターページを訪れて、他の写真も検討してくれる可能性があるためです。そのため、販売する写真の点数が増えるほど、比例して売上も伸びやすくなります。

写真を販売する際の注意点

写真販売を行う上で、知っておきたい注意点を3つ紹介します。

肖像権・著作権の知識が必要

写真を販売するために、「著作権」と「肖像権」の基本について、ある程度押さえておくことが必要です。

たとえば、被写体として人物が写り込んだ場合には「肖像権」、ロゴマークやキャラクターなどが写り込んだ場合には「著作権」が関係することがあります。

また、たとえ家族や友達との写真であっても、本人に無断で販売してしまうと肖像権の侵害にあたる可能性があります。さらに、撮影場所がはっきりとわかる写真を販売すると、撮影した本人や被写体のプライバシーが悪意をもって特定されてしまうかもしれません。

生活圏とは離れた場所で撮ったり、顔が映らないようアングルを工夫したり配慮をした上で、本人の許可を得て販売するようにしてください。

審査の結果「リジェクト」(棄却)されることも

フォトストックサービスを利用する場合、写真を販売するためには運営会社による審査を通過する必要があります。しかし、利用するサービスのレギュレーションに違反している場合、審査の結果「リジェクト」(棄却)される可能性があります。

リジェクトとは、写真の審査で規約に違反すると判断されることを指す言葉です。せっかくアップした写真がリジェクトされないように、利用するサービスの規約は入念に確認しておきましょう。

一定の収入を得たら確定申告する

副業としてはじめた場合も、写真販売による収入が年間20万円を上回ったら確定申告が必要になります。

そのため、写真販売をスタートする時点から、撮影資材などの購入費を経費として申請できるよう記録を整理しておくといいでしょう。

また、開業届を提出すると、特別控除が適用される「青色申告」が可能になります。収入が安定してきたら開業届の提出も検討してみてください。

BASEで写真を販売する3つのおすすめアイデア

自分で撮った写真を単純に販売してもよいですが、ほかの方法で収益を得ることもできます。
ここからは、BASEで写真販売をするおすすめの方法を3つ紹介します。

①写真の技術を集客に利用する

一つ目は、写真撮影の技術を集客に利用する方法です。

いわゆる「映え」る商品写真は、Instagramとの相性が良いです。BASEにはInstagramと連携できる機能があります。

映える写真を商品写真として使い、Instagramにも投稿し、ショップへの誘導に利用すると良いでしょう。

商品写真は、1枚だけでなくさまざまなパターンで撮影することも必要です。服であれば、服単体・着用画像・部分のアップ画像・マネキンに着せた画像などです。商品購入のきっかけになる重要な要素であるため、自分の写真技術を活かして撮影すると良いです。

また、ショップのデザインに使う写真も自分で用意できます。ショップのトップ画面なども、ショップのイメージを伝えるための重要な要素です。写真が綺麗だと、シンプルなデザインでも、素敵なサイトになります。写真技術を自分のショップ作りにも活かしてみてはいかがでしょうか。

②撮った写真をもとにグッズ販売

次に紹介するのは、撮った写真をグッズとして販売する方法です。あなたの写真を使ったTシャツやグッズを販売してみると良いでしょう。撮った写真をInstagramに投稿していて、写真にファンがいる人であれば収益化できるかもしれません。

また、最近では、SNSで人気が出たペットの写真をグッズにして販売している人もいます。

「まだSNSをやっていない」「フォロワーがいない…」という人も、グッズ販売を目標に自分の写真やペット写真を投稿するためのSNSを始めてみてはいかがでしょうか。

③撮った写真をポートフォリオとして撮影依頼をしてもらう

撮影技術そのものを販売する方法を紹介します。

SNSでカメラマンの方が自分で撮った写真を投稿して、「撮影依頼を募集しています。」とアカウントにお問い合わせ先を記載している人もいます。

問い合わせ先としてBASEのネットショップに誘導することで、決済方法などが顧客にとってより安全に感じられ、依頼が増える可能性もあります。

撮影できる商品のラインナップを作って、ネットショップで販売すると良いでしょう。

【販売イメージ】
・ブライダルフォト撮影 1時間〜 10,000円
・追加オプション データすべてお渡し 10,000円
・追加オプション アルバム作成 20,000~30,000円

【Q&A】写真販売についてのよくある質問

写真販売についての疑問にまとめて回答します。

写真編集技術は必要? 

写真編集ソフト(フォトレタッチソフト)を使う技術はなくても、写真を販売することは可能です。ただし、基本的なレタッチ技術があると、審査に通過しやすくなります。

写真サイトごとにクオリティに関する一定の基準があり、それを満たしていないものは販売できません。審査に落ちる理由の中には、ホコリの写り込みやノイズなど、レタッチ技術があれば修正できる項目が多くあります。

たとえば、PIXTAの規定では、写真について、以下のようなものは審査に通過できません。

  • 「ノイズ、粗い、画像の圧縮率が高く、画質に劣化が見られる」
  • 「ピント、露出、ホワイトバランス、構図などが、商用のストックフォトとしてのクオリティを満たしていない」

引用元:PIXTA 写真・イラスト素材ガイドライン

投稿する予定のサイトの規約を確認し、基準を満たすように画像編集を練習することで、基本的なレタッチ技術を身につけることができます。

スマホで撮った写真も売れる? 

最近ではスマートフォンでも高解像度で質の高い写真を撮影できるようになってきているため、スマホの写真でも販売できます。一眼レフカメラなどの機材で撮る場合と同様、ジャンルや構図などを工夫しながら撮影してみるといいでしょう。Adobe Lightroomのようにスマホで手軽にレタッチができるアプリもあるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

写真を販売する方法には、いくつかの種類があります。

写真販売サイトでは、さまざまなジャンルの写真を販売できます。できるだけ多くの人にダウンロードしてもらうためには、ニーズを把握する必要があり、売れる写真のジャンルが限定されることがデメリットです。

ネットショップを作って販売する方法なら、集客方法を自分で工夫できるので、自分の売りたい写真を自由に販売できます。また、写真を使ったグッズを販売できるのも魅力です。

複数種類のプラットフォームで写真を販売することで、より多くの顧客に写真を購入してもらえるでしょう。

写真販売サイトへの出品と並行してネットショップの作成を考えているのであれば、BASEを検討してみてください。

写真をはじめとするアート作品やグッズの販売をサポートする機能が豊富に備わっており、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1 (※1)」にも選ばれています。ネットショップでの写真販売には、ぜひBASEをご活用ください。

 ※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)

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また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。

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さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。

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ショップ運営のノウハウ

ショップ運営で知っておきたい情報を
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売上を伸ばす

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