ECサイトとは?種類やおすすめの作り方、知っておきたい知識を解説

更新日 : 2021/08/03
投稿日 : 2020/07/27

「ECサイト」という名称はよく聞くけれど、そもそもどんなことを指すのか?

そして、どのようなメリットやデメリットがあり、どうやってはじめるのか?

そのあたりについて、もうすこし正確に知りたい、という方もいらっしゃると思います。

そこで、この記事では、ECサイトとはなんなのか?という基本的な知識と、はじめてECを考えている方に知っておいていただきたい情報をお伝えし、考え方のポイントを解説します。

 

ECサイトとは?

ECサイトとは、Electronic Commerceサイトのことで、インターネット上で商品を販売するWebサイトのことをいいます。

ECサイト=ネットショップとしてとらえられていることも多いです。

近年では、ネット環境や通信機器の発展、電子決済の普及などによって、ECサイトを利用する企業や個人が増えています。

経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」に関する報告書によると、2018年のECサイトの市場規模は、9兆2,992億円でした。

そのうち、スマートフォン経由のECサイト市場規模は、3兆6,552億円(前年比21.5%増)と、物販分野のEC化が進んでいることがわかります。

ECサイトの種類

ECサイトには大きく2つの種類があります。一つがモール型ショッピングサイトと呼ばれるもの、もう一つが自社ECと呼ばれるものです。

種類 説明 サイト例
 モール型EC <楽天>のような大きな傘の中に無数のショップが営業している形態。モールが提供するシステムや決済などを利用してECサイトを出店します。 楽天、Amazon
 自社EC

自分でECサイトを立ち上げる方法。一般的に「ECサイト」というと、自社ECを指すことが多いです。立ち上げ方法は様々あり、簡易的なものから高度なものまで自由に選択が可能です。

ヨドバシ.com、ユニクロ

<楽天市場>などは、モール型ECサイトと呼ばれており、<ユニクロ>など、上記のモール以外で運営しているところを、自社ECサイトと呼ぶことが多いです。

 

ECサイトに必要な機能やサービス

さてそんなECサイトを0から作る場合、どんな機能が必要なのでしょうか?ECサイトに求められる一般的な機能を大まかに洗い出してみました。

 機能 概要
 デザイン機能 ECサイトは、一度作って終わりではなく季節やトレンド、顧客の状況に合わせて随時見せ方を変えていく必要があります。専門的な知識がなくてもデザインを変更できる機能が求められます。
 カート機能 商品ごとの登録や受発注、決済、出荷管理などECサイトのメインの機能になります。これがなければECができません。また顧客ごとの情報を整理するための顧客管理機能なども求められます。
 セキュリティ ECサイトでは、顧客の個人情報を扱うため強固なセキュリティが必要です。SSL通信など基本的なセキュリティに加え、クレジットカードの不正利用対策や外部からの攻撃への備えなど高度なセキュリティが必要となります。
 販促機能 販売促進の機能も欠かせません。例えばレビューを入れられるようにしたり、セール価格を表示したりといった機能も必要不可欠です。
 分析機能 どこからお客様がやってきているのか?どのページがとくみられているのか?など、売上向上のために必要なデータも取れるようにしておく必要があります。Google Analyticsなど外部機能と連携させるのも一つの手です。

ECサイトの作り方

上で説明したように、ECサイトを作るためにはさまざまな機能と高い技術が必要になってきます。そのためすべてを自社で0から作る場合は多額の費用がかかってしまいます。

しかし現在では、ASP型ネットショップと呼ばれる、ECサイトを構築するために必要な受注管理システムやショッピングカートなどを提供する、ネットショップ開業サービスが多数あります。

「BASE」もそういったサービスの一つですが、ネットショップ開業サービスを利用すれば、なんと0円でも自社ECを持つことが可能になります。

くわしくは下記の記事などを参考にしていただければと思いますが、かんたんに表にまとめてみましたのでご確認ください。

ネットショップを開業するならどのサイトがおすすめ?徹底比較しました!

 構築方法 特徴
 フルスクラッチ 0から要件定義を行い、必要な機能やシステムを作り込んでいきます。多額の費用と時間がかかりますが、独自性の高いECや自社データベースなどとの連携をしたい場合の選択肢になります。
 ASP型 必要な機能はすべて揃っているので、登録をするだけですぐにECの構築と運営が開始できます。「BASE」であれば初期費用も月額費用も不要なため、リスクを抑えたい方にも人気があります。一方で機能などは、各サービス会社に依存するため、「何ができるか?」を事前に確認しておく必要はあります。
 パッケージ型 ECサイトに必要な機能が含まれたパッケージを自社のサーバーにインストールしてECサイトを構築します。ASP型に比べて自由度は高いですが、開発には専門知識を持った技術者が必要なことに加え、保守運用やセキュリティ対策もみずから行なう必要があります。

この中でもっともかんたんにECサイトを構築する方法が「BASE」などのASP型ネットショップ作成サービスを使う方法となります。

例えば「BASE」でショップを作られている<麺屋武蔵>様では、なんと30分でECサイトを作って運用されているそうです。

売上激減期の麺屋武蔵を支えたのは、30分で作ったネットショップだった。人気ラーメン店がBASEを選んだ理由とは。

ASP型のサービスでも、構築に時間がかかるところでは数ヶ月要する場合もありますので、リードタイムも含めて検討することが重要になっています。

 

ECサイトの基本的な運営業務は?

ECサイトはネット上に小売店を出すのと同じですので、さまざまな業務が発生します。

ECサイト運営って何するの?基本的な仕事内容と、売上をあげる考え方

 業務内容 概要
 集客 ネットにお店をひらくだけでは誰も購入してくれません。SNSや広告などを活用して、あなたのショップにお客様がくるようにように集客していきましょう。
 商品登録 ネットショップでは、情報だけで商品を購入してもらう必要があります。そのため、商品名や説明文、画像なども一つ一つ力を入れて丁寧に作っていくことは重要な業務です。
 受注・入金管理 商品が売れたら入金を確認し、迅速な対応をしていきます。「BASE」では商品が購入されると自動的にお客様に確認メールが届くので作業の短縮になります。
 在庫管理・発送 商品が売れるようになってきたら、在庫管理も非常に重要です。在庫が切れてしまうと機会損失につながります。また日々在庫を確認することで、売れ筋商品や売れる時間帯や曜日の傾向も掴めてくるため重要な業務です。発送作業は工数がかかるため、工夫をして短縮していく必要があります。
 売上管理 日々の売上を管理して帳簿をつけていきましょう。売上を正確に把握することで、仕入れ資金や投資資金が見えてきますし、無駄を省くこともできるようになります。
 仕入れ等発注業務 売上を最大化するためには、販売計画にもとづいた発注業務も非常に重要です。納期も含めて確認し、機会損失などがなようにしていきましょう。
 顧客管理 ネットショップで成功する鍵は「リピーター」の獲得も非常に重要なミッション。購入してくれたお客様の情報を把握することで、顧客の傾向や好みも把握することができます。

上のの表にまとめましたが、もっとも重要で売上を左右するのが「集客」にかんするところ。下記の記事も参考にしてみてください。

ネットショップで集客する方法と、商品を売るために絶対に必要な考え方

 

 

ECサイト開業の効果、メリット

ECサイトを開業することには、以下のような効果やメリットがあります。

・安価でかんたんにはじめられる
・全国の人々がお客様に!
・運営しながら他のこともできる

これからECサイトの開業を検討している方に向けて、上記の3つの項目をもとに、具体的なメリットを解説していきます。

 

メリット1. 安価でかんたんにはじめられる

ECサイトのメリットは、誰でも安価でかんたんにはじめられる点です。

かつては、ECサイトを構築するためには、専門的な知識や多額の費用もかかりましたが、昨今では、<楽天市場>などのモール型ECに加えて、「BASE」などのネットショップ作成サービスが普及したことで、ハードルは格段に下がりました

モール型ECサイトとなると、初期費用・月額費用ともに高額になるケースが多く、「BASE」などのASP型と呼ばれるネットショップ作成サービスだと、初期費用・月額費用0円で、その日からECサイトをはじめられます。

ECサイト開業に必要な費用について、表でまとめました。

比較しやすいように、各社の料金名は統一していますが、実際の料金名と異なる場合もあります。

詳細は、各社の公式HPにて確認下さい。記載した費用は、すべて税別になります。

サービスプラン名

(※2020年11月時点)

初期費用(税抜)

月額費用(税抜)

楽天スタンダードプラン(楽天市場)

60,000円

50,000円

Yahoo!ショッピング

0円

0円

カラーミーエコノミープラン(カラーミーショップ)

3,000円

834円

Shopifyベーシックプラン(Shopify)

0円

29USドル~

「BASE」

0円

0円

できるだけコストをおさえてECサイトを開業したいのであれば、初期費用や月額費用のかからない「BASE」を利用することをおすすめします。

 

メリット2. 全国の人々がお客様に!

ECサイトを運営することによって、日本全国に商品を直接販売することができます。

実店舗であれば、お客様に店舗まで足を運んでもらわなくてはなりません。ところが、ECサイトを持てば、遠方にいる方にも商品を見てもらうことができるのです。

また、実店舗では売れない商品も、ECサイトであれば売れる、といったケースがあります。

商品によっては、実店舗で売るものとECサイトで売るものとをわけて販売することで、売上向上につながる場合もあるのです。

このように、ECサイトを持つことによって販路拡大につながるため、これまで「お店に行きたくても行けなかった」層にも商品をアピールできます。

このほかにも、ECサイトであれば、365日24時間販売することができるので、効率よく商品を販売できる、のもメリットといえるでしょう。

全国のユーザーに、いつでもどこでも気軽にショッピングを楽しんでもらうことができます。

実店舗とオンラインの同時運営で生まれる相乗効果。 人気雑貨店に訊く、変化する実店舗の役割と、同時運営成功の秘訣

 

メリット3. 運営しながらほかのこともできる

ECサイトは、実店舗と違って、基本的に24時間365日営業可能です。

つねに稼働した状態になっているため、ECサイトで販売しながら、実店舗の営業やほかの副業に時間を割くこともできます。また、接客などにかかる人的コストの削減にもつながるでしょう。

店舗や自宅でも、パソコンがあればはじめられるので、時間を有効活用しやすい、のもメリットの一つです。まずは、本業と並行してECサイトをはじめてみるのもいいでしょう。

ECサイトの運営となると、基本的に、在庫管理や発送業務、といった物流業務が必要です。

しかし、ネットショップサービスによっては、物流業務を一元管理できるツールを利用できたり、梱包や発送を自動化できたりもします。

また、コストはかかりますが、委託倉庫や外部の在庫管理サービスなどを利用することでも、上述のような物流業務にかかるリソースを削減可能です。

 

失敗しない、はじめてのECサイト運営のポイント

ECサイトは、初心者でもかんたんにはじめられる、といっても、失敗のリスクも考えられます。失敗しないECサイト運営のポイントとしては、次の3つです。

1.小さくはじめて、じょじょに成功したところを伸ばす
2.一人ひとりのお客様を大切に
3.いいものが売れるワケではない

 

Point1. 小さくはじめて、じょじょに成功したところを伸ばす

予算や時間をかけて市場調査をおこなったり、事業計画やサイトを作ったりすることも大切ですが、個人や小規模な事業者がはじめる場合は、それほど予算も時間もかけられないかもしれません。

そういったときは、まず無料ネットショップなどを利用して、コストをおさえながら、小さくはじめてみるとことをおすすめします。

今は、予算をかけなくても、誰でもECサイトを持てる時代なので、開設してみて「商品力があるか」「売れるか」といったことをリサーチしていきます。そうしている間に、使い方にも慣れていきます。

売れる商品の傾向などを確認して、手応えがあったところを伸ばしていけば、スピーディにECのサイトを育てていくことができるでしょう。

反対に、「まったく商品が売れない」という場合にも、なぜ売れないか?を分析することで、次のチャレンジに生かすことができます。

つまり、「やってみることに損はない」状態ですので、まずは行動してみることが重要です。

 

Point2. 一人ひとりのお客様を大切に

ECサイト運営では、新規顧客の獲得と同じくらい、リピーターを増やすことが大切です。

リピーターを増やすことができれば、売上の向上だけでなく、安定したECサイト運営につながるからです。そして、新規顧客を連れてくるのは、リピーターの何倍も大変です。

リピーターを増やすためには、商品の品揃えや、品質をよくする以外にも、梱包のさいに一言メッセージを添えたり、質問に迅速に答えるなど、こまかな部分まですべてがポイントです。

とくに、最近では、SNSを活用してお客様とやりとりをすることで、リピーターにつなげているショップもあります。

「一人ひとりのお客様を大切にする」その心がけが成功の秘訣です。

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Point3. いいものが売れるワケではない

ECサイトは、インターネットという世界中の人がつながる空間のなかにお店を出します。

そのため、競合は無限にあり、類似商品も、同じようなコンセプトのお店も、いくらでも見つかります。そのような環境下では、「いいもの」はいくらでもあるのです。

つまり、ただ品質がいいものや、ただコスパがいいだけでは、なかなか売れないのが実情です。

では、なにが必要なのか?というと、ショップを訪れた人に、しっかりとその“よさを伝える”ということです。

ECでは、お客様が直接商品を見て選ぶことができないので、そのよさを、こちら側が伝えてあげなければなりません。

それができないと、どれだけいいものであっても売れない、ということになるのです。このことを忘れてしまう方が多いので、心に留めておきましょう。

▶︎商品の見せ方について

 

ECサイトのはじめ方はこちら

今回は、ECサイトの基礎知識からはじめ方、おすすめのECサイトについてご紹介しました。現在は、コストをおさえて、誰でもかんたんにECサイトを開設することが可能です。

ECサイトのはじめ方は、大きく以下の7つのステップにわけられます。

  • STEP1. ネットショップで販売したい商品を決める
  • STEP2. ショップ名とコンセプトを決める
  • STEP3. モール型?独自ショップ型?出店形態を決める
  • STEP4. ネットショップを開業
  • STEP5. ネットショップの決済方法を決める
  • STEP6. 商品登録や配送の準備
  • STEP7. 集客をする

以下の記事で、ECサイトのはじめ方について、くわしく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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