BASEで直近12ヶ月間、毎月注文されているショップを分析したところ、いくつかの傾向があることがわかりました。
- ショップの説明が600文字〜1,000文字、書かれている
- 5個〜10個のレビューがついている
- 商品画像が1商品あたり◯枚以上、登録されている
- 商品説明が1商品あたり◯◯◯文字〜◯◯◯◯文字、記載されている
本記事では『商品画像』に関してお伝えいたします。
「商品画像」はショップの印象を左右する
ネットショップを運営するにあたって商品の写真撮影は欠かせない業務の一つですが、ショップオーナーの皆様は商品画像をどこまで重要視していますか?
せっかく作ったり仕入れたりした商品も、画像が魅力的なものでなければ、お客様は商品ページにアクセスする以前にショップから離脱してしまうかもしれません。
写真と言えば、Instagramを活用した集客がここ最近注目されていますが、例えばInstagramのプロフィールに設定したリンクからお客様がWebショップに訪れた場合、Webショップにもクリックしたくなるような魅力的な商品画像が掲載されていなければ、肝心の商品ページを見てもらえる確率は激減します。
また、ショッピングアプリでお客様が商品を検索した場合においては、他のショップの商品と並んで検索結果が表示されるわけですから、画像の良し悪しでタップするか否か判断された結果、せっかく検索結果に表示されているにも関わらずお客様は他のショップを選択するかもしれません。
つまりいずれにせよ、肝心の商品ページを見てもらうためにはWebショップのトップページやショッピングアプリの検索結果に表示される一枚目の商品画像がとても重要だと言うことです。
(Webショップのトップページの商品写真のクリックしてもらうためには任意の商品を視覚的に目立たせることができる「ラベル App」も効果的です)。
売れているショップは商品画像を5枚以上登録している
BASEでは1商品につき最大20枚まで商品画像を登録することができますが、直近12ヶ月間、毎月注文されているショップを分析したところ、売れているショップは1商品につき5枚以上の商品写真を登録していることがわかりました。
「そんなにたくさんの画像を並べたらお客様が見るのに面倒なのでは?」という意見もありますが、何枚まで写真を見るかどうかはあくまでもお客様が決めることであって、ショップオーナーが一方的に決めることではありません。
お客様の行動を分析したいのであればGoogle Analytics 設定を導入し、本格的に解析すべきです。
最低限用意すべき写真は「情報」「イメージ」「共感」
5枚以上の商品画像を登録する場合、最低3枚は『情報』と『イメージ』と『共感』を喚起させるような画像を登録することを意識してください。
◆情報
どのショップオーナーも登録されているであろう、商品そのものを示す写真です。
※パッケージングされた商品はパッケージだけでなく、開封した中身もしっかり撮影し登録してください。
◆イメージ
その商品を「着用したら」「置いたら」「使ってみたら」どんな風になるのか、お客様が日常生活で利用しているイメージが湧きやすい写真です。
◆共感
工芸品やハンドメイド商品、農作物等のフード類など、生産工程が映える写真に関してはそれも一つの魅力なので写真を通してストーリーを伝えてください。
分かりやすい例えで言うと、スーパーマーケットや飲食店等のPOPにある『私たちが生産者です』に当たるものです。
以上、「情報」「イメージ」「共感」の3つを意識しつつ、残りは商品ジャンル毎にディティールやアングル、カラーバリエーションなど、お客様が手にとって商品を確認することができないネットショップだからこそ、お客様が気にするであろう点を意識した写真を用意しましょう(自身が実店舗で商品を手に取って見る際、どこに注目しているのか思い出してみましょう)。
商品説明文だけでは伝わらない情報を商品画像で補完するというのが、ネットショップ運営の鉄則です!