自分用にオリジナルのスマホケースを作るには、どのような方法があるのでしょうか。
まずは作り方の種類を把握して、自分にあった方法を見つけましょう。DIYする場合の具体的な方法と、サイト、アプリで制作を依頼する方法をご紹介します。
人気の手帳型やレザーケースを作成できるサイトも紹介しているので、参考にしてください。
スマホケースを自作する方法は?
スマホケースを自作する方法の種類は、おもに2種類あります。「アプリ、サイトを利用する」方法と、「DIYで自作する」方法です。それぞれ、くわしく見ていきましょう。
方法1. DIYで自作する

自分で材料を購入して、スマホケースをDIYする方法があります。
透明や無地のスマホケースを購入して、そこにオリジナルの装飾をすれば、自分だけのデザインのスマホケースを作ることが可能です。
どこまで凝るかにもよりますが、後述するかんたんな方法なら、1,000円以下でも作れます。アプリ、サイトを利用するよりも単価が安くなる可能性はありますが、それなりの「センス」や、きれいに作る「技術」が必要です。
作り方をくわしく解説している<YouTube>動画がたくさんあるので、チェックしてみましょう。このページ内の「DIYでスマホケースを自作する方法」で、具体的に解説しています。
DIYでスマホケースを自作する方法
DIYでスマホケースを自作する方法を解説します。「ステッカーを貼り付けて装飾する」「レジンを使う」の2種類です。
1. ステッカーを貼り付けて装飾する
ステッカーを貼り付けるだけのかんたんな方法でも、オリジナルのスマホケースを作れます。
<YouTube>で「スマホケース 自作 ステッカー」と検索すると、具体的な作り方の説明動画が見つかるので、チェックしてみましょう。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=60NQrHIpyI8
ステッカーを、ケースの表面にそのまま貼ってもOKですが、おすすめは、ケースではなく「スマホ本体」に直接貼り付け、その上からクリアタイプのケースをはめ込む方法です。
この方法なら、ステッカーの表面が保護され、はがれにくくなります。
直接貼るのが嫌だ、という人は、スマホとクリアケースの間に、チェキやステッカーを「挟み込む」だけでもOK。ステッカーやクリアケースは100円均一でも購入できるので、材料費も低く、手軽に挑戦できる作り方です。
ステッカーで作るさいに必要なもの
- スマホケース(クリアタイプ):100円~
貼りたいステッカー:100円~
2. レジンを使う
「レジン」を使って自作する方法もあります。
レジン(Rasin)とは、「樹脂」全般を指す言葉ですが、DIYで使用するレジンの多くは、「UV硬化樹脂」と呼ばれるタイプです。UV(紫外線)を当てることで硬化する樹脂で、アクセサリーや小物雑貨のDIYなどで人気があります。ネット通販や手芸店などで、1,000円前後で購入可能です。
<YouTube>で「スマホケース 自作 レジン」と検索すると、レジンを使ったDIYの方法を説明する動画がいろいろ見つかるので、チェックしてみましょう。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=vLtTbFQwAmE
既存のスマホケースを、レジンでデコレーションする方法が一般的です。スマホケースにレジンを塗って、そこに好きなデコパーツを並べ、さらにレジンでコーティングするだけの、かんたん作業。平筆などを使って、キレイにコーティングするテクニックが必要ですが、工作を楽しめる、というメリットがあります。
デコパーツや作業用具は、100円均一でも購入可能です。
方法2. サイト、アプリを利用する

オリジナルグッズを作れるサイトやアプリを利用すれば、かんたんにスマホケースを作成できます。
写真やイラストの画像データをアップロードするだけで、オリジナルのスマホケースを作成・購入できるサイト、アプリを利用する方法です。
デザインの知識は不要で、テンプレートに当てはめるだけのかんたん操作で作れるサイトもあり、1個あたりの費用は1,000円ほどで依頼できます。
オリジナルグッズ制作というと、販売用やノベルティ用で「最低ロット数が多い」というイメージかもしれませんが、今は「1個からでも依頼できるサイト、アプリ」がたくさんあるので、自分用のスマホケースを作るためにも利用できます。
サイト、アプリでスマホケースを自作する方法
ここからは、サイトやアプリを使ってスマホケースを自作する方法について解説します。
1. お気に入りの写真から作る
「お気に入りの写真」をプリントするだけでも、オリジナルのスマホケースを作れます。
スマホケースの真ん中や一部分にプリントするのはもちろん、フチなしで背面いっぱいにプリントしたり、側面にまで回り込んで、ケース全体に印刷できるサービスもあります。
用意されたテンプレートに写真を当てはめるだけで、おしゃれなデザインが作れるサービスもあり、かんたんに魅力的なケースを作ることができます。
撮りためたペットの写真や、思い出の家族写真など、スマホケースに使える写真があれば、手間はほとんどかかりません。素材になりそうな写真を、新たに撮影してもよいでしょう。
2. イラストを描く・用意して作る
写真ではなく、自分で描いたイラストを使う方法もあります。
デジタルで描けば、そのままアップロードして使えますが、紙に描いたアナログのイラストでも、スキャナーで取り込んでデータ化すればもちろん利用できます。イラストを描けない場合は、描ける人に依頼する、という手もあります。
好きなアーティストのイラストを使って、スマホケースを作ることも可能ですが、著作権侵害にならないよう、かならず私的利用のみにとどめることが重要です。できれば、アーティストや作家に許可をもらってから使うようにしましょう。
3. 既存の好きな色・柄を組み合わせる
サイト、アプリによっては、写真やイラストなどの素材を用意しなくても、オリジナルのスマホケースを作れます。
画像をアップロードしなくても、あらかじめ用意された柄やスタンプなどを当てはめるだけで、オリジナルのデザインを作ることができます。
手帳型などの形状、レザーやシリコンなどの素材、色や柄の選択肢を組みあわせるだけでも、十分にオリジナリティのあるスマホケースを制作できます。自分の名前や会社名、チーム名などのテキストを入れるだけでもいいでしょう。
イラストや画像などのデザインにこだわりがなく、形や素材、色などの基本的な部分にこだわりたいだけなら、おすすめの方法です。
スマホケースが1つから作れる!サイト、アプリ11選
オリジナルのスマホケースを「1個からでも」依頼できる、おすすめのアプリやサイトを紹介します。
1. <オリジナルプリント.jp>

<オリジナルプリント.jp>は、スマホケース以外にも、Tシャツや、マグカップ、マスクなど、さまざまなオリジナルグッズを作れるサービスです。
あらかじめ用意されたテンプレートに当てはめるだけのかんたん操作で、おしゃれなデザインを作れるようになっています。
サイト上に画像をアップロードして、画像の位置を調整しながら、納得のいくデザインになるように仕上げることができます。面倒なメールのやり取りをしなくても、デザインが完成したら、その場ですぐに注文が確定できます。
ネットショップを作成できる「BASE(ベイス)」と連携できることが、大きな特徴です。作ったスマホケースを、かんたん操作でネットショップに出品し、販売開始できます。
商品が売れたさいの、データ連携もスムーズ。商品を購入者に直接発送する「代行発送(ドロップシッピング)」に対応しているので、発送作業の手間が省けます。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
ポリカーボネート |
作れる形 |
手帳型、ハードケース |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら1,815円~ |
サイトURL |
2. <DMM make カンタンサービス>

<DMM make>とは、モノづくりを推進するサイトで、3Dプリントサービスや、3Dグッズの販売サービスなどを展開するプラットフォームです。
<カンタンサービス>という、オリジナルグッズを作れるサービスがあり、スマホケースだけでなく、Tシャツやフィギュアなどのオリジナル制作ができます。
こちらも、サイト上に画像をアップロードし、自分で調整しながらオリジナルのデザインを仕上げ、そのまま購入できるサービスです。スマホからもデザインできるので、PCを持っていない人でも利用できます。
手帳型はありませんが、ウッドやプラスチックなどのハードケースが5種類あり、ケース内にSuicaなどのICカードを収納できる「クリアICカード対応」のケースも選択できます。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
プラスチック、ウッド |
作れる形 |
ハードケース、ICカード対応ケース |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら1,980円~ |
サイトURL |
3. <PRISMA(プリスマ)>

<PRISMA>は、オリジナルのiPhoneケースが作れるiPhone専用アプリです。PCやAndroidからは利用できません。
スマホケースやトートバッグ、Tシャツなどのオリジナルグッズが制作できます。
iPhone用のケースしか作れないとはいえ、種類が豊富で、手帳型はもちろん、液体の入った「グリッターケース」や、衝撃吸収の「TPUケース」なども選択可能。手持ちの写真などを使って、かんたんにオリジナルのデザインを作れるアプリです。
対応デバイス |
iPhone |
作れる素材 |
プラスチック、合皮、TPUなど |
作れる形 |
ハードケース、ソフトケース、手帳型、グリッターケースなど |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら2,000円~ |
サイトURL |
4. <ヨツバ印刷>

<ヨツバ印刷>は、スマホケースだけでなく、アクリルキーホルダーやモバイルバッテリーなど、さまざまな商品のプリントサービスを提供している会社です。
自社工場を持つ本格的な企業ですが、スマホケースのプリントを1個から依頼でき、1個でも950円という低価格で対応してくれます。
側面にも回り込むように全体に画像をプリントする「3D熱転写」が可能。選べるケース形状の種類も豊富で、背面が鏡になった「ミラーケース」もあります。
スマホやPCから公式サイトにアクセスして利用できる「シミュレーター」でデザインを作成でき、気軽に利用できるサービスです。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
プラスチック、ウッド、強化ガラスなど |
作れる形 |
手帳型、ハードケース、ソフトケース、グリップケース、ネオンサンドケース、グリッターケース、ミラーケースなど |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら950円 |
サイトURL |
5. <SUZURI>

<SUZURI>は、オリジナルグッズの制作だけでなく、サイト上で「販売」もできる、ショップ一体型のサービスです。デザインしたスマホケースを販売するだけでなく、自分用に購入もできます。
スマホケースだけでなく、クリアファイルやトートバッグ、パーカーなど、作れるアイテムの種類が豊富です。
サイト上に画像をアップロードするだけのかんたん操作で、さまざまなオリジナルグッズをデザインできます。アプリを使ってスマホでもデザインできる、気軽に利用しやすいサービスです。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネート、TPUなど |
作れる形 |
手帳型、ハードケース、ソフトケースなど |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら2,420円~ |
サイトURL |
6. <MY CASE COVERS>

<MY CASE COVERS>は、スマホカバーのオーダーメイド専門店です。
企業向けの大量生産だけでなく、1個からの制作依頼も受け付けています。サイトの申し込みフォームから、スマホケースの対応機種などを入力して送信すると、注文確認のメールが届く、という流れです。
そのメールに返信する形で、プリントしたい画像を添付すると、完成イメージの画像を送ってくれます。画像に問題がなければ、申し込み完了です。
手帳型の種類が豊富で、「左利き用」や「ベルトなしタイプ」など、いくつかのパターンから選択できます。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネート、ポリウレタン |
作れる形 |
手帳型、ハードケース、ソフトケース |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら1,000円~ |
サイトURL |
https://www.mycasecovers.com/ |
7. <keio>

<keio(株式会社ケイオー)>は、スマホケースやアパレル雑貨のOEM事業の会社です。
本格的なオリジナルグッズ企画のノウハウを持つ会社ですが、個人的に使うためのスマホケースを、1個からでも発注できます。
発注するには、用意されたテンプレートを使って、画像編集ソフトでスマホケースのデザインを作る必要があります。Webサイト上でかんたんにデザインできる形式ではありませんが、画像編集のスキルがある人には、便利なサービスです。
衝撃吸収に優れたハニカム構造を採用した「タフケース」や、裏面が開いてミラーになる「多機能TPUケース」など、選べる形状の種類が豊富にあります。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネート、ウッド、TPUなど |
作れる形 |
ハードケース、ソフトケース、手帳型、グリップケース、ミラー付きケースなど |
最低発注数 |
1個~ |
料金 |
非公開 |
サイトURL |
https://www.keio-inc.co.jp/ |
8. <Original Case Factory>

<Original Case Factory>は、布製品やマグカップなどの印刷・加工をする会社有限会社<エクセル・タム>の、スマホケース作成サービスです。
Webサイト上のフォームから申し込みをすると、担当者から折り返しの連絡がきて、発注の相談をおこなう、という流れで利用します。担当者がていねいに対応してくれる、手厚いサービスの会社ですが、オリジナルのスマホケース1個からでも発注できます。
持ちやすい「グリップケース」や、ミラーを内蔵した「スライドケース」など、選べる形状の種類も豊富。側面にも画像を印刷する「3D曲面プリント」にも対応しています。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネート、TPUなど |
作れる形 |
ハードケース、ソフトケース、手帳型、グリップケース、スライドケースなど |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
非公開 |
サイトURL |
https://original-case-factory.com/ |
9. <ファンクリ>

<ファンクリ>は、オリジナルグッズを発注できる専門ショップです。スマホケース以外にも、ユニフォームや応援グッズ、等身大クッションなどのオリジナルグッズを発注できます。
アプリをダウンロードしなくても、ブラウザ上でかんたんにスマホケースをデザインして発注できる、<Web deco(ウェブデコ)>と呼ばれるサービスが便利です。
写真をアップロードして、文字やスタンプなどを加えるだけ、のかんたん操作でデザインし、そのまま1個からでも発注できます。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネートなど |
作れる形 |
ハードケース、手帳型など |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら1,800円~ |
サイトURL |
https://fun-create.jp/ |
10. <クリケ>

<クリケ>は、サイトやアプリを使って、オリジナルのスマホケースを作成し、販売もできるサービスです。iPhoneケースに特化したサービスで、Android用のケースは対応していません。
iPhoneで撮影した写真などの画像をアップロードして、既存のフレームなどを組みあわせるだけ、のかんたん操作で、オリジナルのiPhoneケースをデザインできます。
ケースの種類は、ハードケースと、ベルトなしのシンプルな手帳型のみ。「形はシンプルでOK」というiPhoneユーザーにおすすめのサービスです。
対応デバイス |
iPhone |
作れる素材 |
合皮、プラスチックなど |
作れる形 |
手帳型、ハードケース |
最低発注数 |
1個〜 |
料金 |
1個なら2,178円~ |
サイトURL |
https://curike.com/ |
そのスマホケース、販売してみませんか?「BASE」なら、スマホケースの販売が誰でもかんたんに

スマホケースを自作する方法についてご紹介してきましたが、せっかく作ったスマホケースを「販売」することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
「BASE(ベイス)」なら、在庫をもたずにスマホケースの販売が可能です。商品が売れてから、オリジナルグッズの制作サービスに発注し、商品を製造。作った商品を直接購入者に発送する、という流れで販売しているショップが多くあります。
「BASE(ベイス)」では、購入者への直接発送に対応している、以下のサービスとの連携が可能です。
- 「スマホケース作成 App」
- <pixivFactory>
- <Canvath>
- <オリジナルプリント.jp>
<スマホケース作成App>は、「BASE(ベイス)」によるサービスで、3D転写タイプのハードケースを作成いただけます。
<pixivFactory>は、スマホケースだけでなく、アクリルキーホルダーや缶バッジなど、さまざまなオリジナルグッズを作成できるサービスです。スマホケースは、手帳型とハードケースに対応しています。
<Canvath>も、1個から発注できるオリジナルグッズ作成サービスです。グリッターケースやミラーケースなども作成できます。
<オリジナルプリント.jp>は、すでに紹介した通り、手帳型とハードケースに対応したサービスです。
これらのサービスは、自分用のスマホケースを作るためにも利用できますが、「BASE(ベイス)」と連携することで、デザインしたスマホケースを、多くの人に向けて販売することもできます。
在庫リスクなしではじめられるので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「BASE(ベイス)」でご自分が販売しているスマホケースをご購入する場合は、ほかの購入者と同じように、通常の決済処理をするだけです。
ただし、その場合、「クレジットカード決済、後払い決済、Amazon Pay、PayPal決済」のご利用はご遠慮くださるようお願いいたします。くわしくはこちら。
対応デバイス |
iPhone、Android |
作れる素材 |
合皮、ポリカーボネートなど |
作れる形 |
手帳型、ハードケースなど |
最低発注数 |
1個〜 |
まとめ
既製品のケースを購入するのと同じような価格帯で、1個からでもオリジナルのスマホケースを作れるサービスがたくさんあります。
DIYもできますが、作るのが面倒な人や、プロのクオリティを求める人には、サイトやアプリを使って作る方法がおすすめです。作ったスマホケースを販売して、お小遣い稼ぎもできます。
この機会に「BASE(ベイス)」を使って、スマホケースの販売にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。