自分で何かを手作りするハンドメイド。
近年では、ハンドメイド商品を容易にネットで販売できるようになり、多くの個人がネットを通じて出品しています。そこで気になるのは、「どのような商品が売れるのか」という点ではないでしょうか。
今回は、売れるハンドメイドのジャンルや、ハンドメイドの販売で得られる収入、ハンドメイド販売の方法や始め方などについて解説します。
よく売れるようにするためのコツ、ハンドメイド販売における注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
売れるハンドメイドのジャンル14選
ハンドメイドの商品を販売するにあたって気になるのは、どのようなジャンルの商品であれば売れるのかという点ではないでしょうか。
それでは、まずはハンドメイドとして人気がある14のジャンルについて紹介していきます。
アクセサリー
ネックレスやペンダント、ピアス・イヤリング、指輪、ブレスレットなどのアクセサリーは、ハンドメイドの定番です。
さまざまな種類のパーツから自分で好きなものを選び、デザインを考え、パーツを組み合わせて制作します。100円ショップなどでも材料が手に入るので、初心者でも始めやすいジャンルといえるでしょう。
ファッション
裁縫のスキルがあれば、シャツ、ブラウス、ワンピース、スカート、ジャケットなどのファッション系の商品を出品できます。
中でも編み物が得意なら、毛糸と編み針を用意して、セーターやカーディガンなどを自分で編んでみるのもいいかもしれません。
刺繍
刺繍はファッションと同様に、裁縫のスキルが活かせるハンドメイド。人名などの文字を描いたワッペン、動物などのデザインを描いたブローチなど、さまざまな小物に針と糸で刺繍していきます。
スマホケース
今や生活に欠かせないスマートフォン。そのスマホが傷つかないようにカバーするのが、スマホケースです。シリコンやアクリル、布、革など、さまざまな種類の素材を用いて作れます。
レザークラフト
革を素材に、財布やキーホルダー、名刺入れ、カードケースなどの小物を作るのがレザークラフト。初心者向けのレザークラフトキットであればカットされている革が用意されており、自分で大きな革を準備する必要もありません。
ドライフラワー
ドライフラワーは、生花を逆さまの状態で数週間吊しておくだけで作れます。特別な技術や材料のコストを必要としないことから始めやすく、ハンドメイド初心者にも人気です。
ぬいぐるみ・人形
布やフェルト、ボタン、ワッペンなどで作ったぬいぐるみも、ハンドメイドで人気のジャンルです。また、毛糸で作られた「あみぐるみ」、ウールをニードルで成形した「羊毛フェルト」も根強い人気を誇ります。
ぬいぐるみは立体物ですので一定以上の技術が必要ですが、作るのが難しいからこそ売れやすいといえます。
ハーバリウム
ハーバリウムはもともと「植物標本」を意味する言葉で、現在はガラスの小瓶の中に花を入れてオイル漬けした観賞用インテリアのことを言います。
作り方は、透明の密封容器にドライフラワーなどの花材を入れ、オイルを流し込むだけです。花の色や種類の選び方で個性を出せるため、初心者向けともいえます。
キャンドル
キャンドルは、穏やかな明かりや香りを楽しめて、リラックス効果のあるインテリアです。作り方は、溶かしたロウを型に流し込み、芯を差し込んで固めるだけ。簡単に作れるのが魅力です。
ペット用品
犬や猫など、ペットに関わる各種グッズ。首輪やリード、ハーネスといった散歩に必要な道具から、ペット服、帽子、靴下などオシャレを楽しむ商品も人気です。
犬の首輪やリードは耐久性が不十分だと、脱走や事故の原因になってしまいます。そのため、初心者には洋服や猫用の首輪などが向いているでしょう。
食器
陶芸が好きな方は、料理を乗せる平皿やお茶碗、マグカップ、箸置きなどを作るのもいいでしょう。
ほかにも、木製の汁椀、お箸やカトラリー、オリジナルの絵付けを施したグラス、コースターなどバリエーションは豊富です。
こども服
こどもは成長が早く、服のサイズがすぐに変わってしまうため、継続して商品を購入してもらえる可能性があるのが特徴です。
普段着やパジャマ、帽子、ヘアアクセサリーなど、種類が豊富です。また、体操着袋や上履き袋、ランチョンマットといった入園・入学グッズも根強い人気があります。
ベビー用品
オシャレで可愛いスタイやロンパースは、誕生日やお食い初めといった記念日の撮影用衣装として購入されます。
また、冬の寒い時期に嬉しい帽子や靴下、おもちゃなどの普段遣いできる商品も人気です。
さらに、持ち運びできるおむつ入れ、汚れを拭き取るためのハンカチなど、お母さん・お父さんに便利な実用的な商品もあります。
家具
DIYスキルを活かして、手作りの家具を販売している人もいます。
イスやテーブル、机、本棚といったハンドメイドの家具類は、量販店にはない商品が見つかるとインテリアにこだわる人から人気です。
また、おもちゃやフィギュアなどのコレクションを陳列・収納する棚もニーズがあります。
ハンドメイドの販売でいくら稼げる?
minneが2019年におこなった「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」によると、専業主婦・主夫でハンドメイド作家として出品している人のうち、80%以上が収入を得ています。
1ヶ月あたりの収入が5,000円未満という人の割合が最も多く27%。一方、40%以上の人は月1万円以上で、そのうち約9%が5~10万円、同じく10~30万円が約4%です。
画像引用元・出典:GMOペパボ
収入の額は活動歴によっても異なり、活動歴が1年未満では約20%の人が1万円以上。2~5年になると月1万円以上が50%を超えます。
ハンドメイドを売るコツ
ハンドメイドの販売を始めても、すぐに売れるわけではありません。続けていても、期待していたより売上が伸びないこともあるでしょう。
ハンドメイドを多く売るためには“コツ”があるので、そのノウハウについて解説していきます。
ショップの説明をしっかり書く
初めてショップを訪れた人は、どんなショップなのかまだ知らない状態。
そこで、最初の段階で「何を売っているショップなのか」が明確に伝わるように説明することが大切です。
印象に残る自己紹介をすれば興味を持ってもらいすく、商品を見てもらえる可能性も高くなります。売れているショップの多くは、紹介や説明に600〜1,000文字程度を使っています。
画像と文章の両方を使う
ネットでハンドメイドの商品を販売する場合、視覚を通して商品をイメージしやすくするため、商品の画像を載せるのが基本です。
しかし、サイズや質感など細かい点についてまで伝えるのは、画像だけでは難しいところ。そこで、画像だけで伝わりにくいことは、文章も使って丁寧に説明します。
画像と文章がセットで提示されていることで、商品を見ている人の不安は和らぎます。
商品の説明文は詳細かつわかりやすく
商品の魅力をしっかり伝えるためには、ある程度の文字数が必要です。目安となるのは、650〜1,000文字程度。
また、「キャッチコピー」「ボディコピー」「クロージングコピー」に分けて書くと、どんな特徴の商品なのかわかりやすく伝わります。
◎キャッチコピー
キャッチコピーとは文章の冒頭に置かれ、読んでいる人の興味を喚起する機能を持ちます。キャッチコピーで興味を持ってもらえれば、その下のボディコピー、クロージングコピーへと読み進めてもらいやすくなります。
◎ボディコピー
ボディコピーとは、商品を詳しく説明する文章です。商品の説明文を読まずに購入に至ることは考えにくいので、多少長いと感じたとしても、しっかりと詳しく説明することが大切です。
◎クロージングコピー
文章を締めくくる役割を果たすのが、クロージングコピーです。
テレビショッピングであれば、「今なら○○もセットで」「限定○個のみ」などの文句がクロージングコピーにあたります。読んでいる人の購入意欲を刺激して、「買う」という決断を後押しする効果が期待できます。
ハンドメイドを売る方法
実際にハンドメイド商品を作ったら、次は売るというプロセスに臨むことになります。ハンドメイドの販売には、どのような方法があるのでしょうか。
ネットショップ
自分で作成したネット上のショップに商品を出品して販売するのが、ネットショップです。
無料でネットショップを開設できるサービスが増えており、初心者でも簡単に自分の商品を販売できます。
多くのサービスでは、商品購入時の決済サービスやサイトのデザインテンプレートも用意されています。そのため、ネット販売やデザインに関する知識を習得する手間をかけることなく、ショップを開設可能です。
ネットオークション
サイトに出品された商品に対して、その商品を購入したい人が金額を提示して購入の意志を表示(入札)し、最高額を提示した人が商品を落札(購入)できるのが、ネットオークションの仕組みです。
出品者ではなく、購入を検討している人が商品の価値を決めることになるため、自分が想定していた販売価格にならない可能性もあります。
フリマアプリ
「フリーマーケット」は本来、個人間で不要になったものの交換や売買を指します。
フリマアプリ(フリーマーケットアプリ)は、ネット上にフリーマーケットの空間を作り、売買の場を提供するサービスです。主にスマートフォンを使って売買するアプリとして使われています。
ハンドメイドマーケット
ハンドメイド商品を専門に販売するサービスが、ハンドメイドマーケットです。
手続きは簡単で、まずサイトやアプリへ出品者登録をして、販売したい商品の写真などをアップロードすればすぐに始められます。
商品が売れれば、販売価格から販売手数料が差し引かれる仕組みです。ハンドメイトを求めている人が訪れるので、興味を持ってもらえる可能性は高いといえるでしょう。
ハンドメイドを売る際の注意点
ハンドメイドの販売は、「商品を売る」というビジネスであることを忘れてはいけません。こちらでは、ハンドメイドを売る際に知っておくべき注意点について解説します。
興味を持たれやすい層に届ける
ネットショップやアプリにはそれぞれ特徴やコンセプトがあり、ターゲットとしている層も異なります。
ネット販売はそうした仕組みなので、いくら自信作を出品したとしても、ユーザーに「欲しい」と思ってもらえなければ購入にはつながらないでしょう。
そのため、自分が販売したい商品ジャンルやテイストに合うユーザーが多いサイトを選択することが大切です。
決済手数料などの利用費用を理解する
サイトやアプリごとに、商品が売れた際に発生する手数料は異なります。商品の販売数が多くても、サービスの利用料金が高い場合、利益が残らない恐れもあります。
赤字を出さないためにも、材料費にどれくらいかかるのか、どれくらいの価格でどれくらいの量を設定すれば利益が見込めるのかなどシミュレーションをした上で、利用するサービスを決めましょう。
まとめ
ハンドメイドには、難しい技術が必要ないジャンルもあります。
また、現在ではネットショップやフリマアプリ、ハンドメイドマーケットなどのサイト・アプリも多くなっており、ハンドメイド初心者でも始めやすい状況です。
ただ、それぞれに違いがありますので、自分が販売したい商品との相性を見極め、「ここであれば売れる」というサービスを選びましょう。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
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