手軽にできる事業として、物販ビジネスを始める人が増えています。今回はネットを活用した物販ビジネスの特徴や種類を解説します。誰にでもわかりやすいよう、物販ビジネスのメリットやデメリット、始め方のステップも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- BASEは個人・スモールチームに選ばれているネットショップ作成サービスです
- 初期費用・月額費用いらずで、無料で今日からショップ運営をはじめられます
- ショップ開設後の運営サポートや集客支援も充実しています
- 「売上を伸ばしやすいネットショップ作成サービスNo.1」に選ばれています
物販ビジネスとは
仕入れた商品や制作した商品を販売するビジネスを「物販ビジネス」といいます。物販ビジネスはあくまでも形のあるものを取引することを指し、情報商材のように形のないものを取引する場合は物販ビジネスとはいいません。ここでは、物販ビジネスの仕組みや種類、せどりとの違いなどについて詳しく解説します。
物販ビジネスの仕組み
形あるものの販売はすべて「物販ビジネス」に分類されます。仕入れ商品の販売を始め、ハンドメイド作品、中古品、OEM制作したオリジナル作品などの販売はすべて物販ビジネスに分類されます。最近では、ネットショップ作成サービスやフリマアプリ、モール型のショッピングサイトなどが普及したこともあり、物販ビジネスを始める人も増えました。
物販ビジネスの種類
物販ビジネスの種類は大きく次の4種類に分けられます。
- 国内販売:国内で仕入れた商品を国内で販売する
- 輸入販売:海外から仕入れた商品を国内で販売する
- 輸出販売:国内で仕入れた商品を海外で販売する
- 無在庫販売:注文が入ってから仕入れを行う受注販売のような形式
国内で仕入れ、または製造した商品を国内で販売する国内販売は言語の壁がないほか、輸入販売や輸出販売と違い、税関通過の手間やコストがかからないため、もっともスタンダードな物販ビジネスです。また、無在庫販売は販売が確定してから仕入れを行うため、在庫を抱えるリスクがなく、在庫を保管するスペースも最小限で済むというメリットがあります。
物販ビジネスに必要な資格やスキルは?
基本的に物販ビジネスを始めるために必要な資格はありません。しかし、物販ビジネスを成功させるためには、ニーズを分析するスキルやマーケティングスキルが必要となります。また、海外から仕入れを行う場合は言語スキル、クリエイターや企業に依頼して仕入れを行う場合は、コミュニケーションスキルが必要となるでしょう。 ただし、食品の販売を行う際は実店舗と同様に食品衛生法に基づく営業許可や食品衛生責任者の資格が必要となるほか、中古品を買い取って販売する場合などは古物商許可が必要となるので注意が必要です。
物販ビジネスとせどりの違い
「せどり」とは仕入れた商品に手数料を上乗せして販売して利益を得る手法で、物販ビジネスの1つです。また、ニーズの多い商品を購入し、一般の販売価格よりも高値で他者に販売する「転売」も物販ビジネスに含まれます。 近年はいわゆる「転売ヤー」による転売が横行し、商品を必要とする人の手に渡らないという問題が表面化していることもあり、転売を禁止している商品もあります。そのうえ、イベントやライブチケットの転売は各自治体の迷惑防止条例違反となります。ほかにも、中古品を仕入れて販売する場合は古物営業法に定められている「古物商許可証」という資格が必要となるため、注意が必要です。
物販ビジネスのメリット
実店舗を構えて行うビジネスと比較して、物販ビジネスは手軽に始めやすいため、副業として取り組む人も増えています。ではネットで行う物販ビジネスは具体的にどのようなメリットがあるのかを紹介します。
副業として始めやすい
物販ビジネスは販売する商品と販売方法を決めれば、すぐに始められるのが大きな魅力です。BASEなどのネットショップ作成サービスは、在庫や売上の管理も簡単にできるほか、SNS連携機能やマーケティング機能を活用して複雑なデータ分析を簡単に実施できます。実際、BASEならアカウントを開設してから、最短30分で販売開始まで持っていくことが可能です。
Amazonや楽天といったモール型のサービスに商品を出品する場合、ネットショップを開設する手間は必要ありません。ただし、開設にあたって各種手続きや審査に1ヶ月はかかる点に注意が必要です。
初期費用が抑えられる
物販ビジネスは実店舗を構える必要がないため、家賃や光熱費、設備費などのコストがかからないことがメリットです。まとまった初期費用がなくても手軽に始められるため、参入がしやすいネットビジネスといえます。
空いた時間に自分のペースでできる
物販ビジネスはPCやスマホ、タブレットといった端末とネット環境があれば、どこでも作業可能なため、空いた時間でビジネスを行えます。自宅はもちろん、カフェや旅行先でも作業ができるため、自分のペースでビジネスが進められるでしょう。また、本業や家事の合間といったちょっとしたスキマ時間に作業可能なため、副業やアルバイト感覚で始める人も増えています。
物販ビジネスのデメリット
物販ビジネスは手軽に始められる反面、準備不足や知識不足で失敗してしまうケースも少なくありません。では、物販ビジネスのデメリットを紹介します。
在庫を抱えてしまう可能性がある
商品を仕入れてからネット販売を行う場合、商品の売れ行きが悪いと在庫を抱えてしまうというリスクがあります。消費者のニーズやトレンドは日々移り変わっているため、現時点で人気のある商品を仕入れて販売しても、ブームが過ぎ去ってしまう可能性もゼロではありません。ただし、在庫を抱えるリスクが心配な人は、注文を受けてから商品を確保する無在庫販売という方法もあるので、商品の種類や単価にあわせて販売方法を決定するのも1つのやり方です。
競合や商品のリサーチが必要になる
物販ビジネスは簡単に参入しやすい反面、競合が多いというデメリットがあります。そのため、競合と差別化した商品展開が必要だったり、トレンドを予測して商品を仕入れたりなど、常にリサーチをしつづける必要があります。このように物販ビジネスは、仕入れと販売以外にも多くの作業時間を割かなければいけません。物販ビジネスに割く時間が少ないと、思うように結果が出ないこともあるほか、プライベートの時間が削られる可能性もあるでしょう。
売上を上げつづけるには労力が必要となる
物販ビジネスは商品を売りつづけなければ安定した利益を得られません。たとえば、アフィリエイトブログやYouTubeの広告収入は、過去の制作物に対しても利益が発生するので、いわゆる不労所得を得ることも夢ではありません。しかし、物販ビジネスは常にリサーチ、仕入れ、集客、販売といったサイクルを回していかなければ利益につながらないので、手を動かしつづけるビジネスモデルといえます。
物販ビジネスの失敗を防ぐには?
質の高い商品や人気のある商品を販売しても、必ずしも売れるとは限りません。物販ビジネスの失敗を防ぎ、ビジネスを軌道に乗せるためにも、次の2つのポイントに気をつけてみてください。
仕入れ商品や仕入れ先をしっかり見定める
物販ビジネスでは、売れる商品を見極めるスキルも必要ですが、低コストの商品や安定した質の商品を常に仕入れられる状態を作っておくことも重要です。というのも商品の利益が少ないと、多くの商品を販売しないと利益が得られないほか、粗悪品を販売してしまうとネットショップの評判に関わるためです。そのため、信頼できる仕入れ先を常に確保しておくのも、物販ビジネスを成功させるために重要な要素といえます。
集客がスムーズにできる販売方法を選択する
物販ビジネスを成功させるためには、リピーターを獲得することが大切です。そのためには、人気の商品や顧客のニーズを分析して把握したり、購入歴のある顧客に最適なアプローチをしたりする取り組みが必要になります。 ネットショップ作成サービスの「BASE」は、主要SNSと連携したり、Google広告に出稿できたりなど集客機能が豊富です。注文者数(新規・リピーター)やSNS別の流入データなどを始め16種類以上のデータも閲覧可能なので、集客の面で大きな強みがあります。
物販ビジネスの始め方
物販ビジネスはおもに次の5ステップで始められます。
- 仕入れなどを行って商品を用意する
- 販売先を決定する
- 設備を揃える
- 商品を出品する
- 梱包して発送する
しっかり準備をして始めるとスムーズに物販ビジネスが進められるので、ぜひ参考にしてみてください。
仕入れなどを行って商品を用意する
まずは販売する商品を検討し、商品を用意する方法を決定します。国内または海外から輸入するのか、製造または仕入れを行うのかなど、具体的な仕入れ先や製造先をピックアップして決定しましょう。このとき、手数料や送料などを計算して、ある程度の販売価格と利益を把握しておくのがおすすめです。
販売先を決定する
フリマアプリやネットショップ、ECモールなど、商品を出品する場所(方法)を決定します。たとえばAmazonや楽天などのECモール(モール型)はネームバリューがあるので、初期段階で集客が行いやすいことがメリットです。一方でネットショップ作成サービス(ASPカート型)は、ASPのシステム部分だけを利用して自社サイトを作成するので、デザインや機能面の自由度が高いというメリットがあります。
設備を揃える
物販ビジネスを始めるにあたって、最低限準備しておきたい設備は次のとおりです。
- パソコン(タブレットやスマホでも可)
- プリンター
- 梱包材
商品の画像は売上を左右することがあるので、カメラや照明機材など、高品質な撮影機材を準備するのもおすすめです。
商品を販売する
商品画像を準備し、商品説明を記載して販売します。商品画像は細部までわかるものを含めた画像を複数枚用意し、説明文にはサイズや商品の状態を詳しく記載すると、安心して購入してもらえるでしょう。
梱包して発送する
商品が売れたら梱包して発送します。商品が破損しないよう、商品の種類にあわせて丁寧に梱包するのはもちろん、宛先が間違っていないか慎重に確認してから発送してください。ネットショップ作成サービスのBASEは、注文情報や顧客情報を管理できるほか、簡単に発送できる連携機能も備わっているので、発送業務を効率化したい人にもおすすめです。
物販ビジネスにおすすめのサービス
物販ビジネスで売上を伸ばすために大切なのは、取り扱う商品にマッチしたサービスで上手に集客を行いながらビジネスを進めることです。物販ビジネスができるサービスは数多くありますが、今回は種類別におすすめのサービスを3つ紹介します。
BASE
BASEはネットショップ開設サービスの調査の6部門でNo.1(※)を獲得している、大手のネットショップ作成サービス(ASPカート型)です。また、シンプルで直感的な操作性から、ネットショップ開設実績も7年連続1位に選ばれています。決済手数料が業界最安水準(BASEのグロースプランなら2.9%)で初期費用が無料と、コストを抑えてショップ開設が実現できるのが魅力です。さらに、決済機能が豊富なほか、集客機能も充実しているなど、バランスの取れたサービスです。
※最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)
メルカリ
フリマアプリ大手のメルカリは、不用品販売のイメージが強いかもしれませんが、最近ではハンドメイド作品や仕入れた商品を販売する人も増えています。また、月間2,300万人以上が利用している「メルカリ」アプリ上にショップを開けるほか、商品検索もできるので、ショップの知名度がなくても商品が売れやすいという特徴があります。初期費用を始めとした費用が売れるまで一切費かからないので、コストを抑えて物販ビジネスを行いたい人におすすめです。
Amazon
Amazonは世界的に商品の販売を行う大手のECモールで、利用者数が多いため集客効果も期待できます。Amazonの利用プランはおもに次の2種類に分かれています。
- 小口出品:1ヶ月の販売予定が49点以下の人に向けたプランで、販売する商品1点につき100円と販売手数料がかかる
- 大口出品:1ヶ月あたり50点以上出品する人に向けたプランで、月額4,900円の利用料と販売手数料がかかる
このように、出品数にあわせてプランを選択できるため、個人でも出品しやすいのが特徴です。
まとめ
インターネットを通じての物販ビジネスは、手軽にコストを抑えて始められるというメリットがあります。しかし、販売方法は取り扱う商品によっては販売がうまくいかなかったり、在庫を抱えてしまったりするリスクがあるので注意が必要です。 とくに物販ビジネスをこれから始める場合、「BASE」のようなネットショップ作成サービス(ASPカート型)を利用するのがおすすめです。BASEはコストだけでなく、運営のしやすさや集客機能なども充実しています。ぜひBASEを使って物販ビジネスを始めてみてください。
BASEのネットショップは、開設手続きは最短30秒、販売開始まで最短30分。
ネットショップ開業によくある面倒な書類提出や時間のかかる決済審査もなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、売上を左右するデザインや集客の機能も充実しています。
プログラミングの知識がなくても、プロ並みのショップデザインが実現できる豊富なデザインテンプレートをご用意しています。
さらに、集客に必須のSNSの連携も簡単です(Instagram・TikTok・YouTubeショッピング・Googleショッピング広告)。
ショップ開設はメールアドレスだけあれば、その他の個人情報やクレジットカードの登録も必要ありません。
個人が安心して使えるネットショップをお探しなら、開設実績No.1のBASEをまずは試してみてください。