ハンドメイドやアートなど作品の販売方法は?初心者が売るコツや販売サイトを紹介

2024.04.01(更新:2024.04.09)

アマチュアクリエイターとして作品を作る中で、「オリジナル作品を販売してみたい!」と考える方もいるでしょう。

絵画や彫刻、写真、ぬいぐるみ、ハンドメイドなど、幅広いカテゴリの作品を販売する場が各所にあります。

ただし、販売方法によって販売しやすさや利益率も変わってきますので、自分の目的にあった方法を選ぶのが大切です。

今回は、ハンドメイド作品やアート作品の販売方法について解説します。多くの人に作品を届けるコツや、作品を販売できるオススメのサービスを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

初心者でもオリジナル作品を販売できる?

初心者やアマチュア作家も、自分の作品を販売可能です。

絵画や陶磁器・彫刻・写真といったアート作品から、ぬいぐるみ、アクセサリーなどのハンドメイド作品まで、幅広いジャンルの作品を販売する場が用意されています。

近年ではインターネットやスマホの普及によって、自分の作品を販売するハードルがさらに低くなっています。

作品の販売方法

作品づくり初心者やアマチュア作家が自分の作品を販売する方法は、主に4つあります。

自分のネットショップを開設する

ネットショップ作成サービスを利用して販売する方法です。

決済や購入者への連絡もネットショップ作成サービスに備わっているシステムに任せられるため、作品の制作に専念しやすくなります。

ページのカスタマイズ性も高いので、作品の雰囲気にあったオシャレなデザインにすることも可能です。そのうえ、ネットで作品を販売する方法の中でも販売手数料が比較的安いため、利益率を高めやすくなります。

アプリやサイトを活用する

ハンドメイド作品にもアート作品にも、それぞれ専門のオンライン販売サイトが存在します。

くわえて、フリマアプリやオークションサイトのように、幅広いジャンルを扱うサービスでも販売可能です。

手軽に販売できるうえ、専用サイトを使うとそのジャンルに興味のある人がチェックしてくれます。そのため、集客しやすいのが魅力です。

フリーマーケットやアートイベントに出展する

アンティークを好む人が集まる蚤の市や、アートやクラフト関連のイベントに応募すると、対面で作品を販売できます。

フリーマーケットに出るために必要なコストは、基本的には出店料のみです。販売手数料はないため、売り上げはすべて自分の利益になります。

アートイベントの参加方法や費用は、イベントごとに異なります。たとえばアジア最大級のアートイベントである「デザインフェスタ」では、ブースの出展形式によって異なりますが、1万円台から出展が可能です。

ただし、どのイベントでも基本的に購入者自身が作品を持ち帰ることになります。そのため、サイズの大きい作品は販売しにくい点には注意が必要です。

ギャラリーの委託販売を利用する

アート作品を展示するギャラリーでは、展示作品の販売代行サービスも提供しています。

ギャラリーの作品販売には買取方式と委託販売方式の2種類があり、買取方式が採用されるのは原則ギャラリーと専属契約を結んだ作家のみです。

そのため、多くの場合は委託販売方式が取られます。ほかにも雑貨店、カフェなどでも、委託販売サービスを受け付けているケースがあります。

委託販売では作品を直接見てもらえることが魅力です。ただし、作品の購入価格の半額がギャラリーの持ち分になるのが慣例となっています。

自分の作品を多くの人に販売するコツ

自分の作風を好む人に、作品の魅力をアピールするためのポイントを紹介します。

複数のプラットフォームを活用 

自分の作品を好む人に届けるためには、できるだけ多くの人の目に触れることが大切です。

そのためにも、利用規約の範囲内で、複数のプラットフォームを活用して作品を販売するといいでしょう。

ただし、複数の販売方法を利用する場合は在庫・受注管理が複雑になります。売約済みの作品が別のプラットフォームを通して二重に購入されるリスクもあるでしょう。

そうした事態を防げるよう、各プラットフォームの機能を活用しつつ、スプレッドシートなどに販売状況を集約しておくとスムーズです。

写真にこだわる

ネットの販売ページ作成やSNSでの宣伝など、作品を販売するには写真撮影がつきものです。

最近では、スマホでもきれいな写真を撮ることはできます。

ただし、作品の色味をよりキレイに伝えるには、一眼レフやストロボなどの機材をそろえて、物撮り用のアイテムも活用するのが理想的です。

とくに高額なアート作品を販売する場合は、実際の色味や細かい部分までよく見て取れる高解像度な写真が望ましいでしょう。

陶磁器やぬいぐるみなどの立体物であれば、さまざまな角度から撮ったものや、サイズ感を把握できる写真があるとわかりやすくなります。

また、アクセサリーやファッション雑貨であれば、着用シーン・使用シーンを想定した写真も入れておくのがオススメです。

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商品説明文を丁寧に記載する

作品販売ページには「商品サイズ」「商品詳細」「クレームや返品対応」を簡潔にまとめたうえで、「商品説明」を記載しましょう。

商品説明の文字数は650文字以上が目安です

商品詳細には以下のような内容を含めると、イメージを具体化しやすくなります。

<商品詳細の内容>

  • デザインの特徴
  • 機能性
  • 使用上の注意
  • ブランドや作家の紹介 など

SNSで積極的に発信する

自分の作品を多くの人に知ってもらうためには、SNSでの情報発信が効果的です。

アート作品もハンドメイド作品も、Instagramのように視覚的にアピールできるSNSと相性がいいので、積極的に活用しましょう。

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口コミを集める

購入者の口コミを掲載しておくことで、「人気がある作品だ」と思わせたり、作品を購入しようか迷っている人を後押ししたりするのに効果的です。

Instagramのストーリー機能やX(旧Twitter)のリポスト機能を活用すると、口コミをフォロワーに届けられます。

また、ネットショップ作成サービスを活用すると、商品詳細ページに口コミ投稿機能が備わっているため、商品説明とあわせて確認できるでしょう。

作品を販売できるサービス

ネットで作品販売をできるサービスは数多くあります。ここでは、代表的なサービスを6つ紹介します。

BASE

BASEは誰でも無料でネットショップを開設でき、「クリエイターに最も選ばれているネットショップ開設サービスNo.1(※1)」に輝いたサービスです。

販売金額に手数料(サービス利用料3%、決済手数料3.6%+40円 ※2を課されますが、それ以外はほぼすべての機能を無料で使えるため、手軽に作品販売をはじめられます。

ネットショップなので他の作家の商品と並ぶことはなく、ショップデザインもカスタマイズできます。サポートが手厚いのも魅力です。

常設のリアル店舗もあるため、人気が出るとポップアップストアのような形式で対面販売もできます。

※1最近1年以内にネットショップを開設する際に利用したカート型ネットショップ開設サービスの調査(2024年2月 調査委託先:マクロミル)

※2スタンダードプランの場合

STORES

STORESもBASEと同様に、カート型のネットショップを開設できるサービスです。

無料プランと有料プランがあり、独自ドメインの取得や送り状の出力、アクセス解析などの便利な機能を使うには有料プランに登録する必要があります。

売り上げに対する手数料は、無料プランの場合に決済手数料が5%かかりますが、販売手数料は不要です。

minne

minneはハンドメイド作品に特化したマーケット型のネットショップ作成サービスです。

売り手も買い手もハンドメイドが好きな人が集まるため、多くの人に作品を見てもらいやすく、海外ユーザーの決済にも対応しています。

その反面、競合と作風や価格を比較されやすい点には注意が必要です。minneでは初期費用・月額料金ともに無料で、作品販売時には販売手数料が10.56%かかります。

Creema

ハンドメイド専門のフリマアプリで、初期費用・月額料金ともに無料です。

手数料はジャンルによって異なっていて、作品を販売する場合は11%と高負担になります。手数料が高額な分、集客や販売促進のためのキャンペーンや、アプリ内広告などの施策をおこなえる機能が備わっています。

そのため、ハンドメイドアクセサリーのように、ある程度量産できる作品には向いているでしょう。

Artmeter

アマチュアアート作品専門の販売サイトで、誰でも無料で出品できます。

くわえて、他のクリエイターと交流できることや、価格が自動で決められることが特徴です。そのため、値づけ方法がわからない初心者も気軽に出品可能です。

購入者への発送は事務局が行いますが、販売後5日以内に作品を梱包した状態で事務局へ送る必要がある点は理解しておきましょう。販売手数料は45%とかなり高額な点には注意してください。

ココナラ

ココナラはスキルを持った人と、仕事を頼みたい人を繋ぐサービスです。

ココナラでは、アマチュアアーティストが注文を受けてオーダーメイド作品を制作することもできます。注文を受けてから作品を制作できるため、在庫を抱えるリスクを防げることが魅力です。

登録料は無料で、販売手数料22%が課されます。

作品を販売する際の注意点

作品を販売するうえで、事前に理解しておきたいポイントを4つ紹介します。

作品は適正な価格で販売する

作品を販売する際は、材料の原価や、梱包資材費・送料・人件費などの諸経費を考慮して、もとが取れるような価格設定にしましょう。

ただし、正当な価格設定をしたとしても、自分が販売する作品ジャンルの相場によって売れ行きが変わるかもしれません。

相場が不当に安い場合、フリマアプリのように他の人の作品と一緒に並ぶサービスを使うと、より安い作品に手が伸びやすくなるリスクがあります。

そのため、BASEのように他の作家と比較されにくいサービスを使うのがオススメです。

購入後は迅速で丁寧な発送を心がける

発送まで時間がかかると、トラブルの原因になります。

また、梱包方法によっては運送時に壊れたり傷がついてしまったりするリスクがあります。

商品を販売する前に発送方法を考えておき、商品説明として記載することで、買い手に安心してもらえるでしょう。

権利や資格への理解が欠かせない

どのジャンルでも作品を販売する前に、著作権を正しく理解しておく必要があります。

著作権法では、既存のキャラクターやロゴを使った作品を無断で販売するのは禁じられています。そのうえ、完全なオリジナルとして作っても、「他の作家のコピー作品だ」と心当たりのない指摘をされる可能性はゼロではありません。

模倣だと誤解されないよう意識することが差別化にもつながるため、結果的に作家のオリジナリティを磨けるでしょう。

売り上げが年20万円以上を超える場合は確定申告が必要

作品販売による売り上げが年間20万円を超えた場合、所得税を申告する義務があります。

副業として作品を販売する場合、経費を引いた金額を雑所得として計上し、金額に応じた所得税を支払いましょう。

確定申告期間は20万円以上の雑所得を得た翌年の2月16日〜3月15日ですので、忘れずに手続きを進めてください。

まとめ

近年ではネットやスマホの普及によって、アマチュアクリエイターが作品を販売する機会が広がり、趣味を活かしてオリジナル作品を販売する人が数多くいます。

対面イベントやギャラリーなどで販売することも可能ですが、競合が多いからこそ、自分の作品を気に入ってもらえる人に届けるのは難しくなっています。

だからこそSNSを活用して、幅広い人に自分の作品をアピールするのがオススメです。

そのうえで、ネットショップを利用して作品を販売していると、作品を気になった人がすぐに購入を検討できます。今回紹介した情報を参考に、こだわって作ったオリジナル作品を、ぜひ多くの人に届けてみてください。

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