【商品写真講座】スマホOK!誰でもかんたんに「売れる商品」の写真が撮れるポイントを紹介

2024.09.07(更新:2024.09.09)

商品を販売する上で、商品写真はもっとも重要である、と言っても過言ではありません。ネットショッピングでは、お客様は商品を実際に手に取ることができないので、商品写真・商品説明文・ショップ情報・送料・レビュー・決済手段などのいろいろな要素を見た上で、その商品を購入するかどうかを検討します。

なかでも写真は、色・形・サイズなどの情報が文章よりもダイレクトに伝わり、商品のイメージが湧きやすいので、もっとも重要なポイントです。

とはいえ、「専用の撮影スペースがあるわけでもないし、自宅で綺麗な商品写真を撮るのは難しい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、撮影方法や加工方法など、少し工夫するだけで誰でも魅力的な画像に仕上げることはできます。

今回は、どこでも手に入る材料やスマホ、手持ちのカメラを使って、自宅でかんたんにクオリティの高い写真を撮影する方法を紹介します。

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商品撮影に必要な機材 

商品撮影に必要な機材は、おもに次の2つです。

  • カメラ(一眼レフまたはスマホ)
  • 白背景

この2つがあれば、家でもかんたんにクオリティの高い写真が撮影できるので、さっそく挑戦してみましょう。

カメラ(一眼レフまたはスマホ) 

クオリティの高い写真を撮影するには、一眼レフのような本格的なカメラが必要だと思っている方もいるかもしれません。しかし、高いカメラがあっても使いこなせなければ意味がありません。自宅で商品の撮影をおこなうときは、家にすでにあるカメラやスマホでもOKです。

手持ちのカメラやスマホでの撮影に限界を感じたり、より商品の高級感を伝えたいと思ったりした場合は、一眼レフカメラのレンタルや購入を検討するのも一つの方法です。一眼レフカメラで撮影することで、商品の立体感や質感といった細かい情報を伝えることができます。

白背景 

白背景はムダなものがないので商品を引き立たせてくれるほか、白が商品をはっきりと明るく見せてくれる効果があります。

自宅に白背景がない場合は、白い画用紙や模造紙で白背景をかんたんにつくることができます。ポスターに用いられるような厚手の用紙を一枚用意しておくと、自宅だけでなく、どこでも持ち運びできるのでおすすめです。

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商品撮影の基本手順 

商品撮影の基本手順は、次の3ステップです。

  • シチュエーションにあわせて撮影エリアを準備
  • カメラの設定を調整
  • 撮影して画像をチェック

シチュエーションにあわせて撮影エリアを準備

被写体にあわせて撮影するエリアを決定しましょう。たとえば、洋服なら床に置いて撮影するよりもハンガーにかけたりトルソーに着せたりして撮影すると、余計な影のない写真が撮影できます。

また、撮影する商品は実際の使用シーンを想定して撮影すると、購入後のイメージがわきやすくなります。財布なら開けたときや、バッグから取り出すときのシーンを入れたり、食品なら食卓で実際に食べるときのシーンを入れたりするのもおすすめです。

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カメラの設定を調整

撮影環境やイメージする色味などにあわせて、F値(絞り)、ホワイトバランス(WB)、露出などを調整していきます。調整可能な設定は撮影機材や使用するアプリによって異なるほか、設定項目がたくさんあると迷ってしまいがちです。そんなときは、次の3つの項目に絞って設定してみてください。

  • F値(絞り):ピント(焦点)が合って見える範囲(距離)を数値で表したものです。「F値が小さい」とはピントが合っている範囲が狭い場合、「F値が大きい」はピントが合っている範囲が広いことを意味しています。スマホは基本的にピントを合わせたい部分をタップするとピントが合わせられます。
  • ホワイトバランス(WB):ホワイトバランスの数値を調整することで、色合いを補正します。基本的にオートモードで問題ありません。スマホの場合は、「+」にすると黄色っぽい色味、「−」にすると青っぽい色味になります。
  • 露出:撮影時の明るさを数値で表したものです。適正露出の場合は±0となっています。+の数値が増えるほど、明るく写り白飛びした写真になります。

写真撮影に必要な準備と覚えておきたい6つの用語

撮影して画像をチェック

写真を撮影したら、次のポイントを確認しましょう。

  • 商品など大事な部分が見切れていないか
  • ピントが商品にあっているか
  • 余白は適切か(余白がありすぎたり、余白がなかったりしないか)
  • 光の加減は適切か
  • 商品がきちんと主役になっているか(小道具などに紛れて存在感が薄くなっていないか)

まずは全体のバランスや商品の見え方をチェックしてから、光の加減など細かい部分をチェックするのがおすすめです。きれいに撮れていないと思ったら撮り直しましょう。カメラのモニターとパソコンの画面で見たときでは、印象が変わることもあるので、写真は十分な枚数を撮影し、パソコンで細かくチェックして判別すると満足のいく写真が見つかりやすいです。

ネットショップで最も重要な「商品写真」における2つのポイントとは?

商品撮影のライティングのコツ 

ライティングは、商品画像の良し悪しを決める重要な要素の1つです。ライティングのコツを知っておくことで、同じアングルでもクオリティの高い写真を撮影できるので、ぜひ覚えておきましょう。

ライティングの基本

自然光での撮影やライトで光を当てた撮影に関わらず、商品の正面に光が当たる角度はNGです。というのも、正面から光が当たると商品がぼやけて見えるほか、立体感のない印象の写真に仕上がってしまうからです。

また、逆光で撮影すると商品に余計な影ができにくく、きれいに撮影できます。商品のななめ後ろから光が当たるように角度を調整して撮影すると、立体感が出るのでおすすめです。

自然光の下で撮影する場合

自然光はナチュラルで自然体な写真が撮影できるので、実物の商品に近い質感や色味を出せるという特徴があります。ストロボやライトを使って撮影するよりもかんたんにおしゃれな雰囲気が出せるので、撮影初心者は自然光の下で撮影するのがおすすめです。

写真撮影に適した自然光が差し込む時間帯は午前中からお昼頃といわれています。昼すぎの自然光は午前中の自然光よりもやわらかい雰囲気が出せます。

直射日光のような強い光が当たると、写真に商品や撮影者の影が入りやすくため、光が強いと感じたらレースカーテンで防ぐなど調整してみてください。

商品撮影の方法

ストロボやライトを使って撮影する場合

影の分量を最適に保つためには、ストロボやライトの光を反射させて、影に光を当てるのも1つの方法です。ストロボやライトを商品のななめ後ろから当て、正面にレフ板を配置することで影の分量を減らせます。ライトの種類と特徴は以下を参考にしてみてください。

  • ストロボ:瞬間的に光を出す、撮影用の照明機材です。カメラのフラッシュ機能よりも、大きな光を出すことができます。
  • 蛍光灯:一般的な蛍光灯を使った照明です。ストロボよりも光量がかなり小さいものの、導入コストが抑えられます。
  • LED:光量は少ないですが、ライトが当たっている部分がわかりやすいのがLEDです。ストロボや蛍光灯と比較すると、まだ一般的ではありません。

商品を魅力的に見せる写真の構図のコツ 

どんなに鮮明できれいな写真でも、構図が悪いと「ダサい」「見にくい」と思われる残念な写真ができあがってしまう可能性があります。被写体が際立つ構図の種類はたくさんありますが、今回はそのなかでもかんたんに取り組める構図を紹介します。

余白は均等にたっぷりと

商品をアップで撮影するよりも、余白を確保して撮影した方が、商品が際立ちます。商品を真ん中に配置して撮影する場合は、余白が均等になるように気をつけましょう。

また、写真を撮るさいは、商品に対して平行にカメラを持つことが大切です。とくに真上から撮影するときは、商品に対して平行に撮られた写真の方が安心感が出るため、ユーザーにいいイメージを与えることができます。

グリッド機能で「三分割構図」を意識する

三分割構図とは、画面の縦と横を三分割した「3 × 3」の構図のことです。交わる交点やライン上に被写体がくるように写真を撮影すると、バランスの良い構図になるといわれています。グリッド機能があるカメラやスマホを活用すれば、三分割構図で写真撮影しやすくなるので試してみてください。

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商品写真を加工・編集するコツ 

商品写真は撮影した時点がゴールではありません。加工・編集することによって、より魅力的な商品画像に仕上げることも可能です。ぜひ2つのポイントを意識して、画像のクオリティを上げましょう。

ホワイトバランスで明るさを調整する

元の写真が黄色っぽく写っている場合にはホワイトバランスを「−」に、青っぽく写っている場合は「+」にすることで、より自然な白い画像に仕上がります。

また、スマホの画像調整で明るさをコントロールするのも1つの方法です。画像調整は露出と色を自動または手動で詳細に調整する機能です。すべての項目を一度に調整できるため、項目ごとに細かく設定する必要がありません。画像調整したあとに気になる項目のみ調整して仕上げると、かんたんに明るさの調整ができます。

画像サイズを調整する

サイズ変更やトリミングして余白をカットするときは、元の画像品質を損なわないよう注意してください。掲載するときに粗い画像にならないようにするためには、高解像度の画像を使用し、サイズ調整をおこなっても品質が維持されるようにする必要があります。

Web用画像の一般的な解像度は、72dpiです。ECモールやASPサービスなどによって推奨されている画像サイズが異なるため、確認した上で撮影や画像調整をおこないましょう。

また、商品写真をネットショップにのせるときは、画像を容量軽くしてサイトの読み込みが遅くならないように心がけるのがおすすめです。サイトの表示速度が下がるとユーザーの離脱につながるので、注意してください。

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商品撮影の注意点 

商品撮影をおこなうときは、次のポイントに注意しましょう。

  • 映り込み
    ガラス製品など、思わぬところに映り込みが発生する可能性があります。個人情報漏洩につながるので注意してください。
  • 光の調整
    自然光での撮影の場合は、撮影に適した天気や時間帯に撮影しましょう。人工光での撮影の場合は色味に偏りがないか、強すぎないかなどを確認してください。
  • セットのズレ
    自宅での撮影時にセットを出したり片付けたりすることによってズレが生じると、同じ商品を撮影しても写真上の大きさにばらつきが出ます。ネットショップで写真が並んだときに統一感がなくなるので注意しましょう。

BASEUでは撮影のコツや注意点など、ためになるノウハウを発信しています。また、アパレルやアクセサリー販売を行っている場合、BASEの「リモフォト」というサービスを活用すれば、女性モデルへの着用画像の撮影依頼が行えます。自分で撮影現場に行かなくても、商品を発送するだけでかんたんに撮影を依頼できるため、遠方からも利用しやすく、交通費といった諸経費を削減できます。

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まとめ 

今回は、スマホでもできる初心者向けの商品写真の撮り方を紹介しました。よりよい商品写真を撮影するコツをつかむためには、最初はとにかくいろいろな方法を試しながら練習してみることが一番です。今回紹介したのは、誰でもかんたんにできる撮影方法ですので、ぜひ実践してみてください。

また、売れるショップを目指すためには、写真はもちろん、商品の魅力が伝わる説明文も重要です。BASEのAI機能である「BASE AI アシスタント」を活用すれば、「商品名」と「商品の特徴」をもとにワンクリックで説明文の作成が可能です。

ショップデザインの提案やスタイル・デザイン画面などのアシスト機能をはじめ、SNS投稿文の提案などもサポートしてくれるのも大きな魅力。

BASEは初期費用、月額費用無料ではじめられるので、ショップや商品の認知度や売上アップを目指すためにも、ぜひBASEで簡単にショップを開設してみてください。

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