国内向けにハンドメイド作品を販売していると、「SNSで海外からのフォローやいいねが増えた」「英語で購入したいという問い合わせが来た」という場面が増えてきます。しかし、海外販売は言語対応や送料、関税などのハードルが高そうで、不安から踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ハンドメイド作品を海外販売する方法を中心に、個人作家でも無理なく始められるサービスや、海外販売を行うメリットとデメリット、失敗を防ぐポイントをわかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
- ハンドメイドの海外販売とは、個人作家が作品を海外の顧客に向けて販売すること
- ハンドメイド作品を海外販売するメリットは、日本製・オリジナル作品への需要が高い市場に直接届けられること
- ハンドメイドの海外販売を始めるときは、海外対応サービスを活用して送料・言語・手続きの負担を減らすと効率化できる
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専門知識がなくても、驚くほどスムーズに、自分の世界観を表現することができます。デザインの難しさに悩むことなく、理想のネットショップを今すぐ形に。月額費用0円ではじめよう。
ハンドメイドの海外販売に使えるサービス

国内で人気のハンドメイド作品は、海外ユーザーにも魅力的に映ることが多く、販売のチャンスが広がっています。
ここでは、個人作家でも無理なく始められる海外販売サービスを5つ紹介します。手数料や発送方法、言語対応の有無などを比較しながら、自分に合ったプラットフォームを見つけましょう。
| 手数料 | 配送方法 | 言語対応 | こんな人におすすめ | |
| BASE | 決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%+海外販売手数料5%※スタンダードプランの場合 | 日本郵便(EMS/国際小包)・国際宅配便(FedEx/DHL/UPS/ヤマト運輸 など)※ショップ側が配送会社を選択・手配 | 日本語/多言語切換 | ・SNSと連携しながら海外展開したい人・国内向けショップをかんたんに海外対応させたい人 |
| minne | 販売手数料10.659% | 自身で配送会社を設定 | 日本語(翻訳なし) | ・まずは国内でファンを増やしたい初心者・副業として活動している人 |
| Creema | 成約手数料10.67% | 自身で配送会社を設定(追跡あり) | 日本語/自動英語表記(対象国あり) | ・国内外問わず作品を届けたい人・英語対応にもある程度慣れている人 |
| Etsy | 出品料0.2USD+取引手数料6.5% | USPS・DHL・FedEx など(出品者手配) | 多言語 | ・海外をメインターゲットにしたい中・上級者・英語でのやり取りに抵抗がない人 |
| Craft Town | 無料※出品限度枠を超える場合は、20品あたり別途管理費に1,100円(税込)追加 | 国内の拠点へ発送後、Craft Townが海外発送 | 英語中心 | ・作品のストーリーやコンセプトを丁寧に伝えたい人・ポートフォリオ兼販売サイトとしても活用したい人 |
BASE

BASEは、国内外に向けてネットショップを無料で開設できるプラットフォームです。
BASEの「かんたん海外販売」機能は、越境EC初心者にとって非常に心強いサービスです。BASEで開設したネットショップに海外からのアクセスがあったとき、自動で海外仕様のショッピングカートを表示してくれるのが特徴。海外から商品の購入があった場合のみ販売手数料(5%)が発生する仕組みなので、無駄な運営コストが発生しません。
低コストながら、海外送り状や通関書類の対応、海外への問い合わせ対応、トラブル対応まで委託できるので、国内向けネットショップを運営する感覚で海外販売に挑戦できます。
また、BASEはInstagramなどSNSとの連携機能も充実しており、作品の投稿から商品販売ページまでスムーズに誘導できます。「SNSで海外からの反応が増えてきた」という個人作家には、とくにおすすめのサービスです。
minne

minneはGMOペパボが運営する、国内最大級のハンドメイドマーケットプレイスです。基本的には国内販売に特化した設計ですが、作品によっては海外からの購入が可能で、国際郵便や海外向け発送を個別に設定すれば、海外販売にも対応できます。
ただし、多言語対応はなく、購入ページや説明文は日本語のままのため、海外の顧客にとってはハードルがある点に注意が必要です。日本国内を軸に販売しつつ、「海外からの注文を受ける機会が増えてきた」という方で、試験的に海外対応を始めたい場合に向いています。
Creema

Creemaは国内外で展開されているハンドメイドマーケットプレイスです。海外ユーザー向けにサイトが英語表示に対応しており、自動翻訳を活用した多言語対応が可能です。海外からのアクセスも多く、一定の集客力が期待できるのも魅力の一つです。
またCreemaが開催する海外向けイベントやプロモーションに参加することもできるので、海外展開を意識した作家にとっては足がかりとなるプラットフォームといえるでしょう。
ただし、ブランド単位でショップを構築する自由度はやや低く、作家独自の世界観を打ち出すには工夫が必要です。
Etsy

Etsyはアメリカ発のハンドメイド特化型マーケットプレイスで、世界中に多くのファンがいます。作家自身がデザイン・制作したアイテムを中心に販売できるため、1点ものやアート作品などの販売に適しています。
言語は基本的に英語ですが、サイト自体は多言語対応しており、海外ユーザーとのやり取りもスムーズです。また、越境販売に必要な発送・関税・税務対応などの情報も整備されているため、比較的安心して販売活動を行えます。
本格的に海外販売にチャレンジしたい人や、すでに海外フォロワーが多い人におすすめです。
Craft Town

Craft Townは、作品に込めた想いや作家の背景に重きを置くマーケットプレイスです。海外販売にも対応しており、作品のストーリーやこだわりを海外ユーザーにも丁寧に届けられます。
BASEやEtsyと比べると認知度はやや低いですが、価格よりも作品の魅力を大切にする顧客が多く、他にはないオリジナリティで勝負したい人に適しています。
ハンドメイドを海外販売するメリット

ハンドメイド作品を海外に向けて販売することには、国内市場だけでは得られないさまざまなメリットがあります。ここでは、とくに注目したい3つの利点を紹介します。
海外では日本製ハンドメイドへの需要が高い
海外では、日本製のハンドメイド作品が高く評価されています。とくに「丁寧な縫製」「繊細なデザイン」「高品質な素材」などが、“Made in Japan”ならではの強みとして、海外でも幅広く認識されています。
そのため、国内では競合が多く埋もれてしまう作品でも、海外市場では評価されるケースも少なくありません。実際に海外で人気のハンドメイドジャンルとしては、和柄や着物リメイクを活かしたアクセサリー・バッグ、アニメやイラストのステッカー・キーホルダー、レジン作品、刺繍ブローチ、などがあげられます。
また、桜や富士山、漢字モチーフなど“日本らしさ”を感じられるデザインも注目されやすい傾向があります。
販路拡大が見込める
海外販売を始めると、販売対象となる市場が大きく広がります。国内のみを対象にしている場合と比べて、見込み客の数は何倍にも増える可能性があります。
たとえば、Instagramの投稿に英語の説明やハッシュタグを添えるだけでも、海外ユーザーから反応が届くことがあります。そこからショップへアクセスし、実際の購入につながるケースも少なくありません。
購入者の国籍が広がれば、特定の市場に依存しにくくなるため、安定した販売につながります。さらに、海外ファンがSNSで作品を紹介してくれれば、海外での拡散効果も期待できるでしょう。
価格競争に巻き込まれにくい
海外のハンドメイド市場では、価格の安さだけで判断されにくい傾向があります。作家の世界観や制作背景、作品に込めた想い、オリジナル性などが重視されるためです。
とくに欧米ではクラフト文化が根付いており、作品そのもののストーリーに価値を感じる人も多いです。そのため、無理な値下げをしなくても購入につながることがあります。
とくに、国内で価格競争に疲れてしまった作家にとっては、海外販売は大きなチャンスといえるでしょう。作品の価値を丁寧に伝えることで、価格ではなく魅力で選ばれる可能性が高まります。
ハンドメイドを海外販売するデメリット

ハンドメイド作品の海外販売は魅力的ですが、事前に知っておくべきリスクや課題もあります。ここでは3つのおもなデメリットについて紹介します。
文化や言語の違いでオーダーメイド対応時にトラブルが発生することがある
海外ユーザーとのやり取りでは、言語の壁によって細かいニュアンスが伝わらず、カスタマイズの内容や納期の認識違いが発生することがあります。また、文化的な価値観の違いから、クレームにつながるケースもゼロではありません。
こうしたリスクを避けるには、まず英語圏などコミュニケーションがとりやすい国を対象にし、販売先を限定する方法が有効です。
BASEの「かんたん海外販売」では、販売対象国をあらかじめ設定できるため、自分のスキルや対応範囲に合わせた販売が可能です。
繊細な作品は梱包代や送料が高くなる
ガラス製品やアクセサリーなど壊れやすい作品は、海外発送時にとくに慎重な梱包が必要です。また、海外発送はサイズや重さによって送料が高額になる傾向があり、利益を圧迫する原因にもなります。
BASEの「かんたん海外販売」なら提携事業者による配送で割引送料が自動適用されるため、負担を抑えて発送できるのが大きな強みです。
国ごとの関税ルールに対応する必要がある
発送先の国ごとに関税や通関ルールが異なるため、対応に注意が必要です。たとえば同じ商品でも、国によって関税がかからないケースもあれば、高額な輸入税が課されることもあります。
さらに、必要書類の形式や税率の計算方法も国によって異なるため、誤った申告をすると商品が税関で止まり、購入者が追加費用を負担する事態が発生することもあります。
BASEの「かんたん海外販売」では、海外送り状や通関書類の作成、海外送料設定、関税や規制の調査をBASE側が行うため、複雑な手続きにかかる余計な手間を減らせます。
国際取引で起こりやすいトラブルをあらかじめ防ぎ、スムーズに海外販売を始めましょう。
ハンドメイドの海外販売で成功するコツ

ハンドメイドの海外販売で成功するためには、ただ出品するだけでなく、市場やターゲットに合った戦略が必要です。ここでは3つのポイントを紹介します。
海外でも人気が出やすい“売れ筋ジャンル”を選ぶ
海外市場でも注目されやすいジャンルには傾向があります。
たとえば、和柄を取り入れたアクセサリーやイラスト雑貨、日本の伝統技法を活かした手工芸品などは、他国にはない独自性があり人気です。
自分が得意とするジャンルや好みのテイストに人気商品の要素を組み合わせたり、人気ジャンルの作品と合わせて販売したりすると、ファンを獲得しやすいでしょう。
BASEでは、国内と海外向けのショッピングカートを同時に展開できるため、どちらの市場にも対応しやすい環境が整っています。
まずは反応がいいジャンルから試して、作品のジャンルやテイストを調整していくのも一つの方法です。
SNSで作品の魅力や作家の世界観を海外に発信する
ハンドメイド作品を海外に広めるために、SNSはとても有効なツールです。
とくにInstagramやPinterestのようなビジュアル中心のSNSでは、言葉が通じなくても作品の雰囲気や世界観が伝わります。写真や動画を通じて「どんな想いで作っているのか」「どんなシーンで使えるのか」を発信することで、海外ユーザーの共感を得やすくなるでしょう。
また、制作風景や梱包の様子などを投稿することで、作家としての人柄やストーリーも伝わります。単なる商品紹介ではなく、作品の背景を見せることがファンづくりにつながります。
BASEではInstagramとの連携機能が用意されており、投稿からそのまま商品ページに誘導することも可能です。フォロワーの反応や国別のアクセス状況を参考にしながら、海外ユーザーに響く発信を続けていきましょう。
手間を減らせるサービスを利用する
海外販売では、言語対応や送料設定、関税処理など、国内販売にはない作業が発生します。これらをすべて自分で管理しようとすると負担が大きく、作品づくりに割く時間が減ってしまい、せっかくの販売機会を逃す可能性があります。
そこで重要なのが、海外販売に必要な機能がまとめて用意されているサービスを活用することです。
たとえばBASEの「かんたん海外販売」のようなサービスを利用すれば、海外向けショッピングカートへの自動切り替えや海外配送への対応、トラブル対応、問い合わせ対応などに割く手間を省けます。
販売の仕組みづくりに時間をかけすぎず、作品づくりや発信に集中できる環境を整えることが、海外販売を長く続けるためのポイントです。
BASE「かんたん海外販売」の導入事例


BASEでオリジナルアクセサリーを販売する「LATUA STELLA」では、国内売上が一段落したタイミングで、Instagram広告を海外ユーザー向けに展開しました。すると、台湾や香港、シンガポールから「購入したい」という反応が増え、海外展開の手応えを感じたそうです。
しかし当初は、海外決済に対応していないことがネックとなり、せっかく興味を持たれても購入してもらえないケースが多かったといいます。そこで導入したのが、BASEの「かんたん海外販売」。海外発行のクレジットカードを含む多様な決済手段に対応し、導入後には海外売上が一時的に5倍にまで伸びました。
広告で集めた関心をスムーズに購入へつなげられるようになり、現在も国ごとの広告戦略とあわせて、海外売上のさらなる拡大に取り組んでいます。
ハンドメイドの海外販売に関するよくある質問(Q&A)

ハンドメイド作品を海外販売する際によくある質問にお答えします。海外販売の方法や販売時の注意点などが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハンドメイド作品を海外販売するときに手数料はかかる?
基本的にどのサービスを使っても手数料はかかります。販売時に発生する手数料の種類は、おもに以下のとおりです。
| 販売手数料 | 商品が売れた際に売上の一定割合が差し引かれる手数料。サービスによって料率は異なりますが、数%〜10%前後が一般的。 |
| 決済手数料 | クレジットカードや海外決済サービスを利用した際に発生する手数料。購入者が使う決済方法によって手数料率が変わることもあるため、複数の決済手段に対応する場合は注意が必要。 |
| 通貨換算手数料 | 現地通貨で受け取った売上を日本円に換算する際に数%の手数料が差し引かれることがあり、為替レートの変動も収益に影響する。 |
このように、海外販売では複数の手数料が重なるため、想定よりも利益が少なくなることがあります。事前に各サービスの料金体系を確認し、送料や手数料を含めた価格設計を行うことが重要です。
ハンドメイド作品の海外販売代行を依頼することはできる?
可能です。最近では海外販売を代行してくれる業者やサービスも増えています。
代行業者は、商品登録、翻訳、発送、顧客対応などを請け負ってくれるため、作家自身の負担は大きく減らせます。
ただし、費用が高額になるケースも多く、作家のこだわりやブランド性を細かく反映できないこともあるため注意が必要です。
自分のブランドを丁寧に育てたいと考える場合、自由度の高いプラットフォームを活用し、自身で運営した方が満足度が高くなる傾向にあります。
ハンドメイド作品を海外販売するときにNGなことは?
海外販売では、各国の法律や通関ルールを遵守する必要があります。
たとえば、野生動物由来の素材(革・毛皮など)を使用した商品や、著作権・商標権を侵害するようなデザインは、多くの国で販売禁止対象となります。
日本国内では問題ないとされる商品でも、国によっては輸入不可になることがあるため、販売前に確認が必要です。また、説明文で誤解を招く表現があるとトラブルになる可能性もあるため、誠実で正確な商品情報の記載を心がけましょう。
まとめ
ハンドメイド作品の海外販売は、特別な準備や専門知識がなくても始められます。ただし手間や負担が増えすぎると作品制作の時間を圧迫してしまうので、まずは少量で無理なく始めてみるのがおすすめです。
ネットショップ作成サービス「BASE」なら、国内はもちろん海外向けの独自ショップが初期費用・月額費用無料で開設可能。また、BASEの「かんたん海外販売」を利用すれば、海外発送にかかる手間やコストを抑えて、個人作家でも効率的に海外販売を始められます。
まずは小さく海外販売を始めて、反応を見ながら広げていきましょう。
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