「海外に住む知人へプレゼントを送りたい」「海外の顧客へ商品を発送する必要が出てきた」など、これまで国内配送しか経験がない方でも、突然「海外に荷物を送る」場面に直面することがあります。海外発送は国内発送よりも料金が高く、通関などの手続きも複雑になるため、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、海外に荷物を送る方法を初めての方にもわかりやすく解説します。利用できる配送サービスの種類から、海外発送の具体的な流れ、トラブルを防ぐためのポイントまで、わかりやすくまとめています。
【この記事でわかること】
- 海外に荷物を送る方法として、日本郵便やクーリエなど複数の選択肢がある
- 海外発送のやり方は、輸出先の国で制限・禁止されている荷物ではないか確認したうえで発送方法を選び、梱包して必要書類と合わせて発送する流れ
- 海外発送で失敗しやすいポイントは、送料、禁止品、書類不備であり、事前確認で回避できる
テンプレートから選べる
BASEなら操作もかんたん

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海外に荷物を送る流れ

海外発送は国内配送と手順が異なり、確認すべき点も多いです。
ここでは、海外に荷物を送る際に必要な確認事項や、実際の発送までの流れをわかりやすく解説します。
制限・禁止されている荷物ではないか確認する
海外に荷物を送る際は、まずその荷物が「発送できるものかどうか」を確認する必要があります。
国や地域によって輸入を禁止・制限している品目があり、たとえ日本では問題ない品でも、相手国で通関拒否や没収の対象になることがあるためです。
たとえば、香水や除菌スプレーなどの液体類、リチウムイオン電池、医薬品、食品類などは、国や配送会社によって取扱いが異なる代表例です。
日本郵便では、アルコール度数が高い飲料などの送付が禁止されており、ヤマト運輸では動物製品や一部植物なども注意が必要とされています。
誤って制限品を発送してしまうと、配送中断や返品、さらには罰則が課される場合も。発送前には必ず配送業者および相手国の最新情報を確認しましょう。
送る方法を選ぶ
荷物の内容や重さ、送り先までの距離によって、最適な発送方法は異なります。
代表的な手段として、日本郵便のEMSや国際小包、ヤマト運輸の国際宅急便、DHLやFedExなどの国際配送サービス(クーリエ)が挙げられます。料金や配送日数、追跡・補償の有無がそれぞれ異なるため、目的や予算に応じて選びましょう。
たとえば安さ重視なら、日本郵便の航空便やSAL便、船便が候補になりますが、配送日数は長めです。
一方、スピード重視であれば、DHLやFedExといった国際配送サービス(クーリエ)が選択肢にあがりますが、配送までの日数が短い分、料金は高めです。
配送業者のウェブサイトで「料金表」「対応国一覧」「サイズ・重量制限」などを事前に確認し、比較検討しましょう。
送り状や必要書類を準備する
海外発送では、送り状(ラベル)やインボイス(納品書・税関申告書)などの書類の準備が必要です。これらの書類は税関手続きの際にチェックされるため、正確に記入します。
記載内容に不備や誤りがあると通関で止められたり、受取人に追加手続きの負担がかかったりすることがあります。
インボイスには、以下の内容を記載します。
- 受取人の住所
- 送り主の住所
- 氏名
- 商品名
- 数量
- 価格
- 用途 など
また、「gift(贈り物)」か「merchandise(販売商品)」かによって税関での扱いが変わるため、注意が必要です。
最近は配送業者のオンラインサービスを使えば必要書類を自動作成できることも多いので、初めての方でも比較的かんたんに対応できます。
適切な方法で梱包する
海外発送は輸送距離が長く、荷物が複数回の積み替えを経て届けられるため、より厳重な梱包が求められます。荷物の破損や水濡れなどのトラブルを防ぐため、十分に注意しながら梱包しましょう。
梱包時に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 頑丈な段ボール箱を使用し、サイズは荷物に合ったものを選ぶ
- 緩衝材(新聞紙・プチプチなど)を使って、隙間をしっかり埋める
- 中身が動かないよう固定する
- 防水対策として、ビニール袋に包むなどの工夫をする
- 箱の外側に「FRAGILE(こわれもの)」などの注意喚起ラベルを貼る
- 重量物の場合は、底抜け防止のためガムテープで補強する
配送業者ごとに推奨される梱包方法が紹介されているため、あわせて確認しておくと安心です。
発送する
梱包したら荷物を発送します。
配送業者によって、自宅までの集荷サービスを提供しているところもあれば、郵便局や営業所への持ち込みが必要な場合もあります。どちらにせよ、受付時には送り状やインボイスの提出が必要です。
発送後は、控えとして渡される「追跡番号」を必ず保管します。追跡番号があれば、配送状況をWebで確認できます。とくに海外発送では、税関での審査や現地での配送に時間がかかることもあるため、状況を把握できるようにしておくことが大切です。
また、事業利用の場合は「発送証明書」などの書類が必要になるケースもあるため、経費処理や返品対応に備えて控えを大切に保管しておくと安心です。
海外に荷物を送れるサービス一覧

海外発送に対応している配送サービスは複数あり、それぞれ料金や配送スピード、サポート内容が異なるので、以下の比較表でかんたんにチェックしてみてください。
| 価格(目安) ※1kgの荷物の場合 | 配送完了時間(目安) | 追跡機能 | |
| 日本郵便(EMS) | 約1,000円〜5,000円 | 約3〜7日程度 | ◯ |
| ヤマト運輸 | 約1,000円〜2,000円 | 約2〜4日程度 | ◯ |
| 佐川急便 | 約5,000円〜10,000円 | 約2〜5日程度 | ◯ |
| Fedex | 約8,000円〜10,000円 | 約1〜3日程度 | ◯ |
| DHL | 約10,000円〜20,000円 | 約1〜3日程度 | ◯ |
| ECMS | 約2,000円〜5,000円 | 約1〜2週間程度 | △※地域による |
| UPS | 約2,000円〜10,000円 | 約1〜3日程度 | ◯ |
では、おもな国際配送サービスの特徴を紹介します。
日本郵便(郵便局)
日本郵便は、個人の海外発送でもっとも利用されている配送サービスの一つです。
代表的なサービスには「EMS(国際スピード郵便)」「国際小包(航空便・SAL便・船便)」「国際eパケット」などがあり、送付先や荷物の大きさ・重さに応じて選べます。
EMSはスピード重視で、2〜4営業日で届けられるのが特徴。追跡や補償もついており、急ぎの荷物に向いています。国際小包は配送方法によって料金が異なり、船便がもっとも安価です。ただし到着まで数週間かかることもあるので注意しましょう。
また、小型の荷物を海外発送する際には「国際eパケット」が便利です。書留付きで比較的安価で送れます。発送窓口が多く、Web上でのラベル作成も可能なので、初めての方でも使いやすいのが大きなメリットです。
ヤマト運輸
ヤマト運輸は「国際宅急便」というサービスを通じて海外発送に対応しています。
集荷から書類作成、通関までのサポートが充実しており、初めて海外発送を行う人でも安心して利用できます。
とくに「国際宅急便Myカスタマーサービス」は、住所録管理やインボイス作成機能が利用できるため、何度も海外発送する人や、リピーターの多い取引先がある事業者には便利です。
また、海外専用の配送用ボックス(有料)も用意されており、梱包に不安がある場合でも安心。
料金は日本郵便よりやや高めですが、対応エリアや配送日数の面でバランスが取れており、法人・EC事業者からも人気があります。
佐川急便
佐川急便では「飛脚国際宅配便」を通じて海外配送に対応しています。
主にビジネス利用を想定したサービスで、アジアや北米、欧州など幅広い地域に対応しています。個人の利用には事前登録や法人アカウントが必要な場合もありますが、条件によっては小規模事業者でも契約可能です。
配送スピードは国際宅配便として標準的で、料金も相応です。事前に見積もりを取得する必要があるため、突発的な発送にはやや向いていないものの、大口取引がある場合や発送回数が多い場合、交渉によってコストを削減できる可能性があります。
通関対応や追跡機能もあり、ビジネス用途での安定した海外発送を求める事業者におすすめです。
Fedex
FedEx(フェデックス)は、アメリカ発祥の国際配送サービス(クーリエ)で、配送スピードと信頼性の高さで知られています。とくに「International Priority」サービスは、アジア・欧米主要都市への翌日〜3日以内の配送が可能で、急ぎの荷物発送に適しています。
日本国内ではオンラインでの送り状作成や集荷予約も可能で、初めての利用でも比較的スムーズに手続きできます。
また、通関対応にも強いことから、法人・個人事業主問わずビジネス用途での利用が多いのが特徴です。
ただし、送料は日本郵便などと比べて高めなので、常時利用にはあまりおすすめできません。
DHL
DHLはドイツを本拠地とする世界的な国際配送サービス(クーリエ)で、日本国内でも個人・法人問わず広く利用されています。
配送スピードと通関対応の精度に定評があり、とくに法人向けの安定した国際配送を求める事業者に支持されています。
発送にはオンライン登録が必要ですが、専用の送り状作成ツールや、初回割引キャンペーンなども用意されており、初めての利用でも導入しやすい環境が整っています。また、通関がスムーズでトラブルが少ないことから、医薬品や高価な工業製品など、精度を求められる発送にも選ばれています。
送料はやや高めですが、スピードと安心感を求める方に適したサービスといえるでしょう。
ECMS
ECMSは、越境EC(海外向けネットショップ)に特化した配送サービスを展開しており、低コストでの海外配送が可能です。とくに中国・台湾・韓国などのアジア圏への対応に強く、通販事業者の多くが導入しています。
BASEやShopifyなどのECプラットフォームと連携可能な配送プランを用意しており、商品が売れたら自動で伝票が発行されるなど、運用負荷を軽減できるのも魅力です。
ただし、配送スピードはEMSやクーリエに比べてやや遅めの傾向があるため、納期に余裕がある商品の発送に向いています。
コスト重視の事業者にはとくにおすすめの配送方法といえるでしょう。
UPS
UPSはアメリカを本拠地とするグローバルな物流会社で、日本国内から北米・欧州を中心に幅広い国へ安定した配送が可能です。書類、小包、大型貨物まで幅広く対応しています。
法人契約での利用が一般的ですが、条件によっては個人事業者でも利用できます。
とくにBtoB用途での信頼性が高く、通関や追跡システムが充実しているため、継続的な海外取引がある事業者に適しています。
オンラインでの送り状作成や集荷予約にも対応しており、利便性は高いものの、契約や導入の際には事前の問い合わせが必要になる場合があります。
料金はFedExやDHLと同程度の水準です。
ネットショップにはBASE「かんたん海外販売」がおすすめ!

個人や小規模事業者が海外発送を行う際、送料計算や書類準備の手間は大きな負担となります。そんな悩みを解消するのが、BASEの新機能「かんたん海外販売」です。
2026年1月に提供が始まったこの機能は、海外発送に必要な配送設定や書類作成を自動化できるサービス。対応する配送会社はECMS・EMS・FedExで、アジアや欧米など幅広い国に対応可能です。
送料や関税の案内も自動表示されるため、事業者が細かく対応する必要はありません。送り状やインボイスの発行もまとめて任せられるため、初めての海外発送でも安心。
販路を広げたいショップオーナーにとって、海外対応の第一歩として最適な仕組みです。
BASE「かんたん海外販売」の導入事例


松島かほりさんが運営する「LATUA STELLA」は、ハンドメイドアクセサリーを扱うBASEのネットショップ。国内需要の伸びが緩やかになった頃、Instagram広告を通じて海外展開に踏み切りました。
その結果、アジア圏からの関心が高まり、DMやコメントで購入希望の声が届くように。しかし、海外向けの決済に対応できず、売上に結びつかないもどかしさを感じていたといいます。
そんな課題を解決したのがBASEの「かんたん海外販売」。多様な海外決済に対応しているため、導入後は海外売上が5倍に増加することも。
広告配信と購入体験の整備を両立させたことで、より高い成果を得られるようになりました。
海外に荷物を送る際のよくある質問(Q&A)

海外に荷物を送る際によくある質問にお答えします。送料を抑える方法や業者の選び方、送り状の書き方など、気になる疑問や不安を解消するのに役立ててください。
海外に荷物を安く送る方法は?
送料を抑えるには、荷物をできるだけ小さくまとめること、余計な重量を増やさないことが基本です。
国際配送はサイズと重量によって料金が大きく変わるため、無駄な緩衝材や箱の大きさを見直すのも効果的です。
また、日本郵便の「国際小包・船便」は配達に時間がかかるものの、安価に送れる手段としておすすめです。たとえば、1kgの荷物をアメリカへ船便で送る場合、国際小包・船便なら1,000円台で済むケースもあります。
配送スピードと価格のバランスを見ながら、荷物の内容や発送頻度に合った方法を選ぶことが大切です。
海外に荷物を送る業者の選び方は?
海外発送では、料金だけでなく配送スピード、対応国、追跡や通関サポートの有無なども踏まえて業者を選ぶのがポイントです。
日本郵便は料金が安く全国に窓口があるため利用しやすいですが、通関サポートは最小限です。
DHLやFedExなどの国際配送サービス(クーリエ)はサポート体制が手厚く、迅速な配達が可能ですが、送料はやや高めです。
発送先の国によっても利用できる業者が異なるため、対応エリアの確認も重要です。複数の業者を比較して最適な方法を選びましょう。
海外に荷物を送るときの送り状の書き方は?
海外発送では「送り状」や「インボイス」が必要となり、これらの書類は税関での通過にも関わるため正確に記載する必要があります。
内容物の名称や数量、価格などは、「T-shirt」「Notebook」など英語で簡潔かつ具体的に書くのが基本です。曖昧な表現や誤った情報があると、通関で荷物が止められるリスクがあるので注意しましょう。
また、インボイスには荷物の用途や合計金額も記入する必要があります。
記入例は日本郵便やヤマト運輸などの公式サイトにも載っているので、初めての海外発送を行う場合は確認しておくと安心です。内容に不安がある場合は、発送前にサポート窓口で確認しましょう。
まとめ
海外に荷物を送る方法は複数あり、目的や予算に応じて最適な手段を選ぶことが重要です。初めて海外発送を行う場合は、禁止品の確認や書類準備など、国内配送とは異なる点に注意しましょう。
また、ネットショップ運営者の場合、発送作業や送料計算の負担が大きくなりがちですが、BASEの「かんたん海外販売」を活用すれば、手続きの手間やコストを抑えながら海外発送に対応できます。海外発送をこれから継続的に行うなら、BASEの「かんたん海外販売」のように、海外対応をまとめて任せられるサービスを選ぶと安心でしょう。
テンプレートから選べる
BASEなら操作もかんたん

専門知識がなくても、驚くほどスムーズに、自分の世界観を表現することができます。デザインの難しさに悩むことなく、理想のネットショップを今すぐ形に。月額費用0円ではじめよう。

