近年、ネットショップの集客手段としてもっとも利用されているのが「Instagram(インスタグラム)」です。
Instagramの魅力は、文字よりも写真がメインなので、独自の世界観を表現しやすく、ショップと同じ世界観を持つ人に情報を届けやすいところ。
検索やハッシュタグ、位置情報、保存などさまざまな機能があるので、情報を探す側も求めている情報をかんたんに見つけて手元に残しておくことができます。
ほかの投稿を見ているなかで偶然ショップの存在を知り、商品の購入に至るケースも実際に多いため、集客手段として活用しない手はありません。
この記事では【投稿編】と題して、より多くの人にショップアカウントをフォローしてもらえるように、投稿時に取り入れるべき「世界観・統一感・継続性」などInstagram投稿のコツについてご紹介します。
なおストーリーズやハイライトの使い方など、運用に関するコツはインスタグラムでフォロワーを増やすための6つのコツ【運用編】でご紹介しています。
目次
キーワードは「アカウントのファン」になってもらうこと
Instagramでフォローしてもらうためのコツというのは、じつはたくさんあります。細かいものもふくめれば、数えきれないほど。
しかしネットショップ運営におけるインスタ運用では、単純にフォロワーが増えればいいという訳ではないことを認識しておく必要があります。
なぜなら、ショップ運営におけるインスタ運用のゴールは「投稿を通して商品やブランドの魅力を知り商品を購入いただくこと」だからです。
そのために重要なのが、「アカウントのファン」になってもらうこと。
小手先のテクニックでフォロワーを集めるのではなく、「あ、このアカウントなんか雰囲気いいな」「ほかの投稿も見てみたいな」。そういった感情の元にフォローしてもらうことが、ゴールにつながっていくのです。
ファンになってフォローしてもらうための6つのコツ
それでは、ここからはInstagramでファンになってフォローしてもらうための投稿のコツをご紹介していきます。今回ご紹介するコツは、どれも少し意識するだけではじめられるコツですので、一つずつ実践してみてください。
コツ1:ショップの「世界観」を表現
あなたのショップは、どんな「世界観」を持っていますか?
フォロワーの多いInstagramアカウントにおいて、大切とされているのが「世界観」です。
アカウントのトップページを開いたときに「私が好きな雰囲気だ!フォローしよう!」と思わせることが一番のポイント。第一印象が大切です。
一つひとつの投稿は、そんな世界観を作り出すパーツです。アカウントを作ったら、自分のアカウントの世界観やコンセプトを考えてみましょう。
「かっこいい?」「落ち着く?」「洗練されている?」
投稿するさいに、この世界観を頭にイメージしながら作成することで、あなただけの世界観を作り出すことができます。
プロフィールページも有効活用
世界観を作り出すためには、プロフィールの活用も重要です。
あなたの投稿を見て「いいな」と思った人は、あなたのプロフィールページを訪れます。プロフィールに基本的な情報だけでなく、考えや想いを記載して、ショップ独自の世界観も表現しましょう。
コツ2:毎回の投稿に「統一感」を出す
コツ1で「世界観を出す」ということをお伝えしましたが、そもそも世界観ってどうやって出すの?と不安な方も多いと思います。
これは私たち「BASE」のアカウントでも実践していることですが、ショップの世界観を表現するには、毎回の投稿に「統一感」を出すことが重要です。
どんなにいい写真でも、テイストの違う写真を毎回投稿していては、見ている側が「世界観」にブレを感じてしまいます。
統一された世界観・雰囲気の写真や文章を投稿するようにしましょう。
どうやって統一感を出すの?
統一感を出すには「写真のカラー」「写真の配置」「キャプションの工夫」「ストーリーの活用」などさまざまな要素があります。
くわしくはInstagramの投稿において最も大切にしたい「統一感」という記事で解説していますので、あわせて読んでみてください。
コツ3:フォロワーに合わせた投稿時間
せっかく投稿をしても、人目に触れなければあまり意味がありません。そのため、投稿するさいには「たくさんの人が見る時間」を意識して投稿することも重要です。
ビジネスアカウントのインサイトを活用しよう
Instagramには、ビジネスアカウントというものがあります。※名前はビジネスですが、個人でも設定すれば簡単に利用可能です。
ビジネスアカウントに設定していてフォロワーが100人以上の場合、「インサイト」という項目からフォロワーの属性や、フォロワーが投稿を見ている時間帯などの細かい情報を確認することができます。
この場合は、12時ごろと18時以降がもっとも見られています。
「年齢層」の項目を見てみると、25〜44歳が最も多いことから、もっとも見られている時間帯「12時ごろ・18時以降」は、主婦が家事の合間に一息つくお昼ごろ、社会人のお昼休憩、また退勤後の移動時間から寝るまでの時間、であることが推測できます。
この情報を活用して、もっとも見られている時間帯に合わせて投稿やストーリーズを更新することで、フォロワーの目に止まる可能性を高めることができます。
また、同じ画像や内容でも、投稿する時間帯によって「エンゲージメント率(いいね・コメント・投稿の保存/投稿を見た人の数)」などフォロワーからの反応も変わってきます。
エンゲージメントが高まるとフォロワー獲得のチャンス
じつは、投稿のエンゲージメント率が上がると、おすすめやハッシュタグのトップに掲載される可能性が高まります。
するとどうなるか?
現在フォロワーでない人の目にもたくさん触れるようになるため、結果的に新規フォロワーの獲得にもつながっていくのです!
まずはフォロワーが見ていそうな時間帯をいくつか試しながら、アカウントに合った最適の投稿時間帯を探しましょう。
コツ4:ちょうどいい投稿頻度
アカウントをフォローしてもらうためには、ちょうどいい投稿頻度を保つことも重要です。
たとえば、ある投稿に興味を持ってプロフィールページを見てみたけど、全然更新されてない……となったら、フォローしてもらうのは難しいですよね。
一方、1日に何度も何度も投稿していると、よっぽどのファンではない限り、投稿がうっとうしく感じてしまうかもしれません。
これは、感覚的な部分もあるので難しいのですが、多くても1日に2回、少なくても2日に1回で、ストーリーズもふくめて週に3〜4回ほど投稿するぐらいがいいかと思います。
とくに最近は、ストーリーズを見る方が多いので、通常の投稿を控えめにして、ストーリーズに力を入れるのも戦略の一つだと考えます。
コツ5:ハッシュタグを戦略的に活用しよう
Instagramで、フォロワー以外の方に自分の投稿を見つけてもらう手段の一つが、ハッシュタグの活用です。
現在、一つの投稿につき30個までハッシュタグをつけることができますが、インスタグラムでフォロワーを増やすための6つのコツ【運用編】という記事でもご紹介しているとおり、なんでもかんでもつければいい、というわけではありません。
ハッシュタグを上手く活用するポイントは、「潜在層(フォロワーになってくれそうな人)」が見ていそうなハッシュタグをつけるということです。
たとえばレディースファッション系のアカウントなら
たとえば女性物のファッションブランドの場合は、単純に「ニットワンピース」や「パンツ」といった商品の種類だけでなく、「ゆったりコーデ」や「「着まわしコーデ」といったシーンの訴求。
「イエローコーデ」「ピンクコーデ」といった色の訴求など、さまざまな角度から潜在層にアプローチすることで、新たなフォロワーを獲得できるかもしれません。
このように、ハッシュタグを戦略的に使うことでフォロワー獲得の可能性が広がります。
コツ6:コツコツと継続する
Instagramのアカウントを運営するなかでもっとも大切なのは、継続すること。
フォロワーを増やすことに、近道はありません。世界観を表現し、統一感のある投稿を地道に続けていくことこそが、アカウントをフォローしてもらうコツです。
毎日少しずつフォロワーを増やしていき、ショップのファンを獲得しましょう。
まだまだある、インスタグラムフォロワー獲得のコツ
ここまで、Instagramをフォローしてもらう6つのコツ【投稿編】をご紹介しました。
しかしInstagramはとっても奥が深いので、じつはまだまだフォロワー獲得のコツが存在するんです!
プロフィールの活用、いいねの活用、ストーリーズの活用などなど……ここでは書ききれなかったコツを、次の2つの記事で記載しています。ぜひこちらもあわせて読んでみてください。
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