SEO対策の基本 “ディスクリプション” BASEの機能「SEO設定 App」を使った対策を解説

2020.08.26(更新:2023.09.01)
  • ディスクリプションの最適な文字数は「50~70文字以内
  • 書き方のポイントは、つぎの5つ
    • 1. ページごとに適切な内容を記載する
    • 2. ユーザーの興味を惹く内容になっている
    • 3. ターゲットを明確にする
    • 4. キーワードを意識する
    • 5. わかりやすく要約する
  • SEO設定 App」を使えばかんたんに設定可能

 

SEO対策の基本「ディスクリプション」について知ろう

「ディスクリプション」をご存知でしょうか?
ディスクリプションはSEO対策の基本中の基本で、設定も非常にかんたんなので、SEO対策をはじめるなら、まずやっておきたい設定です。

ただ、実際には「何をどれくらい書けばいいの?」と、よくわからない方も多いはず。
そこでこの記事では、ディスクリプションの最適な文字数や書き方などを、Googleのルールを踏まえたうえで、くわしく解説していきます。

 

ディスクリプションとは?

ディスクリプションとは「meta description」のことで、検索エンジンにも表示される、コンテンツの概要を説明する文章です。

ディスクリプションを読むことにより、そのサイトがどのようなことについて書かれているのか、を知ることができるので、サイトをクリックする前段階において、非常に有益な情報となります。

 

ディスクリプションを書く効果って?SEOにメリットがあるの?

さてそんなディスクリプションですが、設定することにどんな意味があるのでしょうか?
SEO的に気になっている方も多いと思いますので、その辺も含めてお伝えします。

ディスクリプションの効果やメリットには、以下のようなものがあります。

設定した方がいいな」と感じていただけるはずです。

・Googleなどの検索エンジンに記事内容を伝える
・クリック率(CTR)の向上
・ユーザーの理解度を向上させる
・ユーザーの反応を確認できる

 

Googleなどの検索エンジンに記事内容を伝える

ディスクリプションを書くことにより、Googleをはじめとした検索エンジンに、そのサイトにどのようなことが書かれているのか、記事やページの内容を伝えることができます。
Googleにサイトの概要を伝えることにより、Google検索したさいに、タイトルの下にディスクリプションが表示されます。

ディスクリプションを書かなかった場合、Googleがその記事の内容を判断してタイトルの下に表示してくれますが、自身の記事の意図に沿った内容とは限りません。
そのため、しっかりとディスクリプションを書いて、Googleに記事の内容を伝え、すこしでもクリックしてもらえるように工夫しましょう。

 

クリック率(CTR)の向上

ユーザーがそのサイトをクリックするかどうか決める要素として、「順位」「タイトル」「ディスクリプション」があります

検索結果の上位に表示されたサイトは、クリック率が向上し、ユーザーの求めているような内容なタイトルだと、クリック率が上がります。
それと同時に、ユーザーは、ディスクリプションを読んで、クリックするかどうか判断しています。

たとえ、検索上位に表示されていても、タイトルやディスクリプションがユーザーの意向に沿っていなければ、クリックされることはなく、アクセス数を伸ばすことはできません。
ユーザーのほしい情報に沿ったタイトルや、ディスクリプションを設定することにより、クリック率が向上します

 

ユーザーの理解度を向上させる

ディスクリプションを設定することにより、サイトを見る前にサイトの全体像を理解することができるため、理解度が向上します。

「このサイトには何が書かれているのか」ということを事前に理解することにより、サイトの滞在時間が長くなり、離脱率が下がるので、その点においてもメリットとなります。

 

ユーザーの反応を確認できる

多くの人に見てもらうサイトを作るためには、サイトやコンテンツのニーズがあるのかどうか、知る必要があります。
検索結果のディスクリプションを見てクリックする人が多いため、そのクリック率によって、ユーザーの反応を確認することが可能です。

ニーズのあるコンテンツほど、多くの人からクリックされることになるので、ディスクリプションを設定することにより、ユーザーの反応を確認し、サイトやコンテンツのニーズを測ることができます。

 

ディスクリプションに、SEOの効果はあるのか?

Googleのガイドラインにも記載がないように、ディスクリプションとSEOの関係性はない、と言ってよいでしょう。
しかし、ユーザーのほしい情報に沿ったディスクリプションを設定することができれば、クリック率が上昇して、上位表示されやすくなります

さらに、クリック率が上昇すれば、アクセス数も上昇し、被リンクも集まりやすくなります。

ページのアクセス数と被リンクは、Googleの検索アルゴリズムにふくまれているので、その結果、Google検索の上位に表示される、ということもあります。
つまり、ディスクリプションは、直接的にはSEOと関係性はないですが、間接的に影響を与える可能性が高い、と言えます。

 

ディスクリプションによってSEOで順位があがるのはこんな場合

先ほどお伝えしたように、基本的にディスクリプションはSEOに効果はありません。

しかし、「タイトルには入れられないけど、こんなワードでも上位表示させたいな」と思うキーワードがあれば、ディスクリプションの中に入れてみるのもありです。

たとえば、「ディスクリプション」というキーワードで上位表示させたい場合に、「ワードプレス」というワードでも上位表示したいとします。

その場合は、タイトルには「ワードプレス」と入れられなくても、ディスクリプションにて「ワードプレス」を入れておくと、googleがそのワードを拾ってくれる可能性もあります。
もちろんこれは、絶対に有効な施策という訳ではないですが、ディスクリプションの活用方法の1つとして検討する価値はあると思います。

 

ディスクリプションを書かなかった場合は?

ディスクリプションを書かなかった場合は、Google側で適切な内容の説明文が表示されます。
ペナルティなどもないため、とくに書かなくても問題はありません。

しかし、自身の意図に反したディスクリプションが表示されたり、文字が途中で切れたりしてしまうこともあります。
そのようなことを回避するためにも、余力があれば、ご自身で設定することをおすすめします。

 

最適なディスクリプションの文字数は?

最適なディスクリプションの文字数は、パソコンとスマホによって異なります。
パソコンは、画面が広く表示される文字数が多いため、120~130文字前後が表示されます。

それに対して、スマホでは、画面がせまく表示される文字数が限られてくるため、50~70文字前後しか表示されません。

パソコンとスマホで、別々にディスクリプションを設定することはできないので、スマホにあわせて50~70文字以内に、かならず知ってもらいたい情報を書くようにしたほうがいいでしょう。

 

「BASE」でディスクリプションを設定する方法

ちなみにですが、「BASE」でディスクリプションを設定する場合は、「SEO設定 App」という無料の拡張機能を入れることで、設定が可能です。
くわしくは、下記の記事をご確認ください。

ショップ集客につながる「SEO」について学ぶ BASEにおけるSEO設定

 

ディスクリプションの書き方

最後に、ディスクリプションの書き方について解説します。
ユーザーの意向に沿ったディスクリプションを書くには、どのような書き方をすればいいのでしょうか。

書き方のポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • ページごとに適切な内容を記載する
  • ユーザーの興味を惹く内容になっている
  • ターゲットを明確にする
  • キーワードを意識する
  • わかりやすく要約する

 

ページごとに適切な内容を記載する

ディスクリプションを書くさいに、サイト全体の概要を記載するのではなく、ページや商品ごとに、適切な内容を記載することが大切です。

一つひとつのページに何が書かれているのか、ということを、くわしく伝えることによって、ユーザーに興味を持ってもらえ、クリックされる確率が上がります。

 

ユーザーの興味を引く内容になっている

ディスクリプションを書くさいには、ユーザーの興味を引くような内容にすることが大切です。

たとえば、そのページを読んだときに、得られるメリットを書くと、クリック率が向上しやすいです。
ほかには、すこしユニークな内容を書く、という手もあります。

 たとえば、「ギター歴15年でも初心者から脱出できない僕が、上級者のような音作りができるアンプを紹介しています」といった、すこし引っ掛かりのある文を書くと、興味を持ってもらいやすくなります。

 

ターゲットを明確にする

ユニークな文を書くためにも、ターゲットは明確にしましょう。

多くの人にサイトを見てもらおうと考えると、たくさんの人に向かって呼びかけてしまいがちです。しかし、それでは逆に「誰の心にも刺さらない」というのもよくある話です。

多くの人に向けた文ではなく、特定の誰か一人を想定して書いてみましょう。

 

わかりやすく要約する

基本中の基本ですが、記事や商品の中身をわかりやすく伝えるというのも、ディスクリプションの役割のひとつです。
「どのような情報を得ることができるのか」「記事を読んださいのメリット」などが伝わるように要約しましょう。

ユーザーは、なにが書かれているのかわからない曖昧なサイトよりも、自分のほしい情報が書かれているサイトをクリックする傾向にあります。

そのため、記事全体の内容をユーザーに伝えることにより、「自分のほしい情報があるかも」という気持ちが高まり、クリックされる確率が上がります

 

なにを書けばいいかわからない場合は、ほかのサイトやショップを参考に

ディスクリプションに限らず、SEOもそうですが、なにごとも「正解」というのは存在しません。
そのため、なにを書けばいいかわからない場合は、自分のサイトやショップと近しいものを参考にしてみること、をおすすめします。

そのときに、ただたんにマネをするのではなく「いい」と思った要因を考えて、それを自分に取り入れることが重要です。
「なんでこのディスクリプションが心に刺さったのか?」「なぜ目にとまったのか?」それを深く考えてみましょう。

たとえば、「自分が欲していた情報が書かれていたから」「すごくくわしそうな人が書いていそうな記事だったから」「とてもユニークだったから」など、いろいろあると思います。
理由はなんでもかまいません。
自分のこころに刺さった理由を突き詰めて、それを活用していきましょう。
きっと、とても素敵なディスクリプションが書けるはずです。

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